岩渕真奈の落選、千葉玲海菜の復帰…W杯メンバー発表のなでしこ監督「チームでの状況など総合的に判断」
2023.06.13 15:20 Tue
なでしこジャパンの池田太監督が選手選考のポイントを述べた。
日本サッカー協会(JFA)は13日、7月のMS&ADカップ2023、およびオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23名を発表。
キャプテンの熊谷紗希を筆頭に、長谷川唯など海外組を中心にこれまで招集されてきたメンバーが順当に選出。ヒザの前十字じん帯断裂から復活を遂げたFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)やDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が名を連ねた一方で、ドイツ大会から3大会連続で選出されていた岩渕真奈が選外となった。
池田監督は選考にあたり、「これまでの代表活動や所属チームでの状況を含めて総合的に判断した」とコメント。同時に、選ばれなかった各選手へ対しても、活動を支えてきてくれたと感謝の言葉を残した。
「(重視した点を)1番と順位をつけるのは難しく、総合的に考えました。これまで代表活動をしている中でのパフォーマンスや影響、所属クラブでの現在の状況、それらを踏まえて、ワールドカップにおけるピッチ内外でのさまざまなシチュエーションをシミュレーションした中で選考にあたらせていただきました」
日本サッカー協会(JFA)は13日、7月のMS&ADカップ2023、およびオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23名を発表。
キャプテンの熊谷紗希を筆頭に、長谷川唯など海外組を中心にこれまで招集されてきたメンバーが順当に選出。ヒザの前十字じん帯断裂から復活を遂げたFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)やDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が名を連ねた一方で、ドイツ大会から3大会連続で選出されていた岩渕真奈が選外となった。
「(重視した点を)1番と順位をつけるのは難しく、総合的に考えました。これまで代表活動をしている中でのパフォーマンスや影響、所属クラブでの現在の状況、それらを踏まえて、ワールドカップにおけるピッチ内外でのさまざまなシチュエーションをシミュレーションした中で選考にあたらせていただきました」
「岩渕選手は、これまでチームを作っていく過程の中で、彼女の持っているなでしこに対する想いやプレーがチームを引き上げてくれましたし、チームのために戦ってくれました。このタイミングで23名を選ぶ中で、先ほど申し上げた通り、1つの理由ではなく、代表活動、コンディション、または今のチームでの状況、さまざまな大会でのシチュエーションを考えて、選ばせてもらった。その中で彼女だけではないですけれど、選ばれなかった23名以外の選手たち、成長しなでしこに力を与えてくれた選手たちにへの感謝の想いはあります」
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「そして、新監督としてU-18日本女子代表監督の池田太さんに今月から開催されるU-17ワールドカップに参加するチームの指揮を執って頂くこととなりましたことをお知らせいたします。正式には11月8日の理事会での承認を経て、監督に就任致します。それまでは監督代行としてチームの指揮を執って頂くことになります」 「この経緯につきましては、須原専務理事から説明して頂きますが、楠瀬監督による不適切な行為についての説明があり、事情聴取をし、それを踏まえて女子委員会で議論致しました。その議論の意見としてやはり今回のチームに帯同するべきではないという意見が大勢を占めました。その上で法律的な観点もあり、田嶋会長や須原理事による見解を踏まえ、最終的に女子委員会として今回の遠征に帯同して頂くことはできないと判断いたしました。そして、楠瀬監督から辞表を頂きましてので、これを受理することとしました」 「この厳しい事実にしっかりと向き合い、厳しく対処することで今後決してこのようなことが起こることがないようにしていきたいと思います。U-17日本女子代表は、昨年2月の立ち上げ以来、トレーニングを重ねてきました。選手たちも優勝を目指して頑張っています。