オヤルサバル&ニコ・ウィリアムズ弾のスペインが3大会ぶり最多4度目の優勝、イングランドは2大会連続決勝で涙を呑む【ユーロ2024】

2024.07.15 06:00 Mon
Getty Images
ユーロ2024決勝、スペイン代表vsイングランド代表が14日に行われ、2-1でスペインが勝利した。

5日前のフランス代表との準決勝をヤマルのユーロ史上最年少弾などで逆転勝利とし3大会ぶりに決勝に進出したスペインは、フランス戦のスタメンから2選手を変更。ナチョとヘスス・ナバスに代えて出場停止明けのカルバハルとル・ノルマンを起用した。

一方、4日前のオランダ代表との準決勝を同じく逆転勝利として2大会連続決勝に進出したイングランドは、トリッピアーに代えて今大会初スタメンとなるショーを抜擢した。
フォーデンをロドリに付けるフラットな[4-4-1-1]で臨んできたイングランドに対し、スペインが押し込む入りとする。しかし、集中した守備を見せるイングランド相手にシュートに持ち込むには至らない。

終始イングランドがスペインに好機を作らせず時間を進めると、追加タイムにはFKの流れからフォーデンが両チーム通じて初の枠内シュートを浴びせた中、ゴールレスでハーフタイムに入った。
迎えた後半、前半終盤の好シュートブロックで負傷したロドリがプレー続行不可能となり暗雲垂れ込めたスペインだったが、開始2分に先制する。バイタルエリア右でパスを受けたヤマルがカットイン。スルーパスを送ると、ボックス左に走り込んだニコ・ウィリアムズが左足ダイレクトでシュートを蹴り込んだ。

さらに2分後、ニコ・ウィリアムズのクサビのパスを受けたダニ・オルモがボックス左から際どいシュートを浴びせたスペインが流れを引き寄せると、56分にもニコ・ウィリアムズが決定的なミドルシュートを浴びせていった。

苦しいイングランドはケインを諦めてオランダ戦の殊勲者であるワトキンスを投入。[3-4-2-1]に変更すると、64分にはベリンガムが見事なターンからのミドルシュートで牽制した。

ひやりとしたスペインは66分、ダニ・オルモのスルーパスを受けたヤマルがボックス右からコントロールシュート。枠を捉えていたが、GKピックフォードのファインセーブに阻まれた。

守護神に救われたイングランドはパーマーを2シャドーの一角に投入。すると73分、そのパーマーが大仕事。サカの持ち上がりを起点にベリンガムがポストプレー。ボックス手前右のパーマーがコントロールシュートを流し込んだ。

追いつかれたスペインは82分に勝ち越しのビッグチャンス。ニコ・ウィリアムズ、ダニ・オルモと繋いでボックス右のヤマルが狙いすましてシュート。だが、コースが甘くGKピックフォードに阻まれた。

それでも86分、スペインに決勝点。決めたのはモラタに代わって出場していたオヤルサバル。自身が左サイドに展開した流れから、ククレジャのリターンクロスをボックス中央に走り込んでダイレクトで合わせた。

そして90分のCKの流れから迎えた大ピンチではライスとグエイのヘディングシュートをGKウナイ・シモンとダニ・オルモがゴールライン上での好守で凌ぎ、2-1で勝利。3大会ぶり最多4度目の優勝を飾っている。

スペイン 2-1 イングランド
【スペイン】
ニコ・ウィリアムズ(後2)
ミケル・オヤルサバル(後41)
【イングランド】
コール・パーマー(後28)

