富山のJ2復帰を懸けた昇格POへ…小田切道治監督&吉平翼が意欲 在籍21年の指揮官は「県民の皆さまと笑い合えるように」

2024.11.29 15:35 Fri
カターレ富山 YKK APサッカー部時代を知る小田切道治監督
©︎J.LEAGUE
カターレ富山 YKK APサッカー部時代を知る小田切道治監督
カターレ富山小田切道治監督とFW吉平翼が、12月1日(日)に行われるJ2昇格プレーオフ準決勝・FC大阪戦(H)へ意気込んだ。

富山は2009年にJ2リーグへ参入後、6年目の2014年に最下位でJ3リーグ降格。以来、J3は今シーズンで10年目となり、2年連続の3位でJ2復帰に向けた昇格POへ進むこととなった。

選手・指導者として2004年からYKK APサッカー部、カターレ富山に在籍し、JFL時代とJ2参入初期を選手として経験した小田切監督は「チームの状態は仕上がっています」とし、PO準決勝・FC大阪戦(H)へ意欲。
「今季を振り返ると、自信をもって戦えたところは多かったです。今まで信じてやってきたことを、このPOでも発揮できるように。僕たちはホームで戦えるわけですから、沢山のサポーターの前に立てる喜びを感じながら、この大事な一戦に臨みたいと思います」

「これからの戦いはハードワークがたいへん重要と捉えています。どうやって力強くゴールへ向かっていくか、がカギですね」
それこそ、対戦するFC大阪の印象について問われると「FC大阪さんはハードワークが素晴らしく、そして球際も強い」とし、「ゴールへ向かうパワーもある」と称賛。試合当日の激しい攻防を覚悟しているようだ。

キャプテン吉平も「POではこれまで積み上げてきたものを全面に出すというか、シーズンを通してやってきたことを今回も」と語りつつ、FC大阪に言及。リーグ戦における「vsFC大阪」は1勝1分けの無敗無失点だが、今回は別の舞台とあって警戒が緩むことはない。

「FC大阪さんはアグレッシブにどんどん前へ来る。これがスタイルとして確立されている印象ですね。どの選手が出ても同じサッカーをできるし、途中出場の選手もギアを上げられる」

「前線にはパワーがあり、舘野俊祐選手や美馬和也選手といったサイドバックには推進力がある。攻守ともに本当にアグレッシブで、ここは警戒しないといけないですね」

目指すは11年ぶりのJ2復帰。指揮官は選手たちに「自信を持って」と呼びかける。

「やっぱり普段とは異なる雰囲気があると思うけど、選手たちには100%のチカラを発揮してほしい。目の前の一戦に集中して勝つのみです。富山県民の皆さま、カターレ富山を応援してくださる方々と、最後一緒にスタジアムで笑い合えるよう、引き続き努力していきます」

吉平は「何よりのアドバンテージはホームで戦えること。沢山の方に会場へ足を運んでいただきたいです」と、ファンに共闘を呼びかけた。

◆J2昇格プレーオフ準決勝
2024年12月1日(日) 14:00KO
カターレ富山 vs FC大阪
富山県総合運動公園陸上競技場

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J2昇格PO進出ラスト1枠は福島! 大勝で5位浮上フィニッシュ、松本は土壇場勝利で4位キープ、ドローのFC大阪は6位でのPO行きに【明治安田J3第38節】

