西川明花が起用に応える2ゴール!システム変更のEL埼玉が新潟Lを下し5試合ぶり白星《WEリーグ》

2023.03.25 16:30 Sat
©WE LEAGUE
25日、2022-23 Yogibo WEリーグ第12節の2試合が各地で行われた。新発田市五十公野公園陸上競技場で開催されたアルビレックス新潟レディース vs ちふれASエルフェン埼玉は、3-0でアウェイのEL埼玉が快勝した。

積雪で延期となっていた21日のサンフレッチェ広島レジーナ戦は逆転で敗れたものの、ウインターブレイク後に固定した[4-4-2]がフィットし、主導権を握る試合の増えた新潟L。中3日で迎える今節は、前節途中交代となった道上彩花がメンバー外となり、上尾野辺めぐみ園田瑞貴が2トップを組んだ。
4連敗中のEL埼玉は、これまでの[3-5-2]から[4-1-4-1]へシステム変更。古巣対戦となる田邊友恵監督はサイドハーフの右に祐村ひかる、左に吉田莉胡を起用し、今季リーグ戦初先発となる西川明花を最前線に。3試合無得点脱却と連敗ストップを狙った。

序盤は新潟Lが相手陣内でゲームを進め、上尾野辺をはじめ、今節は左サイドハーフに入った滝川結女や、第3節以来のスタメンで右に入った森中陽菜がミドル攻勢。主導権を握った。
効果的な攻撃の形を作れなかったEL埼玉だったが、ワンプレーを契機に試合を動かす。ボックス内への浮き球のバウンドが偶発的ながらも新潟・三浦紗津紀の手に当たり、PKを獲得すると、西川がGK平尾知佳の逆を突いて左隅に流し込み、22分に先制点を奪取。2分後には右サイド裏のスペースを祐村が突いて折り返すと、ファーの吉田が頭で落として再び西川がボレーでネットを揺らした。

63分には前線3人が絡んで最後は瀬戸口梢。祐村が相手を背にしてのチップキックという、技ありプレーでマーカーをはがすと、クロスを西川が落として吉田がつなぎ、エルフェンのかじ取り役がボックス手前右から左足でWEリーグ初ゴールを挙げた。

新潟は180cmの長身DF浦川璃子をトップで起用し、パワープレーを仕掛けるも、ゴールを奪うことはできず。3-0でEL埼玉が5試合ぶりの勝利を手にした。

前節は互いにリーグ戦久しぶりの白星をつかんだ両チーム、9位のAC長野パルセイロ・レディースと10位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦はドローに終わった。

AC長野は5試合ぶり、千葉Lは7試合ぶりとなる今季2勝目をつかんだ前節。AC長野は同じ11人を、千葉Lもスタメン変更を1人にとどめて連勝を狙ったが、互いに最後までゴールが遠く、0-0のままタイムアップを迎えている。

◆第12節
▽3月25日
アルビレックス新潟レディース 0-3 ちふれASエルフェン埼玉
AC長野パルセイロ・レディース 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

▽3月26日
マイナビ仙台レディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
INAC神戸レオネッサ vs サンフレッチェ広島レジーナ
大宮アルディージャVENTUS vs ノジマステラ神奈川相模原

※WE ACTION DAY(今節試合なし)
三菱重工浦和レッズレディース

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最下位大宮Vが今季初勝利で後半戦スタート! 首位・東京NBは若手が躍動し3連勝、猶本光が長期離脱から復活アシストの浦和も勝利【SOMPO WEリーグ】