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アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの不貞行為が暴露されてしまった。スペイン『マルカ』が伝えた。 兄のイニャキ・ウィリアムズと共にアスレティックで躍動するニコ・ウィリアムズ。ウインガーとして台頭し、2022年9月にはスペイン代表デビュー。ルイス・エンリケ監督の下でカタール・ワールドカップ(W杯)にも出場。日本代表戦を含む4試合でプレーしていた。 その後も継続してスペイン代表に呼ばれているニコ・ウィリアムズだが、元ガールフレンドが当時の不貞行為を暴露した。 ニコ・ウィリアムズと交際していたのは、インフルエンサーであり、TikTokerのルシア・コレアさん。インスタグラムは36万5000人のフォロワーがおり、TikTokでは約93万8000人のフォロワーを誇り、6000万以上の「いいね」をもらっている人気者だ。 コレアさんは、コンテンツクリエイターのアドリ・コントレラス氏の「Twitch」チャンネルに出演。交際当時の様子を明かした。 「私には将来が見えなかった。4カ月間一緒にいたけど、その4カ月はなかったようなものだった。なぜなら、いくつかの障害があったからなの」 コレアさんの主張によると、ニコ・ウィリアムズは交際中に他の女性とも多数関係を持っていたとのこと。ニコ・ウィリアムズもインスタグラムのフォロワーが40万人を超えており、SNS上では多くの女性との出会いがあったとのこと。そこで関係を持っていたという。 また、別れた理由についてコレアさんは、「彼が私を騙していた」と答え、自ら別れを決めたという。 21歳のニコ・ウィリアムズが不誠実だったのは若さ故なのか、それとも軽く捉えていたのか。いずれにしても、自らの不貞行為でキャリアに傷をつけないことは意識してもらいたいものだ。 <span class="paragraph-title">【写真】フォロワー合計130万人以上の人気インフルエンサーの元ガールフレンド</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Czlr5cZsKjy/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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スペイン代表は誰が出ても強かった…/原ゆみこのマドリッド

