チェルシーがポッター監督を電撃解任…ブルーノ・サルトール氏が暫定指揮官に
2023.04.03 04:45 Mon
チェルシーは2日、グレアム・ポッター監督(47)の解任を発表した。また、クラブはブルーノ・サルトール氏(42)が暫定指揮官に就任したことを併せて伝えている。
「素晴らしいファンと共に、私たちは皆、ブルーノとチームを応援し、残りのシーズンに集中するつもりです。プレミアリーグは残り10試合、チャンピオンズリーグは準々決勝が控えています。シーズンを最高の形で終えることができるよう、その1試合1試合に全力で取り組みます」
トーマス・トゥヘル監督(現バイエルン)が率いてスタートした今シーズンのチェルシー。しかし、シーズン序盤になかなか結果が出ないと、2022年9月に同監督を解任。ブライトン&ホーヴ・アルビオンからポッター監督を引き抜くことに成功した。
1日に行われたプレミアリーグ第29節でもアストン・ビラに0-2で敗戦。冬の移籍市場で総額3億2300万ポンド(約521億9000万円)を投じる大型補強を敢行するも、その効果は全く出ていないと言える状況だった。
負傷者の多さに加えて、新戦力の多さもあって一からチームを作り直している現状を考えれば、もうしばらくの猶予を与える選択肢もあったが、元来の控えめなパーソナリティーやビッグクラブでの経験の乏しさから求心力を失っているとの報道もあり、クラブは今季2度目の監督交代に踏み切る形となった。
また、現時点で具体的な後任人事の話は出ていないが、クラブはバイエルンを電撃解任され、レアル・マドリーやトッテナムとの競合の可能性もあるユリアン・ナーゲルスマン氏の招へいを目指しているようだ。
なお、ブルーノ・サルトール暫定体制のチェルシーは4日にリバプールとの延期試合を戦う予定だ。
PR
共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏とベハダ・エグバリ氏は、今回の解任について共同で以下の声明を発表している。「クラブの皆を代表して、チェルシーに貢献してくれたグレアムに心から感謝を伝えます。私たちは、監督として、また一人の人間として、グレアムに最高の尊敬の念を抱いています。彼は常にプロフェッショナリズムと誠実さをもって行動してきたので、今回の結果には全員が失望しています」トーマス・トゥヘル監督(現バイエルン)が率いてスタートした今シーズンのチェルシー。しかし、シーズン序盤になかなか結果が出ないと、2022年9月に同監督を解任。ブライトン&ホーヴ・アルビオンからポッター監督を引き抜くことに成功した。
ポッター監督就任後は連勝を収めるなど一時復調の気配を見せたが、すぐさま失速。カタール・ワールドカップ(W杯)を挟んでも調子は上がらず、今年に入ってからは公式戦16試合を戦い、4勝5分け7敗。チャンピオンズリーグでは準々決勝進出を果たした一方、リーグ戦ではトップ4圏内と12ポイント差の11位に低迷していた。
1日に行われたプレミアリーグ第29節でもアストン・ビラに0-2で敗戦。冬の移籍市場で総額3億2300万ポンド(約521億9000万円)を投じる大型補強を敢行するも、その効果は全く出ていないと言える状況だった。
負傷者の多さに加えて、新戦力の多さもあって一からチームを作り直している現状を考えれば、もうしばらくの猶予を与える選択肢もあったが、元来の控えめなパーソナリティーやビッグクラブでの経験の乏しさから求心力を失っているとの報道もあり、クラブは今季2度目の監督交代に踏み切る形となった。
また、現時点で具体的な後任人事の話は出ていないが、クラブはバイエルンを電撃解任され、レアル・マドリーやトッテナムとの競合の可能性もあるユリアン・ナーゲルスマン氏の招へいを目指しているようだ。
なお、ブルーノ・サルトール暫定体制のチェルシーは4日にリバプールとの延期試合を戦う予定だ。
PR
グレアム・ポッターの関連記事
チェルシーの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
グレアム・ポッターの人気記事ランキング
1
トッテナム復帰願望語ったポチェッティーノ監督、ただし今夏の実現は望み薄?
