G大阪を降格危機から救った松田浩氏、来季から宮崎監督に 「少しでもお役に立てるならばと」

2022.12.07 12:15 Wed
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テゲバジャーロ宮崎は7日、来季監督に松田浩氏(62)の就任決定を発表した。

ヴィッセル神戸をはじめ、複数クラブの監督を歴任した松田氏は今年8月にJ2降格危機に瀕するガンバ大阪にコーチとして加わったが、片野坂知宏前監督からの監督交代がなされ、そのバトンを受ける形でチームを指揮。明治安田生命J1リーグの残る10試合を4勝3分け3敗、そのうちの7試合が無失点という堅守によって切り抜け、15位で残留に導いた。

シーズン終了後に行われたフランフルト戦とのフレンドリーマッチでは1点ビハインドから見事な逆転劇を演じてみせた松田氏だが、G大阪は11月に徳島ヴォルティスからダニエル・ポヤトス監督(44)を招へい。それに伴って、G大阪からの退団が決まった状況だったが、来季からは高崎康嗣前監督が退任した宮崎の指揮を執る運びとなった。
クラブを通じて「テゲバジャーロ宮崎の皆様、このたび監督としてクラブに関わらせていただくことになりました松田です」と挨拶の言葉とともに、意気込みを語っている。

「今回お話をいただき、クラブのビジョンを伺う中で、このクラブの真摯な取り組みや熱意、また将来への大いなる可能性を感じ、私のこれまでの経験が少しでもお役に立てるならばと思い、決断させていただきました。来季はより強固な基盤を作り上げながら、勝利に拘り、力強いチームとなるべく精一杯努めさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます」

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ポヤトス体制2年目は4位へ飛躍&天皇杯準優勝、G大阪が声明「来シーズンは更なる高みを見据え…」

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「次に試合があるというこの幸せをしっかりと噛み締めて」甲府の吉田達磨監督、柏時代の教え子・工藤壮人を想い感極まる「遠くの空に届けたいこともあって」

ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督が、試合後のインタビューで思わず込み上げてくるものがあった。 甲府は19日、明治安田生命J2リーグ第41節のFC町田ゼルビア戦を迎えた。 16日に天皇杯決勝でサンフレッチェ広島をPK戦の末に下し、J1勢を5連破しての戴冠。クラブ史上初のメジャータイトル獲得となった。 そこから中2日で迎えた延期戦。甲府は先行しながらも追いつかれ、勝利が難しかと思われたが、土壇場でウィリアン・リラがネットを揺らし、勝利を収めた。 試合前には町田からガード・オブ・オナーで迎えられ、天皇杯制覇を祝福された中、試合後に12試合ぶりの勝利を収めた甲府。試合後のインタビューに臨んだ吉田監督は、今季での退任が決まっている中、インタビュー中に感極まる姿が話題となった。 「本当に全員でこの前日本一になったばかりですけど、天皇杯で勝ったのは全員の力ですし、それを今日は示そうとピッチに立って、全員で示せて、本当に嬉しく思います」 「僕自身も遠くの空に届けたいこともあって、本当にこの試合で勝ちで終われて良かったです」 吉田監督が感極まった理由は、自身の教え子であり現在はテゲバジャーロ宮崎でプレーする元日本代表FW工藤壮人。工藤は2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌3日に医療機関の検査で水頭症の診断を受けて入院。11日に手術を受けて療養中だったが、容態が悪化。17日からICUにて治療に専念していることが発表されていた。 吉田監督は柏レイソルの下部組織、そしてトップチームで監督を務めており、工藤は同時期に所属する教え子。その教え子の回復を願っての涙となった。 その吉田監督は天皇杯を優勝しながらも1年での退任が決定。次節がラストマッチとなる。ファンにしっかりとしたサッカーを見せるとともに、常に全力で戦う必要があるとした。 「僕たちは勝っても負けても、サッカー選手として次に試合があるというこの幸せをしっかりと噛み締めて、いつそれが無くなるか分からない。いつもこの試合が最後だと、この日が最後だと思って、全員で戦いたいと思います」 2022.10.20 12:10 Thu

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