ミランの15歳神童カマルダ、ヴィオラ戦で初招集の可能性…出場すればセリエA最年少出場記録更新に
2023.11.21 07:00 Tue
ミランの15歳神童カマルダ
ミランの15歳の神童がフィオレンティーナ戦でファーストチーム初招集のチャンスを得るかもしれない。イタリア『Sport Mediaset』が報じている。
ミランはインターナショナルブレーク明けの初戦でフィオレンティーナと対戦する。だが、この試合ではFWオリヴィエ・ジルーがサスペンション、FWラファエル・レオンが負傷によって欠場となる可能性が濃厚だ。
また、FWノア・オカフォーは左ウイングでレオンの代役を担う可能性が高く、純粋なセンターフォワードはフィットに苦戦するFWルカ・ヨビッチのみとなっている。
そういったなか、ステファノ・ピオリ監督はU-17イタリア代表FWフランチェスコ・カマルダのファーストチーム初招集を検討しているようだ。
カマルダは2017年に9歳でクラブのアカデミーに入団して以降、3シーズンで87試合に出場し、483ゴールを記録。1試合平均5.5ゴールと驚異的なペースでゴールを量産し、一躍神童として大きな注目を集めた。
セリエAの屈強な守備者相手に球際の競り合いでの勝負は未知数だが、180cm台後半の恵まれた体躯に加え、テクニックや得点感覚の部分では問題なく戦えるはずだ。
なお、仮にフィオレンティーナ戦で出場した場合、15歳264日でのセリエAデビューとなり、ボローニャのDFウィズダム・アメイのセリエA最年少出場記録(15歳274日)を更新することに。さらに、ゴールを決めた場合はローマのFWアメデオ・アマデイの最年少ゴール記録(15歳287日)も更新することになる。
ミランはインターナショナルブレーク明けの初戦でフィオレンティーナと対戦する。だが、この試合ではFWオリヴィエ・ジルーがサスペンション、FWラファエル・レオンが負傷によって欠場となる可能性が濃厚だ。
また、FWノア・オカフォーは左ウイングでレオンの代役を担う可能性が高く、純粋なセンターフォワードはフィットに苦戦するFWルカ・ヨビッチのみとなっている。
カマルダは2017年に9歳でクラブのアカデミーに入団して以降、3シーズンで87試合に出場し、483ゴールを記録。1試合平均5.5ゴールと驚異的なペースでゴールを量産し、一躍神童として大きな注目を集めた。
飛び級でプレーするU-19カテゴリーではレベルの上昇によってさすがにゴールペースは落ちたものの、今シーズンここまでは13試合7ゴールとプリマヴェーラや世代別代表チームでもしっかりと結果を残している。
セリエAの屈強な守備者相手に球際の競り合いでの勝負は未知数だが、180cm台後半の恵まれた体躯に加え、テクニックや得点感覚の部分では問題なく戦えるはずだ。
なお、仮にフィオレンティーナ戦で出場した場合、15歳264日でのセリエAデビューとなり、ボローニャのDFウィズダム・アメイのセリエA最年少出場記録(15歳274日)を更新することに。さらに、ゴールを決めた場合はローマのFWアメデオ・アマデイの最年少ゴール記録(15歳287日)も更新することになる。
オリヴィエ・ジルーの関連記事
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
|
オリヴィエ・ジルーの人気記事ランキング
1
過去3度の噛み付きで問題起こしたスアレスは38歳でも治らず? ただその相手はまさかのチームメイト…
インテル・マイアミのウルグアイ代表FWルイス・スアレスがまたしても噛み付き行為を見せてしまった。 スアレスといえば噛み癖がある選手として知られ、アヤックス時代の2010年にはPSV戦でオットマン・バッカルの左肩を噛んで7試合の出場停止処分を受けた。 リバプール移籍後の2013年にはチェルシー戦でブラニスラフ・イバノビッチの腕に噛み付き、10試合の出場停止に。さらに、ウルグアイ代表としても2014年のブラジル・ワールドカップのイタリア代表戦でジョルジョ・キエッリーニの左肩に噛みつき、ウルグアイ代表として9試合の出場停止、さらに4カ月のサッカー活動禁止処分を受けていた。 その後は噛み付き行為が話題になることはなかったスアレスだったが、10日に行われたCONCACAFチャンピオンズカップ準々決勝2ndレグのロサンゼルスFC(LAFC)戦でまさかの行為に出ていた。 LAFC戦の89分にピッチ上で乱闘が発生。リオネル・メッシに対する激しいファウルの後、両チームが揉み合うことに。するとその中に他スアレスが、自身を掴む横の選手の右手指に噛みつこうとした。 左手ではしっかりと首をホールドし、逃げられないようにした上で噛み付いた相手は、なんとチームメイト。元スペイン代表DFジョルディ・アルバに噛みついてしまい、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーが心配して駆け寄る状態となった。 