ナポリがザニオーロを注視、本人はローマと契約更新を優先か
2022.12.11 19:30 Sun
ナポリが、ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(23)の獲得を真剣に検討しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ローマとの契約が残り1年半となっているザニオーロ。代理人を介してクラブと契約延長について話し合う予定だが、金銭面やチームのプロジェクト面について詰めなければならない詳細は多い。
契約更新の確証がない中で目を光らせているナポリは、代理人であるクラウディオ・ヴィゴレッリ氏にすでに連絡を取り、移籍の可能性を尋ねたとのこと。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、23歳の優先順位はローマとの新契約にサインすることだが、交渉が難航した場合、たちまちナポリに割って入る隙が出来る状況のようだ。
また、ローマには来年1月にノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン(24)がボテ/グリムト加入する。同選手はザニオーロと近いプレースタイルで、共演も期待できる反面、ローマとしてはザニオーロに固執する必要がないという選択肢が加わることになった。
なお、今季のザニオーロは左肩の脱臼で1カ月ほどの離脱を余儀なくされながらも、ここまで公式戦14試合に出場し1ゴール3アシストを記録している。
ローマとの契約が残り1年半となっているザニオーロ。代理人を介してクラブと契約延長について話し合う予定だが、金銭面やチームのプロジェクト面について詰めなければならない詳細は多い。
契約更新の確証がない中で目を光らせているナポリは、代理人であるクラウディオ・ヴィゴレッリ氏にすでに連絡を取り、移籍の可能性を尋ねたとのこと。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、23歳の優先順位はローマとの新契約にサインすることだが、交渉が難航した場合、たちまちナポリに割って入る隙が出来る状況のようだ。
なお、今季のザニオーロは左肩の脱臼で1カ月ほどの離脱を余儀なくされながらも、ここまで公式戦14試合に出場し1ゴール3アシストを記録している。
ニコロ・ザニオーロの関連記事
ナポリの関連記事
|
|
ニコロ・ザニオーロの人気記事ランキング
1
トッティが自身の後継者に言及「新たなトッティ?今はまだいないね」
ローマのレジェンドである元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏が、自身の後継者や最高と考える選手について語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。 生まれも育ちもローマ、サッカーをプレーしたのもローマと、生粋のローマっ子であるトッティ氏。下部組織時代からローマで過ごし、1993年にトップチームへ昇格すると、2017年7月の現役引退までローマ一筋で過ごしていた。 そんなトッティ氏は、フィオレンティーナやインテルの下部組織で育ち、2018年7月にローマへ加入したイタリア代表MFニコロ・ザニオーロについて、インスタグラムのライブ配信で語った。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJhQ3czcUVLUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 「彼は素晴らしいフットボーラーだ。若くて有望だね。彼には素晴らしい未来が待っているだろう。彼が昇り続けられるかは彼次第だ。彼はまだ若く、多くのことを証明しなければならないが、大きな可能性がある。現時点で彼は最高の若手選手の一人だ」 20歳の若さながら、今シーズンはセリエAで18試合に出場し4ゴール1アシストを記録。ヨーロッパリーグでも6試合で2ゴール1アシストを記録していたザニオーロ。しかし、今年1月に行われたセリエA第19節のユベントス戦で右ヒザを負傷。半月板損傷と前十字じん帯断裂の重傷で、現在は長期離脱を強いられている。 また、トッティ氏は、フットボール界のレジェンドたちについても語り、最強の選手を明かすとともに、自身の後継者についても言及した。 「私にとって一番のフットボールはマラドーナだ。すべての側面でフットボールと言える。最強の選手ならロナウド、怪物だね。メッシとロナウドについて話すが、彼らも及ばない。新しいトッティ?まだいないね」 トッティ氏以降、ローマの10番は空き番となっているが、王子様の後継者は出てくるだろうか。 2020.05.01 16:55 Fri2
野心溢れるアストン・ビラ、モンチ新SDが直属の部下を切り捨て?「革命が続いている」
