格上相手にハットトリック!藤枝順心FW辻澤亜唯、皇后杯の後半AT劇的決勝点は「入れ!と思って打った」

2023.12.02 23:15 Sat
ハットトリックで勝利に貢献した藤枝順心高校FW辻澤亜唯
©超ワールドサッカー
ハットトリックで勝利に貢献した藤枝順心高校FW辻澤亜唯
3得点を挙げて勝利に貢献した藤枝順心高校のFW辻澤亜唯が、試合を振り返った。
PR
2日、第45回皇后杯の3回戦が福井県の日東シンコースタジアム丸岡サッカー場で行われ、藤枝順心はなでしこリーグ1部のオルカ鴨川FCと対戦した。昨季の全日本高等学校女子サッカー選手権大会と今夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)を制し、高校女子2冠を達成している藤枝順心は、キックオフ直後から強度高くゲームに入った。
開始1分も満たない時間に左CKから辻澤が先制点を奪うと、8分にも久保田真生の折り返しから再び辻澤が決め、早々にリードを広げる。手を打つオルカに43分、折り返しての49分とゴールを許して追い付かれたものの、試合終了間際のラストプレーで三度辻澤がネットを揺らし、劇的な勝利を収めた。

ハットトリックを達成した背番号「11」は「相手は上手いし、自分たちよりも格上なので、自分たちの最大限の力を発揮できるように1人1人がチャンレジするような意識を持って臨みました」と試合を振り返る。
立ち上がりの攻勢については「相手の出はなをくじく」ことは狙い通りだったと語り、「早い段階で点を取れたことは良かったです」と好感触を口にした。

一方でオルカが対抗策を打って以降は相手の勢いに飲まれる時間もあった。辻澤は36分に逆サイドからクロスに絞っての好カバーを披露したものの、「前半の終わりに自分のマークが見えていなくて失点に絡んでしまったので、そこを取り返したという気持ちで(以降は)プレーしていました」と、43分の失点シーンを振り返り、悔しさとともに挽回の機会をうかがっていたとも話す。

最終盤に劇的な一撃を叩き込み、その想いを実現させた辻澤。「コースというよりも枠に飛ばして入れ!という思いで打ちました、思い切り打って良かったです」と、気持ちを前面に出した。2点目を「(久保田)真生が見てくれていたので、(パスを呼び込んで)当てるだけでした」と冷静に振り返ったのとは対照的だ。

「(前半の後ろのように)慌てていた時間もあるし、(後半のように)落ち着いていた時間もある。後半は『自分たちのサッカーは、(長いボールを)蹴るのではなく、ポゼッション(を構築して崩していくスタイル)』なので、そこを意識して、落ち着いて相手を見て崩すことを意識して臨みました」

辻澤は谷川萌々子古賀塔子(ともにJFAアカデミー福島)らと2022年のU-17女子ワールドカップ(W杯)に出場。同年代の選手がなでしこジャパンの一員として戦っていることは「あぁしてスタメンで出たり、活躍しているのを見て、いい刺激になっています」と語り、自分もいつか同じ場所へと、代表への思いも言葉にする。

藤枝順心は10日に行われる4回戦でもなでしこ1部に属する愛媛FCレディースと対戦し、勝ち抜けば17日に5回戦、30日からは選手権も幕を開ける。再びのジャイアントキリング、さらには選手権連覇へ向け、辻澤は力強く意気込みを語った。

