対照的なJFL昇格組2チーム…浦安が2連勝で6戦無敗、沖縄SVは5失点惨敗で7戦未勝利に【JFL第16節】
2023.07.18 14:20 Tue
15〜17日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第16節の7試合が各地で行われた。
開幕9試合未勝利から一転、直近5試合で3勝2分けとJFLの舞台に馴染んできた昇格組の13位・ブリオベッカ浦安。ホームに12位・東京武蔵野ユナイテッドFCを迎え撃った今節も勝ち点3を積み上げ、これで2連勝とした。
14分にFW峯勇斗の4試合連続ゴールとなるヘディング弾で先制すると、その後は武蔵野に押し込まれる時間帯が長引き、後半立ち上がりにネットを揺らされるシーンも。それでも、オフサイドの判定が下され、急死に一生を得た格好となった。
すると、試合終盤の86分、浦安はDF小泉隆斗が速攻からGKとの一対一という絶好機を迎え、ボックス内まで侵入したところで並走してきたMF村越健太へラストパス。村越がこれを冷静に流し込み、2-0で勝利した浦安は6試合無敗としている。
3連勝中の首位・Honda FCはアウェイで高原直泰選手兼任監督率いる最下位・沖縄SVを一蹴。7分にMF佐々木俊輝がボックス外から右足ミドルを突き刺すと、13分にはDF鈴木雄也の巧みなヘディング弾で追加点。37分にもFW川畑隼人がゴールを決め、前半だけで3点のリードを奪う。
一方で、敗れた沖縄は7試合未勝利に。15試合でリーグ最多の「24」失点を喫している一方、得点数もリーグ最少のわずか「6」。高原を筆頭にDF安在和樹やDF岡根直哉など多くのJリーグ経験者が揃うスカッドだが、同じ昇格組の浦安に比べると、チーム全体がJFLという土俵に乗り切れていない感が拭えない。
三重県勢初のJリーグ参入を目指す6位・ヴィアティン三重。首位浮上のチャンスもあった前節は浦安に悔しい逆転負けを喫しており、アウェイで14位・ミネベアミツミFCと対戦する今節は是が非でも勝ち点3を積み上げておきたいところだった。
しかし、37分にセットプレーからMF杉田達哉にヘディング弾を叩き込まれると、41分には早くも追加点を献上し、前半で2点ビハインドに。試合終盤の82分、左CKに頭で合わせたDF谷奥健四郎のゴールでようやく1点を返すも、反撃はこの1点どまり。V三重は1-2で敗れ、2連敗となった。
第16節を終え、首位は勝ち点「27」のHonda、2位は「25」のソニー仙台FCと、企業クラブの2強がJリーグ参入を目指す他クラブの前に立ちはだかる。それでも、15チーム中14位のミネベアミツミは勝ち点「17」と、今シーズンのJFLは近年稀に見る混戦状態が続いている格好だ。
また、今節は13位浦安、14位ミネベアミツミが揃って勝利し、勝ち点は両者とも「17」。一方で最下位の沖縄は「9」のままとなっており、だんだん差が開いてきている。
◆第16節
▽7月15日
ラインメール青森 1-1 クリアソン新宿
ブリオベッカ浦安 2-0 東京武蔵野ユナイテッドFC
▽7月16日
ミネベアミツミFC 2-1 ヴィアティン三重
ソニー仙台FC 1-1 鈴鹿ポイントゲッターズ
レイラック滋賀 1-1 ヴェルスパ大分
沖縄SV 0-5 Honda FC
▽7月17日
FCマルヤス岡崎 1-1 FCティアモ枚方
※今節試合なし
高知ユナイテッドSC
開幕9試合未勝利から一転、直近5試合で3勝2分けとJFLの舞台に馴染んできた昇格組の13位・ブリオベッカ浦安。ホームに12位・東京武蔵野ユナイテッドFCを迎え撃った今節も勝ち点3を積み上げ、これで2連勝とした。
14分にFW峯勇斗の4試合連続ゴールとなるヘディング弾で先制すると、その後は武蔵野に押し込まれる時間帯が長引き、後半立ち上がりにネットを揺らされるシーンも。それでも、オフサイドの判定が下され、急死に一生を得た格好となった。
3連勝中の首位・Honda FCはアウェイで高原直泰選手兼任監督率いる最下位・沖縄SVを一蹴。7分にMF佐々木俊輝がボックス外から右足ミドルを突き刺すと、13分にはDF鈴木雄也の巧みなヘディング弾で追加点。37分にもFW川畑隼人がゴールを決め、前半だけで3点のリードを奪う。
後半も立ち上がりからアクセル全開。50分、沖縄DFがGKへのバックパスを空振ると、このボールをかっさらったのは2021シーズンのJFL得点王・FW岡﨑優希。猛スピードでゴール前まで直進し、最後はGKとの一対一を沈めた。岡﨑が65分にもゴールを決めたHondaは5-0の圧勝となった。
一方で、敗れた沖縄は7試合未勝利に。15試合でリーグ最多の「24」失点を喫している一方、得点数もリーグ最少のわずか「6」。高原を筆頭にDF安在和樹やDF岡根直哉など多くのJリーグ経験者が揃うスカッドだが、同じ昇格組の浦安に比べると、チーム全体がJFLという土俵に乗り切れていない感が拭えない。
三重県勢初のJリーグ参入を目指す6位・ヴィアティン三重。首位浮上のチャンスもあった前節は浦安に悔しい逆転負けを喫しており、アウェイで14位・ミネベアミツミFCと対戦する今節は是が非でも勝ち点3を積み上げておきたいところだった。
しかし、37分にセットプレーからMF杉田達哉にヘディング弾を叩き込まれると、41分には早くも追加点を献上し、前半で2点ビハインドに。試合終盤の82分、左CKに頭で合わせたDF谷奥健四郎のゴールでようやく1点を返すも、反撃はこの1点どまり。V三重は1-2で敗れ、2連敗となった。