アストン・ビラでスポーツ・ディレクター(SD)のモンチ氏による改革が始まっているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 セビージャのSDとして世界的な名声を得たモンチ氏。「有望な若手を安く買い、ビッグクラブへ高く売る」のビジネスモデルを確立し、2000〜17年の在任時に2億7000万ユーロ(約425億8000万円)の売却益をもたらしたとされる男だ。 2017年の退任後はローマを経てセビージャへ戻り、今年6月からはアストン・ビラのSDに就任。セビージャがヨーロッパリーグ(EL)3連覇を成し遂げた時代の指揮官、ウナイ・エメリ監督と再びタッグを組むこととなった。 そんななか、アストン・ビラで昨シーズンまで分析官を務め、今シーズンからスカウト部門に配置転換されていたロビー・セルウェル氏が、自身のSNSでノリッジ・シティにスカウト責任者として招へいされたと発表した。 今季から選手補強に関わるスカウト部門、すなわちモンチ氏直属の部下となっていたセルウェル氏。しかし、モンチ氏はオーナーから「自分色のチームを構築していい」とSDとして様々な権限が与えられ、人事にも着手しているとのこと。セルウェル氏は切り捨てられたと見て良いだろう。 『フットボール・インサイダー』はこれを「モンチ革命が続いている」と表現。今夏スペイン代表DFパウ・トーレスやイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ、ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスといった大物を獲得するなどビッグクラブ化の野望を抱く上層部が、モンチ氏の手腕に全てを託している格好だ。 2023.09.21 15:26 Thu3
ツィエク&ザニオーロの1月獲得目指すミラン、両選手ともコスト面が障壁に
ミランがチェルシーのモロッコ代表MFハキム・ツィエク(29)、ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(23)ら2選手の獲得を目指しているようだ。 セリエA連覇を目指す今季のミラン。来年1月の移籍市場に向けてはツィエクとザニオーロの2枚獲りを模索中と伝えられるが、イタリア『カルチョメルカート』によると、両選手ともコスト面が障壁になっているという。 今夏以降、プレータイムの少なさを理由にチェルシー退団を望んできたとされるツィエク。新天地には600万ユーロ(約8億5000万円)以上の年俸を要求しており、ミランはこれに難色を示しているとされる。 また、今夏にツィエクへの関心が報じられた際は、レンタル移籍を軸に買い取りオプションの有無がクラブ間交渉の争点になるとの観測もあったが、現在では両クラブともレンタル移籍そのものに消極的とのことだ。 一方、ザニオーロとはこれまで一度も交渉の席についていないようで、主軸選手を手放したくないローマから莫大な移籍金を要求されており、こちらも獲得は現実的でないという。 2022.12.28 15:47 Wed4
ローマがガラタサライの逸材2人の優先交渉権確保! ザニオーロ交渉の一環
ローマが、ガラタサライの2人の逸材タレントの優先交渉権を手にしたようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。 ローマとガラタサライではイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(23)の完全移籍に向けた交渉が完了に向かっている。 この交渉ではオーストリア代表MFユスフ・デミル(19)、U-17トルコ代表MFエフェ・アクマン(16)という2人の逸材タレントに関する話し合いも行われ、ローマは細かい条件は不明も優先交渉権を手に入れたようだ。 母国の名門ラピド・ウィーンで台頭したデミルは、2021年夏に1年間の有償レンタルでバルセロナへ加入。当初、バルセロナ・アトレティック登録となっていたが、プレシーズンのアピールとトップチームでのアタッカー不足の影響もあり、ラ・リーガ開幕からトップチームに帯同。第2節のアスレティック・ビルバオ戦でデビューを飾った。 以降は公式戦9試合に出場したが、完全移籍での買い取りを望まないバルセロナが昨冬にレンタル契約を早期解消。その後、古巣に戻った同選手は、昨夏ガラタサライへ完全移籍していた。 ここまで新天地では真価発揮とはいっていないが、トップ下やウイングを主戦場とする173cmのレフティは、圧倒的なテクニック、創造性を武器に個での局面打開、ラストパス、正確なフィニッシュと攻撃のあらゆる局面で存在感を示すオーストリア期待のアタッカーだ。 一方、アクマンはガラタサライのレジェンドである元トルコ代表MFアイハン・アクマンを父親に持ち、トップチームでプレーするU-19トルコ代表MFハムザを実兄、フランクフルトからギョズテペにレンタル中のU-21トルコ代表FWアリ・アクマンを従兄に持つ、国内屈指のエリート一家の一員。 ガラタサライではトップチームデビューを果たせていないが、トルコの世代別代表では常に主力を担ってきたテクニックと戦術眼に優れる守備的MFだ。 2023.02.09 06:05 Thu5
「ほとんどの人間にがっかりした」、ザニオーロが古巣ローマと元同僚への不満ぶちまける
ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロが古巣ローマと、元チームメイトに対する不満をぶちまけた。 ローマとの再三に渡る延長交渉が難航した末、ここ数カ月クラブ退団希望を公言したザニオーロ。今冬の退団が既定路線となっていた中、意中の移籍先だったミランやトッテナム行きは実現せず。 その後、ボーンマス行きでクラブ間合意に至ったものの、ザニオーロの不誠実な対応がイングランドクラブの怒りを買って破談となると、同じく怒り狂うローマは飼い殺しを決断した。しかし、最終的には欧州主要リーグのマーケットが閉幕した直後に届いたガラタサライからのオファーをクラブ、選手双方が受け入れて永遠の都からの脱出を果たすことになった。 その新天地では早速主力として活躍するなど充実した日々を送る23歳は、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で移籍の経緯について言及。約束を反故にされたとローマへの不満をぶちまけた。 「破られた約束について何時間でも話すことができる。彼らは僕がスターだと言っていたが、自分は常に単なるキャピタルゲインと見なされていた」 「2年間、新しい契約の準備ができていると言われた。昨年1月には、自分が稼いでいたよりも少し多めのサラリーで契約していただろうね。なぜなら、ローマで悪くない状況だったし、クラブがファイナンシャル・フェアプレーの問題を抱えていることを知っていたからさ」 「ただ、たくさん話しをしたあと、僕はうんざりしていた。僕が別れを振り返る必要があるならば、他の人も同じようにそうしなければならない」 「実際には、ボーンマスとガラタサライだけでなく、イングランド行きを受け入れなかったために僕は追い出され、ファンは僕を非難した」 「車で追いかけてきた人間もいれば、自宅に侵入しようとした人間もいた。家族も僕も心細く恐怖を感じていた。当時、脅迫的なメッセージを受け取っていたし、携帯電話の電源も切っていた」 また、普段からの素行不良や不真面目な練習態度もあって、移籍希望を公言した後はクラブに忠誠を誓うイタリア人選手を中心に関係悪化が伝えられたザニオーロ。とりわけ、移籍直後には別れのメッセージを送ったのが、DFクリス・スモーリング、FWタミー・エイブラハム、DFレオナルド・スピナッツォーラの3人のみだったとも報道されていた。 そして、元同僚との関係について問われた同選手は、「チームメイト? ほとんどの人間にがっかりしたよ。具体的な名前は挙げないけど、彼らは僕らが兄弟のようだと言っていたにもかかわらず、サヨナラを言うことさえしなかった」と、クラブ同様に不満を口にした。 2023.03.27 07:00 Monナポリの人気記事ランキング
1
【伝説のチーム】マラドーナ全盛期のナポリはどんなチーム?後に柏でプレーするFWカレカにゾラの名も
フットボール界のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏(60)が25日に急逝した。 10月30日に60歳の誕生日を迎えたばかりのマラドーナ氏だったが、その後に硬膜下血腫が見つかり緊急手術。無事に手術は成功していたが、この度心不全で帰らぬ人となった。 そのマラドーナ氏が全盛期を過ごし、チームに黄金期をもたらせたのがナポリだった。 現在はイタリア屈指の強豪として認知されているナポリだが、初めて歓喜の渦に包まれたのは1980年代後半だった。1984-1985シーズンにバルセロナからやってきたディエゴ・マラドーナによって、チームは数々のタイトルを獲得した。 マラドーナが中心のチームは、1986-87シーズンにセリエAとコッパ・イタリアの2冠に輝き、その後も優勝を争いながら、1988-89シーズンにはUEFAカップ(現EL)を獲得。そして、迎えた1989-90シーズンにクラブ史上2度目となるスクデットを手に入れることとなる。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/1989-90napoli.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;"><</div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アルベルト・ビゴン(52) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆マラドーナのチーム</div> 開幕から順調に勝ち点を積み重ねたナポリは、このシーズンにチャンピオンズリーグ2連覇を達成したミランやインテルと優勝争いを繰り広げた。後半戦ではそのミランとインテルとの直接対決に敗れたが、粘りを見せて最後の5試合で5連勝を達成。ミランを追い抜いて見事に優勝を決めた。 フットボールの世界では、絶大なる個の力を有する選手がそのチームの戦術となることがしばしばある。そして、この頃のナポリは、まさにマラドーナのチームだった。 そのマラドーナを支えるため、チロ・フェラーラを中心とした守備陣とフェルナンド・デ・ナポリなどの中盤の選手は守備に奔走した。ナポリは、当時のイタリア代表メンバーを中心にマラドーナを支える土台を固めていた。 攻撃は前線のトライアングルで形成した。自由を与えられたマラドーナは攻撃の全権を掌握。