「上のチームとできる公式戦は、選手権を見据えてもいい機会なので、そこでしっかり選手権へ向けても挑戦して、自分たちができる幅を広げて行きたいです」

PR

辻澤亜唯の関連記事

28日、2023-24WEリーグ第17節の4試合が行われた。 首位の三菱重工浦和レッズレディースを追いかける2位のINAC神戸レオネッサはホームに10位のマイナビ仙台レディースを迎えた一戦。試合は立ち上がりに一気にI神戸が突き放した。 6分、最終ラインでもたつくマイ仙台のボールを奪うと、田中美南がそのまま決 2024.04.28 22:05 Sun
24日、2023-24 WEリーグ第12節のINAC神戸レオネッサvsAC長野パルセイロ・レディースがノエビアスタジアム神戸で行われ、ホームのI神戸が3-0で勝利を収めた。 8勝3分けの勝ち点「27」で首位ターンを決めたI神戸は、連戦を加味してか今節はGK山下杏也加に代わってGK船田麻友が7試合ぶりに先発出場。対 2024.03.24 18:25 Sun
U-20日本女子代表は16日、AFC U20女子アジアカップの決勝でU-20北朝鮮女子代表と対戦し、1-2で敗戦。勝利した北朝鮮が7大会ぶり2度目の優勝を飾った。 13日に行われたU-20オーストラリア女子代表との準決勝では、5-1の快勝を収めた日本。グループステージで敗れた北朝鮮とのリベンジマッチへ向け、狩野倫 2024.03.16 23:58 Sat
U-20日本女子代表は13日、AFC U20女子アジアカップの準決勝でU-20オーストラリア女子代表と対戦し、5-1で勝利。4大会連続7度目の優勝へ向け、決勝進出を決めた。 日本はグループBを2勝1敗(ベトナム戦10〇0、中国戦2〇0、北朝鮮戦0●1)の2位で通過。ベスト4入りと、コロンビアで開催されるU-20女 2024.03.13 21:59 Wed
U-20日本女子代表は10日、AFC U20女子アジアカップのグループB第3節でU-20北朝鮮女子代表と対戦し、0-1で敗れた。 第1節、第2節の連勝により、すでにノックアウトステージ進出と、コロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)への出場権を手にしている日本。大会4連覇を目指す狩野倫久監督は前節 2024.03.10 19:31 Sun

皇后杯の関連記事

INAC神戸レオネッサのエースが勝鬨を上げた。 27日、ヨドコウ桜スタジアムでは第45回皇后杯決勝の三菱重工浦和レッズレディースvsINAC神戸レオネッサが行われ、1-1で90分、延長戦を終了。PK戦の末にI神戸が6-5で勝利を収め、7大会ぶり7度目の優勝に輝いた。 前半は浦和に主導権を握られ、放ったシュー 2024.01.28 22:50 Sun
三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンDF高橋はなが、PK戦時の心境を語った。 浦和は27日、ヨドコウ桜スタジアムで行われた第45回皇后杯決勝にて、INAC神戸レオネッサ戦と対戦。19分に先手を取ったが、後半ラストプレーとなるPKで追い付かれると、延長戦を経てのPK戦までもつれ込み、PKスコア5-6で敗れ 2024.01.27 23:10 Sat
皇后杯を準優勝で終えた三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンMF清家貴子が、試合を振り返った。 27日にヨドコウ桜スタジアムで行われた第45回皇后杯決勝、INAC神戸レオネッサ戦に臨んだ浦和は、19分に先手を取った。だが、後半ラストプレーとなるPKで追い付かれると、延長戦を経てのPK戦の末に敗れ、2大会ぶ 2024.01.27 23:05 Sat
皇后杯を準優勝で終えた三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンDF高橋はなが、試合を振り返った。 27日にヨドコウ桜スタジアムで行われた第45回皇后杯決勝、INAC神戸レオネッサ戦に臨んだ浦和は、19分に先手を取った。だが、後半ラストプレーとなるPKで追い付かれると、延長戦を経てのPK戦の末に敗れ、2大会ぶ 2024.01.27 22:50 Sat
INAC神戸レオネッサのGK山下杏也加が優勝の喜びを語った。 準優勝した前回大会に続き、第45回皇后杯で決勝まで勝ち上がったI神戸。27日にはタイトルをかけ、三菱重工浦和レッズレディースと対戦した。 前半のうちに先制を許す展開となるも、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに髙瀬愛実がPKを決め、土 2024.01.27 20:32 Sat