第16節を終え、首位は勝ち点「27」のHonda、2位は「25」のソニー仙台FCと、企業クラブの2強がJリーグ参入を目指す他クラブの前に立ちはだかる。それでも、15チーム中14位のミネベアミツミは勝ち点「17」と、今シーズンのJFLは近年稀に見る混戦状態が続いている格好だ。
また、今節は13位浦安、14位ミネベアミツミが揃って勝利し、勝ち点は両者とも「17」。一方で最下位の沖縄は「9」のままとなっており、だんだん差が開いてきている。
◆第16節
▽7月15日
ラインメール青森 1-1 クリアソン新宿
ブリオベッカ浦安 2-0 東京武蔵野ユナイテッドFC
▽7月16日
ミネベアミツミFC 2-1 ヴィアティン三重
ソニー仙台FC 1-1 鈴鹿ポイントゲッターズ
レイラック滋賀 1-1 ヴェルスパ大分
沖縄SV 0-5 Honda FC
▽7月17日
FCマルヤス岡崎 1-1 FCティアモ枚方
※今節試合なし
高知ユナイテッドSC
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JFL再開目前! “Jへの門番”HondaがJ3ライセンス組の野望阻む? 沖縄SVは窮地…滋賀が大量9人を補強【JFLプレビュー】
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東京23FCから“隣町のライバル”JFL浦安へ移籍…一度は諦めかけた夢を追って走る24歳FW東駿「快く送り出してもらえた…結果を残したい」
ブリオベッカ浦安のFW東駿(24)。都並敏史監督のもとで揉まれるストライカーは、大学卒業時に一度は諦めかけた夢を追い、走り続ける。 27日、日本フットボールリーグ(JFL)第26節のブリオベッカ浦安vs高知ユナイテッドSCが行われ、1-1のドロー決着に。浦安は13分にFW峯勇斗が先制点も、先発組の負傷交代が相次いだのち、85分の被弾で勝ち点1にとどまった。 表題の東は、[3-4-2-1]の最前線で先発フル出場。ハードワークを苦にせぬセンターフォワードとして都並敏史の信頼を得た24歳は、この日も献身性溢れるスプリント、プレッシングを披露したが、チームは勝ちきれなかった。 「立ち上がりからボールを握って、勢いよく先制点までいけました。前半は良い形で終えれましたね。けど後半はケガ人もあってバタバタした部分があったかなと。落ち着きを失った結果が、(高知の)同点ゴールだったと思います」 「チームとして足りない部分がみえた試合。相手は4連敗中というなか、死に物狂いで来ることはわかっていたし、その勢いに呑まれず追加点をとる、ということが出来ませんでした」 自身のプレーについては「ほとんどの試合で90分間使ってもらえるなか、僕は技術的なタイプではないので、とにかく『走る・闘う・球際』。常に最終ラインの背後を狙うし、“闘える”のは僕の長所。この部分をもっと出していかないと…と感じました」とした。 そんな東の歩みを振り返ると、生まれは静岡県。清水エスパルスのジュニアユース、ユースを経て同志社大学へ。2023年に関東1部の「東京23FC」へ入団し、わずか1年で今季からJFLの浦安へとステップアップしてきた。 「浦安はめちゃくちゃアットホームな空間で、サッカーを楽しめています。去年まで東京23FCにいたので隣町(※)なんですけど、また違った雰囲気を楽しんでいる感じですね」 (※)浦安は東京23FCと江戸川を挟んでホームタウンが隣接。両者の対戦はダービーマッチとなり、関東1部での通算対戦戦績は浦安の6勝3分け4敗(2014〜15年、2018〜22年) 「自分は大学を卒業するときにプロ(Jリーグ)から声がかからなくて。『もう就職だな』って覚悟したなか、最後の最後で東京23FCから声をかけてもらい、小松祐己監督も京都(大学)まで自ら来てくれて…拾っていただきました」 「そこで『サッカーの道を選ぶんだったら、上を目指すべき』だなと決意しましたね。このことを最初から伝えてあって、浦安へ行くっていうときも、快く送り出してもらいました」 「ブリオベッカからも『ステップアップを目指して頑張れ』と言ってもらっています。だからこそ、結果を残したい。日本代表まで行きたいし、W杯に出たい…とても大きな夢だけど、カラダが動く限りは追い続けるつもりです」 都並敏史が選手を鍛え上げる浦安は、過去2年以内に「5人」がJリーグへ個人昇格。 大卒ルーキーでの加入から1年後にSC相模原へ羽ばたいたDF加藤大育、昨季途中にヴァンラーレ八戸へ移籍したGK谷口裕介、昨オフはDF西袋裕太がFC今治、MF伊川拓にDF小泉隆斗がガイナーレ鳥取と、一気に3人をJへ送り込んだ。 小泉に関しては、東京23FCから浦安へ加入し、3年間主軸を張ってから鳥取へ。東が目指す“次の一歩”の先駆者である。 東は今季のラスト4試合へ抱負。 「4試合でフル稼働できれば、それも自分のステータスになる。ただ、まだ『5得点(22試合)』なんで、なんとか2ケタに乗せられれば完璧ですね(笑) 残り4試合で5得点...まずは1点目を取って、浦安の勝利に貢献したいです」 ◆JFL第27節 2024年11月3日(日) 13:00キックオフ アトレチコ鈴鹿 vs ブリオベッカ浦安 AGF鈴鹿陸上競技場 <span class="paragraph-title">【11月10日】宿命の対決...