モウリーニョ監督が日本代表のライバルになる可能性も!? サウジアラビアから仰天の172.6億円オファーと報道

2023.04.07 17:35 Fri
Getty Images
ローマジョゼ・モウリーニョ監督(60)に仰天オファーが届いているとのこと。日本代表のライバルになる可能性があるかも知れない。

2021年7月からローマの指揮を執っているモウリーニョ監督。クラブとの契約は2024年夏までとなっており、今夏別のクラブへと移る可能性がこのところ報じられている。

1つの行き先として浮上しているのは、古巣でもあるチェルシー。2004年7月から2007年9月、2013年7月から2015年12月と過去2度指揮しているが、3度目の指揮を執るという噂が出ている。
グレアム・ポッター監督を解任したチェルシーは、クラブのレジェンドでもあるフランク・ランパード氏を今シーズン終了までの暫定監督として緊急招へい。時間をかけて新シーズンの指揮官を選定することとなり、ユリアン・ナーゲルスマン氏やルイス・エンリケ氏らが候補となっているが、モウリーニョ監督も含まれているという。

ただ、そのモウリーニョ監督にはより強力なオファーが。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、なんとサウジアラビアから2年間の監督オファーが届き、総額1億2000万ユーロ(約172億6000万円)が提示されているという。
サウジアラビア代表の監督になり2026年の北中米ワールドカップ(W杯)を目指すのか、クラブの監督になるのかはまだわからないが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するある・ナスルや2部で首位に立つアル・アハリなどが候補に上がっている。

モウリーニョはローマに残りたいと思っている一方で、自身のスタッフたちとも話し合いを行っており、このような内容のオファーは今後届くとはないという意見もある。

まずは、ローマのオーナーであるフリードキン氏と話し合うことが優先されるというが、サウジアラビア代表の指揮官に就任すれば日本代表と対戦する可能性は大きく、ライバルになる可能性があるようだ。

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サウジアラビアはサッカー熱を自国開催2034年W杯まで維持できる?「いま逆に資金を求めて欧州へ」

サウジアラビアはサッカー界に対する巨額の投資を、ワールドカップ(W杯)の開催国となる2034年まで維持できるのか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 政府系ファンド「PIF」がイングランド・プレミアリーグのニューカッスルを買収した2021年秋を境に、財政力をフル活用したサッカー界に対する介入が大きくなったサウジアラビア。 自国リーグへの投資では、PIF傘下のアル・ナスルが22年12月31日にクリスティアーノ・ロナウドを獲得。日本円にして300億円近いフットボーラー史上最高額の年俸が支払われる。 これを皮切りに23年夏、脂が乗った全盛期バリバリのスター選手を欧州から獲得するクラブが急増し、スペイン代表の次代を担う宝石と評された当時21歳のガブリ・ベイガが、アル・アハリへ移籍するという事例も。 また昨年11月には、2034年W杯はサウジアラビアで開催されることが事実上確定。地球上からサッカーの中心地を奪い取る、と言わんばかりの国家的プロジェクトとなっている。 ただイタリア『La Repubblica』は、関係者談を交えて、こんな社説を展開。 「状況が逆転している。サウジアラビアは偉大なるチャンピオンを誘致すべく、ヨーロッパのあらゆる場所に数億ドルを配ったが、いま、逆に資金とスキルを求めて、再びやってきた」 どうやら、サウジ・プロフェッショナルリーグの評価、スポンサー収入、放映権収入がはやくも減少傾向に。 スター選手が勢揃いした2023-24シーズン、同リーグは公式戦34連勝を達成するなどしたアル・ヒラルの1人勝ちに終わり、「単純に面白くない」との評価が蔓延。 政府の興味が向かない下位クラブは集客拡大の見込みもなく、「リーグ戦の半分はスタジアムがガラガラ」とも言えてしまう。今夏は昨夏ほどのスター選手乱獲も叶っていない。 政府内には「34年W杯まで国内のサッカー熱をキープする」ことへの危機感が増しているとされ、状況を打破すべく、投資家とコネクションを求め、欧州に人を送り込んでいるそうだ。 最近では、グローバルにコンサル事業を展開するイタリアの法律事務所へ出向き、W杯で利用する新スタジアムの建設を念頭に、踏み込んだ内容の意見交換を行なったとされている。 今後数日は、ミラノを含む複数の欧州都市で開催される国際フォーラムにも政府として参加するそうだ。 2024.09.04 19:10 Wed

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