トッテナム復帰の期待も持たれるアメリカ代表指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ監督だが、実現には高いハードルがあるようだ。 ポチェッティーノ監督は、2014年から2019年までトッテナムを指揮。在任期間中、タイトル獲得を実現することはできなかったが、2018-19シーズンにはクラブを史上初のチャンピオンズリーグ(CL)決勝へ導くなど、期待の持てるチーム作りを行なっていた。 ポチェッティーノ監督が去ってからのトッテナムは、ジョゼ・モウリーニョ、ヌーノ・エスピリト・サント、アントニオ・コンテら名うての監督たちが就任してきたが、いずれも長期政権とはならず。2023年夏に就任したアンジェ・ポステコグルー監督も、2シーズン目を迎えた今季はプレミアリーグで14位に沈む大不振に陥り、立場は危うくなっている。 こうした中で、先週ポチェッティーノ監督はイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じた際、将来的なトッテナムへの復帰願望を明言。ダニエル・レヴィ会長との関係についても「トッテナムを離れた翌日のように、常にとてもとても良い関係を保っている」と語っていた。 これを受け、ポステコグルー監督が今季限りで解任された場合に、後任候補となる可能性も浮上。しかし、イギリス『BBC』によると、その実現には大きなハードルが存在するようだ。 現在ポチェッティーノ監督と契約を結ぶアメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)は、莫大な違約金を設定しているとのこと。これまで監督の違約金最高額はブライトン&ホーヴ・アルビオンからチェルシーへ移った際のグレアム・ポッター監督や、RBライプツィヒからバイエルンへ移った際のユリアン・ナーゲルスマン監督に設定されていた2100万ポンド(約40億6000万円)と報じられているが、これに匹敵する金額になるという。 ポチェッティーノ監督とアメリカは昨年9月に2年契約を結んだばかり。指揮官も現在は来年に控えた北中米ワールドカップに向けて全力を尽くす意向であり、直近でのトッテナム復帰が実現する可能性は低いだろう。 2025.03.25 16:35 Tue2
新監督探しのアヤックスがOBキヴをアシスタントコーチに? 将来的に指揮託すビジョンか
新監督招へいの動きが取り沙汰されるアヤックスだが、将来も睨み、クリスティアン・キヴ氏(43)をコーチとして招へいする可能性が浮上している。 イタリア『スカイ』によると、不振の今季をヨン・ファント・シップ暫定体制でやり過ごそうとしているアヤックスは新指揮官だけでなく、新たなアシスタントコーチも探しているという。 そこで挙がるのが古巣インテルのプリマヴェーラを指揮するキヴ氏。インテルでの現役時代が印象深いが、母国ルーマニアを飛び出し、国外挑戦の一歩目を踏み出したのがアヤックスだった。 そんなキヴ氏をアシスタントコーチとして招へいするのに深く興味を抱くというアヤックスは5年契約を打診し、2〜3年後にトップチームの指揮を任せるビジョンを思い描いているそうだ。 アヤックス首脳陣は先月20日に行われ、プリマヴェーラ優勝がかかったインテルvsカリアリを観戦し、現役時代にインテルで万能のレフティDFとして活躍したキヴ氏の指揮ぶりを視察したという。 なお、アヤックスは新指揮官として、チェルシー監督を辞してからフリーが続くグレアム・ポッター氏に関心が噂されている。 2024.05.01 11:40 Wed3
FKの名手ウォード=プラウズが半年でウェストハム復帰へ、今季フォレストにレンタル加入も立ち位置確保できず
ノッティンガム・フォレストのイングランド代表MFジェームズ・ウォード=プラウズ(30)が、ウェストハムに復帰するようだ。『The Athletic』が報じた。 サウサンプトンの下部組織出身で、2012年7月のファーストチーム昇格から長きに渡りチームを支えたウォード=プラウズ。チャンピオンシップ(イングランド2部)降格に伴い、2023年8月にウェストハムへ完全移籍した。 ウェストハム1年目はデイビッド・モイーズ監督の下で主力として戦ったが、フレン・ロペテギ監督が後を継いだ今シーズンはプレミアリーグ開幕戦からベンチスタート。夏の移籍市場最終日にフォレストへのレンタル移籍が決まった。 しかし、新天地でも出場機会は限られ、ここまでプレミアリーグでの先発は5試合。レンタル契約を早期で打ち切り、ロペテギ監督からグレアム・ポッター監督へ交代したウェストハムに復帰するという。 ポッター監督のもと、現在15位からの巻き返しを狙うウェストハム。フリーキックの名手の復帰が追い風となるのだろうか。 2025.02.03 18:30 Mon4
ケガから復帰を目指すカンテ、道半ばで再発…W杯も厳しいか
チェルシーでケガから復帰を目指すフランス代表MFエンゴロ・カンテだが、道半ばで再発したようだ。 今年8月上旬に行われたプレミアリーグ第2節のトッテナム戦でハムストリングを負傷して以降、欠場が続くカンテ。9月末にようやくトレーニングに復帰した。 だが、11日に行われたチャンピオンズリーグのミラン戦前に向けた前日練習を欠席。グレアム・ポッター監督は練習中に古傷の問題があった旨を明らかにした。 さらに「理想的な状態ではない。彼や我々にとって残念なこと。程度を見極め、そこから見通しを立てる必要がある」とも語られ、復帰遅れも示唆されている。 そんななか、フランス『レキップ』は31歳のボールハンターがハムストリングのケガを再発させ、最低でもあと公式戦5試合を欠場する可能性を指摘している。 それに伴って、約5週間後に迫るカタール・ワールドカップのフランス代表から落選しうるとも。フランスは約3週間後にメンバー発表を予定しているという。 ここ数年、ケガと付き合いながらのプレーが続くカンテ。再びケガとなれば、チェルシーにとっても、フランスにとっても痛手となりそうだ。 2022.10.14 15:35 Fri5
ブライトン司令塔グロスにドルトムントも関心か?