記事をさがす

辻澤亜唯の人気記事ランキング

1

愛媛Lが大体大に2発快勝、高校2冠の藤枝順心は辻澤亜唯のハットでなでしこ1部優勝のオルカに劇的勝利【皇后杯】

2日、第45回皇后杯3回戦の2試合が福井県の日東シンコースタジアム丸岡サッカー場で行われ、愛媛FCレディースと藤枝順心高校が4回戦進出を決めた。 第1試合は関西地区第1代表の大阪体育大学と、なでしこリーグ1部の愛媛FCレディースが対戦。序盤は、2回戦のバニーズ群馬FCホワイトスターに続くなでしこリーグ勢撃破を目論む、大体大が圧力をかけ、セットプレーや赤尾侑里の左足ミドルシュートを含めて好機を作る。 一方の愛媛は立ち位置を変えるなどして徐々に対応。すると37分、桜井由衣香が右サイドから上げたクロスに久保田晴香が右足ボレーで合わせてネットを揺らし、愛媛Lがリードを奪って前半を終えた。 後半も先に好機を作ったのは大体大だが、矢野梨紗の思い切った中距離砲はクロスバー、平岩依々菜のシュートも右ポストを叩く。冷や汗をかいた愛媛Lは交代策を駆使し、再び持ち味のパスサッカーを展開すると、途中出場の大宮央が左足でニアを抜き、76分に追加点を奪取。リードを広げた愛媛がそのまま逃げ切り、クラブ最高成績更新となる4回戦進出を決めた。 第2試合では今季のなでしこ1部で優勝したオルカ鴨川FCと、高校女子2冠、昨季の全日本高等学校女子サッカー選手権大会と今夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)を制している藤枝順心高校が顔を合わせた。 試合はキックオフ直後から強度高くゲームに入った藤枝順心が早々に動かす。藤原凛音の思い切り良いミドルシュートからファーストプレーで左CKを獲得すると、下吉優衣のキックにファーで辻澤亜唯が合わせ、開始1分で先手を取った。 さらに8分には、右サイドの深い位置へ抜け出した久保田真生がマイナスにグラウンダーで折り返し、再び辻澤。左足でのタップインゴールを流し込み、瞬く間にリードを広げる。 藤枝順心の圧に面を食らったオルカは、31分という早いタイミングでボランチの1枚交代し、古舘知都と変わって並木千夏が早速のミドルで流れを引き寄せる。2列目の並びも右でスタートの河野有希を左、中央に浦島里紗、右に近藤彩優子と配置を変えると43分、右からのクロスのこぼれ球を拾った河野が巧みに流し込み、1点を返して前半を終える。 オルカはハーフタイムに近藤に変わってキック精度の高い松尾美月を右に置くと、その松尾のクロスから同点弾。ニアで河野が潰れ役となり、中央でフリーとなったなでしこ1部の今季最優秀選手、鈴木陽が押し込んだ。 以降は互いの良さがぶつかり、藤枝順心は追い付かれながらも億することなくボールをつなげば、オルカもサイドの裏を使った攻撃で見せる互角の展開に。80分のオルカは相手のパスミスから鈴木が狙うもGKの守備範囲となり、藤枝順心も86分、下吉のFKがバーに嫌われる。 延長戦も見え始めた最終盤だが、決着の一撃を沈めたのは藤枝順心だった。後半のアディショナルタイムに辻澤が三度ネットを揺らすと、直後にタイムアップのホイッスル。辻澤のハットトリックで劇的な勝利を挙げた藤枝順心が、次のステージへ駒を進めた。 ◆皇后杯3回戦 ▽12月2日 大阪体育大学 0-2 愛媛FCレディース オルカ鴨川FC 2-3 藤枝順心高校 ▽12月3日 ヴィアマテラス宮崎 vs 東洋大学 ASハリマアルビオン vs スペランツァ大阪 伊賀FCくノ一三重 vs 福岡J・アンクラス 日体大SMG横浜 vs 帝京平成大学 スフィーダ世田谷FC vs 日テレ・東京ヴェルディメニーナ ニッパツ横浜FCシーガルズ vs 大和シルフィード 2023.12.02 20:35 Sat
2