24日、明治安田J3リーグ第38節の10試合が各地で行われた。 引き分け以上でJ2昇格プレーオフ進出が決まる6位福島ユナイテッドFC(勝ち点56)は、最下位で日本フットボールリーグ(JFL)降格が決まっているいわてグルージャ盛岡(勝ち点22)とのアウェイゲーム。福島は開始3分、森晃太のグラウンダーの左クロスから、塩浜遼が押し込んで幸先良く先制する。 さらに32分、ボックス右手前で得たFKを城定幹大が直接決めて福島に追加点。後半に入るとハイプレスからのボール奪取で塩浜がこの日2点目。終盤には岩手も佐藤未勇が1点を返すが、矢島輝一のゴールもあったアウェイの福島が1-4で勝利。自力でPO進出を決めた。 PO進出の可能性をわずかに残していた7位ギラヴァンツ北九州(勝ち点53)は、J3・JFL入れ替え戦に臨む19位Y.S.C.C.横浜(勝ち点32)とのアウェイ戦。北九州は13分、シュート性のクロスに永井龍が飛び込んで先制。しかし、YS横浜も橋本陸斗のカットインシュートで35️分に反撃し、同点で折り返す。 63分、左サイドの裏を取った高昇辰が落ち着いて流し込み、再び北九州がリード。YS横浜は後半アディショナルタイム、冨士田康人のゴールで再び追いつくが、乾貴哉のヘディング弾で北九州が三度目の勝ち越し。土壇場で勝ち点「3」を手にした北九州だが、福島の勝利もありPO進出は逃している。 4位をキープしてのPO行きを狙う松本山雅FC(勝ち点57)は、後半アディショナルタイムに安永玲央の右足シュートが決まり、8位アスルクラロ沼津(勝ち点52) 相手に劇的勝利。5位FC大阪(勝ち点57)は芳賀日陽のゴールで先制しながら9位ヴァンラーレ八戸(勝ち点51)とドロー決着となり、6位に転落。この結果、松本が4位、福島が5位、FC大阪が6位でのPO進出となった。 その他、J3優勝を決めている大宮アルディージャ(勝ち点85)は3位を確定させているカターレ富山(勝ち点61)に1-2で敗戦。2位FC今治(勝ち点70)は15位テゲバジャーロ宮崎(勝ち点46)に1-0で競り勝ち、シーズンを終えている。 ◆明治安田J3リーグ第38節 ▽11月24日(日) 大宮アルディージャ 1-2 カターレ富山 Y.S.C.C.横浜 2-3 ギラヴァンツ北九州 SC相模原 1-0 ガイナーレ鳥取 いわてグルージャ盛岡 1-4 福島ユナイテッドFC AC長野パルセイロ 0-2カマタマーレ讃岐 アスルクラロ沼津 0-1 松本山雅FC FC琉球 0-2 FC岐阜 ヴァンラーレ八戸 1-1 FC大阪 FC今治 1-0 テゲバジャーロ宮崎 ツエーゲン金沢 1-0 奈良クラブ 2024.11.24 17:13 Sun
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J2行きの残り1枠を巡る争い! J3プレーオフ準決勝の組み合わせが確定

Jリーグは24日、2024 J2昇格プレーオフの組み合わせを発表した。 24日、明治安田J3リーグの全日程が終了。優勝の大宮アルディージャ、2位のFC今治はJ2へ自動昇格となり、3位〜6位のチームはラスト1枠を巡るプレーオフに臨む。 カターレ富山が3位を確定させ、松本山雅FCとFC大阪もPO進出を決めていたなか、最終節では福島ユナイテッドFCのPO進出が決定。松本が4位、福島が5位、FC大阪が6位での出場となった。 4チームともJ2クラブライセンスの交付判定を受けており、全チーム参加しての開催に。準決勝2試合、決勝1試合の計3試合が行われ、90分間で引き分けの場合はリーグ順位が上位のチームが勝者となる。 準決勝は12月1日(日)に行われ、組み合わせは3位富山vs6位FC大阪、4位松本vs5位福島。それぞれ上位チームのホーム、富山県総合運動公園陸上競技場とサンプロ アルウィンで14時から開催される。 決勝は12月7日(土)の14時にキックオフ。準決勝と同様、上位チームの本拠地で開催される。 <h3>◆J2昇格プレーオフ</h3> 【準決勝】 ▽12月1日(日) 《14:00》 カターレ富山(3位)vsFC大阪(6位) [富山県総合運動公園陸上競技場] 《14:00》 松本山雅FC(4位)vs福島ユナイテッドFC(5位) [サンプロ アルウィン] 【決勝】 ▽12月7日(土) 《14:00》 リーグ上位 vs リーグ下位 [リーグ上位のホーム] 2024.11.24 18:00 Sun

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