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EL埼玉のキャプテン吉田莉胡、皇后杯惜敗受け課題と収穫を口に「リーグ戦では絶対勝ちたい」
ちふれASエルフェン埼玉のMF吉田莉胡が、さらなる成長を誓った。 EL埼玉は20日、第45回皇后杯準決勝でINAC神戸レオネッサとサンガスタジアム by KYOCERAで対戦した。 2大会連続のベスト4に進み、昨季同様、I神戸との顔合わせとなった一戦は、2度のビハインドを追い付く粘りを見せたが、延長戦120分に三度目の勝ち越しを許し、2-3で黒星。クラブ史上初の決勝進出はお預けとなった。 「今年こそは勝ちたいと思っていたんですけど、最後決められてしまったのは、相手の方が120分間で決着をつけたい気持ちが強かったのかなって。こっちは少しPKにもつれ込めたいいかなという考えもあったので、そういう甘さもあって、相手に上回られてしまったのかなと思いました」 吉田は昨季の対戦時(1-2●)も、追い掛ける展開の中で吉田が同点弾を奪取。この試合でも祐村ひかるのポストプレーから52分に左足フィニッシュを右隅へと流し込み、同点ゴールを挙げた。 「後半がひかさん(祐村ひかる)が入って、そこへボールが出てくるから、こぼれを狙うように、2人で点を取りに行けといつも言われているので、うまく連携して決められてよかったです」と、狙いがはまった。 敗れはしたものの、EL埼玉にとってはおよそ2カ月ぶり、WEリーグ第3節サンフレッチェ広島レジーナ戦(2-0〇)以来となる複数得点を挙げた。 今季リーグ戦成績は2勝1分け4敗で、失点「7」は3番目タイに少ない一方、得点数「5」はワースト2位タイと、攻撃面での課題を抱えている。 その中でこの日は狙い通りの形から2ゴール。10番を背負うキャプテンは、これらのポジティブな要素をリーグ戦へ向けて継続していきたいと、再開時への意気込みを残した。 「このチームになってから、守備は辛抱強くなって良くなっていると言われますが、攻撃力が全然ないという課題があったので、久しぶりに複数得点が取れたのは、うまく連携も取れた中でのゴールだったので、リーグに向けていい収穫だったと思います」 「今日はああいうゲームができたのは今後に繋がってくると思うので、今日の負けを無駄にしないで、次回リーグ戦で戦う時は絶対勝ちたいと思います」 2024.01.21 19:25 Sun2
愛媛Lが大体大に2発快勝、高校2冠の藤枝順心は辻澤亜唯のハットでなでしこ1部優勝のオルカに劇的勝利【皇后杯】
2日、第45回皇后杯3回戦の2試合が福井県の日東シンコースタジアム丸岡サッカー場で行われ、愛媛FCレディースと藤枝順心高校が4回戦進出を決めた。 第1試合は関西地区第1代表の大阪体育大学と、なでしこリーグ1部の愛媛FCレディースが対戦。序盤は、2回戦のバニーズ群馬FCホワイトスターに続くなでしこリーグ勢撃破を目論む、大体大が圧力をかけ、セットプレーや赤尾侑里の左足ミドルシュートを含めて好機を作る。 一方の愛媛は立ち位置を変えるなどして徐々に対応。すると37分、桜井由衣香が右サイドから上げたクロスに久保田晴香が右足ボレーで合わせてネットを揺らし、愛媛Lがリードを奪って前半を終えた。 後半も先に好機を作ったのは大体大だが、矢野梨紗の思い切った中距離砲はクロスバー、平岩依々菜のシュートも右ポストを叩く。冷や汗をかいた愛媛Lは交代策を駆使し、再び持ち味のパスサッカーを展開すると、途中出場の大宮央が左足でニアを抜き、76分に追加点を奪取。リードを広げた愛媛がそのまま逃げ切り、クラブ最高成績更新となる4回戦進出を決めた。 第2試合では今季のなでしこ1部で優勝したオルカ鴨川FCと、高校女子2冠、昨季の全日本高等学校女子サッカー選手権大会と今夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)を制している藤枝順心高校が顔を合わせた。 