スアレスも同じピンク色のユニフォームが目に入ったのか、驚いた顔を見せていたが、10年以上経って再び噛み付きで話題になるとは予想外の出来事。今回の行動で処分が下されることはなさそうだが、38歳を迎えても癖は簡単に治らなそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】スアレスが10年以上ぶりに噛み付くも相手はまさかの…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="34X39XS3NHA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay_shorts.js"></script> 2025.04.15 16:15 Tue2
ジルーがイブラヒモビッチとの関係性を明かす「良い関係だが王様は一人」
ミランのフランス代表FWオリヴィエ・ジルーが、FWズラタン・イブラヒモビッチとの関係性について語った。 今夏の移籍市場でチェルシーからミランに加入したジルー。チェルシーではスーパーサブ的な立ち位置だったが、ミランでは主力として活躍。ここまで7試合に出場しているセリエAでは5試合が先発出場で、すでに4ゴールを記録している。 新天地で順調なデビューを切ったジルーだが、気になるのはイブラヒモビッチとの関係性。フランス『レキップ』のインタビューでは、同じポジションとして良好なライバル関係にあるとしながらも、やはり明確な上下関係が出来上がっていることを明かした。 「ミランと契約を結んだとき、監督は僕にイブラとの共存をどう思うか尋ねてきた。彼と同じチームになれると思ってなかったけど、準備ができていなければ僕はこのオフィスには来てないよ!ってその時言ったのさ。イブラに対して恐怖心なんてないよ」 「これは彼の近くで成長し、経験豊富な選手から学ぶチャンスでもあるんだ。イブラはリーダーだ。僕たちはお互いを補完し、プレー時間を共有することができるはずだ」 「彼のカリスマ性、ロッカールームでの存在感、そしてピッチ上でのリーダーシップは普通の選手の比じゃない。僕がここにいるのは、付加価値や経験を得るためでもある」 「だけど重要なことは、二人とも競争とトロフィーに飢えているということ。僕たちは断固とした姿勢を保ち、補完し合う。僕たちは何でも話し合うし、何にも話さないこともある。彼は堂々としていて、尊敬されている男だよ」 「彼もまた、重要なタイトルを勝ち取り、高いレベルを維持する選手として僕をリスペクトしていると思う。彼自身がそうであるようにね」 「だけど、彼は誰がボスなのかはっきりさせておくことを絶対に忘れないんだ! 僕が加入した時、『君は優れた新人だが、キングは一人しかいない。俺だ』って言われたよ」 2021.11.06 18:50 Sat3
ジルーが語る「マウントとハヴァーツは次元が違った」
フランス代表FWオリヴィエ・ジルーが、チェルシーでチームメイトだったイングランド代表MFメイソン・マウントとドイツ代表MFカイ・ハヴァーツの2人は「別クラスの選手だった」と話している。 今夏の移籍市場でチェルシーからミランへ移籍したジルー。チェルシーでは概ねサポート役に回ったものの、各コンペティションで重要なゴールを決める勝負強さを発揮し、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、FAカップと3つのタイトルに貢献した。 そんなジルーがイギリス『Tribal Football』のインタビューで、共にプレーした中で最も才能を感じた選手を挙げた。チェルシーでは現在も中心選手として活躍する2人の若手に特に感銘を受けたようだ。 「アーセナルでプレーしていた時、ベストプレイヤーの一人はサンティ・カソルラだった」 「チェルシーではエデン・アザールがその一人だけど、多くの若いタレントが揃っている。メイソンとカイ・ハヴァーツは別次元の選手だったよ。彼らが成長してトッププレイヤーになるのは楽しみだね」 「メイソンはまだまだ高みへ行くためのクオリティとメンタルを備えている。彼に言ったことがあるよ。絶対に成功する、間違いないとね」 2021.10.20 16:30 Wed4
ジルーがムバッペとの過去の確執を振り返る「僕らは勝ちたいだけ」
