マテタ2戦連発でアルゼンチンとの因縁対決制したフランスが4強入り! ファイナル進出懸けてエジプトと対戦【パリ五輪】
2024.08.03 06:12 Sat
パリ・オリンピック準々決勝のU-23フランス代表vsU-23アルゼンチン代表が2日に行われ、1-0で勝利したフランスが準決勝進出を決めた。
開催国として優勝が至上命令となるフランスはグループAを3戦全勝で首位通過。最終節となったU-23ニュージーランド代表戦では大幅なターンオーバーを行った末に3-0の快勝を収め、良い形で決勝トーナメント初戦を迎えた。優勝候補対決に向けてティエリ・アンリ監督はラカゼットやオリーズ、バデ、トリュフォーといった主力を復帰させた。
一方、U-23モロッコ代表との初戦を落としたものの、以降の連勝でグループBを2位通過したアルゼンチン。ハビエル・マスチェラーノ監督は3日前のU-23ウクライナ代表戦から先発3人を変更。ソレール、ルハン、ゴンドウに代えてアミオネ、ホアキン・ガルシア、ゼノンを起用した。
カタール・ワールドカップ決勝カードに加え、コパ・アメリカでのエンソ・フェルナンデスの人種差別チャント問題によって厳戒態勢が敷かれての開催となったこの一戦。
ホームの大声援を後押しに力強い入りを見せたフランスが開始早々にゴールをこじ開ける。5分、右CKの場面でキッカーのオリーズが左足インスウィングの正確なボールを入れると、中央からニアへのランニングでマークを振り切ったマテタがヘディングシュートを左隅へ流し込み、2試合連続ゴールとした。
一方、前半のうちに追いつきたいアルゼンチンは、システム上のミスマッチを意識しながらアンカー脇やサイドバックの背後を使いながらゴールを目指す。23分にはロングカウンターで左サイドのスペースを突破したゼノンがボックス内に持ち込んで左足シュート、28分にはエセキエル・フェルナンデスが強烈な左足ミドルシュートでゴールを脅かすが、GKレストのファインセーブなどに阻まれた。
前半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。アルゼンチンは36分、ボックス左に抜け出したメディーナがバランスを崩しながらも意表を突いて浮き球の折り返しを入れると、これをゴール前でフリーのジュリアーノ・シメオネが頭で合わせる。だが、相手の寄せが気になったか、これを枠に飛ばせず。その後は球際の激しさと共に両者ヒートアップする場面が目立ったが、スコアは変わらず。
後半は立ち上がりからボールを握るアルゼンチンが押し込む展開が続く。だが、自陣の低い位置にブロックを構えるフランスは要所を締める守備で決定機まで持ち込ませない。
徐々に試合が膠着状態に陥ると、60分を過ぎて両ベンチが動きを見せる。フランスは足を痛めたトリュフォーを下げてロコを、アルゼンチンはゼノンに代えてストライカータイプのベルトランを投入し、攻撃に変化を加えていく。さらに、アルゼンチンは後半頭に投入したDFソレールを下げてFWゴンドウを投入し、よりリスクを冒して前に出た。
その後も緊迫感のある攻防が続いたが、アンリ監督の交代策が試合を動かす。84分、直前に投入されたカリムエンドとアクリウシュの右サイドからの仕掛けから最後はゴール前のオリーズが反転シュートを流し込む。しかし、待望の追加点かに思われたこのゴールはオンフィールド・レビューの結果、アクリウシュが仕掛けの際に相手DFの足を踏みつけたとの判定で取り消しに。
最少得点差が維持されたまま、試合は10分のアディショナルタイムが加えられた後半最終盤の戦いに突入するも、アルゼンチンの決死の猛攻をしのぎ切ったフランスが1-0でクローズ。試合終了直後にはピッチへの乱入者や両軍による小競り合いによってカオスな状況となり、一時両チームの選手がドレッシングルームに引き揚げる後味の悪い形となったが、最終的にピッチへ戻ってきたフランスの選手たちはファン・サポーターと共に勝利の喜びを分かち合った。
そして、アルゼンチンとの因縁の一戦を制しベスト4進出を果たしたフランスは、5日にU-23エジプト代表との準決勝に臨む。
U-23フランス代表 1-0 U-23アルゼンチン代表
【フランス】
ジャン=フィリップ・マテタ(前5)