試合はキックオフ直後から強度高くゲームに入った藤枝順心が早々に動かす。藤原凛音の思い切り良いミドルシュートからファーストプレーで左CKを獲得すると、下吉優衣のキックにファーで辻澤亜唯が合わせ、開始1分で先手を取った。 さらに8分には、右サイドの深い位置へ抜け出した久保田真生がマイナスにグラウンダーで折り返し、再び辻澤。左足でのタップインゴールを流し込み、瞬く間にリードを広げる。 藤枝順心の圧に面を食らったオルカは、31分という早いタイミングでボランチの1枚交代し、古舘知都と変わって並木千夏が早速のミドルで流れを引き寄せる。2列目の並びも右でスタートの河野有希を左、中央に浦島里紗、右に近藤彩優子と配置を変えると43分、右からのクロスのこぼれ球を拾った河野が巧みに流し込み、1点を返して前半を終える。 オルカはハーフタイムに近藤に変わってキック精度の高い松尾美月を右に置くと、その松尾のクロスから同点弾。ニアで河野が潰れ役となり、中央でフリーとなったなでしこ1部の今季最優秀選手、鈴木陽が押し込んだ。 以降は互いの良さがぶつかり、藤枝順心は追い付かれながらも億することなくボールをつなげば、オルカもサイドの裏を使った攻撃で見せる互角の展開に。80分のオルカは相手のパスミスから鈴木が狙うもGKの守備範囲となり、藤枝順心も86分、下吉のFKがバーに嫌われる。 延長戦も見え始めた最終盤だが、決着の一撃を沈めたのは藤枝順心だった。後半のアディショナルタイムに辻澤が三度ネットを揺らすと、直後にタイムアップのホイッスル。辻澤のハットトリックで劇的な勝利を挙げた藤枝順心が、次のステージへ駒を進めた。 ◆皇后杯3回戦 ▽12月2日 大阪体育大学 0-2 愛媛FCレディース オルカ鴨川FC 2-3 藤枝順心高校 ▽12月3日 ヴィアマテラス宮崎 vs 東洋大学 ASハリマアルビオン vs スペランツァ大阪 伊賀FCくノ一三重 vs 福岡J・アンクラス 日体大SMG横浜 vs 帝京平成大学 スフィーダ世田谷FC vs 日テレ・東京ヴェルディメニーナ ニッパツ横浜FCシーガルズ vs 大和シルフィード 2023.12.02 20:35 Sat3
皇后杯での敗戦を受け、横浜FCシーガルズ石田美穂子監督「要所で相手が結果を出した」
ニッパツ横浜FCシーガルズの石田美穂子 監督が、敗れた皇后杯4回戦のスフィーダ世田谷FC戦を振り返った。 ニッパツは10日、静岡県の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた第45回皇后杯4回戦で、スフィーダ世田谷FCと対戦し、1-5で敗れた。 立ち上がりにセットプレーから立て続けに2失点を喫し、以降もペースを握れるかというタイミングで被弾。4点のビハインドで前半を終えることとなった。 後半開始以降も攻勢の時間があったものの、65分にしたたかに差を広げられたニッパツ。河野朱里のシュートはクロスバーをたたき、74分に權野貴子がPKを決めて1点を返したものの、反撃は及ばなかった。 試合後、石田監督は「私たちのペースになりそうなところでの失点が重なってしまった」と、主導権争いの中での決定力や積極性の差を痛感した。 「立ち上がりから相手は決めるところをしっかりと仕留めてきて、我々は逆に打てるチャンスでこねてしまうことがありました」 「背後を狙われるのは想定内でしたが、私たちもしっかりプレッシングをかけて、ボールを動かしながら攻撃を組み立てる時間帯も作れました。ただ、私たちのペースになるかなというところで失点、というのが繰り返しされてしまった。そういう部分ではスフィーダさんの方が結果を出したと感じています」 立ち上がりの複数失点や大きなビハインドなど、ともすれば難しいメンタル状況に陥りそうだが、選手たちは動じることなく90分を戦い抜いたと、石田監督は語る。