ブライトンのドイツ代表MFパスカル・グロス(32)にドルトムントが関心を示しているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 ロベルト・デ・ゼルビ監督の今シーズン限りでの退団を受け、今夏のスカッド刷新も噂されるブライトン。そのなかで戦術上のキーマンを担ってきた万能MFに関しては、フランクフルトを中心に母国ドイツの複数クラブからの関心が報じられている。 『スカイ』によると、今回新たに関心が伝えられているのはドルトムントだという。 新シーズンに向けて守備的MF獲得を優先事項とするクラブは、グロスをそのリストに加えている模様。ただ、昨夏メキシコ代表MFエドソン・アルバレスの獲得を見送り、元ドイツ代表MFエムレ・ジャンの残留を選択した中、一部首脳陣はグロスの32歳という年齢に関して難色を示す声も出ているという。 ただ、タフなプレミアリーグにおいて非常に稼働率が高く、複数のポジションをこなせるユーティリティー性、元ドイツMFマルコ・ロイスの穴埋めにもなり得る実力者の補強は有用と見える。 なお、2025年までブライトンとの契約を残すグロスはフランクフルトを中心に母国からの関心を認識しているが、現在のクラブに満足していることもあり、現時点で移籍を選択するか否かは微妙な状況にあるようだ。 2017年にインゴルシュタットから加入したグロスは、在籍7年間で公式戦261試合に出場し、32ゴール52アシストを記録。高い戦術眼と高精度の右足のキックを兼備するプレーメーカーは、セントラルMFを主戦場にシャドーやサイドハーフ、サイドバックでもプレー。グレアム・ポッター、デ・ゼルビのフレキシブルなスタイルにおいて、常に重要な役割を担ってきた。 2024.05.22 17:00 Wedチェルシーの人気記事ランキング
1
「勝つことは当たり前」ECLの優勝候補筆頭のチェルシー、レギア・ワルシャワ戦を前にマレスカ監督「シーズンを良い形で終えなければ」
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、レギア・ワルシャワ戦へ意気込んだ。『UEFA.com』が伝えた。 10日、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)の準々決勝1stレグでチェルシーはアウェイでレギア・ワルシャワと対戦する。 日本人DF森下龍矢が所属するレギア・ワルシャワ。優勝候補筆頭に挙げられているチェルシーは、難しいアウェイゲームから始まる中、マレスカ監督は雰囲気に呑まれないことが大事だとした。 「選手たちにはこのスタジアムの環境をある程度見せ、適応できるようにした。選手たちはこのような試合を経験できたことを幸運に思うべきだ。外部要因にプレースタイルを変更させられてはいけない」 ポーランドには熱狂的なサポーターがおり、レギア・ワルシャワにとっては大きな後押しにもなる中、今シーズンここまで良い戦いをしてきたチームとして、良い形でシーズンを終えたいとマレスカ監督は語った。 「チェルシーにとって、勝つことは当たり前のことであり、最近はいくつかの苦戦を経験している。しかし、全体的には今シーズンはかなり良い出来であり、良い形で終えなければならない」 2025.04.10 20:15 Thu2
チェルシーのカイセドが無免許運転の疑いで検挙…
チェルシーのエクアドル代表MFモイセス・カイセドが、無免許運転の疑いで愛車の『アウディ RS Q8』を押収されたようだ。イギリス『BBC』が報じている。 事件は今月4日にコブハムにあるチェルシーの練習場付近で発生。 サリー警察の広報担当者は、「4月4日金曜日、コブハムのフェアマイル・レーンで、コブハム在住の20代の男性が警察官に止められ、無免許運転をしているところを発見されました。車両は押収され、現在捜査中です」と、カイセドと思われる男性が無免許運転の疑いで事情聴取を受けたことを明かした。 カイセドが違反行為を犯したと警察が認定した場合、罰金または刑事訴追を受ける可能性があるという。 なお、チェルシーはこの件についてコメントしていない。 2025.04.11 07:05 Fri3
【プレミアリーグ第31節プレビュー】鎌田vs三笘に、マンチェスターダービー開催