ミランFWオリヴィエ・ジルーが、フランス代表でのFWキリアン・ムバッペとの確執を回想した。 2人の不仲が報じられたのは、昨夏のユーロ2020開幕直前のこと。国際親善試合でブルガリア代表と対戦した際、試合後にジルーが「僕ら前線はもっと上手く味方同士を見つけなければならない。個人的に僕にパスを出さない選手がいる」と発言し、物議を醸していた。 これにムバッペが過敏に反応してしまい、公の場で反論することもやぶさかではないと憤慨。その後、事態を収めようとチーム内で話し合いの場が設けられたが、ジルーの釈明はムバッペを納得させるまでには至らなかった。 それでも、両者は話し合いの末、確執を払拭。後に会見で言及したムバッペは、ジルーの発言に動揺していたことを認めながらも、「彼は、僕が試合中に365回経験したことのある感覚を表現しただけ」と、最後は冗談を交えながら、解決したことを伝えていた。 そしてこの度、カタール・ワールドカップ開幕を目前に控える中、フランス『レキップ』の取材で改めて当時を振り返ったジルー。2人のストライカーの間には、周囲に振り回されない証明された関係があると、問題がないことを力強く主張した。 「人は自分の好きなように物事を解釈する。最も重要なのは、ピッチ上で物事がうまくいっていることを示すことだ」 「でも、そういう意味では監督は最初から心配していなかったみたいだ。僕たちは一緒にワールドカップで優勝した。証明された関係がある」 「キリアンは色々言ったけど、僕たちは2人ともライバルだ。勝ちたいんだ。それでいいのさ」 2022.10.05 15:35 Wed5
試合後のスタジアムに男性の遺体…ナポリvsミランの夜に駐車場で発見、侵入しようとして20m落下か
ナポリの本拠地であるスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで男性の遺体が発見されたという。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。 スタジアムでは29日にセリエA第10節のナポリvsミランの一戦が開催。ミランがオリヴィエ・ジルーの2ゴールで前半に2点をリードするも、後半にマッテオ・ポリターノ、ジャコモ・ラスパドーリのゴールでナポリが追いつき、2-2の引き分けに終わっていた。 そんな中、試合後の夜にスタジアムのゲストスタンドの下にある廃墟と化した駐車場で男性の遺体を発見。42歳の男性だったとのことだ。 報道によると、男性はアントニオ・スコット・ディ・ルツィオさんとのこと。はっきりとしたことはまだ分からないようだが、ディ・ルツィオさんは通行人に発見されたとのことだ。 どうやらディ・ルツィオさんは20mの高さから落下して亡くなったとのこと。友人を名乗る男性は警察に対して、事故だったと語っているという。 ディ・ルツィオさんとこの友人は、チケットがないもののスタジアムを訪れたとのこと。侵入しようとした際に、落下したと見られているという。警察は死因を分析するようだ。 2023.10.30 22:30 Monミランの人気記事ランキング
1
マルディーニ氏の27歳長男が現役引退へ...ミランやセリエAでのプレー叶わずもセカンドキャリアは…
ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニ氏の長男が現役引退を決断したようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミランのクラブ史における最大のバンディエラと言っても過言ではないマルディーニ氏。クラブキャリア全てをミランに捧げ、史上最高の左サイドバックとも称された男は、今夏まで古巣でテクニカル・ディレクター(SD)を務めていた。 そんなマルディーニ氏には2人の息子がおり、どちらも父に続いてサッカー選手に。次男はミランからエンポリへ武者修行中の元U-20イタリア代表FWダニエル・マルディーニで、長男が現在無所属のDFクリスティアン・マルディーニ(27)だ。 まだ21歳の次男ダニエルが偉大な父に追いつけ追い越せと言わんばかりに逞しくセリエAで奮闘する一方、長男クリスティアンはミランの下部組織を退団後、セリエCやセリエDでのキャリアが中心となり、一時はマルタでのプレーも経験した。 現在に至るまでセリエAへのステップアップが叶っていないなか、昨シーズンはセリエCのレッコに所属も1年で契約が切れて現在は無所属。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、クリスティアンは現役引退を決断したという。 セカンドキャリアは代理人業。イタリアの著名なエージェントであり、イタリア代表のMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)やMFダビデ・フラッテージ(インテル)、MFブライアン・クリスタンテ(ローマ)、また弟ダニエルなども顧客に持つジュゼッペ・リソ氏の下で働き始めるとのことだ。 祖父のチェーザレ・マルディーニ氏、そして父であるパオロ・マルディーニ氏...先代2人のように偉大なキャリアを築けなかったクリスティアン・マルディーニだが、いつの日かカルチョに大きな影響力を持つ大物代理人となる日が来るかもしれない。 2023.09.13 15:01 Wed2
