「最後のW杯挑戦だ」中国代表の32歳主砲が日本戦へ決意、“日本の天敵”指揮官のゲーム構想は[4-4-2]と[4-3-1-2]を併用
2024.08.26 15:40 Mon
中国代表のFWウー・レイ、ブランコ・イバンコビッチ監督
9月5日に日本代表が対戦する中国代表の最新情報を、中国『新浪』などが伝えている。
2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第1節で、中国代表は埼玉スタジアム2002で開催される日本代表とのアウェイゲーム。
続く第2節はサウジアラビア代表とのホームゲームであり、中国代表にとって9月はいきなりのヤマ場である。
9月2日の来日を控え、現在は日本とほど近い大連で事前合宿中。『新浪』は「日本に勝てる確率は低い。勝ち点1なら前代未聞の成功。現実的な目標は『許容範囲での黒星』」とする。
事前合宿は強度の高いチームトレーニングに移行したなか、現代表のジョーカー的存在かつ背番号「10」を背負うMFシェ・ポンフェイ(31/上海申花)が負傷で個別調整。
「世界レベルで強い日本との対戦であり、僕らとの間には間違いなく大きな差がある。この事実を無視できない」
「だからと言って諦めるわけにはいかない。最終予選の18カ国に入り、世界の強豪と戦うチャンスが得られ、ここで勝ち抜けば、さらなる大舞台(W杯)が待っている。僕はもう32歳。今回を逃せば次はない。絶対に負けたくない」
一方、前回の最終予選でオマーン代表を率い、第1節で日本を撃破したブランコ・イバンコビッチ監督。イラン代表指揮官時代にも最終予選で日本を下した経験がある、我々の天敵だ。
中国メディアいわく、指揮官は日本戦で[4-4-2]と[4-3-1-2]を併用へ。
前者は守備に重きを置いたソリッドなシステム、後者は少なからず攻撃を意識したシステムとの位置付け。試合中の切り替えを前提に、事前合宿で多くの時間が割かれている模様だ。
オマーン代表時代の日本撃破も[4-3-1-2]だったイバンコビッチ監督は「合理的に戦うべきだ」とシステム併用を認めたそうだ。
その一方、25日には大きなニュースも。長く代表キャプテンを担ってきた通算90キャップのMFウー・シー(35/上海申花)が「個人的な希望」により、代表引退を表明したとのこと。
ウー・シーは「現チームにはベテランが多すぎる。走力が他国に劣っている」と、自らがW杯に出場する夢を捨ててまで代表引退を決断したそう。イバンコビッチ体制では、3月・6月・9月と声がかかっていなかった。
2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第1節で、中国代表は埼玉スタジアム2002で開催される日本代表とのアウェイゲーム。
続く第2節はサウジアラビア代表とのホームゲームであり、中国代表にとって9月はいきなりのヤマ場である。
事前合宿は強度の高いチームトレーニングに移行したなか、現代表のジョーカー的存在かつ背番号「10」を背負うMFシェ・ポンフェイ(31/上海申花)が負傷で個別調整。
主砲のFWウー・レイ(32/上海海港)は取材対応で「日本戦はせめて勝ち点1を」と意欲。中国人で唯一、欧州5大リーグを近年経験したエースは、キャリア最後のW杯挑戦と位置付ける。
「世界レベルで強い日本との対戦であり、僕らとの間には間違いなく大きな差がある。この事実を無視できない」
「だからと言って諦めるわけにはいかない。最終予選の18カ国に入り、世界の強豪と戦うチャンスが得られ、ここで勝ち抜けば、さらなる大舞台(W杯)が待っている。僕はもう32歳。今回を逃せば次はない。絶対に負けたくない」
一方、前回の最終予選でオマーン代表を率い、第1節で日本を撃破したブランコ・イバンコビッチ監督。イラン代表指揮官時代にも最終予選で日本を下した経験がある、我々の天敵だ。
中国メディアいわく、指揮官は日本戦で[4-4-2]と[4-3-1-2]を併用へ。
