ブライトン率いる31歳の青年指揮官、チームビルディングのキーワードは“一体感”と“努力”「勝利する文化を強めたい」

2024.07.24 15:40 Wed
ブライトンを今季から指揮するヒュルツェラー監督
©超ワールドサッカー
ブライトンを今季から指揮するヒュルツェラー監督
ブライトン&ホーヴ・アルビオンファビアン・ヒュルツェラー監督が、ジャパンツアー、そして新シーズンに向けて意気込みを語った。

昨シーズンまでロベルト・デ・ゼルビ監督が指揮していたブライトン。しかし、シーズン終了後に袂を分つことが決定。新たに招へいされたのがヒュルツェラー監督だった。

31歳の青年指揮官はプレミアリーグ史上最年少監督に。若くして現役を退くと、2023-24シーズンはザンクト・パウリを指揮すると、チームは2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で見事に優勝。ブンデスリーガ昇格に導いていた。
大きな期待が寄せられているヒュルツェラー監督は、選手としてもバイエルンの下部組織で育ったが、ケガなどの影響で指導者のキャリアを早期に考えることに。現役時代も指導を行ってきたこともあり、経験は年齢以上にある状況だ。

初めて日本を訪れたブライトンを指揮する中、今回のジャパンツアーについて意気込みを語り、日本の印象も語った。
「今回の試合に関してはとても楽しみにしている。日本の2つの強豪チームと対戦することにワクワクしている。ブライトンのチームが今どういう状態にあるかを確認することになる。我々にとってはプレシーズンのため、なかなか厳しい面もあるかもしれないが、今の状態を確認したい」

「また、素晴らしい日本という国に来たが、少し見ただけだが、日本の伝統と近代的なビルや大学など、素晴らしい融合のある街だと感じた」

31歳ということもあり、チーム内には年上の選手もいる。その中でのリーダーシップについては「私は権威主義ではない。アイデアの力を信じており、その力で選手を説得していきたい。年上の選手、経験が積んだ選手がチームにはたくさんいるが、それはチームにとって有利な点だと思っている。彼らの経験、アイデアを活用し、チームとしてより向上できるように導いていくことが重要だと思っている」と、アイデアを持ってチームを率いたいとコメント。「ただ、最終的な判断、決定権を持つのは私だ。上から目線ではいけないが、彼らのアイデアを吸い取りながら生かし、チームとして努力をしていきたいと思う」と、同じ目線でチームを構築したいとした。

また、日本代表MF三笘薫についても言及。「彼は違いを作り出すことができる選手だ。たった1つのアクション、ドリブル、シュートにおいて試合の展開をガラリと変える選手だと思っている。彼がさらに向上できるように、必要なサポートをチームとしても十分に与えていきたいと思う」とコメント。「今週は彼にとって特別な1週間になると思う。チームとしては与えられるものを全て与えたいし、振り返った時に彼にとって本当に特別な1週間であったとなってもらいたいと思う」と、母国へ帰還した三笘に良い経験になってもらいたいとした。

グレアム・ポッター、ロベルト・デ・ゼルビと個性的な2人の指揮官の下で結果を残してきたブライトンだが、ヒュルツェラー監督は継続しながらも、勝者のメンタリティを植え付けていきたいとし、そのためには“努力”が必要だとした。

「チームとしては十分に価値観を持っている。そのバリューを継続しつつ、勝利する文化を強めていきたいと思っている。そのためには上手くいっていない部分を打破していく。トレーニングもどんどんと強化をして違う考え方を入れ、勝つための文化を植え付ける。ただ、そのためには努力が必要だ」