ブリオベッカ浦安vs栃木シティ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">\\ JFL 第28節 //<br>supported by <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%AE%89%E7%94%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#明治安田</a><br><br>11月10日(日)13:00キックオフ<br><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A0%83%E6%9C%A8%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3FC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#栃木シティFC</a><br> 千葉県立柏の葉公園総合競技場<br><br>11/10のホームゲームは明治安田様の特別協賛で開催してまいります。<br><br>試合情報はこちらから<a href="https://t.co/NJZ2GkIiv7">https://t.co/NJZ2GkIiv7</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AB%E6%B5%A6%E5%AE%89?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブリオベッカ浦安</a><a href="https://twitter.com/hashtag/briobecca?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#briobecca</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%80%E4%BD%93%E6%84%9F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#一体感</a> <a href="https://t.co/GdbxrYushL">pic.twitter.com/GdbxrYushL</a></p>— ブリオベッカ浦安【公式】 (@briobecca) <a href="https://twitter.com/briobecca/status/1850812085950947834?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.30 16:30 Wed4
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18日、日本フットボールリーグ(JFL)第15節延期分/再試合のブリオベッカ浦安vsクリアソン新宿が重兵衛スポーツフィールド中台陸上競技場で行われ、浦安が5-1と勝利した。 本来、今日現在は中断期間のJFL。この一戦は7月6日開催も、悪天候で前半途中にて中断され、会場が変更されての再試合となった。 他クラブに先駆けたリスタートマッチを制したのは浦安。まずは開始4分、MF若杉好輝のFKを相手GKが弾き、こぼれ球にMF山崎広大が角度のないところから右足ミドルを突き刺した。 40分には追加点。“新エース”FW東駿が若杉のアーリークロスに頭で上手く合わせ、直近6試合でJFL初ゴールを含む5得点とした。 後半頭には早くも3点目。 48分、MF上松瑛が自陣でボール奪取し、味方が右サイドへ展開する間にスプリント。山崎がクロスを上げ、走り込んだ上松が勢いそのままにヘディングシュートを突き刺した。 さらに63分、新宿最終ラインのGKを含めたビルドアップを高い位置で摘み取り、MF峯勇斗が低い弾道のロングシュート。実質無人のゴールへ流し込み、今季最多タイの4得点とする。 浦安は68分にセットプレーから1点を返され、またしても今季初の無失点ならず。 それでも、その後は多くの時間で“攻撃”によって新宿を封じ、90+7分に5点目。 自陣でボール奪取のFW阿部要門が、タッチライン際でGKをかわし、無人のゴールへ左足シュートを流し込んだ。J2山形からレンタル加入の阿部は浦安デビュー戦でのゴールとなった。 浦安は5-1大勝、直近7試合17得点で6勝目。 最終順位2位で「Jへの門番」と化した昨季と同様、今季も最下位発進。そこからグングン順位を上げ、この勝利で暫定ながらも8位に浮上。守りに入らないサッカーで攻め勝った。 対し、中断期間直前に暫定最下位となったなか、リスタートマッチで大量5失点を喫した新宿。6試合未勝利となり、なかなか陣地を押し上げれぬ戦いに大きな変化は見られなかった。 ブリオベッカ浦安 5-1 クリアソン新宿 【浦安】 山崎広大(前4) 東駿(前40) 上松瑛(後3) 峯勇斗(後18) 阿部要門(後52) 【新宿】 原田亮(後23) ◆中断期間中の再試合/再開試合 ▽第17節再開試合(※) 8月23日(金) 18:00~ クリアソン新宿 1-0 ヴィアティン三重 スピアーズえどりくフィールド ▽第15節再試合 8月24日(土) 18:00KO 横河武蔵野FC vs レイラック滋賀 味の素フィールド西が丘 (※)前半12分から[新宿 1-0 V三重]の状態で再開・試合登録メンバーの変更は原則不可・詳細はJFL公式サイトを参照 2024.08.18 18:09 Sun5