共に途中出場で浅野拓磨と久保建英の日本人対決! マジョルカがウノセロでホーム初勝利【ラ・リーガ】
2024.09.18 04:06 Wed
途中出場で日本人対決
ラ・リーガ第7節、マジョルカvsレアル・ソシエダが17日にエスタディ・マジョルカ・ソン・モイシュで行われ、ホームのマジョルカが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は63分から出場、ソシエダのMF久保建英は後半から出場した。
マジョルカは前節、ラトの後半半ばの一発退場も響いてビジャレアルに敗戦リーグ連勝を逃した。その敗戦から中3日で臨んだ一戦ではアントニオ・サンチェス、ライージョ、サムエル・コスタを除く先発8人を変更。浅野やムリキはベンチスタートとなった。
一方、内容面では良いパフォーマンスを見せたものの、レアル・マドリーに0-2で敗戦したソシエダ。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦では先発5人を変更。久保やサディクがベンチスタートとなり、負傷明けのオヤルサバルやバレネチェアがセルヒオ・ゴメスと共に前線で起用された。
ソシエダのヨーロッパリーグ出場の影響で1週間前倒しでの開催となったこの一戦。立ち上がりからアウェイのソシエダがボールを握り、マジョルカがカウンターで応戦するという構図で進んでいく。
立ち上がりはセルヒオ・ゴメス、バレネチェアとアウェイチームが畳みかける攻めを見せたが、時間の経過と共にマジョルカも押し返してカウンターやセットプレーを軸にフィニッシュの形を作り出す。
32分、サム・コスタがボックス内で放ったシュートがバレネチェアの手に直撃。オンフィールド・レビューの結果、マジョルカにPKが与えられる。これをキッカーのアブドンが冷静にゴール左へ蹴り込み、ホームチームが先制に成功した。
マジョルカの1点リードで折り返した試合。ソシエダはセルヒオ・ゴメスを下げて切り札の久保を後半頭から投入。その久保は右ウイングに入ると、序盤すぎの58分にはボックス右で仕掛けて左足のシュートを放つ。
序盤の内にゴールを奪えなかったラ・レアルは60分過ぎに3枚替えを敢行。オヤルサバルに代えてオスカールソンを最前線に入れたほか、オドリオソラ、マリンととり攻撃的な選手を右サイドバック、インテリオールに投入した。
一方、後半も自分たちの戦いを徹底するマジョルカは63分、ラリンとアブドンを代えて浅野とムリキを同時投入。ピッチ上で浅野と久保の日本人対決が実現した。
ここからその日本人選手2人の躍動が期待されたが、試合は堅い展開に。浅野は献身的な守備に加えて背後への意識を見せるが、大きな見せ場は訪れず。一方の久保は右サイドでタメを作り、プレースキックからフィニッシュに絡むが、こちらもなかなか決定的な仕事には至らず。
その後、ソシエダは88分に中央突破したオスカールソンのドリブルシュート、右CKのショートコーナーからの久保のクロスでスチッチに決定機が訪れたものの、いずれも仕留め切ることはできなかった。
この結果、アブドンのPK弾が決勝点となった日本人対決は浅野マジョルカに軍配が上がり、待望のホーム初勝利を手にした。一方、ソシエダは厳しい今季初の連敗となった。
マジョルカ 1-0 レアル・ソシエダ
【マジョルカ】
アブドン・プラッツ(前36[PK])
マジョルカは前節、ラトの後半半ばの一発退場も響いてビジャレアルに敗戦リーグ連勝を逃した。その敗戦から中3日で臨んだ一戦ではアントニオ・サンチェス、ライージョ、サムエル・コスタを除く先発8人を変更。浅野やムリキはベンチスタートとなった。
一方、内容面では良いパフォーマンスを見せたものの、レアル・マドリーに0-2で敗戦したソシエダ。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦では先発5人を変更。久保やサディクがベンチスタートとなり、負傷明けのオヤルサバルやバレネチェアがセルヒオ・ゴメスと共に前線で起用された。
立ち上がりはセルヒオ・ゴメス、バレネチェアとアウェイチームが畳みかける攻めを見せたが、時間の経過と共にマジョルカも押し返してカウンターやセットプレーを軸にフィニッシュの形を作り出す。
互いに決定機まであと一歩という堅い展開が続いたが、前半半ば過ぎにホームチームがスコアを動かす。
32分、サム・コスタがボックス内で放ったシュートがバレネチェアの手に直撃。オンフィールド・レビューの結果、マジョルカにPKが与えられる。これをキッカーのアブドンが冷静にゴール左へ蹴り込み、ホームチームが先制に成功した。