「チームとしても選手個人としても欠かせない。選手の努力はピッチ上だけではなく、ピッチ外でも必要となる」

日本は現在酷暑が続いており、日本人でも苦しいほど。ヨーロッパから来た選手たちにとっては過酷すぎる環境と言える。

ヒュルツェラー監督は「日本はブライトンとはだいぶ気候が違う。ただ、我々にとって気候は選べない。選択肢がないので、適応するしかない」とコメント。「もちろんイングランドやブライトンとは全く気候が違うが、そういうものにチーム全体で苦労して出来るだけ良いパフォーマンスを見せていく。プレシーズンのためまだまだ準備中だ。その中で、暑いということを言い訳にはできない。選手に最高のパフォーマンスを求めるし、一緒に苦労して、求めていきたい」と、弱音を吐くのではなく、チームとして共に乗り越えていきたいとした。

そのチームの中で、多くの面で中心となるのが元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーだ。38歳になったミルナーは監督よりも7つも年上。プレミアリーグでは634試合に出場するベテランだが、精力的なプレーとユーティリティ性は今なお衰えを見せない。

ヒュルツェラー監督はミルナーについて「信じられないほど素晴らしいキャラクターだと感じている。彼はこれまで成功を収めてきたし、チームのメンバーにとってはロールモデルでもある。トレーニングのやり方、パフォーマンス、トレーニングの後での復習など、他の選手が学ぶべきことが多々ある」と、頼りになる存在であるとコメント。「そしてあの年齢であの肉体を維持していることは信じられない。私がまだ経験していない未知の経験を彼はたくさんしている。色々なことに対して意見を聞いている」と、驚きを持って接しているとし、多くを学べる相手だともした。

さらに「彼は偉大なるリーダーでもあり、チーム全体のリーダーとして能力を発揮してくれている。ロールモデルはピッチ外でも発揮してもらいたい。リーダーとしても優れているが、選手としてもスキルやランニング、ハードワーク、何よりもコミュニケーション能力が高い。チーム全体をリーダーとして率いてもらいつつ、選手としても活躍してもらいたい」と、選手としてもまだまだ期待できると称賛の言葉を送った。

シーズン開幕へ1カ月を切った中で、重要な調整の場となるこのジャパンツアー。チームとして見せたいものについては「一体感」だと語り、チーム作りの軸が見える答えとなった。

「カギとなるというのは“Always together”、一体感だ。苦労すること、この気候や移動で苦労することも一緒、気候に順応するのも一緒、長いセッション、ハードなセッションでも一緒に苦しみ、一緒に努力するということだ」

「鹿島は非常に強い相手と認識している。シーズン途中ではあるが、得点数は2位だと聞いている。攻撃が強いとなると、我々はチームとしてコンパクトに一体感を持って守らなければいけない」

「スタッフや広報、メディアなどずっと一緒に全員でいるため、一体感となって今週だけでなく、シーズン全体を“一体感”をキーワードに乗り越えたい」

“一体感”という言葉を使ったヒュルツェラー監督。チーム全体で、全てのことを乗り越え、全てを分かち合い、1つの大きなファミリーになることを目指しているのだろう。良い時も悪い時も、一緒だということ。チームビルディングに長けているという評価がされているが、それが垣間見える答えだ。

そのヒュルツェラー監督は、若い子供たちに向けてのメッセージを求められ、現代社会の問題についても言及。その中で、自分の子供時代から失われつつものがあると言及した。

「私もまだ若いとは思っているが…笑。私の若い時代はまだまだ選択肢がなかったと思っている。選択肢というのは、スマートフォンやSNSがなかったということ。今の選手たちは自由時間の過ごし方で色々なことができてしまう」

「また、テクノロジーの進化があり、ソーシャルメディアをやる、スマートフォンをいじるという時間の使い方をしている子供たちも多いと思う。我々の時代は子供は時間があれば外に飛び出てストリートサッカーをしていた。私はそういう時代を懐かしく思ってしまう」

