クガトラナ躍動の南アフリカがW杯初勝利、イタリアを下し逆転でのGS突破! 3連勝の首位スウェーデンと共に決勝Tへ【2023女子W杯】
2023.08.02 18:43 Wed
2日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループG最終節の2試合が同時刻キックオフで行われ、スウェーデン女子代表と南アフリカ女子代表の決勝トーナメント進出が決まった。
グループGは最終節前の段階で首位に勝ち点「6」のスウェーデン、2位に「3」のイタリア女子代表、3位に「1」の南アフリカ、4位に同じく「1」のアルゼンチン女子代表という順位。スウェーデンはすでに予選突破を確定させている状況で、南アフリカvsイタリア、アルゼンチンvsスウェーデンが行われた。
決勝トーナメント進出と共にW杯初勝利を目指す南アフリカ。初戦のスウェーデンは先制しながらも1-2で落とし、第2節のアルゼンチン戦も2点を先行しながら引き分けに終わっていた。今節はキャプテンのレフィロエ・ジェーンをケガ、ホロサ・ビヤナを出場停止で欠く中、チーム最年長のノコ・マトロウがセンターバックで先発出場した。
一方、勝てば文句無しで決勝トーナメント進出が決まるイタリアは、0-5で大敗したスウェーデンからスタメンを2人変更。CBのセシリア・サルヴァイがコンディション不良のようでスタメンから外れ、W杯デビューとなる23歳のベネデッタ・オルシが最終ラインに。最前線にはバレンティナ・ジャチンティが入った。
試合開始直後はイタリアが主導権を握る。10分にはキアーラ・ベッカーリがボックス内右で倒されてPKを獲得。アリアナ・カルーゾがキッカーを務め、冷静にゴール左隅に決めた。
徐々にペースを掴み始めた南アフリカ。21分には、味方の落としに反応したロビン・ムーダリーがボックス手前からダイレクトシュート。右ポストに直撃した。
攻め込まれていたイタリアは不用意なミスから失点してしまう。32分、最終ラインのオルシがGKの位置を確認せずにバックパスを送ってしまい、そのままオウンゴールに。南アフリカがラッキーな形で同点に追いついた。
しかし、イタリアはすぐさまチャンスを作る。34分、左CKにベッカーリが頭で合わせると、これが右ポストに直撃。次第に強風が吹き始め、ボールの軌道にも影響を与えるようにな理、雨も降り始め、難しいピッチコンディションに。前半終盤にはイタリアが攻勢となったが、1-1のままハーフタイムに突入した。
後半頭から交代カードを切ってきた南アフリカは、最前線のクガトラナを起点に左サイドからイタリアゴールに迫る。
すると迎えた67分、南アフリカがついに逆転。左サイドでボールを持ったクガトラナがカットインから左ポケットへスルーパス。走り込んだヒルダ・マガイアにパスが通ると、左足でゴールに流し込んだ。
ところが74分、イタリアがセットプレーから同点に追いつく。左CKに途中出場のクリスティアナ・ジレッリがニアサイドで反応。頭で中央へフリックすると、カルーゾがこれを押し込み、この試合2点目を決め試合を振り出しに戻した。
引き分けであれば突破できるイタリア。87分にはビッグチャンスを作るも、南アフリカはGKケイリン・スワートのファインセーブで凌ぎチャンスをうかがう。
度重なる試合中断の影響を受け、11分という長いアディショナルタイムが取られた中、92分に南アフリカが試合を動かす。左サイドから崩すとマガイアの折り返しをクガトラナが押し込み、再びリードを手にした。
このままでは敗退となるイタリアは、94分にボックス内でボールをキープしたジャチンティがシュートを放つも、僅かに右に外れて同点ゴールとはならず。南アフリカが悪天候の中の激闘を3-2で制し、2度目のW杯にして初勝利を収め、ベスト16入りを決めた。
一方、勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性もあったアルゼンチンはスウェーデンに0-2で敗れ、グループステージ敗退。この結果、勝ち点を「4」に伸ばしてイタリアと順位を入れ替えた南アフリカが決勝トーナメント進出を決めた。
グループG首位通過のスウェーデンはラウンド16でアメリカと、2位通過の南アフリカはオランダと対戦する。
南アフリカ女子代表 3-2 イタリア女子代表
【南アフリカ】
OG(前32)
ヒルダ・マガイア(後22)
テンビ・クガトラナ(後90+2)
【イタリア】
アリアナ・カルーゾ(前11[PK]、後29)
アルゼンチン女子代表 0-2 スウェーデン女子代表
【スウェーデン】
レベッカ・ブロンクビスト(後21)
エリン・ルベンソン(後45)