ミッドウィーク開催となった第30節では首位のリバプールを始めアーセナル、ノッティンガム・フォレスト、チェルシー、マンチェスター・シティと上位陣が揃って勝利を収めている。 週明けにUEFAコンペティションの準々決勝1stレグを控えるなか、今節はマンチェスター・ダービー、クリスタル・パレスとブライトン・ホーヴ・アルビオンの日本人対決。アストン・ビラvsノッティンガム・フォレストのトップハーフ対決と好カード満載。 最注目カードはMFケビン・デ・ブライネの今季限りでの退団発表によって俄然重要性を増した13位のマンチェスター・ユナイテッドと、5位のマンチェスター・シティのダービーマッチとなる。 ユナイテッドは前節、ノッティンガム・フォレストとの一戦に0-1の敗戦。古巣対戦のFWエランガに恩返しゴールを許すと、後半最終盤の猛攻も実らず、上位相手に力負けとなった。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)のリヨン戦を控えており、現状でのプライオリティは間違いなくそちら側にあるが、ホーム開催のダービーで不甲斐ない戦いは許されない。より守備的に堅守速攻型のスタイルで臨む可能性が高いが、その人選に注目したい。 対するシティは前節、下位に沈むレスター・シティ相手に2-0の勝利を収めてリーグ3戦ぶりの白星を奪取。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにおいて5位をキープした。スコアは2-0も、80%近いボール支配率に相手シュートを1本に抑え込むなど余力を残した上での完勝だった。エースFWハーランドら一部主力を欠くも、FWマーモウシュやMFオライリーら代役がしっかりと活躍しており、敵地でのダービーへ自信を持って臨めるはずだ。さらに、4日には司令塔デ・ブライネが今季限りでの退団を発表。大きな衝撃が走った一方、ダービー2日前のタイミングでの発表によって間違いなくチームの士気はより高まるはずだ。 MF鎌田大地が所属する12位のクリスタル・パレスは、1-1のドローに終わった最下位のサウサンプトン戦に続き2試合連続の日本人対決に挑む。MFウォートンの復帰によって鎌田はベンチが定位置も14試合連続で出場を続けており、公式戦連勝は「5」でストップしたものの好調を維持するチームにおいて欠かせない存在に。今回のブライトン戦でも途中出場から攻守両面で持ち味を発揮したい。 一方、MF三笘薫を擁する8位のブライトンは前節、アストン・ビラにホームで0-3の完敗。公式戦9試合ぶりの黒星となった。三笘自身は左ウイングでボールのオン・オフに関わらず、前半は輝きを放ったが、チームは後半に相手の十八番のカウンター3発に沈んだ。この敗戦によって上位争いから一歩後退しており、好調パレスとのアウェイゲームでは是が非でも白星を取り戻したい。フル出場で疲労が溜まる三笘だが、チームの現状を鑑みれば引き続きスタメンでの活躍が求められる。 公式戦6連勝で7位浮上のアストン・ビラは週明けにCLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を控えるなか、公式戦5連勝で3位をキープするフォレストとの好調対決に挑む。PSGとの古巣対決に全力を注ぎたいエメリ監督だが、逆転でのCL出場権獲得へリーグ戦でも取りこぼしが許されない状況が続いており、前線を中心に得意とするターンオーバー、勝負所での交代策が難敵撃破のカギを握る。そんななか、公式戦連発と好調のFWラッシュフォード、決定力光るFWアセンシオの新戦力コンビの活躍に期待だ。 首位のリバプールは前節、エバートンとのマージーサイド・ダービーをFWジョタのゴールによって1-0の勝利。MF遠藤航もクローザー役として相変わらずの安定した仕事をみせ、公式戦連敗と不振に陥っていたチームのバウンスバックに貢献した。この勝利でまた一歩リーグ制覇に近づいたスロットのチームは、9位のフルアムとのアウェイゲームで連勝を目指す。 リーグ連勝で2位のアーセナルは、週明けにCLレアル・マドリー戦を控えるなか、15位のエバートンとのアウェイゲームに臨む。フルアムとの前節はMFメリーノ、長期離脱明けのFWサカのゴールによって2-1の勝利を収めた。しかし、DFガブリエウが今季絶望の重傷を負うという最悪なアクシデントが発生。同じく状態が危ぶまれたDFティンバーと体調不良でメンバー外だったDFホワイトに関しては復帰の可能性もあるが、ディフェンスラインを中心に苦しい台所事情を強いられる。堅守速攻を貫くトフィーズ相手の一戦では終始押し込む展開が予想され、サカやMFウーデゴールを起点に引いた相手を攻略しつつ、ガブリエウの代役としてマドリー戦を戦うことになるサリバの相棒のパフォーマンスにも注目したい。 