「そこで重要だったのは競い合うということ。競争というものが、今の子供たちの中にはあまり見られなくなってきていると感じている。子供らしさということを考えたときは、私が子供の頃は4vs4や5vs5でストリートサッカーの試合をし、勝ったチームが残り、次のチームがやってきて戦うというのを楽しんでいた。試合というよりは、競争心、競い合うということが大事だったと思う。今の子供たちにもやってもらいたい」

一体感をカギに、努力を求め、そして競争心を欲する指揮官。31歳のヒュルツェラー監督が率いるブライトンは、成熟していけば、今シーズンのプレミアリーグで面白い存在になりそうだ。

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ブライトン&ホーヴ・アルビオンは15日、2024-25シーズンの新ユニフォームを発表した。 2023-24シーズンはプレミアリーグで11位に終わったブライトン。日本代表MF三笘薫はシーズン終盤は負傷で全くプレーできず、シーズンを通してもチームはケガ人が非常に多く出たことで、苦しい戦いとなった。 新シーズンからは、ファビアン・ヒュルツェラー監督が指揮を執るなか、クラブは初来日して鹿島アントラーズ、東京ヴェルディの2チームとも対戦する。 また、女子チームにはなでしこジャパンのFW清家貴子が新シーズンから加入。WEリーグ得点王&MVPがイングランドでどのようなパフォーマンスを見せるかにも注目だ。 そのブライトンとサプライヤーのナイキは新ユニフォームを発表。2020-21シーズンのユニフォームからインスピレーションを得て、ホワイトをベースにブルーのストライプを5本あしらい、そのストライプの上に白のピンストライプを施している。 また、背面はホワイトがベースとなり、下部に5本のブルーのストライプ。脇の下にはイエローのアクセントとなり、ショーツはブルー、ソックスはホワイトかブルーになるという。 男女共に同じユニフォームを着用するため、三笘と清家は同じユニフォームを着ることとなる。 ファンは「まぁ好きだな」、「アメイジング」、「素晴らしい」、「これは結構好き」、「買うのが待ちきれない」、「思ったよりもレトロ」、「シンプルなデザインで良い」と好評のようだ。 来日時にも着用されるであろう新ユニフォーム。三笘、そして清家はこのユニフォームでゴールを量産するのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画&写真】ブライトンが新ユニフォーム発表! シンプルな白と青のストライプに</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="jvkeXrEOh3k";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C9cUzbNIJ1s/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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ブライトンが前線の新戦力加入を発表! 昨季2部リーズで躍動のU21仏代表リュテール

ブライトンは19日、リーズ・ユナイテッドからU-21フランス代表FWジョルジニオ・リュテール(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 イギリス『The Athletic』など複数メディアによると、ブライトンは4000万ポンド(約76億2000万円)に設定されているリュテールの契約解除条項を行使して獲得に至ったようだ。 自身の古巣でもあるホッフェンハイム時代から知る逸材アタッカーの獲得に成功したファビアン・ヒュルツェラー監督は、「ジョルジニオはファンを席から立ち上がらせる力のあるプレーヤーで、昨シーズンのリーズでイングランドでも実力を発揮した。しかし、私は彼がドイツのホッフェンハイムでプレーしていた頃から知っていた。今、彼をチームに溶け込ませなければならない。彼と一緒に仕事ができるのを楽しみにしているよ」と新戦力への期待を語った。 スタッド・レンヌの下部組織で育ち、ファーストチーム昇格からわずか半年後の2021年2月にホッフェンハイムへ完全移籍したリュテール。加入2年目にレギュラーポジションを掴むと、2023年1月にリーズ史上最高額でイングランドに渡った。 適応期間となった2022-23シーズンにチームはプレミアリーグから降格し、昨シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)でプレー。チームは昇格プレーオフ決勝で敗れて1年での1部復帰を逃したが、個人としては48試合7ゴール15アシストの数字を残した。 センターフォワードやセカンドトップを主戦場とするなか、決定力という部分には大きな伸びしろを残すが、爆発的な加速力と傑出したテクニックを活かした突破力に加え、ラストパスやクロスといったチャンスメークの質は非常に高い。ゴールを量産するタイプではないものの、アシストを含めたスコアポイントで際立つ貢献が期待できる。 2024.08.20 06:52 Tue