前者は守備に重きを置いたソリッドなシステム、後者は少なからず攻撃を意識したシステムとの位置付け。試合中の切り替えを前提に、事前合宿で多くの時間が割かれている模様だ。
オマーン代表時代の日本撃破も[4-3-1-2]だったイバンコビッチ監督は「合理的に戦うべきだ」とシステム併用を認めたそうだ。
その一方、25日には大きなニュースも。長く代表キャプテンを担ってきた通算90キャップのMFウー・シー(35/上海申花)が「個人的な希望」により、代表引退を表明したとのこと。
ウー・シーは「現チームにはベテランが多すぎる。走力が他国に劣っている」と、自らがW杯に出場する夢を捨ててまで代表引退を決断したそう。イバンコビッチ体制では、3月・6月・9月と声がかかっていなかった。
ブランコ・イバンコビッチの関連記事
中国代表の関連記事
W杯予選の関連記事
記事をさがす
|
ブランコ・イバンコビッチの人気記事ランキング
1
世論に負けた中国代表、移動にチャーター機使えず…オーストラリアへ約24時間の旅
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨んでいる中国代表。初戦で日本代表に7-0で大敗を喫すると、第2節ではサウジアラビア代表をホームに迎え、先制するなど善戦。長時間数的有利の中、90分に逆転ゴールを許してしまい、1-2で敗れて連敗スタートとなった。 日本戦の大敗、サウジアラビア戦の土壇場での逆転負けと、国民は怒り心頭。ブランコ・イバンコビッチ監督への批判は高まっており、10月の予選に向けても中国国民の厳しい目が向けられている状況だ。 帰化選手の問題も発生し、思うように望んだ選手を招集できていない中国。そんな中、 中国『捜狐(sohu.com)』が意外な事実を伝えた。 中国は10日にオーストラリア代表とアウェイで、15日にホームでインドネシア代表と対戦する。オーストラリアは9月の2試合で1分け1敗、インドネシアは2分けと結果が出ておらず、中国としてはこの2試合は非常に大事になる。 そんな中、これまで優遇されていた中国代表だったが、今回のオーストラリアへの移動はチャーター機を使用しなかったという。いや、どちらかと言えば使用できなかったが正しいかもしれない。 中国代表は当初オーストラリアのアデレードにチャーター機で移動する予定を立てていた。中国からアデレードへは直行便がなく、移動の負担を減らす狙いがあったが、世論は否定的な声が大多数を占め、中国代表に対する風当たりが強い状態が続いていた。そのために計画を変更し、一般の民間航空機を利用して移動することに。出発からおよそ24時間かけてオーストラリアに到着。帰りも18時間をかけて帰ってくるとのことだ。 2024.10.08 20:25 Tue2
「心から興奮」日本戦初勝利のオマーン代表、イバンコビッチ監督が選手にかけた言葉「日本を驚かせよう」
オマーン代表のブランコ・イバンコビッチ監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表戦を振り返った。 2日、カタールW杯に向けた最終予選が開幕。オマーンはアウェイで日本と対戦した。 激しい雨が降りしきる中スタートした試合は、立ち上がりからオマーンが積極的なプレーを見せていく。日本はサイドを起点に攻撃を仕掛けるが、なかなか決定機を作れない。 オマーンは中央を固めた守備と、前からプレスをかけるアグレッシブなプレーを展開。また素早く背後を取るなど、引いて守るだけでなく、しっかりと前に出るプレーを見せて日本を苦しめた。 後半に入ってもオマーンが積極的にプレーすると、長友佑都のハンドでPKを獲得。しかし、これはVARが介入しPKは取り消された。 その後日本が攻勢に出るも、オマーンは集中した守備で決定機を作らせず。そんな中迎えた88分、右サイドを突破したアルヤヒヤエイのクロスをイサム・アル・サビがボックス内で巧みに動いてシュート。このプレーで土壇場にオマーンが先制し、日本を破り白星スタートを決めた。 イバンコビッチ監督は日本戦での勝利について「この勝利に心から興奮している」とコメント。