開催国として優勝が至上命令となるフランスはグループAを3戦全勝で首位通過。最終節となったU-23ニュージーランド代表戦では大幅なターンオーバーを行った末に3-0の快勝を収め、良い形で決勝トーナメント初戦を迎えた。優勝候補対決に向けてティエリ・アンリ監督はラカゼットやオリーズ、バデ、トリュフォーといった主力を復帰させた。
一方、U-23モロッコ代表との初戦を落としたものの、以降の連勝でグループBを2位通過したアルゼンチン。ハビエル・マスチェラーノ監督は3日前のU-23ウクライナ代表戦から先発3人を変更。ソレール、ルハン、ゴンドウに代えてアミオネ、ホアキン・ガルシア、ゼノンを起用した。
ホームの大声援を後押しに力強い入りを見せたフランスが開始早々にゴールをこじ開ける。5分、右CKの場面でキッカーのオリーズが左足インスウィングの正確なボールを入れると、中央からニアへのランニングでマークを振り切ったマテタがヘディングシュートを左隅へ流し込み、2試合連続ゴールとした。
幸先よく先制に成功したフランスはアルゼンチンの攻撃を受け止めながらカウンターでチャンスを窺う。18分にはラカゼット、マテタを起点としたロングカウンターからボックス中央で収めたミロに決定機も、反転シュートは相手DFの身体を張ったブロックに遭う。
一方、前半のうちに追いつきたいアルゼンチンは、システム上のミスマッチを意識しながらアンカー脇やサイドバックの背後を使いながらゴールを目指す。23分にはロングカウンターで左サイドのスペースを突破したゼノンがボックス内に持ち込んで左足シュート、28分にはエセキエル・フェルナンデスが強烈な左足ミドルシュートでゴールを脅かすが、GKレストのファインセーブなどに阻まれた。
前半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。アルゼンチンは36分、ボックス左に抜け出したメディーナがバランスを崩しながらも意表を突いて浮き球の折り返しを入れると、これをゴール前でフリーのジュリアーノ・シメオネが頭で合わせる。だが、相手の寄せが気になったか、これを枠に飛ばせず。その後は球際の激しさと共に両者ヒートアップする場面が目立ったが、スコアは変わらず。
後半は立ち上がりからボールを握るアルゼンチンが押し込む展開が続く。だが、自陣の低い位置にブロックを構えるフランスは要所を締める守備で決定機まで持ち込ませない。
徐々に試合が膠着状態に陥ると、60分を過ぎて両ベンチが動きを見せる。フランスは足を痛めたトリュフォーを下げてロコを、アルゼンチンはゼノンに代えてストライカータイプのベルトランを投入し、攻撃に変化を加えていく。さらに、アルゼンチンは後半頭に投入したDFソレールを下げてFWゴンドウを投入し、よりリスクを冒して前に出た。
その後も緊迫感のある攻防が続いたが、アンリ監督の交代策が試合を動かす。84分、直前に投入されたカリムエンドとアクリウシュの右サイドからの仕掛けから最後はゴール前のオリーズが反転シュートを流し込む。しかし、待望の追加点かに思われたこのゴールはオンフィールド・レビューの結果、アクリウシュが仕掛けの際に相手DFの足を踏みつけたとの判定で取り消しに。
最少得点差が維持されたまま、試合は10分のアディショナルタイムが加えられた後半最終盤の戦いに突入するも、アルゼンチンの決死の猛攻をしのぎ切ったフランスが1-0でクローズ。試合終了直後にはピッチへの乱入者や両軍による小競り合いによってカオスな状況となり、一時両チームの選手がドレッシングルームに引き揚げる後味の悪い形となったが、最終的にピッチへ戻ってきたフランスの選手たちはファン・サポーターと共に勝利の喜びを分かち合った。
そして、アルゼンチンとの因縁の一戦を制しベスト4進出を果たしたフランスは、5日にU-23エジプト代表との準決勝に臨む。
U-23フランス代表 1-0 U-23アルゼンチン代表
【フランス】
ジャン=フィリップ・マテタ(前5)
ジャン=フィリップ・マテタ
ティエリ・アンリ
ハビエル・マスチェラーノ
ホアキン・ガルシア
エンソ・フェルナンデス
エセキエル・フェルナンデス
ジュリアーノ・シメオネ