「サッカーが大嫌いだった」偉大な父を持つ18歳M・イブラヒモビッチ、父ズラタンとの比較は「嫌だった」
ミラン・フトゥーロのU-18スウェーデン代表FWマキシミリアン・イブラヒモビッチが自らのキャリアについて語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 現在はミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、マキシミリアン。7月にはミランとプロ契約を交わし、下部組織で父と同じプロサッカー選手の道を歩み始めている。 主に左ウイングとしてプレーする18歳は、プリマヴェーラ1でここまで7試合4ゴールと好発進のシーズンに。10月にはU-18スウェーデン代表に初招集された。 マキシミリアンは代表活動中に取材に応じると、9歳から始まったサッカーキャリアを回想。父親が所属したパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)のアカデミーを渡り歩くと、その後は母国スウェーデンのハンマルビーでプレーし、2022年8月にミランへ行き着いた。 「どこの国でも良い思い出があるけれど、ミランが一番居心地の良い場所だった」 「始めたのは9歳の時でかなり遅かった。パリの地元クラブで」 「でも(サッカーに)一目惚れしたからじゃない。その逆だ。11歳くらいまではサッカーが大嫌いだった。最悪だった。すべてが間違っていて嫌だった。父と比較されるのも嫌だった」 「でもある日、サッカーへの愛に目覚めた。突然ピンと来たんだ」 また、昔は嫌だったという父との比較についてさらにコメント。今では自分の道を見つけているようだ。 「比較については考えない。僕は僕だし、彼は彼だ。同じポジションをプレーしているわけでもないから、比べることはあまりない」 好きな選手はブラジル代表FWネイマール、先輩のポルトガル代表FWラファエル・レオン、ミランにも所属した元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏だとも明かしたマキシミリアン。ともに練習したことがあるレオンについては「初めて彼を見た時、まるでお菓子屋さんにいる気分だった」というが、「今はむしろ競争相手として見ている」と頼もしいコメントも残した。 <span class="paragraph-title">【動画】U-18代表入り! 取材に応じるマキシミリアン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vuIK6ScqWUg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 15:50 Thu3
「監督にはなりたくない」イブラヒモビッチ氏が将来に言及、未経験のドイツサッカーにも触れる「バイエルンでプレーするのも悪くなかった」
ミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏が、自身の今後や現役選手、ドイツサッカーについて語った。 2022-2023シーズン限りで現役を退いた元スウェーデン代表ストライカーのイブラヒモビッチ氏。2023年12月にシニアアドバイザーとしてミランに復帰し、補強にも携わっている。 そんななか、ドイツ『Sports Illustrated』のインタビューに応じたイブラヒモビッチ氏。自身の果たすべき役割は「リーダーとしての経験を活かし、彼ら(若手)を進むべき道へ導くことだ」と語った一方、今も監督になるつもりはないと明かした。 「まだ監督にはなりたくない。私にとってはあまりにも大変な仕事だからだ」 「非常に多くの分野をカバーし、アイデアと解決策を見つけ、試合の準備やフォローアップもし、指導しなければならない。昼夜を問わず働く。監督としての1年は、私にとって10年のように感じられるから、魅力的ではない」 また、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとの比較についても問われると、「多分ポニーテールだからだろう(笑)」と回答。自分は自分、ハーランドはハーランドだと主張した。 「選手同士を比較するのは好きではない。誰にでも自分の道があり、独自の物語を紡ぐからだ。私には私の時代があり、自分のやり方でプレーした。今の彼には彼なりの時代があり、彼なりのやり方でプレーしている」 「したがって、『新しいズラタン』は存在しない。私は自分のやり方を貫いたが、もう旬は過ぎてしまった。アーリング・ハーランドは素晴らしい選手だし、素晴らしい仕事をしている」 さらに、欧州5大リーグのなかで唯一経験しなかったドイツのサッカーにも言及。リスペクトを示した一方、挑戦するチャンスはなかったと述べている。 「ドイツのサッカーは素晴らしい。スタジアムがいつも満員だから大好きだ。