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ブライトンが後半終盤の連続失点で最下位ウルブスとドロー…先発の三笘薫は前半に決定機に関与【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第9節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsウォルバーハンプトンが26日にアメックス・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。なお、ブライトンのMF三笘薫は89分までプレーした。 難敵ニューカッスルを撃破してリーグ連勝で5位に浮上したブライトンは、最下位のウルブス相手に今季初の3連勝を狙った。そのマグパイズとの一戦でベンチスタートとなった三笘はこの試合で先発に復帰した。 ウォームアップ中に負傷したダンクに代わってイゴールが急遽スタメンで起用されるアクシデントに見舞われたものの、集中した入りを見せたブライトン。[5-4-1]のブロックで構えるウルブス相手に序盤は外回しでチャンスを窺い、ボックス内のウェルベックが際どいヘディングシュートを続けて放っていく。 前半半ばを過ぎても押し込む状況が続く中、20分過ぎには続けて決定機。まずは22分、ライン間でボールを引き出した三笘が密集を細かいステップワークで突破して右足ミドルシュートを放つが、DFにわずかにディフレクトした鋭いシュートは枠の右へ外れる。このプレーで得たCKの二次攻撃からバレバが強烈なミドルシュートを飛ばすが、今度はGKジョゼ・サのビッグセーブに遭う。 徐々にゴールの匂いをさせ始めると、32分には三笘に再びの見せ場。ボックス左にこぼれたルーズボールに詰めてシュートに持ち込むが、ここはGKジョゼ・サにうまく間合いを潰されてゴールとはならず。 前半終盤にかけてはウルブスが徐々に相手陣でのプレー時間を増やして試合が拮抗したが、逆にカウンターから一瞬の隙を突いたブライトンがゴールをこじ開ける。45分、相手陣内右サイドでボールを奪ったカディオグルからリュテールと繋いでボックス右に走り込んだウェルベックにラストパスが通ると、GKに寄せられる寸前で右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。 ウェルベックの3試合連続ゴールによってホームチームの1点リードで折り返した試合。ビハインドを追うウルブスはハーフタイムに2枚替えを敢行。レミナとトチ・ゴメスを下げてサラビアとフォルブスを投入し、[4-2-3-1]に並びを変えた。 この交代策とハーフタイムの修正によってウルブスがより攻勢を仕掛けると、後半は拮抗した展開に。三笘も後半は守備をサポートしつつ、カウンターの起点役がメインとなる。 なかなか決定機まで持ち込めないブライトンに対して、ラーセンの個人技やセットプレーからウルブスがより多くの枠内シュートを記録。だが、GKフェルブルッヘンを中心とする守備をこじ開けられない。 その後、互いに交代カードを切って戦況に変化を加えていくと、終盤に試合が大きく動いた。 まずは85分、ハーフウェイライン付近の右サイドでカウンタープレスが嵌ったブライトンはボックス付近までドリブルで運んだランプティから中央で横パスを収めたファーガソンが鋭い右足シュートをゴール左隅に突き刺し、値千金の今季初ゴールを決めた。 ヒュルツェラー采配的中となる途中投入2選手が絡んだゴールによって勝利に大きく近づいたかに思われたが、シーガルズにとって悪夢のような展開が待っていた。 直後の87分にセットプレーの二次攻撃からアイ=ヌーリにゴール前の混戦からゴールを決められると、93分には4対1の数的優位でトドメの3点目に迫った中でヴァイファーが痛恨のパスミスを犯し、逆にロングカウンターを浴びる。そして、ドイルのパスを受けてボックス右に持ち込んだクーニャのシュートがDFに当たってコースが変わると、クロスバーの内側を掠めたシュートがゴールネットに突き刺さった。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、土壇場の連続失点で勝ち点2を失ったブライトンの連勝がストップ。一方のウルブスは劇的ドローで連敗を「5」でストップした。 ブライトン 2-2 ウォルバーハンプトン 【ブライトン】 ダニー・ウェルベック(前45) エバン・ファーガソン(後40) 【ウォルバーハンプトン】 ライアン・アイ=ヌーリ(後43) マテウス・クーニャ(後48) <span class="paragraph-title">【動画】ウェルベックが3戦連発となる先制点!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">負傷のダンクから<br>腕章を引き継いだウェルベック<br>早くも昨季を超える<br>今季6ゴール目を記録<br><br>プレミアリーグ 第9節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ブライトン</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ウォルヴァーハンプトン</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/gfyBCq6u0K">pic.twitter.com/gfyBCq6u0K</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1850192910450626618?ref_src=twsrc%5Etfw">October 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.27 01:20 Sun
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【プレミアリーグ第9節プレビュー】アーセナルvsリバプールの上位対決、チェルシーとニューカッスルは連戦初戦に