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パリ・オリンピックを開催するフランス。自国開催となるU-23フランス代表メンバーをティエリ・アンリ監督が発表した。 フランスサッカー連盟(FFF)は6月3日にパリ・オリンピックに向けた候補メンバ-25名を発表。キャンプを行っていく中で、多くの選手の入れ替えが起こり、期限の前に22名にまで絞られていた。 当初の候補からは、移籍の可能性があるDFレニー・ヨロ(リール)やMFウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン)、FWブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)、FWマティス・テル(バイエルン)、ユベントスへと移籍予定のMFケフラン・テュラム(ニース)などが外れていた中、パラグアイ戦を前にアンリ監督は予備登録メンバーとなる4名を決定した。 予備登録に回るのは、GKテオ・ド・ペルサン(オセール)、DFクリスラン・マツィマ(モナコ)、MFレスリー・ウゴチュク(チェルシー)、MFアンディ・ディウフ(RCランス)の4名となった。 なお、オーバーエイジはFWアレクサンドル・ラカゼット(リヨン)とFWジャン=フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)の2人。ベテランながら、2023-24シーズンは両者共にゴールを量産していた。ラカゼットはチームキャプテンにもなる。 フランスはパラグアイ、ドミニカ、日本とパリ五輪前に親善試合を開催。その後、本大会に臨むこととなる。 <span class="paragraph-subtitle">◆U-23フランス代表 パリ五輪メンバー18名</span> GK ギヨーム・レスト(トゥールーズ) オベド・エンカンバディオ(パリFC) DF ロイク・バデ(セビージャ/スペイン) ブラッドリー・ロコ(ブレスト) スングトゥ・マガサ(モナコ) カステロ・ルケバ(RBライプツィヒ/ドイツ) キリアン・シディリア(フライブルク/ドイツ) アドリエン・トリュフォー(スタッド・レンヌ) MF マグネス・アクリウシェ(モナコ) ジョリス・ショタール(モンペリエ) デジレ・ドゥエ(スタッド・レンヌ) クアディオ・マヌ・コネ(ボルシアMG) エンツォ・ミロ(シュツットガルト/ドイツ) FW ラヤン・シェルキ(リヨン) アルノー・カリムエンド(スタッド・レンヌ) アレクサンドル・ラカゼット(リヨン)※ ジャン=フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)※ マイケル・オリーズ(クリスタル・パレス) ◆予備登録メンバー GK テオ・ド・ペルサン(オセール) DF クリスラン・マツィマ(モナコ) MF レスリー・ウゴチュク(チェルシー/イングランド) アンディ・ディウフ(RCランス) 2024.07.04 23:58 Thu3
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「全ての試合で主役だった」ベスト8で敗退のアルゼンチン、マスチェラーノ監督は結果が伴わなかったことを悔やむ「我々は手ぶらで取り残される」
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パリ・オリンピック準々決勝のU-23フランス代表vsU-23アルゼンチン代表が2日に行われ、1-0で勝利したフランスが準決勝進出を決めた。 開催国として優勝が至上命令となるフランスはグループAを3戦全勝で首位通過。最終節となったU-23ニュージーランド代表戦では大幅なターンオーバーを行った末に3-0の快勝を収め、良い形で決勝トーナメント初戦を迎えた。優勝候補対決に向けてティエリ・アンリ監督はラカゼットやオリーズ、バデ、トリュフォーといった主力を復帰させた。 一方、U-23モロッコ代表との初戦を落としたものの、以降の連勝でグループBを2位通過したアルゼンチン。ハビエル・マスチェラーノ監督は3日前のU-23ウクライナ代表戦から先発3人を変更。