この状況に際し、チームや選手、スタッフが集中して大会に臨めるように女子委員長、女子委員会として最大限のサポートをしていきたいと考えています」 「多くの国民の皆様にご期待して頂いているのにも関わらず、このような形でお騒がせしてしまい、ファン・サポーターの皆様、ご支援して頂いている企業やクラブ、チーム関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆須原清貴専務理事(日本サッカー協会) 「今井が今申し上げた通りでございますが、今回楠瀬直木監督から辞任の申し出がございました。その申し出を受理した上で、楠瀬監督に代わり池田太監督が監督代行として指揮を執ることになりました」 「これは楠瀬さんのJFA職員に対する不適切な行為が認められたことが理由でございます。この経緯を説明するにあたり、まず最初に申し上げたいことがございます。私共は今回対象となっておりますJFAの当該職員の人権を守ることを最優先に考えております。事案の詳細に述べることは、人物の特定につながります。そして、当該職員の人権を毀損することを招きかねません。従いまして、皆様にはできる限りの情報をお伝えしたいと思いますが、私共としても職員の人権、プライバシーを守ることを最優先にしていることをご理解頂けると幸いです。同時に今回辞表を提出しております楠瀬さんの人権にも配慮する必要があるということも合わせてご理解ください」 「今回私共としまして、本人及び関係者の話をしっかりとヒアリングさせて頂き、弁護士を含む外部の専門家とも様々な方法から相談し、楠瀬さんに不適切な行為があったことを判断しました。これは、『不必要な身体的接触』でございます。しかし、事件性のある行為では決してなかったということは申し上げます」 「最初に不適切な行為があったのは、昨年の6月です。打ち合わせを行った後に屋外ではございますが、楠瀬監督が当該職員にハグをして別れました。この当該職員は、その行為に対して不快感を示しました。その後、今年9月に再び不必要な身体的な接触を受けたことから9月下旬に当該職員がメールにて所属部署の上司に相談することが事態が明らかになりました」 「これを受けて繰り返しですが、私共が職員にヒアリングをさせて頂き、そのあとで弁護士を含む外部の専門家の立会いのもと両者に対して、複数回のヒアリングをさせて頂きました。それを踏まえた上で、丁寧に慎重に調査及び問題の整理を進めて参りました。その上で、女子委員会にお諮りし、今回の決断に至りました」 「ご存知の通りでございますが、我々日本サッカー協会は、サッカーを通して人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを倫理として掲げております。サッカーに関わる我々大人が子供達に夢を与え、子供達の模範となること、そのような高い倫理観と規律が求められます」 「今回は特にアンダーカテゴリーの女子チームの監督ということもあり、そのチームに関わるものにはより一層の高い倫理観と規律が求められると考えております。日本サッカー協会にはそのような立場から毅然と対応することが求められております。そういった考え方を持って、女子委員会で議論をして頂きました。それを踏まえた上で、楠瀬さんの行為は女子日本代表監督として不適切な行為であったと判断し、本人も軽率な行為であったことを認め、反省した上で辞任の申し出がございました。その申し出を我々は受け入れました」 「日本サッカー協会としましては、役職員への研修、ホイッスルブローイングと呼ぶいわゆるホットラインといった制度の整備をこれまで行ってまいりました。その上で、今回のことをしっかりと検証し、JFA職員にとどまらずコーチングスタッフ、チームスタッフ、その他指導者を含む現場で活動する関係者についてもコンプライアンスの研修をさらに強化し、その教育を行い、再発防止に努めてまいります」 「本件に対する協会の責任は認識しております。従いまして、該当する役員等々につきましての処分を含むその対応につきましては、11月の日本サッカー協会理事会でご審議頂き、決定頂く予定です」 「最後にファン・サポーターの皆様、企業の多くの関係者の皆様、そしてスポーツ界のガバナンス・コンプライアンスの強化に取り組んでいる関係者の皆様にご心配をおかけし、お騒がせしていることを心からお詫び申し上げます」 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「繰り返しになりますが、U-17女子ワールドカップ直前で監督を交代せざるを得なくなったこと、そしてファン・サポーターを始めとする多くの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、世間をお騒がせしてしまったことを心からお詫び申し上げます。今回の件については、不快な思いをした職員の人権とプライバシーを大優先に考え、この問題に取り組んで参りました」 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