「我々にとって歴史的な勝利だ。選手たちがビッグゲームで勝利できたことは、ピッチ上にすべての心を込めて、誠心誠意を尽くした結果だと思う」と選手の頑張りが勝利を呼び込んだと語った。 また「オマーンの人にも誇りに思ってほしい。素晴らしいパフォーマンスで素晴らしい結果だった。将来につながる勝利だ」と語り、大きな手応えを感じているようだ。 さらに「監督としても誇りを持っている。選手たちは勝つに値するパフォーマンスだった。危険な状態を何度も作った。今後の試合にも次にもつながる重要なパフォーマンスで、選手たちが試合を楽しみ、全身全霊を込めて集中していたこと。オマーンの人に誇りに思ってもらえる大事な勝利だった」と、最終予選の初戦でアウェイで日本に勝利したことを喜んだ。 オマーンは今回の最終予選に向けておよそ1カ月に渡りセルビアで合宿を敢行。代表チームとしての準備を進めてきた。 その点については「今回のセルビアの合宿のチャンスをくれたサッカー協会と会長に感謝する。良い準備ができた」とコメント。「このグループでサプライズを起こすために準備した。今日の試合で失うものはない。何があっても得るものしかないと選手に伝えた。パフォーマンスが最高じゃなくても情熱を持ってプレーしよう、日本を驚かせようと話をした」と、しっかりと準備し、選手たちを鼓舞したと明かした。 また、「ハイプレスで日本を驚かせた。日本が最近経験してきた3、4試合とは違う試合にした。ハイプレスのスタイルは日本の何人かの選手はびっくりしたと思う」と引いて守るのではなく、しっかりとプレスを掛けに行った事で主導権を握れたと語った。 この日は大雨が降りしきる中でキックオフ。オマーンでは雨が1年を通じて殆ど降らず、選手たちにとっては慣れない環境でのプレーとなった。 「選手は雨に慣れていないので、大問題だった。GKからどうやってプレーするか、ビルドアップするかについて考えていたが、戦術では可能ではなくなったものがある」 「ディフェンス面でリスクを冒さないようにした。ロングボールを蹴る、セカンドボールを拾うと、雨に合わせて戦術を微調整して日本のゴールを狙おうとした。ただ、パスをつなぐ姿勢は守った」 この試合では日本の中央からの攻撃を寸断。大迫勇也、鎌田大地への縦パスのケアをかなり重点的に行っていた。 「我々は日本についてはよく知っている。セルビア、タジキスタン、韓国の試合を丹念に見た。どんな試合をするかを研究した」 「アジアの試合も見てきた。どのチームにも弱点はある。日本はスモールサイド(少人数でのコンビネーション)でのプレーが多く、攻守の切り替えの時にチャンスが生まれることが分かった。引いて守るだけでなく、攻撃のチャンスがあれば、アタッキングサードでチャンスが来たら、積極的に生かそうとした」 「それから、90分間を通してコンパクトなプレーを心がけた。日本に対して危険なシーンも作れたと思うし、日本は我々に対して解決策を見つけることができなかったと思う」 オマーンを率いるイバンコビッチ監督は、かつてイラン代表も指揮。2005年3月25日に行われたワールドカップ予選で日本に2-1で勝利した経験があった。 当時と今回を比較し、日本の変化や率いるチームの共通点についても語った。 「前回の試合もよく覚えている。あの時は2-1で勝っていた。中田、中村ら素晴らしい選手がいた。テヘランで試合をして10万人以上の観客が集まった」 「日本とはその少し前に横浜でのW杯予選でも戦っていた。その時との違いは、日本はそれ以降かなりの選手が海外でプレーする国際的なプレーヤーが増えている」 「今回の選手たちの集合にも2日前にやってきた選手が多く、長い時間プレーすることが減ったということが違うと思う」 「同じこととしては、自分たちには夢があるということ。今回のオマーンのチームについては、人生の中で夢があるとしたら、こういった試合でパフォーマンスを見せて、オマーンの国民に誇りに思ってもらいたいということがあるので、その点では夢が叶ったことが重要だ」 イバンコビッチ監督は、オマーン代表に初めて日本戦の勝利をプレゼントしたが、今後このチームで成し遂げたいことも語った。 「オマーンの監督をすることが楽しい。国内リーグはパンデミックの影響を受けているが、オマーンの代表選手とともに監督をすることは楽しい」 「我々は何かを成し遂げようとしている。大きなプレゼントをいただくことができた。日本に公式戦で初めて勝つという大きなプレゼントをもらった」 2021.09.02 23:17 Thu3
