「彼女たちは明らかに反省する必要がある」後半ATに2失点…なでしこに敗れたブラジル指揮官、PK判定に不満も選手たちへ厳しい言葉「誰が傷つこうが真実を伝える」
2024.07.29 12:20 Mon
後半アディショナルタイムに2ゴールを奪い、見事に逆転勝利を収めたなでしこジャパン。まさかの敗戦を喫したブラジル女子代表のアルトゥール・エリアス監督が、厳しい言葉を並べた。
前半は日本がブラジルの守備の隙を突いて何度もゴールに迫るが決定力を欠いてしまいゴールならず。前半アディショナルタイムには相手のハンドでPKを獲得も、田中美南が失敗していた。
すると後半、ブラジルは隙を突いたジェニファーが決めきり先制。その後は日本の攻撃を凌いでいたが、レジェンドFWマルタを下げた後の後半アディショナルタイムに落とし穴が待っていた。
勝利目前でのまさかの敗戦。ブラジル『グローボ』は、エリアス監督の選手に対する厳しい言葉を伝えた。
「試合終了前の姿勢が非常に悪かった。女子選手たちは努力のせいでも、頑張りすぎたせいでも、ポジショニングのせいでもない。意思決定のせいだ」
「勝利するチームになりたいのであれば、試合がもたらす変化を踏まえながら、100分間一貫して試合をする必要がある」
日本を勝利に導いた谷川は80分から登場。アディショナルタイムを除けば10分程度のプレー時間だったが、PKを獲得し決勝ゴールまで決めてみせた。
エリアス監督は「誰が傷つくかに関係なく、選手たちには真実を伝える」と、厳しい言葉をかけるとした。
「これは代表チームで繰り返されていることであり、私はそんなことを期待していない。私はそれを正す必要があり、誰かを傷つけたとしても、選手たちに真実を伝える必要がある」
「そして、彼女たちは明らかに反省する必要がある。しかし、彼女たち1人1人の努力は本当に認識している」
また、最後のPK判定には不服。選手が支えるための手だったとしたが、その部分以外は良かったとした。
「私にとって、試合はPKの際の審判のミスに関連して影響を受けた。ヤスミムは、支える手であり、明らかに足を滑らせていた。これは明らかにゲームに影響を与えたが、試合の要求に従ってプレーを続ける必要がある」
「今日の試合は違うスコアになっていたかもしれない。私の意見では、プレーの方法が分からなかった最後の部分を除けば、それ以外は良かったと思う」
PR
28日、パリ・オリンピックの女子サッカー競技、グループC第2節が行われた。初戦でナイジェリア女子代表に勝利していたブラジルと、スペイン女子代表に敗れた日本の戦い。日本は負ければ、グループステージ突破が非常に厳しい状況に陥る試合だった。すると後半、ブラジルは隙を突いたジェニファーが決めきり先制。その後は日本の攻撃を凌いでいたが、レジェンドFWマルタを下げた後の後半アディショナルタイムに落とし穴が待っていた。
アディショナルタイム2分には、再びハンドでPKを取られると、熊谷紗希に決められ同点に。勝ち点1に終わるかと思われたが、アディショナルタイム6分には谷川萌々子が隙を突いたロングシュートを叩き込み、日本が逆転。ブラジルはまさかの敗戦となった。
勝利目前でのまさかの敗戦。ブラジル『グローボ』は、エリアス監督の選手に対する厳しい言葉を伝えた。
「試合終了前の姿勢が非常に悪かった。女子選手たちは努力のせいでも、頑張りすぎたせいでも、ポジショニングのせいでもない。意思決定のせいだ」
「勝利するチームになりたいのであれば、試合がもたらす変化を踏まえながら、100分間一貫して試合をする必要がある」
日本を勝利に導いた谷川は80分から登場。アディショナルタイムを除けば10分程度のプレー時間だったが、PKを獲得し決勝ゴールまで決めてみせた。
エリアス監督は「誰が傷つくかに関係なく、選手たちには真実を伝える」と、厳しい言葉をかけるとした。
「これは代表チームで繰り返されていることであり、私はそんなことを期待していない。私はそれを正す必要があり、誰かを傷つけたとしても、選手たちに真実を伝える必要がある」
「そして、彼女たちは明らかに反省する必要がある。しかし、彼女たち1人1人の努力は本当に認識している」
また、最後のPK判定には不服。選手が支えるための手だったとしたが、その部分以外は良かったとした。
「私にとって、試合はPKの際の審判のミスに関連して影響を受けた。ヤスミムは、支える手であり、明らかに足を滑らせていた。これは明らかにゲームに影響を与えたが、試合の要求に従ってプレーを続ける必要がある」
「今日の試合は違うスコアになっていたかもしれない。私の意見では、プレーの方法が分からなかった最後の部分を除けば、それ以外は良かったと思う」
PR
1
2
アルトゥール・エリアスの関連記事
ブラジル女子代表の関連記事
オリンピックの関連記事
記事をさがす
|
ブラジル女子代表の人気記事ランキング
1
後半に流れを変えたアメリカがブラジルを下して3大会ぶり5度目の金メダル【パリ五輪】
パリ・オリンピック(五輪)女子サッカー決勝、ブラジル女子代表vsアメリカ女子代表が10日に行われ、0-1でアメリカが勝利した。 準決勝でグループステージの再戦となったスペイン女子代表戦を制したブラジルと、ドイツ女子代表に競り勝ったアメリカの決勝。 開始2分、ルドミラがゴールに迫ったブラジルがアグレッシブな入りを見せると、16分にも先制のチャンス。ボックス左で仕掛けたルドミラがカットインからシュートを叩き込んだが、その前にオフサイドがあってノーゴールに。 守勢のアメリカは26分、スワンソンが左サイドを独走してGK強襲のシュートを浴びせるも、追加タイム2分にブラジルはポルティージョのボレーでGKを強襲し、良い流れで前半を終えた。 しかし迎えた後半はアメリカがダイレクトに前へボールを運ぶ展開でリズムを掴むと、57分に先制する。アルベルトのスルーパスをボックス左で受けたスワンソンがGKとの一対一を仕留めた。 苦しいブラジルはレジェンドのマルタを投入。終盤にかけても好機を作れず、10分の追加タイムが与えられた中、同4分にはアドリアーナのダイビングヘッドでゴールに迫ったが、GKネイハーの好守に阻まれタイムアップ。 初の金メダルを目指したブラジルをまたも退けたアメリカが3大会ぶり5回目の金メダルを獲得している。 ブラジル女子代表 0-1 アメリカ女子代表 【アメリカ女子代表】 マロリー・スワンソン(57分) 2024.08.11 02:05 Sun2