ソレール、ルハン、ゴンドウに代えてアミオネ、ホアキン・ガルシア、ゼノンを起用した。 カタール・ワールドカップ決勝カードに加え、コパ・アメリカでのエンソ・フェルナンデスの人種差別チャント問題によって厳戒態勢が敷かれての開催となったこの一戦。 ホームの大声援を後押しに力強い入りを見せたフランスが開始早々にゴールをこじ開ける。5分、右CKの場面でキッカーのオリーズが左足インスウィングの正確なボールを入れると、中央からニアへのランニングでマークを振り切ったマテタがヘディングシュートを左隅へ流し込み、2試合連続ゴールとした。 幸先よく先制に成功したフランスはアルゼンチンの攻撃を受け止めながらカウンターでチャンスを窺う。18分にはラカゼット、マテタを起点としたロングカウンターからボックス中央で収めたミロに決定機も、反転シュートは相手DFの身体を張ったブロックに遭う。 一方、前半のうちに追いつきたいアルゼンチンは、システム上のミスマッチを意識しながらアンカー脇やサイドバックの背後を使いながらゴールを目指す。23分にはロングカウンターで左サイドのスペースを突破したゼノンがボックス内に持ち込んで左足シュート、28分にはエセキエル・フェルナンデスが強烈な左足ミドルシュートでゴールを脅かすが、GKレストのファインセーブなどに阻まれた。 前半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。アルゼンチンは36分、ボックス左に抜け出したメディーナがバランスを崩しながらも意表を突いて浮き球の折り返しを入れると、これをゴール前でフリーのジュリアーノ・シメオネが頭で合わせる。だが、相手の寄せが気になったか、これを枠に飛ばせず。その後は球際の激しさと共に両者ヒートアップする場面が目立ったが、スコアは変わらず。 後半は立ち上がりからボールを握るアルゼンチンが押し込む展開が続く。だが、自陣の低い位置にブロックを構えるフランスは要所を締める守備で決定機まで持ち込ませない。 徐々に試合が膠着状態に陥ると、60分を過ぎて両ベンチが動きを見せる。フランスは足を痛めたトリュフォーを下げてロコを、アルゼンチンはゼノンに代えてストライカータイプのベルトランを投入し、攻撃に変化を加えていく。さらに、アルゼンチンは後半頭に投入したDFソレールを下げてFWゴンドウを投入し、よりリスクを冒して前に出た。 その後も緊迫感のある攻防が続いたが、アンリ監督の交代策が試合を動かす。84分、直前に投入されたカリムエンドとアクリウシュの右サイドからの仕掛けから最後はゴール前のオリーズが反転シュートを流し込む。しかし、待望の追加点かに思われたこのゴールはオンフィールド・レビューの結果、アクリウシュが仕掛けの際に相手DFの足を踏みつけたとの判定で取り消しに。 最少得点差が維持されたまま、試合は10分のアディショナルタイムが加えられた後半最終盤の戦いに突入するも、アルゼンチンの決死の猛攻をしのぎ切ったフランスが1-0でクローズ。試合終了直後にはピッチへの乱入者や両軍による小競り合いによってカオスな状況となり、一時両チームの選手がドレッシングルームに引き揚げる後味の悪い形となったが、最終的にピッチへ戻ってきたフランスの選手たちはファン・サポーターと共に勝利の喜びを分かち合った。 そして、アルゼンチンとの因縁の一戦を制しベスト4進出を果たしたフランスは、5日にU-23エジプト代表との準決勝に臨む。 U-23フランス代表 1-0 U-23アルゼンチン代表 【フランス】 ジャン=フィリップ・マテタ(前5) 2024.08.03 06:12 Sat2
開催国フランスのパリ五輪メンバー18名が決定! キャプテンはラカゼット、大会直前には日本とも対戦【パリ五輪】