中国代表、アジア杯でオマーン代表を率いたクロアチアの名将・イバンコビッチ氏を新監督に招へい
中国サッカー協会(CFA)は24日、アレクサンダル・ヤンコビッチ監督(51)の辞任及び、ブランコ・イバンコビッチ氏(69)の新監督就任を発表した。 各年代の中国代表の指揮してきたヤンコビッチ監督は、昨年2月に中国代表の監督に就任。先のアジアカップでは3大会連続の決勝トーナメント進出が期待されたが、2分け1敗と1勝もできずグループステージ敗退に終わっていた。 この成績不振を理由にセルビア人指揮官は辞任を決断。その後任としてアジアカップでオマーン代表を率いたクロアチアの名将を招へいした。 イバンコビッチ氏は母国のヴァルテクスで指導者としてのキャリアをスタートすると、1998年にはフランス・ワールドカップに臨むクロアチア代表でアシスタントコーチを務めた。 その後も、ハノーファーやイラン代表、ディナモ・ザグレブ、山東魯能、アル・イテファク(サウジアラビア)、アル・ワフダ(UAE)、ペルセポリス(イラン)と、アジアを中心に監督を歴任。 2020年1月にエルウィン・クーマン前監督の後任としてオマーン代表の監督に就任。4年間で43試合を指揮し21勝9分け13敗と一定の成績を残したが、先のアジアカップでは、2分け1敗と1勝もできずグループステージ敗退に終わっていた。 2024.02.25 00:00 Sun4
即座の解任はなくとも…中国代表指揮官の後任候補多数? 元横浜FM監督など国内リーグからの引き抜き案も
中国サッカー協会(CFA)が、中国代表指揮官の後任候補を水面下で立てているという。 中国代表は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組で2連敗発進。 敵地日本で0-7と大惨敗し、ホームもサウジアラビアに数的優位下で1-2と逆転負け…大まかな印象としては、指揮官の采配云々より、そこには力の差があったと見るべきだろう。 しかしながら、2002年日韓大会を最後に、W杯出場から遠ざかる中国代表。 この20年強で指揮官交代を繰り返しており、現職のブランコ・イバンコビッチ監督(70)で、日韓W杯後だけで実に14人目。W杯に出ていないため、“4年間”指揮した人物は1人もいない。 中国はコロナ禍以降、サッカーに対する投資が大きく減少したこともあってか、中国『新浪』によると、現在のCFAは成績不振を理由としたイバンコビッチ監督解任に踏み切れない状況。 9月中の解任なら違約金900万元(約1億8000万円)が必要だそうだが、これに二の足。かといって同監督に辞任の選択肢もないとされ、おそらく、少なくとも10月は留任が濃厚だ。 ただし、やはりイバンコビッチ監督の後任は準備されているそう。 1人目はU-21中国代表のアントニオ・プチェ監督(52)。2018年から世代別中国代表を指揮し、一時的にボリビアリーグへ向かうも、今年8月に中国へ帰ってきたスペイン人指揮官だ。 2人目はU-19中国代表のデヤン・ジョルジェビッチ監督(57)。母国セルビアやウズベキスタンで長く、昨秋のアジア大会を皮切りにCFA入りし、今年からU-19を率いるという経歴だ。 3人目は元中国代表キャプテンのジェン・ジー(鄭智)氏。セルティック、広州恒大などに在籍歴を持ち、現在はイバンコビッチ監督のもとでアシスタントコーチを務める44歳だ。 また、中国スーパーリーグの主要クラブから現職を引き抜くことも選択肢とされる。 山東泰山を率いる元韓国代表指揮官のチェ・ガンヒ監督(65)、成都蓉城を率いる元韓国代表FWのソ・ジョンウォン監督(53)、上海海港を率いる元横浜F・マリノス指揮官のケヴィン・マスカット監督(51)、上海申花を率いる元ロシア代表指揮官のレオニード・スルツキー監督(53)などなど。 トップディビジョンを指揮した経験がある自国の指導者がほぼいない中国とあって、CFAが水面下で検討段階に入った候補たちは、ジェン・ジー氏の昇格案を除き、外国籍監督が並ぶ。 2024.09.20 14:35 Fri5