◆グループG最終順位
(勝ち点、得失点差)
1.スウェーデン 9pt/+8
2.南アフリカ 4pt/±0
ーー決勝トーナメント進出ーー
3.イタリア 3pt/-5
4.アルゼンチン 1pt/-3
グループGは最終節前の段階で首位に勝ち点「6」のスウェーデン、2位に「3」のイタリア女子代表、3位に「1」の南アフリカ、4位に同じく「1」のアルゼンチン女子代表という順位。スウェーデンはすでに予選突破を確定させている状況で、南アフリカvsイタリア、アルゼンチンvsスウェーデンが行われた。
決勝トーナメント進出と共にW杯初勝利を目指す南アフリカ。初戦のスウェーデンは先制しながらも1-2で落とし、第2節のアルゼンチン戦も2点を先行しながら引き分けに終わっていた。今節はキャプテンのレフィロエ・ジェーンをケガ、ホロサ・ビヤナを出場停止で欠く中、チーム最年長のノコ・マトロウがセンターバックで先発出場した。
試合開始直後はイタリアが主導権を握る。10分にはキアーラ・ベッカーリがボックス内右で倒されてPKを獲得。アリアナ・カルーゾがキッカーを務め、冷静にゴール左隅に決めた。
難しい立ち上がりとなった南アフリカだったが、13分には後方からのロングボールを敵陣中央付近で収めたテンビ・クガトラナが振り向きざまにミドルシュートを放つ。枠の左に外れたが、積極的にゴールを狙う姿勢を見せた。
徐々にペースを掴み始めた南アフリカ。21分には、味方の落としに反応したロビン・ムーダリーがボックス手前からダイレクトシュート。右ポストに直撃した。
攻め込まれていたイタリアは不用意なミスから失点してしまう。32分、最終ラインのオルシがGKの位置を確認せずにバックパスを送ってしまい、そのままオウンゴールに。南アフリカがラッキーな形で同点に追いついた。
しかし、イタリアはすぐさまチャンスを作る。34分、左CKにベッカーリが頭で合わせると、これが右ポストに直撃。次第に強風が吹き始め、ボールの軌道にも影響を与えるようにな理、雨も降り始め、難しいピッチコンディションに。前半終盤にはイタリアが攻勢となったが、1-1のままハーフタイムに突入した。
後半頭から交代カードを切ってきた南アフリカは、最前線のクガトラナを起点に左サイドからイタリアゴールに迫る。
すると迎えた67分、南アフリカがついに逆転。左サイドでボールを持ったクガトラナがカットインから左ポケットへスルーパス。走り込んだヒルダ・マガイアにパスが通ると、左足でゴールに流し込んだ。
ところが74分、イタリアがセットプレーから同点に追いつく。左CKに途中出場のクリスティアナ・ジレッリがニアサイドで反応。頭で中央へフリックすると、カルーゾがこれを押し込み、この試合2点目を決め試合を振り出しに戻した。
引き分けであれば突破できるイタリア。87分にはビッグチャンスを作るも、南アフリカはGKケイリン・スワートのファインセーブで凌ぎチャンスをうかがう。
度重なる試合中断の影響を受け、11分という長いアディショナルタイムが取られた中、92分に南アフリカが試合を動かす。左サイドから崩すとマガイアの折り返しをクガトラナが押し込み、再びリードを手にした。
このままでは敗退となるイタリアは、94分にボックス内でボールをキープしたジャチンティがシュートを放つも、僅かに右に外れて同点ゴールとはならず。南アフリカが悪天候の中の激闘を3-2で制し、2度目のW杯にして初勝利を収め、ベスト16入りを決めた。
一方、勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性もあったアルゼンチンはスウェーデンに0-2で敗れ、グループステージ敗退。この結果、勝ち点を「4」に伸ばしてイタリアと順位を入れ替えた南アフリカが決勝トーナメント進出を決めた。
グループG首位通過のスウェーデンはラウンド16でアメリカと、2位通過の南アフリカはオランダと対戦する。
南アフリカ女子代表 3-2 イタリア女子代表
【南アフリカ】
OG(前32)
ヒルダ・マガイア(後22)
テンビ・クガトラナ(後90+2)
【イタリア】
アリアナ・カルーゾ(前11[PK]、後29)
アルゼンチン女子代表 0-2 スウェーデン女子代表
【スウェーデン】
レベッカ・ブロンクビスト(後21)
エリン・ルベンソン(後45)
◆グループG最終順位
(勝ち点、得失点差)
1.スウェーデン 9pt/+8
2.南アフリカ 4pt/±0
ーー決勝トーナメント進出ーー
3.イタリア 3pt/-5
4.アルゼンチン 1pt/-3
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