パリ・オリンピックを開催するフランス。自国開催となるU-23フランス代表メンバーをティエリ・アンリ監督が発表した。 フランスサッカー連盟(FFF)は6月3日にパリ・オリンピックに向けた候補メンバ-25名を発表。キャンプを行っていく中で、多くの選手の入れ替えが起こり、期限の前に22名にまで絞られていた。 当初の候補からは、移籍の可能性があるDFレニー・ヨロ(リール)やMFウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン)、FWブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)、FWマティス・テル(バイエルン)、ユベントスへと移籍予定のMFケフラン・テュラム(ニース)などが外れていた中、パラグアイ戦を前にアンリ監督は予備登録メンバーとなる4名を決定した。 予備登録に回るのは、GKテオ・ド・ペルサン(オセール)、DFクリスラン・マツィマ(モナコ)、MFレスリー・ウゴチュク(チェルシー)、MFアンディ・ディウフ(RCランス)の4名となった。 なお、オーバーエイジはFWアレクサンドル・ラカゼット(リヨン)とFWジャン=フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)の2人。ベテランながら、2023-24シーズンは両者共にゴールを量産していた。ラカゼットはチームキャプテンにもなる。 フランスはパラグアイ、ドミニカ、日本とパリ五輪前に親善試合を開催。その後、本大会に臨むこととなる。 <span class="paragraph-subtitle">◆U-23フランス代表 パリ五輪メンバー18名</span> GK ギヨーム・レスト(トゥールーズ) オベド・エンカンバディオ(パリFC) DF ロイク・バデ(セビージャ/スペイン) ブラッドリー・ロコ(ブレスト) スングトゥ・マガサ(モナコ) カステロ・ルケバ(RBライプツィヒ/ドイツ) キリアン・シディリア(フライブルク/ドイツ) アドリエン・トリュフォー(スタッド・レンヌ) MF マグネス・アクリウシェ(モナコ) ジョリス・ショタール(モンペリエ) デジレ・ドゥエ(スタッド・レンヌ) クアディオ・マヌ・コネ(ボルシアMG) エンツォ・ミロ(シュツットガルト/ドイツ) FW ラヤン・シェルキ(リヨン) アルノー・カリムエンド(スタッド・レンヌ) アレクサンドル・ラカゼット(リヨン)※ ジャン=フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)※ マイケル・オリーズ(クリスタル・パレス) ◆予備登録メンバー GK テオ・ド・ペルサン(オセール) DF クリスラン・マツィマ(モナコ) MF レスリー・ウゴチュク(チェルシー/イングランド) アンディ・ディウフ(RCランス) 2024.07.04 23:58 Thu3
「全ての試合で主役だった」ベスト8で敗退のアルゼンチン、マスチェラーノ監督は結果が伴わなかったことを悔やむ「我々は手ぶらで取り残される」
U-23アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ監督が、U-23フランス代表戦を振り返った。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。 2日、パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝が行われ、アルゼンチンは開催国のフランスと対戦した。 コパ・アメリカ2024の優勝後、エンソ・フェルナンデスによる人種差別行為によって遺恨が残っている両国の対戦。試合は開始5分に、ジャン=フィリップ・マテタがネットを揺らしてフランスが先制する。 早々に失点したアルゼンチンは、その後盛り返していくも、最後までゴールを奪えず。度重なるチャンスを生かすことができずに敗退となった。 大一番で敗れたマスチェラーノ監督は、「すぐに結論を出すのは難しい。ゴールがなかっただけだ」とコメント。「現実を見れば、おそらく試合の最初の15分間は、特にゴールが早く決まったこともあり、我々にとっては難しくなった。ただ、その後、チームは安定感を出した」と、早すぎる失点がチームを難しくさせたと振り返った。 ただ、「緊張もなく、全てがフレッシュだった。今日のような、ほとんど何も成果が得られなかったが、同点のチャンスがいくつかあったことを考えるのは理解が難しい」と語り、「20分〜45分間の前半は最高だった。後半も完全にコントロールした」と、フランスをしっかりと上回っていたものの、結果だけがついて来なかったと嘆いた。 