実際、今季のリーグ戦では3点のビハインドから同点に持ち込む(第19節オルカ鴨川戦)試合もあった。 「前半を終えてロッカーに帰ってくる時も、選手たちは『行こうぜ行こうぜ、まだまだだぞ』など、自分たちから声をかけていましたし、今シーズンは私も『1点取られたら2点、2点取られたら3点取ればいい』と伝えていたので、失点が重なったからといってチームが崩れたとは、90分通して感じませんでしたね」 昨季のなでしこ1部の成績は、S世田谷が優勝でニッパツは8位。今季はS世田谷が4位であったのに対し、ニッパツは5位と健闘。対S世田谷戦でも2勝している。 残念ながら今季の戦いは終えることとなったニッパツだが、石田監督は引き続き攻撃的なスタイルを貫きたいと、来季へ向けての言葉を残した。 「強い相手に対しても、ボールを保持してのビルドアップなど、自分たちが主導権を握る時間帯もありましたので、自信を持って戦えるようになればと思いますし、彼女たちの成長を感じます」 「5失点の結果を受け止めながらですけれど、だからといって守備の練習をするよりも、どうすればもっと得点を取れるかの方を大事にして、新シーズンに備えたいと思います」 2023.12.11 15:20 Mon4
皇后杯惜敗のEL埼玉・池谷孝監督、健闘も「現実+10%ぐらい」と理想高く リーグ戦再開へ「その道を少しでも極めていけたら」
ちふれASエルフェン埼玉の池谷孝監督が激闘を振り返った。 EL埼玉は20日、第45回皇后杯準決勝でINAC神戸レオネッサとサンガスタジアム by KYOCERAで対戦した。 2大会連続のベスト4に進み、昨季同様、I神戸との顔合わせとなった一戦は、39分に先制されるが、52分に吉田莉胡のゴールで同点に。61分に再び勝ち越されたが、83分に祐村ひかると、粘りを見せる。だが、延長戦120分に三度勝ち越しを許し、クラブ史上初の決勝進出はお預けとなった。 試合後の会見に登場した池谷監督は開口一番、「僕は負けず嫌いなので、悔しいです」とコメント。チーム力差を認識しながらも、掲げてきたコンセプトを発揮した点や、執念を見せ、健闘したチームを評価した。 「皆さんご存知の通り、個人の技術の差、チームの力の差ははっきりしておりますので、私が指導して5カ月ですけど、『ドーベルマンディフェンス』、『Simple, Quick to the GOAL』、『意識を変えて、技術を変えよう』、そういうことをある程度体現してくれたゲームだったと思います」 「(I神戸は)かなり格上のチームですので、やり方によっては0-10ぐらいも正直覚悟はしていました。前半0-0でいったらという相手のサッカーを壊すというストーリーができたんですけど、PKで0-1。でも、最少失点で帰ってきましたので、まだまだやれると思っていました」 「先行されて先行されて、というのは大きな課題でありますが、それを追い付いたことは収穫です」 池谷監督は技術指導のみならず、パワーポイント等を駆使した「授業」も行いながら選手とコミュニケーションを図っている。 静岡県藤枝市出身らしく、ボールを握りながら相手を攻略するスタイルを理想に掲げる指揮官は、現状との折り合いをつけつつも、徐々に「だんだん僕のサッカー感と言いますか、現実プラス10%ぐらい」、メンタル面を含めて積み上がっていると語る。 まだまだ理想には遠いとのことだが、皇后杯では魅力的な戦いを披露したEL埼玉。リーグ戦再開へ向けては「技術やプレーモデル、フィーリングなど、課題はたくさんある」としながらも、新加入選手の台頭を含め、「選手と一緒になって、その道を少しでも極めていけたらと思います」と、ブラッシュアップを誓った。 2024.01.21 14:55 Sunリーグ一覧
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