マジョルカの1点リードで折り返した試合。ソシエダはセルヒオ・ゴメスを下げて切り札の久保を後半頭から投入。その久保は右ウイングに入ると、序盤すぎの58分にはボックス右で仕掛けて左足のシュートを放つ。
序盤の内にゴールを奪えなかったラ・レアルは60分過ぎに3枚替えを敢行。オヤルサバルに代えてオスカールソンを最前線に入れたほか、オドリオソラ、マリンととり攻撃的な選手を右サイドバック、インテリオールに投入した。
一方、後半も自分たちの戦いを徹底するマジョルカは63分、ラリンとアブドンを代えて浅野とムリキを同時投入。ピッチ上で浅野と久保の日本人対決が実現した。
ここからその日本人選手2人の躍動が期待されたが、試合は堅い展開に。浅野は献身的な守備に加えて背後への意識を見せるが、大きな見せ場は訪れず。一方の久保は右サイドでタメを作り、プレースキックからフィニッシュに絡むが、こちらもなかなか決定的な仕事には至らず。
その後、ソシエダは88分に中央突破したオスカールソンのドリブルシュート、右CKのショートコーナーからの久保のクロスでスチッチに決定機が訪れたものの、いずれも仕留め切ることはできなかった。
この結果、アブドンのPK弾が決勝点となった日本人対決は浅野マジョルカに軍配が上がり、待望のホーム初勝利を手にした。一方、ソシエダは厳しい今季初の連敗となった。
マジョルカ 1-0 レアル・ソシエダ
【マジョルカ】
アブドン・プラッツ(前36[PK])
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【ラ・リーガ第36節プレビュー】2年前の再現狙うバルサがダービーで優勝決めるか?
先週末に行われた第35節ではリーグタイトルレースを決定づける大一番となったエル・クラシコを逆転で制したバルセロナが優勝に王手をかけた。また、アトレティコ・マドリーのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定している。 ミッドウィーク開催となる今節の最注目カードは2シーズンぶりのプリメーラ制覇に王手をかけた首位のバルセロナ(勝ち点82)と、14位のエスパニョールによるバルセロナ・ダービー。 奇しくもバルセロナが2022-23シーズンに優勝を決めたのはRCDEスタジアムで4-2の勝利を収めたダービーで、今回も同じ条件での通算28度目の戴冠を目指す。ちなみに、2位のレアル・マドリー(勝ち点75)と7ポイント差且つ当該戦績で上回るフリックのチームの今節での優勝条件は前日に試合を行うマドリーの結果に左右される部分もあるが、勝利すれば文句なしで決められる。 ホーム開催となった前節のクラシコでは4-3の逆転勝利を収めたバルセロナ。試合開始から15分までにFWムバッペにドブレーテを許す最悪な入りとなったが、そこからDFエリック・ガルシア、FWラミン・ヤマル、FWハフィーニャの3連続ゴールで逆転。さらに、前半終了間際にもハフィーニャのドブレーテで点差を広げた。後半はハフィーニャらが相手守護神クルトワの再三のビッグセーブに阻まれ、トドメをさせずにムバッペにトリプレーテを献上。試合終盤はかなり緊迫した攻防に持ち込まれたが、インテル戦を教訓に勝ち切って今季クラシコ全勝を達成した。 インテル戦に続く激闘から中3日で臨むアウェイ開催のダービーマッチは決してラクな試合とはならないが、マドリー撃破の勢いそのままに優勝を成し遂げたい。また、ピチーチ争いでムベッペ(27ゴール)に2点差を付けられたFWレヴァンドフスキ(25ゴール)のゴールにも期待したいところだ。 敵地でのクラシコで屈辱的な逆転負けを喫し、逆転での連覇の夢がほぼ潰える形となったマドリー。この試合後にアンチェロッティ監督の今季限りでの退任およびブラジル代表監督就任のアナウンスも行われ、クラブは6月開催のFIFAクラブ・ワールドカップとともにシャビ・アロンソ新監督招へい決定的な来シーズンへ目を向けている。 とはいえ、自分たちの取りこぼしでライバルに優勝をプレゼントするわけにはいかず、9位のマジョルカ(勝ち点47)をホームで迎え撃つ中2日の一戦ではバウンスバックの勝ち点3を掴みたい。クラシコでMFルーカス・バスケス、FWヴィニシウスと新たな負傷者を出し、今季限りでの退団も噂されるFWロドリゴも起用が難しい状況となっており、唯一の希望であるムバッペやクラシコで不完全燃焼に終わったMFギュレルやFWエンドリッキの意地に期待したい。 