格上相手にハットトリック!藤枝順心FW辻澤亜唯、皇后杯の後半AT劇的決勝点は「入れ!と思って打った」

3得点を挙げて勝利に貢献した藤枝順心高校のFW辻澤亜唯が、試合を振り返った。 2日、第45回皇后杯の3回戦が福井県の日東シンコースタジアム丸岡サッカー場で行われ、藤枝順心はなでしこリーグ1部のオルカ鴨川FCと対戦した。 昨季の全日本高等学校女子サッカー選手権大会と今夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)を制し、高校女子2冠を達成している藤枝順心は、キックオフ直後から強度高くゲームに入った。 開始1分も満たない時間に左CKから辻澤が先制点を奪うと、8分にも久保田真生の折り返しから再び辻澤が決め、早々にリードを広げる。手を打つオルカに43分、折り返しての49分とゴールを許して追い付かれたものの、試合終了間際のラストプレーで三度辻澤がネットを揺らし、劇的な勝利を収めた。 ハットトリックを達成した背番号「11」は「相手は上手いし、自分たちよりも格上なので、自分たちの最大限の力を発揮できるように1人1人がチャンレジするような意識を持って臨みました」と試合を振り返る。 立ち上がりの攻勢については「相手の出はなをくじく」ことは狙い通りだったと語り、「早い段階で点を取れたことは良かったです」と好感触を口にした。 一方でオルカが対抗策を打って以降は相手の勢いに飲まれる時間もあった。辻澤は36分に逆サイドからクロスに絞っての好カバーを披露したものの、「前半の終わりに自分のマークが見えていなくて失点に絡んでしまったので、そこを取り返したという気持ちで(以降は)プレーしていました」と、43分の失点シーンを振り返り、悔しさとともに挽回の機会をうかがっていたとも話す。 最終盤に劇的な一撃を叩き込み、その想いを実現させた辻澤。「コースというよりも枠に飛ばして入れ!という思いで打ちました、思い切り打って良かったです」と、気持ちを前面に出した。2点目を「(久保田)真生が見てくれていたので、(パスを呼び込んで)当てるだけでした」と冷静に振り返ったのとは対照的だ。 「(前半の後ろのように)慌てていた時間もあるし、(後半のように)落ち着いていた時間もある。後半は『自分たちのサッカーは、(長いボールを)蹴るのではなく、ポゼッション(を構築して崩していくスタイル)』なので、そこを意識して、落ち着いて相手を見て崩すことを意識して臨みました」 辻澤は谷川萌々子や古賀塔子(ともにJFAアカデミー福島)らと2022年のU-17女子ワールドカップ(W杯)に出場。同年代の選手がなでしこジャパンの一員として戦っていることは「あぁしてスタメンで出たり、活躍しているのを見て、いい刺激になっています」と語り、自分もいつか同じ場所へと、代表への思いも言葉にする。 藤枝順心は10日に行われる4回戦でもなでしこ1部に属する愛媛FCレディースと対戦し、勝ち抜けば17日に5回戦、30日からは選手権も幕を開ける。再びのジャイアントキリング、さらには選手権連覇へ向け、辻澤は力強く意気込みを語った。 「上のチームとできる公式戦は、選手権を見据えてもいい機会なので、そこでしっかり選手権へ向けても挑戦して、自分たちができる幅を広げて行きたいです」 2023.12.02 23:15 Sat
3