先週末に行われた第8節ではチェルシーとの上位対決を制したリバプール、ウォルバーハンプトンに劇的勝利のマンチェスター・シティが勝ち点3を積み上げた一方、アーセナルはボーンマス相手にまさかの今シーズン初黒星を喫し、序盤の優勝争いで明暗が分かれた。第2グループではアストン・ビラ、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、トッテナムが勝利を挙げて上位を追走している。 10月最終週に開催される第9節では3位のアーセナルと首位のリバプールによる、優勝争いのライバル直接対決が最注目カードだ。 アーセナルは前節、インターナショナルマッチウィーク明け初戦でボーンマスとのアウェイゲームを戦って0-2の完敗。前半半ばのDFサリバの一発退場が大きく結果に響いたが、MFウーデゴールに加えてFWサカら主軸を欠く攻撃は精度を欠くなど勝ち点1にも値しない低調な出来だった。続くチャンピオンズリーグ(CL)ではシャフタール・ドネツク相手のホームゲームに1-0で勝利。ひとまずバウンスバックに成功した。ただ、FWトロサールのPK失敗も響きオウンゴールで挙げた1点にとどまり、試合のクローズの部分でも守護神ラヤの最終盤のビッグセーブがなければ勝ち点1にとどまっていた可能性もあった。 また、同試合ではDFカラフィオーリが新たに負傷者リスト入り、今回の大一番ではサスペンションのDFサリバに加え、サカと共にDFティンバーが間に合うかは微妙な状況でMFトーマスやDFキヴィオル、DFジンチェンコらを加えた急造バックラインで首位チームの強力な攻撃陣に対峙する可能性が高い。 対するリバプールは前節、好調のチェルシーとのホームゲームを2-1で勝利。後半立ち上がりに一瞬の隙を突かれて追いつかれたが、FWサラーがPKによるゴールと、MFカーティス・ジョーンズの決勝点をアシストするエースの仕事をみせ、接戦をモノにした。続くCLでは敵地でRBライプツィヒの高いプレー強度にやや苦戦したものの、FWヌニェスのゴールを最後まで守り抜いて1-0の勝利。CL開幕3連勝と抜群の安定感を誇る。 今回の一戦に向けては守護神アリソンらに加えて、FWジョタの欠場が決まったが、代役を務めるヌニェスやFWガクポ、FWルイス・ディアスら前線の選手がハイレベルのポジション争いを見せており、手負いのガナーズの守備陣に対して大きな不安要素とはならない。なお、DF冨安健洋は引き続き欠場となり、MF遠藤航はベンチスタートが濃厚だ。 その優勝争いライバル対決に次ぐ好カードが、週明けのEFLカップ(カラバオ)でも対戦する6位のチェルシーと、9位のニューカッスルによる強豪対決。前節は共に敗戦を喫しており、リバウンドメンタリティが試される一戦となる。 前述のリバプール相手に惜敗したチェルシーだが、直近のカンファレンスリーグ(ECL)ではギリシャの強豪パナシナイコスとのアウェイゲームをFWフェリックスの2ゴールなどで4-1の完勝。きっちりバウンスバックを果たした。今節に向けてはあえてECL登録メンバー外としているMFパーマーらリーグ戦の主力が休養十分で復帰し、サスペンション明けのDFフォファナとDFククレジャも起用可能となり、盤石の状態で戦える。 一方、ニューカッスルは前節、ブライトンとのホームゲームで0-1の敗戦。ボール支配率、シュート数で相手を大きく上回るなど内容面で悲観すべき点はないが、決めるべき時に決める、耐えるべき時に耐えるという勝負の原則で相手に上回られての今季2敗目となった。敵地でバウンスバックを狙う一戦ではDFボトマンやFWウィルソンらが引き続き不在となるが、前節戦列に復帰したFWイサクが今週のトレーニングでコンディションを上げてきており、こちらもスカッドの状態は悪くない。 リバプールの結果次第で首位を奪還できる2位のマンチェスター・シティは、未だリーグ戦で勝利がなく且つ3連敗と泥沼の状態にある19位のサウサンプトンとのホームゲームでリーグ3連勝を狙う。前節は最下位ウルブスに大苦戦を強いられたが、後半ラストプレーでDFストーンズが決めた劇的ゴールによって4連覇王者の勝負強さを発揮した。