2024-25 SOMPO WEリーグ第12節の5試合が、1日〜3日にかけて各地で行われた。 前半戦終了から2カ月半を経て後半戦がスタート。前節首位浮上の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点25)は、8位AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14)とアウェイで対戦した。 東京NBは10分、前節初ゴールを挙げた18歳の眞城美春がボックス手前やや右寄りの位置でFKを獲得。自らキッカーを務めると、ゴール右上を狙ったボールがクロスバーを叩いてネットを揺らす。 32分にはクロスからの競り合いをこちらも18歳の松永未夢が制し、東京NBに追加点。後半立ち上がりには19歳の樋渡百花、20歳の土方麻椰が追加点。AC長野も終盤に川船暁海が1点を返すが、1-4で試合終了。若手が躍動した東京NBが3連勝で首位をキープしている。 前節初黒星で首位陥落のINAC神戸レオネッサ(勝ち点24)は、9位ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点13)をホームに迎えた一戦。13分、右サイドでFKを得たI神戸は、土光真代のクロスから井手ひなた。GKの頭上を越すヘディングシュートで先制点をもたらす。 さらに成宮唯のミドルもあったI神戸だが、クロスバーの跳ね返されると愛川陽菜のヘディングシュートはGK浅野菜摘がセーブ。後半に入るとEL埼玉の吉田莉胡がゴールに迫ったが、左足のシュートは左ポストをかすめる。 その後は互いに決定機を迎えたが、次の1点は生まれず。1点で逃げ切ったI神戸が仕切り直しの勝利で後半戦をスタートしている。 今シーズンの公式戦勝利がなく、最下位に沈む大宮アルディージャVENTUS(勝ち点3)は、11位ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点6)とホームで下位同士の直接対決。大宮Vは開始直後の左CKから先制。髙橋美紀のインスイングのクロスに金平莉紗が合わせた。 1点リードのまま終盤を迎えた大宮Vだが、N相模原が82分に同点ゴール。伊東珠梨がゴール前に浮き球のパスを送ると、大竹麻友が太ももで合わせる。クロスバーに当たったボールを大竹自ら押し込んだ。 逆転のチャンスもあったN相模原だが、大宮VのGK今村南海が好セーブ。すると後半アディショナルタイム、左サイドの乗松瑠華の浮き球のボールに齊藤夕眞が抜け出す。バウンドに右足を合わせて流し込み、大宮Vが勝ち越し。劇的な形で今シーズン初勝利を手にしている。 首位を追いかける三菱重工浦和レッズレディースは、月曜日のナイトゲームとなった中ジェフユナイテッド市原・千葉をホームに迎えた。 日中から埼玉では大雪が降っていた中、試合前には止むことに。ただ、ピッチには雪が積もり雪かきが行われた中で行われた。 皇后杯を制して臨む後半戦。ケガでの長期離脱から復帰したMF猶本光が今季初出場を果たした。 試合はホームの浦和が序盤から攻め込む展開となると35分、右CKを獲得すると、伊藤美紀がクロス。この流れからシュートブロックのこぼれ球を伊藤がボックス内右から強烈なミドルシュートを叩き込み、浦和が先制する。 その後はなかなかゴールが生まれない展開となる中で時間が経過。後半もゴールが生まれなかったが84分、FKの流れから左サイドでボールを持った猶本がボックス左を仕掛けてクロス。これを後藤若葉が飛び込みヘッド。WEリーグ初ゴールが決まり、リードを2点に。そのまま逃げ切り2-0で勝利し、2位に浮上した。 その他、4位サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点17)は10位マイナビ仙台レディース(勝ち点7)とゴールレスドロー。5位アルビレックス新潟レディース(勝ち点17)は、後半アディショナルタイムの下吉優衣のゴールで7位セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点14)相手に逆転勝利を挙げた。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第11節</h3> ▽3月1日(土) INAC神戸レオネッサ 1-0 ちふれASエルフェン埼玉 【I神戸】 井手ひなた(前13) 大宮アルディージャVENTUS 2-1 ノジマステラ神奈川相模原 【大宮V】 金平莉紗(前1) 齊藤夕眞(後45+3) 【N相模原】 大竹麻友(後37) ▽3月2日(日) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 アルビレックス新潟レディース 【C大阪】 矢形海優(後1) 【新潟L】 上尾野辺めぐみ(後10) 下吉優衣(後45+4) マイナビ仙台レディース 0-0 サンフレッチェ広島レジーナ AC長野パルセイロ・レディース 1-4 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【AC長野】 川船暁海(後34) 【東京NB】 眞城美春(前10) 松永未夢(前32) 樋渡百花(後3) 土方麻椰(後9) ▽3月3日(月) 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【浦和】 伊藤美紀(前35) 後藤若葉(後39) <span class="paragraph-title">【動画】齊藤夕眞が劇的弾!大宮Vに初勝利もたらす</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="4U7DbyriGxE";var video_start = 139;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.03 21:30 Mon

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