名門・藤枝順心が連覇達成! 再び決勝で対戦の十文字を3-0で下す【高校女子サッカー選手権】

第32回全日本高校女子サッカー選手権大会の決勝が7日にノエビアスタジアム神戸で行われ、藤枝順心高校(東海1/静岡)が十文字高校(関東2/東京)を3-0で下し、2年連続7回目の優勝を果たした。 昨年も決勝で実現した藤枝順心vs十文字の対戦カード。藤枝順心は2年連続7回目、十文字は7年ぶり2回目の優勝を目指した。 試合は早間美空(サンフレッチェ広島レジーナ入団内定)のシュートで幕開け。十文字がいきなり藤枝順心ゴールに迫った。 しかし、先制したのは藤枝順心。4分、U-17日本女子代表の辻澤亜唯(INAC神戸レオネッサ入団内定)がミドルシュートを狙うと、U-17日本女子代表の久保田真生(I神戸入団内定)がGKの弾いたボールにすかさず反応し、滑り込みながら押し込んだ。 藤枝順心の鋭い攻撃をかわしながら追いかける十文字は27分、GK中村菫からのロングボールで一気にチャンス。本多桃華が前線で競り勝つと、福島茉莉花がボックス内へ侵入し左足で狙うも、力強いシュートは飛ばせなかった。 一方の藤枝順心はショートカウンターから追加点に迫る。29分、久保田が前線でボールを奪い、キープしてからボックス手間右の辻澤へ。左足ダイレクトで放ったシュートは、GK中村にキャッチされた。 ボールを握りながら隙を伺う十文字は主将の三宅万尋にもシュートが生まれるが、同点弾は奪えないまま前半終盤へ。すると45分、効果的な攻撃を見せる藤枝順心がリードを広げる。 自陣内から植本愛実が前線へ浮き球のスルーパスを送り込むと、裏に抜け出したのは辻澤。GKとの一対一を冷静に制し、2-0でハーフタイムを迎えた。 早めに1点を返したい十文字は、後半立ち上がりから新井萌禾、早間が立て続けにシュートまで持ち込む。対する藤枝順心は49分、久保田のシュートが左ポストを叩くがネットは揺らせない。 その後も十文字の猛攻が続くが、藤枝順心はGK菊地優杏(I神戸入団内定)を中心に凌ぐ。57分にはU-17日本女子代表の高岡澪が独力で3点目を狙い、攻撃でも迫力を見せる。 両チームともに交代カードを切って迎えた75分、藤枝順心がついにダメ押し。右サイドからクロスが上がると、ファーで待っていた途中出場の葛西唯衣がフリーで収め、左足シュートを決めきった。 下吉優衣(アルビレックス新潟レディース入団内定)も中盤で存在感を見せた藤枝順心は、最後まで反撃を許すことなく試合終了。連覇を達成すると同時に、大会歴代最多優勝記録を7に伸ばした。 藤枝順心(東海1/静岡) 3-0 十文字(関東2/東京) 【藤枝順心】 久保田真生(前4) 辻澤亜唯(前45) 葛西唯衣(後30) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】藤枝順心が十文字との決勝制し連覇達成!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="BweVixQhdQU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.07 18:41 Sun
4