「この成長モデルは続かない!」中国代表の帰化戦略に異論「最終予選の2連勝は若手がギャップを最小限にしたおかげ」
「帰化選手にW杯出場の希望を託すのは賢明ではない」と中国『Sina News』が社説。 日本代表がW杯最終予選C組で同居する中国代表。同予選は日本戦0-7の大惨敗から始まり3連敗、そこからインドネシアとバーレーンを相手に2連勝し、日本とのリターンマッチでは1-3と敗戦に。2勝4敗でC組最下位となっている。 これから3月の予選再開を迎えるわけだが、その間には、元鹿島アントラーズのFWセルジーニョ、DRコンゴ出身のFWオスカル・タティ・マリトゥ、元世代別ノルウェー代表MFホウ・ヨンヨンと、複数人の国籍取得手続きが進行。誰かしらは3月に声がかかることだろう。 しかし『Sina News』がこのように社説。 「セルジーニョらの帰化に関する話題が沸騰したのは、インドネシアとバーレーンを相手に2連勝できたから。前線に帰化選手を加えれば、予選の残り4試合でサプライズを起こせる可能性があるのだ…と多くの人が考える」 「やはり、これは非現実的だ。帰化選手にW杯出場の希望を託すのは賢明ではない」 「なぜインドネシアとバーレーンに勝てた? 日本ほど戦力が揃っていない相手だったからに他ならない。また、3連敗したのち、ブランコ・イバンコビッチ(監督)は若くてエネルギッシュな若手を大胆にも複数登用した。彼らがギャップを最小限にして2つの勝利をもたらし、2度目の日本戦も、思いのほか僅差となった」 中国は最終予選スタート時にDFジャン・グアンタイ、FWア・ラン、FWフェイ・ナンドゥオと帰化選手が3人。ただ、インドネシア戦、バーレーン戦、2度目の日本戦はケガで彼らをほぼ起用できず、若手を起用せざるを得なかったなか、ギリギリの戦いで勝ち点6を積み上げた。 『Sina News』は「セルジーニョのような攻撃を司どる選手は中国代表に欠けている部分」「帰化選手が入れば補える欠点もある」としつつ、「帰化選手に依存するのは勘弁だ」とも。 「帰化戦略はどう転んでも短期的なもの。急な心変わりで去っていく選手もおり、そもそも中国は『インドネシア系オランダ人』のようなリソースが少ない。ア・ランのように30歳を過ぎての帰化も多くなり、詰まるところ、中国サッカーの帰化戦略は世界で最も費用対効果が悪い。この成長モデルは持続不可能だ」 「セルジーニョも3月で30歳。今回の2026年W杯がどうなろうと2030年はない」 2025.02.05 22:49 Wed中国代表の人気記事ランキング
1
最終予選組み合わせは6月27日に決定! 6カ国×3グループで上位2カ国が出場権獲得、中東勢4カ国と対戦の可能性も!?【2026W杯アジア予選】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の全日程が11日に終了。最終予選に臨む18カ国が決定した。 最終節を前に、日本代表や韓国代表、サウジアラビア代表、オーストラリア代表など13カ国が突破を決めていた中、最終節ではクウェート代表(グループA)、北朝鮮代表(グループB)、中国代表(グループC)、キルギス代表(グループD)、インドネシア代表(グループF)の5カ国が最終予選(3次予選)へと進出した。 なお、インドネシア、キルギス、そしてすでに突破を決めていたパレスチナ代表は、初の最終予選参加となる。 今大会からレギュレーションが変更となり、出場国が拡大。アジアはこれまでの「4.5」枠ではなく、「8.5」枠に拡大となり、最終予選の方式も変更となった。 