「便利屋チームにされているみたい」そんな風に私が不満を覚えていたのは日曜日、バリオスに続いて、ジュリアーノもアルゼンチン代表に追加招集されたと知った時のことでした。いやあ、金曜のスペイン代表デンマーク戦で負傷者が2名発生した後、U21代表のお勤め中だったバリオスがデ・ラ・フエンテ監督に呼ばれたのは、ええ、後輩たちはこの11月の2試合共親善試合で、まさに彼も金曜にジブラルタルの近くで行われたイングランド戦にキャプテンとして出場。 プレーしたのは前半だけで、試合もスコアレスドローで終わった後、ネーションズリーグ・グループリーグ最終節スイス戦が開催されるテネリフェに向かうことになったのは、U21の2試合目親善デンマーク戦が火曜だっただけに、却って早めにアトレティコに戻れて、良かったぐらいなんですけどね。10月にやはり、1戦目でジャマル(バルサ)が負傷した後、追加招集されたリケルメのように、大人の代表初招集で喜んでいるであろうバリオスには申し訳ないものの、結局、出場機会なしということも大いにありそうな。 おまけにテネリフェのあるカナリア諸島はスペイン国内のため、月曜の試合が終わった後、翌火曜にはマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習に合流するのにもまったく支障がないんですよ。それが大西洋を渡った南米となると話は別で、いやあ、パラグアイが弟分ヘタフェのアンデレテのゴールでアルゼンチンに2-1で勝ったと聞いた時は、そのゴール力を是非とも、ボルダラス監督のチームのリーガ次節、バジャドリー戦でも役立ててほしいと真剣に思ったものですけどね。 ただ、その試合でケガしたのもアトレティコ勢で、モリーナが右太ももを痛めて代表離脱。とはいえ、全治10日とそれ程、重傷ではなく、大体がして、週末のアラベス戦は土曜のため、火曜夜のペルー戦の後、戻るのが木曜になるアルゼンチン勢は最初から、スタメン入りが難しいだろうと思われていましたからね。更にはシメオネ監督がケガ治ったジョレンテの使い場所を探しているため、モリーナは来週火曜のCL5節スパルタ・プラハ戦に備えて、しっかり回復してくれればいいだけですが、ジュリアーノが4泊5日の地球一周の旅に駆り出されたのは計算外。 だってえ、このところ、ジョレンテがいなかったせいもあって、スタメンとして使われるようになったシメオネ監督の三男はまさにチームの動力源。その活力と信念で、コパ・デル・レイ1回戦ビック(地方リーグ/実質6部)戦ではフリアン・アルバレスの先制PKゴールの元となったペナルティをゲット、ラス・パルマス戦ではアトレティコ初得点となる先制ゴール、勝利を絶望視されていたCLのPSG戦でもモリーナの同点ゴールに繋がるシュートを撃ち、更にはマジョルカ戦でもGKオブラクのロングキックを一心不乱に追って、フリアン・アルバレスの決勝点をアシストした、まさにここ4連勝の決め手となった選手ですからね。 フリアン・アルバレスやデ・パウルと違い、スカローニ監督に初招集を受けた9月の代表戦でも出番はなかったジュリアーノがペルー戦でこき使われることはないと思いますが、長旅で体調を壊したりしないかが不安かと。実際、遅く戻って来るのは火曜夜にブラジル戦があるウルグアイ代表のヒメネスも同じですが、同僚のお隣さんのバルベルデはレガネスとの兄弟分ダービーが日曜開催というラッキーさ。今回、ミリトン、ロドリゴの負傷でブラジル代表1人参加となったビニシウスも同じで、その上、レアル・マドリーはフランス代表1人参加のカマビンガも累積警告で2試合目のイタリア戦には出ずに早帰りできるとなると…何か、ちょっと不公平と思ってしまうのは私だけ? まあ、そんなことはともかく、スペインのネーションズリーグ・グループリーグ5節、デンマーク戦がどうだったかもお話していかないと。すでに10月には3月の新設準々決勝進出を決めていたせいか、今回は1日遅れの火曜にラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部にチームは集合。初期リストから、足首を痛めたジャマルが落ち、ブライアン・ヒル(ジローナ)が入った後、合宿2日目にはパウ・トーレス(アストン・ビラ)も負傷による離脱が決まり、最初はCLツベルナ・ズベヅダ戦で頬に10針縫う裂傷を負ったため、招集を見送られていたクバルシ(バルサ)が追加招集に。 彼の日のクラブの先輩、ガビのように、いやまあ、彼は耳の裂傷でヘッドギア装着だったんですけどね。17才のCBもベロンと傷の上だけを覆うマスクを付けて、水木のセッションに参加していたんですが、逆に個人練習を続けていた頭部打撲のモラタ(ミラン)と急性胃腸炎を患ったファビアン(PSG)はパルケン・スタディオンでの一戦でスタメンには入らず。手首の手術から回復中のGKウナイ・シモン、ヒザの靭帯断裂で今季絶望となったロドリ(マンチェスター・シティ)やカルバハル(マドリー)もいないため、昨夏のユーロ決勝からリピートした先発選手がラポール(アル・ナスル)、ククレジャ(チェルシー)、ダニ・オルモ(バルサ)しかいないという、リフレッシュメンバーでスタートしたスペインだったところ…。 あんまり関係なかったみたいです。