C大阪CBコンビも2発、日本がオーストラリアに5ゴール快勝で決勝進出!北朝鮮との再戦に【U20女子アジアカップ】

U-20日本女子代表は13日、AFC U20女子アジアカップの準決勝でU-20オーストラリア女子代表と対戦し、5-1で勝利。4大会連続7度目の優勝へ向け、決勝進出を決めた。 日本はグループBを2勝1敗(ベトナム戦10〇0、中国戦2〇0、北朝鮮戦0●1)の2位で通過。ベスト4入りと、コロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。 10番の松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)が所属クラブの事情で離脱となった中で、オーストラリア戦は[4-2-3-1]でスタート。GKには鹿島彩莉、最終ラインは右から小山史乃観、白垣うの、米田博美、佐々木里緒と並ぶ。ダブルボランチにキャプテンの林愛花と角田楓佳、中盤2列目は右から久保田真生、天野紗、辻澤亜唯、1トップは土方麻椰が務めた。 対してオーストラリアはグループAを3連勝の首位通過(韓国戦2〇1、ウズベキスタン戦2〇0、チャイニーズ・タイペイ戦3〇0)。中盤をダイヤモンドにした[4-4-2]を敷いた。 開始2分に林が左足のミドルを披露した日本は、直後に久保田のクロスで得た右CKから早々に試合を動かす。3分、天野のストレート性のキックをGKクロエ・リンカーンがパンチングしながら後逸すると、米田が頭で押し込んだ。 幸先よく先制に成功した日本は、6分に佐々木のクロスに天野のヘッド、9分には辻澤が一対一と、立て続けに好機を迎えたが、いずれも決め切れず。すると、オーストラリアがワンチャンスを生かして同点に追い付く。 FKから窮地をしのぎ、2トップの一角・唯一の海外組でもあるミリー・ボートンが中盤でのキープから白垣のチャレンジしたタイミングでサイドバックとの間へスルーパスを通す。裏を取ったペタ・トリミスが一対一を制し、今大会3得点目を挙げる。 追い付かれた日本だが、セカンドボール争いで上回り、以降も主導権を掌握。21分には土方のスルーパスから久保田が右ポケットから狙えば、林や佐々木も積極的に足を振り、相手を押し込んだまま前半を終えた。 日本はハーフタイムで2枚替えを行い、林に代えて大山愛笑、久保田に代わって松永未夢を投入。後半は前からプレスに来たオーストラリアの圧をかわし、最終ラインもオフサイドの網に掛ける。 攻撃陣も、右に回った辻澤が56分にゴールライン際をえぐり、マイナスの折り返しに天野。ここは空振りに終わるも、60分には天野の右CKからニアで白垣が合わせる。だが、これはクロスバーを越えた。 それでも日本はその3分後に勝ち越しに成功。天野のストレート性左CKからニアで再び白垣が合わせると、オーストラリアDF2人にディフレクトし、ゴールに吸い込まれた。 再びのリードを奪った日本はその後もオーストラリア陣地でゲームを進め、83分には波状攻撃からこぼれ球に反応した土方が今大会4点目となる右上隅へのコントロールショットを沈めて点差を広げる。 さらに88分には左ポケット最深部まで侵入した土方の折り返しから途中出場の笹井一愛がネットを揺らし、その1分後には松永のクロスが相手のオウンゴールを誘発。一気呵成の連続得点で勝負を決めた。 また、先立って行われていた、グループBを首位抜けしたU-20北朝鮮女子代表と、グループAを2位で通過したU-20韓国女子代表の一戦は、3-0で北朝鮮が勝利を収めた。 前半終了間際にチェ・イルソンのゴールで試合を動かすと、前半スクランブル投入されたジョン・クムが折り返しての51分に追加点を奪取。78分にはファン・ユヨンのクロスがそのままゴールに吸い込まれ、点差を広げての無失点勝ちで決勝進出を果たしている。 北朝鮮との再戦となる決勝戦は16日にJARスタジアムで開催され、キックオフは22:00予定となっている。 U-20オーストラリア女子代表 1-5 U-20日本女子代表 【得点者】 0-1:3分 米田博美(日本) 1-1:13分 ペタ・トリミス(オーストラリア) 1-2:63分 白垣うの(日本) 1-3:83分 土方麻椰(日本) 1-4:88分 笹井一愛(日本) 1-5:89分 オウンゴール(日本) ◆U-20日本女子代表 GK:鹿島彩莉[EL埼玉] DF:小山史乃観[ユールゴーデン]、白垣うの[C大阪]、米田博美[C大阪]、佐々木里緒[マイ仙台] MF:林愛花[サンタクララ大](→HT 大山愛笑[早稲田大])、角田楓佳[浦和]、久保田真生[I神戸](→HT 松永未夢[メニーナ])、天野紗[I神戸](→73分 笹井一愛[N相模原])、 辻澤亜唯[I神戸](→89分 中谷莉奈[C大阪]) FW:土方麻椰[東京NB](→90+2分 樋渡百花[東京NB]) <span class="paragraph-title">【動画】日本、白垣うのがCKからオーストラリア相手に勝ち越しゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>勝ち越し弾もCKから<br>\<br><br>天野紗のCKを、白垣うのがニアで合わせる<br>またもや得意のセットプレーから日本が勝ち越しに成功<br><br>AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン2024<br>豪州×日本<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/IBQWmYlc2r">pic.twitter.com/IBQWmYlc2r</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1767890377275486337?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.13 21:59 Wed
5