最終予選は6カ国が3つのグループに分かれてホーム&アウェイの総当たり戦となり、上位2カ国がW杯出場権を獲得。3位と4位の6カ国が4次予選に進出する。 最終予選の抽選会は、6月27日にマレーシアのクアラルンプールにあるAFCハウスで実施される。 FIFAランキング順に3カ国ずつ6つのポットに分かれ、同じポットの国とは対戦しないことに。6月20日に最新のFIFAランキングが発表されることになるが、現時点のランキングではアジア最上位の日本は、イラン代表、韓国代表と同じポット1に入ることとなり対戦はなし。ポット2は、オーストラリア代表、カタール代表、そしてイラク代表が浮上して入ることが見込まれ、ポット3はサウジアラビア代表、ウズベキスタン代表、ヨルダン代表に。ポット4がUAE代表、オマーン代表、バーレーン代表、ポット5が中国代表、パレスチナ代表、キルギス代表、ポット6が北朝鮮代表、インドネシア代表、クウェート代表となる。 中東勢が半数の9カ国勝ち上がっており、組み合わせ結果次第では対戦相手5カ国のうち、4カ国が中東勢になる可能性もある。 ◆ポット分け(6月のランキング予想) 【ポット1】 日本、イラン、韓国 【ポット2】 オーストラリア、カタール、イラク 【ポット3】 サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダン 【ポット4】 UAE、オマーン、バーレーン 【ポット5】 中国、パレスチナ、キルギス 【ポット2】 北朝鮮、インドネシア、クウェート 2024.06.12 12:55 Wed2
“0-7”で悲嘆長引く中国国内「落ち込んでも、怒っても、冷静になれば思い出す。中国代表は弱い」
中国サッカーに対する国内の悲嘆がまだ続く。 5日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が各地で一斉に始まり、C組第1節では日本代表が中国代表を7-0と粉砕。A組、B組を含め、唯一大差がついたゲームとなった。 中国視点では、シュート1本枠内ゼロ、対日本の歴代最悪スコア、帰化組アタッカー2枚がベンチスタートの守備的布陣で守備崩壊…日本側から勝ち誇るわけではないが、中国はアジアの第二勢力でさえなくなった現実がそこにある。 そんな敗戦からも数日が経過。各国は10日に最終予選2試合目を戦うが、ホームに強敵・サウジアラビア代表を迎える中国は、希望を見出せないムードが蔓延か。国内大手『新浪』が長文の社説を展開し、悲嘆を続ける。 「改めて、日本、サウジ、豪州に勝つチャンスがないことを再確認。真っ向から勝負できず、C組4位でプレーオフ行きなら御の字だろう」 「あの日、他会場ではバーレーンが敵地で豪州に勝利した。バーレーンも中国同様、全選手が自国のリーグ、もしくはせいぜいUAEかクウェートのリーグでプレーする。欧州でプレーする選手は1人もいない」 「しかしながら、闘争心は中国の比ではない。試合のリズムに適応することができ、血を掻き立てる攻撃性を豪州に対して持っていたことが明らかだ。ゆえに、最後の最後に幸運(決勝点のオウンゴール)だって引き寄せた」 「中国は技術なし、戦術なし、闘争心なしの“3なし”…最初の2つは知っている。問題は3つ目。まともにボールを蹴れずとも、相手に身体をぶつけたり、ごちゃごちゃした局面を作ったりできたろう…エネルギーはどこにある」 「中国は弱い。落ち込んでも、怒っても、冷静になれば思い出す。中国は弱い。日本は3軍でも中国の1軍に勝てる。あれでも日本は十分に力を発揮していないように見えた。仮に最初から『10-0』を目指せば必ず達成できた」 「聞き覚えのあるフレーズは『中国代表に何ができるのだろう』。惨めな敗北のあと、(最終予選)残り9試合の中に、どこかで勝てる試合があると信じ、涙を拭いて再出発しよう。そんな情けない希望しか抱けない我々である」 中国代表は10日、昨年開業した国内最新のサッカー専用スタジアム、大連梭魚湾サッカー場でサウジアラビアと対戦。収容6万3000人超の雰囲気で、サウジから勝ち点を掴めるか。 2024.09.08 13:05 Sun3
