ライス&グリーリッシュ弾でイングランドがリー・カーズリー暫定監督の初陣を制す!【UNL】

2024.09.08 03:10 Sun
Getty Images
イングランド代表は7日、UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグB・グループ2第1節でアイルランド代表とアウェイで対戦し2-0で勝利した。

前回大会でリーグA・グループ3の最下位となり、リーグBに降格したイングランド。準優勝に終わったユーロ2024でガレス・サウスゲイト監督が辞任し、リー・カーズリー暫定監督で臨む今大会の初戦では、ケインやサカ、ライス、GKピックフォードら主力が先発に名を連ねた。

ヘイミル・ハルグリムソン監督の初陣となるアイルランドに対し、イングランドは11分に先制する。アレクサンダー=アーノルドのロングパスからボックス中央まで駆け上がったゴードンがダイレクトシュート。これは相手GKに弾かれるも、ボックス右で再びボールを拾ったゴードンが折り返しを供給すると、ケインがシュート。これも相手DFのブロックに防がれたが、最後はゴール前に走り込んだライスがゴール右上にシュートを突き刺した。
幸先良く先制したイングランドは、15分にも相手FKのこぼれ球を自陣で拾ったライスがドリブルでロングカウンター。最後はライスのパスをボックス左まで駆け上がったゴードンが折り返し、ケインがシュートを放ったが、これは相手GKの好セーブに阻まれた。

その後も攻勢を続けるイングランドは26分、メイヌーの縦パスに反応したライスがボックス左手前のサカとのワンツーでボックス右まで侵入すると、ダイレクトクロスを中央のグリーリッシュがゴール右隅にシュートを流し込んだ。
ハーフタイムにかけて、イングランドが70%以上のボール保持率を記録するほど一方的な展開になるが、3点目を奪うには至らず。前半は2-0で終了した。

迎えた後半もイングランドがボールを持つ展開で推移。しかし、膠着状態が続くと、78分にグリーリッシュ、メイヌー、ゴードンを下げてエゼと代表デビューとなるギブス=ホワイト、アンヘル・ゴメスを投入する3枚替えを敢行。

後半半ば以降も、両者ともになかなかシュートシーンが乏しい時間が続いたが、イングランドは試合終了間際にチャンス。93分、右サイド深くまでドリブルで切り込んだサカの折り返しをニアで途中出場のボーウェンが合わせたが、これは相手GKのセーブに阻まれた。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。前半の2ゴールで逃げ切ったイングランドがリー・カーズリー暫定監督の初陣を白星で飾った。

アイルランド代表 0-2 イングランド代表
【イングランド】
デクラン・ライス(前11)
ジャック・グリーリッシュ(前26)

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イングランド代表、ラトビア戦で外れる2名が決定…トゥヘル監督「最も才能のある26人の選手ではなく、適切なチームを見つけること」

イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督が、ラトビア代表戦で外れる3名を決定した。 トーマス・トゥヘル監督が就任したイングランド代表。21日には初陣で2026年北中米W杯の欧州予選のアルバニア代表戦を行い勝利を収めていた。 トゥヘル監督にとっての初陣で白星となった中、第2戦のラトビア戦が開催。26名の選手を招集していた中で、ベンチ入り23名を再び選ぶこととなった。 アルバニア戦では、GKアーロン・ラムズデール(サウサンプトン)、MFモーガン・ギブス=ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)、DFジャレル・クアンサー(リバプール)が外れていた中、アルバニア戦で負傷したFWアンソニー・ゴードン(ニューカッスル・ユナイテッド)が離脱していた。 残り2名で外れるのは、ニューカッスルのDFヴァレンティノ・リヴラメントと、ラムズデールの2名。リヴラメントはアルバニア戦でベンチ入りも出番はなく、今回の活動では出番なしで終了することとなった。なお、アルバニア戦で外れていたギブス=ホワイト、クアンサーはベンチ入りすることとなる。 トゥヘル監督はこの決定について「最高のチームを見つけるために、プロセスを正しく実行する必要がある」とコメント。「もしそれが、非常に優秀で才能のある選手をチームから外すことを意味するのであれば、これは起こり得ることだ。今後16カ月で重要なのは、最も才能のある26人の選手ではなく、適切なチームを見つけることだ」と語った。 また「チームを正しい方向に導く必要がある。チームスピリットを正しく保つ必要がある。予選を戦うことと、トーナメントでプレーすることは別問題だからだ」とし、しっかりと予選を勝ち抜くことがまずは大事だとした。 2025.03.24 23:45 Mon
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トゥヘル監督がイングランド代表から外れる3名を決定、アルバニア戦でW杯予選がスタート…キャプテンはケインが継続

ワールドカップ(W杯)予選がいよいよスタートするヨーロッパ。初戦に臨むイングランド代表だが、初戦から外れる3名が決定した。 トーマス・トゥヘル監督が就任したイングランド代表。21日にアルバニア代表との試合で、2026年北中米W杯の欧州予選がスタートする。 トゥヘル監督にとっての初陣となり、欧州予選の初戦という大事な試合となる一戦。26名の選手を招集していたが、ベンチ入りは23名となるため、3名が外れることとなる。 アルバニア戦に向けた記者会見でトゥヘル監督はメンバー外の3名を発表。GKアーロン・ラムズデール(サウサンプトン)、MFモーガン・ギブス=ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)、DFジャレル・クアンサー(リバプール)が外れることとなった。ギブス=ホワイトは当初招集されていなかったが、MFコール・パーマー(チェルシー)が不参加となったために追加招集されていた。 また、キャプテンは引き続きFWハリー・ケイン(バイエルン)が務めることが決定している。 2025.03.21 23:31 Fri

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