また、後に柏でプレーするブラジル代表FWカレカとイタリア代表FWアンドレア・カルネバーレの2トップがゴールを重ね、当時23歳のジャンフランコ・ゾラも存在感を示した。 “ナポリの王様”と評されたマラドーナは、イタリア随一の陽気な街に2度のスクデットをもたらした。数々の魅力的なプレーで観客を魅了し、自身が付けた10番が永久欠番になるほどサポーターから愛された。ただ、かねてからコカイン使用が疑われるなど、イタリアマフィアの巣窟であるナポリで麻薬に染まり、プロ選手としてのキャリアが終焉に向かっていった。 <div id="cws_ad">◆全盛期のマラドーナがナポリで見せたスーパーゴール集<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJRQkZwNEVQayIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 2020.11.26 17:30 Thu2
ナポリが新スタジアム建設へ…会長が1959年開場“マラドーナ”利用終了を明言「市長へ協力を依頼済み」
ナポリが新スタジアムを建設するようだ。イタリア『メディアセット』が伝えている。 現在のナポリは、半世紀以上前の1959年に開場したスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(旧スタディオ・サン・パオロ)を本拠地利用。1990年のイタリア・ワールドカップ(W杯)に合わせて一度改修されているが、歴史は古く、老朽化が進む。 イタリアが2032年のユーロ(欧州選手権)をトルコと共同開催することが決まっているなか、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が7日、突如としてナポリ市内に新スタジアムを建設する構想を表明した。 「私にフオリグロッタ(現本拠地)を改修するつもりはない。バニョーリ(※1)に新しいスタジアムを建設する準備がある。例えば2027年7月に大規模なレセプション、パーティ、花火大会が開催されるだろう」 (※1)現本拠地フオリグロッタから直線距離にして約1kmほど南西に進んだ位置にあるバニョーリ地区 地元紙『イル・マッティーノ』によると、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナの改修計画はここ数年しきりに叫ばれていたようだが、どうやらデ・ラウレンティス会長は歴史ある“マラドーナ”の利用を終えることで、つい最近、所有者のナポリ市行政と合意したという。 「元々は私も“マラドーナ”を改修したかったんだ。しかし、関係者らと視察を重ね、大衆を最も惹き寄せるのは、新たなスタジアムを作ることだという意見が占めた。そのためには、少なくとも3シーズンはマラドーナを離れなくてはならない」 「すでにバニョーリ地区の再開発担当者とも顔を合わせているよ。ナポリ市長にはこのプロジェクトへの協力を依頼してある。新たなスタジアムは、我々用の施設だけでなく、ショッピングセンターなども併設した地域のコミュニティを目指す」 その一方、ナポリ市郊外の山沿いの地区・アフラゴーラから新スタジアム誘致の話があるというが、これについては「何ヘクタールもの土地を提供してくれるというありがたい話があったが、スタジアムを全く別の場所へ移すことは考えていない」としている。 今回、初めて明言されたナポリの新スタジアム建設計画。ユーロ2032まで8年、どんな経過を辿るだろうか。 2024.03.08 11:20 Fri3
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed4
今日の誕生日は誰だ! 10月5日は、マラドーナとナポリ黄金期を築き柏をJリーグに導いた元セレソン
◆カレカ 【Profile】 国籍:ブラジル 誕生日:1960年10月5日 現役時代所属クラブ:サンパウロ、ナポリ、柏レイソル etc ポジション:FW 身長:179㎝ 体重:75kg ▽『今日の誕生日は誰だ!』 10月5日は、元ブラジル代表FWカレカ氏だ。 ▽母国グアアニ、サンパウロでプレー後、ナポリに加入したカレカ氏は、アルゼンチンのレジェンドであるMFディエゴ・マラドーナ氏と共に黄金期を形成。1989年にはUEFAカップ(現・ヨーロッパリーグ)優勝、1989-90シーズンにはセリエA制覇に導いた。33歳となった同氏は1993年秋に当時JFLだった柏レイソルに移籍。来シーズンのJ1加入が認められるか不明な中でのセレソンの加入にJリーグファンを驚かせた。その後、カレカはJFLで19ゴールを決める活躍で、柏のJリーグ昇格に貢献。1996年まで日本でプレーした後、母国クラブを渡り歩き、1999年に現役を退いた。 ※誕生日が同じ主な著名人 扇原貴宏(サッカー選手/横浜F・マリノス) ファン・バルガス(サッカー選手/ウニベルシタリオ) ロビー・クルーズ(サッカー選手/ボーフム) 菅澤優衣香(女子サッカー選手/浦和レッズレディース) マウリシオ・ペジェグリーノ(サッカー指導者/レガネス) 福徳秀介(お笑い芸人/ジャルジャル) 吉田沙保里(元女子レスリング選手) 田臥勇太(バスケットボール選手) 酒井雄二(歌手/ゴスペラーズ) 2018.10.05 07:00 Fri5