かつての“広州恒大”がアカデミー育ちで選手を賄う平均年齢「20.9歳」集団に…中国2部降格も猛烈な勢いで1部復帰へ前進中
かつてアジアで猛威を振るった広州FCが、中国スーパーリーグ(中国超級/1部)復帰へ好位置に付けている。中国『新浪』が伝える。 かつて広州恒大として、2013年と2015年にACLを制覇。国内でも中国スーパーリーグを2011〜17年にかけて7連覇などと、アジアで猛威を振るった広州。あの頃間違いなく、中国サッカーは歴史の転換点を迎えており、それをけん引する存在こそ、この広州だった。 しかし、コロナ禍、恒大集団の実質的な崩壊、サッカー界への投資終息。 広州はブラジルを中心にかき集めたスター選手が、2021年秋から2022年春にかけて次々と去り、ファビオ・カンナバーロ監督との契約も打ち切りに。2022シーズンの17位で2部降格となり、同時に中国サッカー全体が再び傾き始め、先日の“0-7大惨敗”まで至った。 名称から「恒大」が消えた広州は現在、中国甲級(2部)で所属28選手の平均年齢「20.9歳」というスーパーヤング集団。著名な外国籍選手(※)はおらず、28人のほぼ全てをU-18やリザーブチーム、恒大足球学校から引き上げたという、中国では異色のプロクラブとなった。 (※)コロンビア人選手2名、リトアニア人選手1名が所属 そんなチームでも、今季の甲級で第24節を終えて「3位」。「2位」が1部復帰ラインというなか、直近7試合で5勝2分け0敗と一気に調子を上げ、とうとう2位と同勝ち点というところまで急浮上した。広州はいま、3季ぶりとなる1部復帰に向け、好位置に付けている状況だ。 注目すべきは、やはりその選手構成か。 前述の通り、広州はかつてと真逆で、有力な選手を買い漁ることなど到底できず、平均年齢「20.9歳」の集団となり、そして大半が下部組織出身。もちろん世代別中国代表に名を連ねる選手もおり、そんなチームがいま、トップディビジョンへの復帰に近づいている。 1部リーグの主要クラブ、また中国代表の関係者たちは現広州に注目してもよさそうだが、彼らはいま、広州を見て何を思うのだろうか。 2024.09.26 14:05 Thu4
世論に負けた中国代表、移動にチャーター機使えず…オーストラリアへ約24時間の旅
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨んでいる中国代表。初戦で日本代表に7-0で大敗を喫すると、第2節ではサウジアラビア代表をホームに迎え、先制するなど善戦。長時間数的有利の中、90分に逆転ゴールを許してしまい、1-2で敗れて連敗スタートとなった。 日本戦の大敗、サウジアラビア戦の土壇場での逆転負けと、国民は怒り心頭。ブランコ・イバンコビッチ監督への批判は高まっており、10月の予選に向けても中国国民の厳しい目が向けられている状況だ。 帰化選手の問題も発生し、思うように望んだ選手を招集できていない中国。そんな中、 中国『捜狐(sohu.com)』が意外な事実を伝えた。 中国は10日にオーストラリア代表とアウェイで、15日にホームでインドネシア代表と対戦する。オーストラリアは9月の2試合で1分け1敗、インドネシアは2分けと結果が出ておらず、中国としてはこの2試合は非常に大事になる。 そんな中、これまで優遇されていた中国代表だったが、今回のオーストラリアへの移動はチャーター機を使用しなかったという。いや、どちらかと言えば使用できなかったが正しいかもしれない。 中国代表は当初オーストラリアのアデレードにチャーター機で移動する予定を立てていた。中国からアデレードへは直行便がなく、移動の負担を減らす狙いがあったが、世論は否定的な声が大多数を占め、中国代表に対する風当たりが強い状態が続いていた。そのために計画を変更し、一般の民間航空機を利用して移動することに。出発からおよそ24時間かけてオーストラリアに到着。帰りも18時間をかけて帰ってくるとのことだ。 2024.10.08 20:25 Tue5