だってえ、開始12分にはシュートをゴールバーに当てていたアジョセ(ビジャレアル)が15分、その日、CFとして入ったオジャルサバルにエリア内右から、憎いばかりにタイミングをピッタリ合わせたラストパスを供給。そのボールを足で引いて、ゴール前からGKシュマイケル(セルティック)を破ってくれるとはまったく、見事じゃないですか。その後もアジョセやオルモが狙っていったものの、前半のうちは追加点が入らず、0-1で折り返したスペインは後半13分、3度目の正直でとうとう、アジョセが2点目をゲットすることに。 そう、この時はオルモが送ったスルーパスをエリア内から決めたんですが、何せ、勝ち点の必要度で言えば、準々決勝進出ができるかどうかが懸かっているデンマークの方が切実でしたからねえ。おまけに3000人余りのスペイン人サポーターを除き、スタジアム全部が応援してくれているとなれば、こんなにすいすい簡単にデ・ラ・フエンテ監督のチームが得点できることの方が不思議ですが、もしやこれがユーロ王者の貫禄? ただその先のスペインは不幸に見舞われて、ええ、まずは17分にアレックス・バエナ(ビジャレアル)が足首を痛めてファビアンに交代。続いて25分にも、10月から立派にロドリの代理を務めていたスビメンディ(レアル・ソシエダ)が腰を痛めてしまい、最初はオルモとアジョセをニコ・ウィリアムス(アスレティック)とモラタに代えるだけのつもりだったデ・ラ・フエンテ監督は急遽、U21から引き抜いた21才のカサドー(バルサ)をA代表デビューさせることに。更にはオジャルサバルがイエローカードをもらい、累積警告で次戦出場停止となったため、彼も負傷者2人共にこの試合後、代表を離脱することになったんですが…。 まあ、スコアの方は途中出場のイサクセン(ラツイオ)が意地を見せ、33分にゴールポストを直撃するシュートを撃ったかと思えば、38分にはビックリ仰天のファビアのバックパスミスが発生。GKダビド・ラジャ(アーセナル)の前でイサクセンにボールを奪われ、1点を返されてしまうなんてこともあったんですが、大丈夫。ウナイ・シモンが戻って来るだろう3月にも代表正GKの座を維持すべく、ロスタイムのスコフ・オルセン(クラブ・ブルージュ)のミドルシュートもラジャがparadon(パラドン/スーパーセーブ)で逸らしてくれたため、無事にスペインは1-2で勝利したんですが、え?1位突破が確定したってことは、月曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)からのスイス戦は消化試合ってこと? いやあ、相手の最下位スイスの方も勝って、セルビアがデンマークに負ければ、勝ち点で3位に並べるんですが、ゴールアベレージ差が4もあるため、ほぼBリーグへの直接降格は免れられそうにありませんからね。それでもデ・ラ・フエンテ監督は、「Siempre nos jugamos algo/シエンプレ・ノス・フガモス・アルゴ(常に我々には何かが懸かっている)。スペインの名前には大きな重みと責任があるからね」と言っていたんですが、その言葉とは裏腹にデンマーク戦の翌日午前中、コペンハーゲンでやる予定だった練習はジムに置き換えられることに。 午後にはテネリフェに向かい、日曜はバレンシア洪水災害被害者への義援金集めもしたかったため、久々にエリオドロ・ロゴリゲス・ロペス(2部のテネリフェのホーム)で試合前日公開スタジアム練習を有料でしたものの、スタンドを埋めつくした6000人のファンの前で戦術的エクササイズを披露できる訳もなし。テネリフェでチームが到着するのを待っていたバリオスも他愛ないロンド(輪になって中の選手がボールを奪うゲーム)やシュート練習、3/4コートの紅白戦などを楽しんでいただけのようでしたし、やはりスイス戦はデンマーク戦に出なかった、または途中出場だった選手を中心にしたスタメンローテーションが濃厚かと。 それでも見どころはあって、何より注目されているのはカサドー同様、U21から昇格した大型FWサム(ポルト)のA代表デビュー。ええ、この夏にはバリオスと一緒にパリ五輪で金メダルを獲ってきた彼は昨季、アラベスでレンタル修行していたアトレティコ所属の選手だったんですが、当人が移籍を希望。今ではポルトガルのリーグでガンガン、ゴールを挙げているんですが、うーん、あと1本でスペイン代表歴代得点ランキング2位のフェルナンド・トーレスに並ぶモラタといい、2人共、残留していたら、先月から一緒にスペイン代表0人参加になっているマドリーに、アトレティコも少しは大きな顔ができた? 加えて今のチームにはアジョセ、ペドリ(バルサ)、ジェレミー・ピノ(ビジャレアル)と3人もカナリア諸島出身の選手がいて、とりわけテネリフェに実家のある前者2人は親族、友人等に試合のチケットをそれぞれ45枚程も融通しないといけなかったようなんですけどね。30年以上ぶりに代表戦を迎える現地のファンもかなり盛り上がっているようで、すでに満員御礼は確定。その期待に応えられるプレーを披露できるといいんですが、とにかく今はもう、各国代表に選手を派遣しているマドリッド勢のケガ人が増えないことを祈るばかりでしょうか。 2024.11.18 19:00 Mon

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