初戦のU-23モロッコ代表戦では相手サポーターの乱入により、2時間待たされた挙句に起死回生の同点ゴールが取り消しとなり敗戦。その後の試合で勝利して勝ち上がってきたが、試合内容で相手を上回っても勝てなかったことを悔やんだ。 「我々は全ての試合で主役として戦い、モロッコとの最初の試合を含め、全ての試合でライバルよりも多くのチャンスを生み出した。しかし、サッカーはメリットを理解していない。それが現実だ。今日、家に帰らなければいけない」 メダルが期待されながらも敗退となったアルゼンチン。ただ、マスチェラーノ監督は、この失意は起こり得るものだとし、最後まで勝利のために全力を尽くした選手たちを称えた。 「今日私が経験しなければならなかった事は、少なくとも私にとっては何も新しいことではない。サッカーには「勝つために全力を尽くす」というものがある。少なくとも我々は負けないに値する。ただ、我々は手ぶらで取り残される。それは、時にはとても美しく、時には恐ろしいこのスポーツと大きく関係している」 「アルゼンチン代表としてプレーしなければならない最後の瞬間までプレーしたという安心感を持って、もがき、チャンスを作り出し、リスクを冒し、それが最終的に我々が選手たちに植え付けようとしているものだ」 2024.08.03 15:05 Sat4
金メダルをかけた決勝は32年ぶりのスペインと40年ぶりのフランスの対決! モロッコ、エジプトは共に初のメダルを目指し3位決定戦【パリ五輪】
5日、パリ・オリンピックの男子サッカー準決勝が行われた。 U-23日本代表はベスト8で姿を消した中、ファイナリストが決定。日本に勝利したU-23スペイン代表は、準々決勝でU-23アメリカ代表を下したU-23モロッコ代表と対戦した。 試合は37分、今大会5ゴールを記録しているソフィアン・ラヒミがPKをしっかりと決めてモロッコが先制する。 追いかける立場となったスペインだったが、なかなかゴールを奪えず。それでも66分、日本戦で豪快なミドル2本を決めたフェルミン・ロペスがネットを揺らして同点に追いつくと、85分にはフェルミンのパスを受けたフアンル・サンチェスが値千金の逆転ゴール。スペインが1-2で逆転勝利を収め、2大会連続の決勝進出を果たした。 もう1カードは、開催国のU-23フランス代表とU-23エジプト代表の一戦。互いに堅い入りとなった中、62分にエジプトがマフムード・サベルのゴールで先制する。 苦しい戦いとなったフランスだったが、83分にオーバーエイジで参加しているジャン=フィリップ・マテタが同点ゴールを記録し延長戦へ。すると、延長戦でもマテタが逆転ゴールを記録すると、延長後半にはマイケル・オリーズもゴールを奪い、3-1でフランスが勝利。延長戦の末に決勝進出を決めた。 これにより、決勝はスペインvsフランスの欧州勢対決に決定。スペインは前述の通り、2大会連続での決勝進出となり、金メダルを獲得となれば1992年の自国開催となったバルセロナ・オリンピック以来32年ぶり2回目。一方のフランスは、1984年のロサンゼルス・オリンピック以来40年ぶりの決勝となり、その際の金メダル以来のメダル獲得となる。 また、3位決定戦にまわるモロッコは、史上初のメダル獲得を目指すことに。エジプトは、1964年の東京オリンピックにアラブ連合共和国代表として参加した際以来のベスト4隣、メダル獲得はこちらも初となる。 ◆パリ五輪 準決勝 U-23モロッコ代表 1-2 U-23スペイン代表 【U-23モロッコ】 ソフィアン・ラヒミ(前37)【PK】 【U-23スペイン】 フェルミン・ロペス(後21) フアンル・サンチェス(後40) U-23フランス代表 3-1 U-23エジプト代表 【U-23フランス】 ジャン=フィリップ・マテタ(後38) ジャン=フィリップ・マテタ(延前9) マイケル・オリーズ(延後3) 【U-23エジプト】 マフムード・サベル(後17) ◆パリ五輪 3位決定戦 ▽8/8(木) 《24:00》 U-23エジプト代表 vs U-23モロッコ代表 ◆パリ五輪 決勝 ▽8/9(金) 《25:00》 U-23フランス代表 vs U-23スペイン代表 2024.08.06 10:25 Tue5