前節、お得意様であるトッテナムとのロンドン・ダービーを1-0で制した4位のチェルシーは、11位のブレントフォード相手に連勝を狙う。MFパーマー、FWジャクソンらの戦列復帰で前線に多彩なオプションを有しており、質実剛健でアグレッシブな相手に対して、うまく相手の守備の矢印を折りながらゴールをこじ開けたい。 DF菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンは、今節の結果次第でプレミアリーグ史上最速での2部降格となる可能性を有している。現在、残留圏内の17位ウォルバーハンプトンとの勝ち点差は残り8試合で19ポイント。今節で勝利を逃がしてウルブスが勝利した場合、1年でのチャンピオンシップ降格が決まる。 ただ、その対戦相手は4試合未勝利で勝ち点3を欲する14位のスパーズ。週明けにヨーロッパリーグ(EL)のフランクフルト戦を控えるため、ターンオーバーの可能性もあるが、前回対戦で0-5の惨敗を喫するなど、伝統的に天敵とする相手だけに敵地で悲劇的な結末も十分に考えられる。 その他では今季2度目の7連敗で同じく降格危機に陥る19位のレスターと、リーグ連勝で6位に位置するニューカッスルの一戦もリーグテーブルにおいて重要な試合となる。 《プレミアリーグ第31節》 ▽4/5(土) 《20:30》 エバートン vs アーセナル 《23:00》 クリスタル・パレス vs ブライトン イプスウィッチ vs ウォルバーハンプトン ウェストハム vs ボーンマス 《25:30》 アストン・ビラ vs ノッティンガム・フォレスト ▽4/6(日) 《22:00》 ブレントフォード vs チェルシー フルアム vs リバプール トッテナム vs サウサンプトン 《24:30》 マンチェスター・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ ▽4/7(月) 《28:00》 レスター・シティ vs ニューカッスル 2025.04.05 12:00 Sat4
今夏チェルシー正式加入の逸材パエスは系列ストラスブール行きか…レンタルに向けた障害は両クラブの今季成績?
チェルシーの次代を担う逸材として注目されるエクアドル代表MFケンドリー・パエス(17)だが、ヨーロッパでのキャリアをストラスブールでスタートすることになるようだ。フランス『レキップ』が報じている。 10代前半から神童と評された177cmのクリエイティブな左利きのMFは、2023年2月に行われた国内リーグのムシュク・ルナ戦でファーストチームデビュー。同試合では15歳297日でのプリメーラ・カテゴリア・セリエA最年少デビュー記録に最年少ゴール記録を樹立。 2023年6月にはインデペンディエンテ・デル・バジェからチェルシーへの完全移籍が発表された。その後、同年10月に行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選のボリビア代表戦ではA代表2キャップ目にしてゴールを記録し、W杯予選でゴールを決めた南米人史上最年少記録(16歳161日)も樹立した。 2007年5月4日生まれのパエスは、18歳の誕生日後に国際移籍が可能となり、2025-26シーズンのチェルシー入りが既定路線と見られていた。 エクアドル代表ですでに17キャップを誇り、イギリスの労働許可証取得は可能とみられるが、よりトップレベルでの経験を積ませたいクラブは『BlueCo』がマルチ・クラブ・オーナーシップ(MCO)で保有するフランスのストラスブールへ武者修行に出すことを検討。 すでにヨーロッパ入りしている17歳は8日からストラスブールのトレーニングに参加。リアム・ローゼナイアー監督からの評価も高いようだ。 ただ、レンタル移籍に向けた障害はストラスブールの予想外の躍進。今シーズンここまではリーグ・アン4位と上位に躍進しており、チャンピオンズリーグ(CL)かヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得する可能性が高い。 これに対して、チェルシーもプレミアリーグでCL出場圏内の4位に位置しており、同様にCLかEL出場権獲得の可能性は高い。 仮に、両クラブが同じUEFAコンペティションに出場する場合、同じオーナーを持つクラブの同時参加の問題はルールが緩和されているものの、当該クラブ間でのレンタル移籍が認められない可能性は高い。その場合、パエスは別のレンタル先を選択することになる。 2025.04.09 19:20 Wed5