対するマジョルカは前節、FW浅野拓磨の今季初アシストの活躍もあって最下位のバジャドリーに2-1で逆転勝利。ヨーロッパへの望みを繋いだ。残り3試合すべてで勝利を手にすることが必要となるなか、手負いのエル・ブランコを撃破できるか。引き続きスタメン起用が期待される浅野としてはディフェンスラインに不安を抱える相手に積極的なチャレンジを期待したい。 3位のアトレティコ(勝ち点70)は前節、レアル・ソシエダを相手に古巣対戦のFWセルロートのポーケル(1試合4ゴール)の活躍によって4-0の圧勝。低調だったアラベス戦のゴールレスドローを見事に払拭し、3節を残してCL出場権獲得を決定。最低限のノルマを達成したなか、残り試合では5ポイント差のマドリーを抜いての2位フィニッシュを目指す。10位のオサスナ(勝ち点45)のホームに乗り込む今回の一戦では[4-3-3]の新布陣継続やセルロートのパフォーマンスに注目しつつ、サスペンション明けのFWアルバレスの活躍にも期待だ。 そのアトレティコに無惨な大敗を喫したMF久保建英を擁する12位のソシエダ(勝ち点43)は、7位のセルタ(勝ち点49)との対決に臨む。逆転でのヨーロッパ出場権獲得へわずかながら可能性を残すなか、難敵相手のホームゲームでリーグ6試合ぶりの白星を掴めるか。アトレティコ戦で孤軍奮闘の活躍を見せた久保には、残り2試合となるホームゲームでラ・レアルファンを沸かせる活躍を期待したい。 4位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点64)、5位のビジャレアル(勝ち点61)、6位のレアル・ベティス(勝ち点58)が2枠を争うCL出場権争いでは、最も厳しい立場にあるベティスが8位のラージョ・バジェカーノ(勝ち点47)という難敵とのアウェイゲームを戦うことになり、ここが正念場だ。 また、残留争いでは直近のセルタ戦で数的優位を活かせずに惨敗し、クラブハウス到着後に一部過激サポーターの暴力的な抗議を受けた16位のセビージャ(勝ち点38)、19位のラス・パルマス(勝ち点32)の対戦はいろんな意味で注目が集まる重要な一戦となる。 《ラ・リーガ第36節》 ▽5/13(火) 《26:00》 バジャドリー vs ジローナ 《27:00》 レアル・ソシエダ vs セルタ 《28:30》 セビージャ vs ラス・パルマス ▽5/14(水) 《26:00》 アラベス vs バレンシア ビジャレアル vs レガネス 《28:30》 レアル・マドリー vs マジョルカ ▽5/15(木) 《26:00》 オサスナ vs アトレティコ・マドリー ラージョ vs ベティス 《28:30》 エスパニョール vs バルセロナ ヘタフェ vs アスレティック・ビルバオ 2025.05.13 19:30 Tue2
トップチーム初ゴールのマドリーDFハコボ・ラモン「ずっとこれを夢見てきた」、クルトワはカスティージャ出身選手たちへの信頼を訴え
レアル・マドリーのU-19スペイン代表DFハコボ・ラモンが14日に行われ、2-1で逆転勝利したラ・リーガ第36節マジョルカ戦後にコメントした。 ハコボ・ラモンはセンターバックに負傷者を多数抱える中、マジョルカ戦で今季2度目の先発出場。後半追加タイム5分のラストプレーでCKの流れからDFヘスス・バジェホが頭で繋いだボールをボレーで流し込み、劇的決勝点を挙げていた。 トップチーム初ゴールを決めた20歳の長身DFは「言葉では言い表せない。ずっとこれを夢見てきた。初ゴールがこれ以上の状況で生まれることはない。感動的だった」と歓喜の瞬間を振り返った。 また、守護神のティボー・クルトワはハコボ・ラモンについて「彼がこれまで出場した試合では少し不運に見舞われていた。ヤコボのゴールをバジェホがアシストするなんて、そんな素晴らしいことがあるだろうか。彼がゴールを決めたのはユースチームにとっても嬉しいことだ。必要とする時に彼らが居る。アセンシオやゴンサロ(ガルシア)、ビクトル(ムニョス)のように。僕らはマドリーのユースチームを誇りに思い、彼らを信じ続けるべきだ」とカスティージャ出身の選手たちへの信頼を訴えた。 2025.05.15 14:30 Thu3
