「ローマがEL決勝で勝つことを祈ろう」、アンチェロッティが大一番控える古巣にエール

2023.05.31 08:00 Wed
Getty Images
レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、ヨーロッパリーグ(EL)初制覇を狙う古巣ローマにエールを送った。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

ローマは31日、ルーマニアのブダペストで行われるEL決勝でセビージャと対戦する。

名将ジョゼ・モウリーニョ監督の下、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ制覇を成し遂げたローマだが、対戦相手は大会最多6度の優勝を誇るELマスターが相手だ。
その大一番を控える中、1979年から1987年まで選手としてローマに在籍し、1度のセリエA優勝、4度のコッパ・イタリア優勝に貢献した元イタリア代表MFは、ローマで行われた1983年のセリエA優勝40周年イベントの場でEL決勝に言及。

ホセ・ルイス・メンディリバル新監督の下で完全に蘇ったセビージャに関しては、「厳しい時期を経て、セビージャはこの2カ月間、よくやっている。彼らは新監督を迎えてうまくまとまっている」と、同じラ・リーガで戦う指揮官として冷静に分析。
その一方で、「ローマは、決勝戦に非常に優秀な監督がいるし、チャンスはある」と、これまで何度も対峙してきたポルトガル人指揮官の存在が大きなアドバンテージになるとの見解を示す。

さらに、「ローマがEL決勝で勝つことを祈ろう」と、最後は以前から愛着を語ってきた古巣のOBとしてエールを送っている。

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モウリーニョ解任のローマに“レジェンド”デ・ロッシが帰還! 監督就任に「この感動は言葉では言い表せない」

ローマは16日、新監督にダニエレ・デ・ロッシ氏(40)が就任することを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの残りシーズンとなる。 デ・ロッシ新監督は、ローマ育ちでアカデミー出身者。2002年にファーストチームに昇格すると、2019年7月にボカ・ジュニアーズに移籍するまでプレー。ローマ時代には2007年、2008年にはコッパ・イタリアで優勝。2007年にはスーペル・コパも制し、フランチェスコ・トッティ氏が引退してからはキャプテンとしてチームを支えた。 引退後はイタリア代表のテクニカルコーチを務め、2021年のユーロ優勝に貢献。2022年10月から2023年2月まではSPALで指揮を執っていたが、半年でわずか3勝に終わり解任されていた。 ローマでは公式戦通算616試合に出場し63ゴール。18年間プレーしたクラブに監督として復帰することとなったデ・ロッシ新監督は、クラブを通じてコメントしている。 「ローマのテクニカル面でのリーダーシップの責任を私に託してくれたフリードキンファミリーに感謝したい。私としては、今からシーズン終了までの間に待ち受ける試練に立ち向かうため、日々の犠牲を払い、自分の中にある全てを捧げる必要があると思っている」 「ベンチに座ることができる感動は言葉では言い表せない。私にとってローマがどんな存在であるかは、誰もが知っているが、我々全員を待っている仕事は既に引き受けた」 「我々には時間がなく、選択肢もない。競争力を持ち、目標のために戦い、達成しようとすることがスタッフと私が自分たちに与える唯一の優先事項だ」 ローマは16日、4シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。就任1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグで優勝。2022-23シーズンはヨーロッパリーグで決勝に進むも、セビージャにPK戦の末に敗れて準優勝。今シーズンはリーグ戦で序盤から調子が上がらず、14日に行われたセリエA第20節でミランに敗れ、3戦未勝利となっており、9位と苦しんでいた。 2024.01.16 22:15 Tue

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