クラブの歴史や選手のことを考えれば、バイエルン・ミュンヘンのようなクラブでプレーするのも決して悪くなかっただろう。私にとってバイエルンは世界5大クラブのうちの1つだ。ドイツサッカーとドイツ代表を本当に尊敬している」 「彼らは私と契約する余裕がなかったんだ(笑)。いや、正直に言うと、移籍する可能性は全くなかった。確かに良かっただろうけど、運命は私に別の計画を用意していた」 2024.12.06 22:01 Fri4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.5 “グランデ・ミラン”CL制覇、セリエA3連覇達成/ミラン[1993-94]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.5</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1993-94シーズン/ミラン 〜グランデ・ミラン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1993-94milan.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(47) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、セリエA 攻撃力6:★★★★★★☆☆☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">CL制覇、セリエA3連覇達成</div> サッキが退任後、1991年にミランの監督に就任したカペッロは、バレージやマルディーニ、コスタクルタら守備能力の高いDFを生かしたソリッドなスタイルで、1年目からセリエA初となる無敗優勝を達成。さらに翌年もセリエAを制し、CLの決勝にも進出したミランは、1993―94シーズンに3連覇の偉業を成し遂げた。このシーズンの得点数は、わずか36得点。優勝クラブとしては、過去類を見ない少なさだった。しかし、失点数はわずか15という特筆ものの数字だった。抜群の勝負強さを発揮する当時のミランは、“グランデ・ミラン”と称され、まさに黄金期を迎えていた。 1993-94シーズンのハイライトは、何といってもCL決勝だった。相手はクライフの下で、ミランと同じく黄金期を迎えていたバルセロナ。下馬評では、ロマーリオやストイチコフ、クーマンらを擁するバルセロナが圧倒的有利との見方が大勢を占めたが、フタを開けてみればミランが4-0で圧勝した。ミランは序盤から、お家芸となっていたハイプレスを敢行し、デサイーを中心に中盤で主導権を掌握。マッサーロの2ゴールでリードして試合を折り返すと、後半開始直後にはサビチェビッチの鮮やかなループシュートで加点した。そして、終盤にはデサイーにもゴールが生まれ、“ドリームチーム”を見事に粉砕してみせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鉄壁の守備陣</div> このシーズンのミランは、それまでチームを支えてきたオランダ・トリオが崩壊していた。ライカールトとフリットがクラブを去り、ファン・バステンも慢性的な負傷でコンディションが整わず。チームは転換期を迎えていた。そのなかでも、セリエAとCLを制覇できたのは、バレージとマルディーニ、コスタクルタ、タソッティというサッキ時代から不変のバックラインを擁していたからだ。パヌッチとガッリという優秀な選手もベンチに控えており、まさに隙のない守備陣だった。 守備に関して言えば、デサイーとアルベルティーニというセントラルMF2選手も効いていた。そして、前線にはテクニシャンのボバンとサビチェビッチが並んだ。チームはファン・バステンとフリットという得点源を補うようなストライカーが不在だったが、全体のバランスが良いチームだった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデヤン・サビチェビッチ(28)</span> イタリア語で天才を意味する“ジェニオ”のニックネームを持つモンテネグロ人アタッカー。ミランに加入した1992―93シーズンは、ファン・バステンやフリットの高い壁に苦しんだが、カペッロ就任後はチームにとって欠かせない存在となった。とりわけ、1993-94シーズンのCL決勝の活躍は印象的。前半22分に右サイドのドリブル突破からマッサーロの先制弾をアシストすると、後半2分には巧みな仕掛けから見事なループシュートを決めて、タイトル獲得に大きく貢献した。一方、ユーゴスラビア代表(当時)としては、内戦などの影響で全盛期に国際舞台への出場が叶わず、晩年に1998年フランスW杯に出場するにとどまった。 2019.04.05 22:00 Fri5