マジョルカ控えGKレオ・ロマン躍動もラストプレーのハコボ・ラモン初弾でマドリーが劇的逆転勝利【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第36節、レアル・マドリーvsマジョルカが14日に行われ、2-1でマドリーが勝利した。マジョルカのFW浅野拓磨は負傷欠場している。 3日前の前節バルセロナとのエル・クラシコを逆転負けし、逆転優勝の望みが絶望的となった2位マドリー(勝ち点75)は、アンチェロッティ監督が今季限りでの退任を明言し、敗戦すればバルセロナの優勝が決まる中、ヴィニシウスが負傷欠場の前線はムバッペとエンドリッキの2トップで臨んだ。 一方、前節バジャドリー戦を2-1で逆転勝利し、連敗を止めた9位マジョルカ(勝ち点47)は欧州カップ戦出場の可能性を残す中、浅野が負傷欠場となった。 試合は開始3分、ギュレスのスルーパスに抜け出したエンドリッキが先制のビッグチャンスもシュートはGKレオ・ロマンのファインセーブに阻まれる。 その後も押し込んでいたマドリーだったが、11分にマジョルカが先制する。流れの中でボックス右に上がっていったバルイェントがモレイのスルーパスを引き出して見事な左足シュートを決めきった。 追う展開となったマドリーは18分、ロングカウンターからギュレル、ムバッペと繋いでボックス左のベリンガムがコントロールシュート。しかしここもGKレオ・ロマンのビッグセーブに阻まれた。 前半半ば以降もマドリーが押し込む流れの中、37分にはモドリッチがコントロールミドルで枠を捉えたが、三度GKレオ・ロマンの好守に阻止される。 ハーフタイムにかけても攻勢のマドリーはムバッペとバルベルデがミドルシュートでゴールに迫るも、いずれもGKレオ・ロマンの牙城を割れず1点ビハインドのまま前半を終えた。 迎えた後半、開始4分にモドリッチがハーフボレーで牽制したマドリーが引き続きハーフコートゲームとする中、68分に追いつく。 モドリッチのパスを受けたムバッペがボックス左で前を向き、DF2人の間をすり抜けてゴールをこじ開けた。 ムバッペの今季公式戦40ゴール目で試合を振り出しに戻したマドリーは直後、GKクルトワがモレイとの一対一をビッグセーブで凌ぐと、78分にはギュレルが強烈なミドルでGKを強襲。 終盤の85分にはギュレルのスルーパスをボックス右で引き出したベリンガムが決定的なシュートを放つもGKレオ・ロマンに阻まれると、89分の決定機ではゴンサロ・ガルシアのシュートが枠を捉えきれず引き分け止まりかと思われたが、ラストプレーで逆転弾。 追加タイム5分、CKの流れからバジェホがヘッドで繋ぎ、最後はハコボ・ラモンがボレーで蹴り込んだ。バジェホがオフサイドポジションに居たように見えたが、ハコボ・ラモンのトップチーム初ゴールが認められマドリーが劇的逆転勝利とした。 レアル・マドリー 2-1 マジョルカ 【レアル・マドリー】 キリアン・ムバッペ(後23) ハコボ・ラモン(後50) 【マジョルカ】 マルティン・バルイェント(前11) 2025.05.15 06:30 Thu4
欠場者多数も劇的勝利で意地を見せたマドリー、アンチェロッティ監督は「我々は諦めなかった」と胸を張る
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が14日に行われ、2-1で逆転勝利したラ・リーガ第36節マジョルカ戦を振り返った。 前節バルセロナとのエル・クラシコに敗れたマドリーは、アンチェロッティ監督が今季限りでの退任を明言。欠場者12人を抱える中、敗れればバルセロナの優勝が決まるマジョルカ戦では11分に先制される展開に。 その後は相手GKレオ・ロマンの再三のビッグセーブに阻まれ、ゴールが遠かったマドリーだったが、後半半ばの68分にFWキリアン・ムバッペが同点弾を挙げると、引き分け止むなしかと思われたラストプレーでDFハコボ・ラモンが劇的逆転弾を挙げて勝利とした。 アンチェロッティ監督は逆転優勝が絶望的な中、勝利を諦めなかった選手たちを称えた。 「12人の選手が負傷していたにも関わらず、我々は諦めなかった。これはとても異例なことだ。今日のように40本もシュートを打つチームを見たことがなかった。我々は自分たちのやるべきことをやり、残りの試合に勝つ。そして何が起こるかを見守りたい。おそらくバルサに優勝されるだろうが、何が起こるかわからない。我々はまだ戦い続けている」 「多くの欠場者を並外れた努力で補った。もっと多くの試合で同じようなことができていたら、シーズンはもっと良いものになっていただろう」 9月以来出場機会がなかったものの、途中出場から決勝弾をアシストしたDFヘスス・バジェホについては「ほとんど試合に出場していないが、トレーニングでの態度は常に一流だった」と褒め称えていた。 2025.05.15 10:30 Thu5