続くCLではスパルタ・プラハ相手にFWハーランドが驚愕のアクロバティックゴールなど2ゴールの活躍をみせて5-1の圧勝。余裕の試合展開によって早いタイミングで主力をベンチに下げられたが、今節はMFデ・ブライネとDFウォーカーに加え、MFグリーリッシュとFWドクの両翼が不在となる見込みで、総力戦での戦いを強いられそうだ。 前節はレスター・シティ相手に後半最終盤の失点で2点差を引っくり返される大逆転負けとなったサウサンプトンでは、同試合で負傷交代したDF菅原由勢の起用の可否が気になるところ。指揮官は試合直前まで見極めたいと語っており、少なくともメンバーに絡める可能性はありそうだ。 難敵マグパイズを撃破してリーグ連勝で5位に浮上したMF三笘薫所属のブライトンは、最下位のウルブス相手に今季初の3連勝を狙う。前節勝利に貢献したものの、負傷交代したFWウェルベックは大事に至らずも、今節ではFWジョアン・ペドロやFWミンテと共に欠場の可能性が高い。前線の入れ替えが見込まれる中、スタメン復帰有力な三笘には2度の決定機を逃がした前節の悔しさを晴らす活躍を期待したい。 前節はウェストハム相手に4-1で完勝し、そのブライトン戦での大逆転負けを見事に払しょくしたトッテナムは、MF鎌田大地を擁する18位のクリスタル・パレスとのロンドン・ダービーで連勝を狙う。そのウェストハム戦で戦列に復帰し、2点に絡んだFWソン・フンミンが軽度の問題で欠場となる見込みだが、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)のAZ戦では先発9人を入れ替えた中でFWリシャルリソンのPKによる今季公式戦初ゴールを守り切って1-0の勝利。チーム状態は悪くない。ソン・フンミン不在の左ウイングではそのリシャルリソンに、AZ戦で鮮烈な輝きを放った17歳FWムーアら幾つかの選択肢が想定される中、ポステコグルー監督の選択に注目したい。 一方、開幕前の下馬評は高かったが、ここまで3分け5敗で降格圏に沈むパレス。直近のノッティンガム・フォレスト戦も0-1で競り負けて厳しい3連敗に。8戦5得点と深刻な得点力不足に喘ぐ中で前節スタメンの鎌田はチームと共に微妙なパフォーマンスが続いている。今節はベンチスタートの可能性が高いが、浮上のきっかけを掴みたい。 12位に低迷するマンチェスター・ユナイテッドは、同じく15位と低迷するウェストハムとのアウェイゲームでリーグ連勝を目指す。リーグ前節はブレントフォード相手に2-1の逆転勝利を収めて公式戦6戦ぶりの白星を挙げたが、ELでフェネルバフチェとのアウェイゲームを1-1のドロー。3試合連続先制しながらもリードを守り切れず、3戦連続ドローとなった。本職サイドバックのマズラウィのトップ下起用など奇策も嵌らず、再び批判を浴びる形となったテン・ハグ監督としては不振のハマーズをしっかりと叩いて自身の危うい状況を改善したい。 その他ではCL3連勝スタートで首位に立つ好調のアストン・ビラが前節アーセナルを破って勢いに乗るボーンマスをホームで迎え撃つ一戦や、9戦目での初勝利を目指すイプスウィッチの戦いにも注目だ。 《プレミアリーグ第9節》 ▽10/25(金) 《28:00》 レスター・シティ vs ノッティンガム・フォレスト ▽10/26(土) 《23:00》 アストン・ビラ vs ボーンマス ブレントフォード vs イプスウィッチ ブライトン vs ウォルバーハンプトン マンチェスター・シティ vs サウサンプトン 《25:30》 エバートン vs フルアム ▽10/27(日) 《23:00》 チェルシー vs ニューカッスル クリスタル・パレス vs トッテナム ウェストハム vs マンチェスター・ユナイテッド 《25:30》 アーセナル vs リバプール 2024.10.25 21:00 Fri
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三笘薫がプレミアリーグ週間ベストイレブン選出! レジェンドFW「トッテナムは彼のスキルと働きに対処できなかった」

プレミアリーグのベストイレブンにブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が選出された。 開幕戦でゴールを決めていた三笘は、いきなりプレミアリーグの週間ベストイレブンに選出されていた中、第7節のベストイレブンにも名を連ねることとなった。 三笘は6日に行われた第7節のトッテナム戦にフル出場。左ウイングでチャンスメイクすると1アシストを記録。2点に絡む活躍を見せ、2点差をつけられた中での3-2の逆転勝利に大きく貢献した。 元イングランド代表FWでプレミアリーグの伝説的なストライカーであるアラン・シアラー氏が毎週のベストイレブンを選出する中、三笘は今季2度目のベストイレブン入り。シアラー氏は三笘を評価している。 「トッテナムは、彼のスキルと運動量に対処できなかった」 「ブライトンが後半見事な逆転を果たすのに、彼は貢献した」 2得点に絡み、同点ゴールをアシストした三笘を高く評価。その他には、サウサンプトンに逆転勝利したアーセナルから、1ゴール2アシストのイングランド代表FWブカヨ・サカ、同点ゴールを決めたドイツ代表FWカイ・ハヴァーツが選出。マンチェスター・シティからは2ゴールの活躍を見せたクロアチア代表MFマテオ・コバチッチが選出された。 そのほか、リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク、エバートンのイングランド代表GKジョーダン・ピックフォード、マンチェスター・ユナイテッドの北アイルランド代表DFジョニー・エバンスらが選出されている。 <span class="paragraph-subtitle">◆第7節ベストイレブン</span> GK ジョーダン・ピックフォード(エバートン) DF バウト・ファエス(レスター・シティ) ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール) ジョニー・エバンス(マンチェスター・ユナイテッド) MF ファクンド・ブオナノッテ(レスター・シティ) ミッケル・ダムスゴーア(ブレントフォード) マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) FW ブカヨ・サカ(アーセナル) カイ・ハヴァーツ(アーセナル) ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム) <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【写真】三笘薫が今季2度目のプレミアリーグベストイレブン選出!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DA0ujZeRwnW/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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