日本はまたも北朝鮮に敗れ準優勝、交代生かせず終盤被弾で4連覇逃す【U20女子アジアカップ】

U-20日本女子代表は16日、AFC U20女子アジアカップの決勝でU-20北朝鮮女子代表と対戦し、1-2で敗戦。勝利した北朝鮮が7大会ぶり2度目の優勝を飾った。 13日に行われたU-20オーストラリア女子代表との準決勝では、5-1の快勝を収めた日本。グループステージで敗れた北朝鮮とのリベンジマッチへ向け、狩野倫久監督は準決勝からのスタメン変更を1人にとどめ、林愛花に代わって大山愛笑が[4-2-3-1]のダブルボランチの一角を務めた。 新型コロナウイルスの影響で中止となった2022年を除くと、3大会連続で同じ顔合わせとなった決勝戦。日本は中2日での連戦ながらも、コンディションの良さを感じさせ、試合を動かす。 相手のゴールキックを中盤で跳ね返し、久保田真生がDFと入れ替わって右のスペースを使うと、土方麻椰が右サイドの深い位置から高い軌道のソフトなクロスを供給。GKを越えて先で辻澤亜唯が頭で合わせた。 互いにクリーンな中盤でのせめぎ合いが続くなかで、日本は32分、辻澤の粘りからゴール正面やや左でFKを獲得すると、U-20中国女子代表戦では鮮やかな巻いた直接FKを沈めた天野紗が、ここは低い弾道で狙うが、壁に当たってしまう。 ロングスローやCKと、セットプレーに迫力を持つ北朝鮮の攻撃をしのいでいた日本だが、前半の終了間際に失点を喫する。44分、北朝鮮は短いスローインを起点に、チェ・ウニョンが当たりの強さを見せつけたドリブルからクロスを入れると、ジョン・リョンジョンが小山史乃観に競り勝ってヘディングシュートを決めた。 追い付かれた後半を迎えた日本は、ハーフタイムに2枚替えを決行。久保田と土方を下げ、樋渡百花と笹井一愛、スピードに優れた2枚のアタッカーを投入する。 後半頭は日本の時間となり、左サイドハーフに回った樋渡が持ち味を生かした突破を披露する場面も見られたが、北朝鮮も徐々に対応。プレスの圧力向上とともにセカンドボール争いでも徐々に天秤が傾き、63分にはファン・ユヨン、68分にはキム・ソンギョンと、ミドル攻勢を受けると、76分にはCKからキム・ガンミンにあわやのヘディングを浴びたが、日本はGK鹿島彩莉のファインセーブでこの難を逃れた。 押し返せずにいた日本は86分、ついにゴールを破られてしまう。ジョン・クムに日本の左サイドを突破され、フリーで飛び込んだジョン・リョンジョンにネットを揺らされた。 後がなくなった日本は後半のアディショナルタイム、ロングスローのこぼれ球に反応した佐々木里緒が左足で狙うも、枠を捉えられずに試合終了。日本は4大会連続7度目の優勝とはならなかった。 また、決勝に先立って行われた3位決定戦では、79分に挙げたララ・グーチのゴールが決勝点となり、U-20オーストラリア女子代表がU-20韓国女子代表に勝利。3位入賞を果たしている。 U-20日本女子代表 1-2 U-20北朝鮮女子代表 【得点者】 1-0:20分 辻澤亜唯(日本) 1-1:44分 ジョン・リョンジョン(北朝鮮) 1-2:86分 ジョン・リョンジョン(北朝鮮) ◆U-20日本女子代表 GK:鹿島彩莉[EL埼玉] DF:小山史乃観[ユールゴーデン]、白垣うの[C大阪]、米田博美[C大阪]、佐々木里緒[マイ仙台] MF:大山愛笑[早稲田大](→77分 大島暖菜[大宮V])、角田楓佳[浦和]、久保田真生[I神戸](→HT 樋渡百花[東京NB])、天野紗[I神戸]、 辻澤亜唯[I神戸] FW:土方麻椰[東京NB](→HT 笹井一愛[N相模原]) <span class="paragraph-title">【動画】日本は辻澤亜唯が見事な先制点を挙げたが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>アジアの頂点へ<br>北朝鮮から先制‼<br>\<br><br>土方麻椰のクロスを辻澤亜唯がヘッドで合わせて日本が先制<br><br>AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン2024<br>日本×北朝鮮<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/f9DVjeyyBn">pic.twitter.com/f9DVjeyyBn</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1768993184133046752?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】日本は終盤に北朝鮮に逆転ゴールを許す</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ヤングなでしこ<br>終盤に痛い失点...<br>\<br><br>北朝鮮が86分に勝ち越し弾<br><br>またもやジョン・リョンジョンに<br>この日2点目を叩き込まれる...<br><br>AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン2024 決勝<br>日本×北朝鮮<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/f9XSpV0ZLY">pic.twitter.com/f9XSpV0ZLY</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1769013051339014586?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.16 23:58 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly