元日に日本代表とするタイ代表が今季途中から宮崎を指揮し、タイサッカーに精通する加藤光男氏をコーチに招へい「2026年W杯を目指して参ります」

2023.12.29 23:52 Fri
タイ代表のコーチに就任した加藤光男氏
©︎J.LEAGUE
タイ代表のコーチに就任した加藤光男氏
テゲバジャーロ宮崎は29日、2023シーズンまで監督を務めていた加藤光男氏(44)がタイ代表のコーチに就任することを発表した。

加藤監督は2008年から早稲田大学ア式蹴球部のコーチを務め、2012年以降はタイのチョンブリーFCのアシスタントコーチや京都サンガF.C.のアナリスト、フィットネスコーチを経験。2019年から再びタイに活動拠点を移すと、同年にはタイ女子代表のアシスタントコーチも務めた。

2021年に初めて監督としてタイ・リーグ2のネイビーFCを率いると、その後はサムットプラーカーン・シティFCのテクニカルディレクターやタイ女子代表、BGパトゥム・ユナイテッドFC、チェンマイFCのアシスタントコーチを歴任。2023年7月に宮崎のコーチに就任すると、9月には松田浩監督の解任を受け監督に昇格し、明治安田生命J3リーグを19位で終えた。
タイ代表はかつて鹿島アントラーズや大宮アルディージャを指揮し、ブリーラム・ユナイテッドでは就任から2年連続で3冠を達成した石井正忠監督が指揮。その手腕が買われ、タイ代表のテクニカルディレクター(TD)に就任すると、11月にタイ代表監督に就任していた。

来年元日には日本代表と対戦するタイ代表。国内のサッカーにも精通する加藤氏の就任は大きな力となりそうだ。
加藤氏はクラブを通じてコメントしている。

「この度、タイA代表のコーチに就任することになりました。タイ国内リーグで3冠を2シーズン獲った石井正忠監督の下で、タイ代表スタッフとして2026年W杯を目指して参ります」

「まずは来年元旦に行われる日本戦が新生スタッフの初戦となります。短い期間でしたが、宮崎で得た経験は素晴らしく密度の高い経験値を得られたと思っています。また近い将来、宮崎の温かいサポーターの皆様の前で仕事が出来ますよう、邁進して参ります」

加藤光男の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は、2024年1月1日にTOYO TIRES CUP 2024で日本代表と対戦するタイ代表の来日メンバーを発表した。 史上初となる元日の日本代表戦。国立競技場では、かつての風物詩でもあった天皇杯決勝ではなく、日本代表の親善試合が行われる。 対戦するタイは、1月12日に開幕するアジア 2023.12.30 22:10 Sat
テゲバジャーロ宮崎は5日、加藤光男監督(44)の今シーズン限りでの退任を発表した。 加藤監督は2008年から早稲田大学ア式蹴球部のコーチを務め、2012年以降はタイのチョンブリーFCのアシスタントコーチや京都サンガF.C.のアナリスト、フィットネスコーチを経験。2019年から再びタイに活動拠点を移すと、同年にはタ 2023.12.05 16:54 Tue
テゲバジャーロ宮崎は27日、松田浩監督(63)の退任を発表した。後任には加藤光男コーチ(44)が就任する。 松田監督は、ヴィッセル神戸、アビスパ福岡、栃木SC、V・ファーレン長崎、ガンバ大阪で監督を務め、今シーズンから宮崎の監督に就任した。 しかし、チームは苦しい状況が続き、28試合を終えて8勝8分け12敗 2023.09.27 11:47 Wed
BGパトゥム・ユナイテッドは24日、手倉森誠監督(54)の解任を発表した。 手倉森監督は今年からパトゥムを指揮。AFCチャンピオンズリーグでタイ勢として初の8強入りに導いたが、秋春制のタイ1部リーグでは開幕から10試合を戦って5勝2分け3敗と7位と振るわなかった。 23日のバンコク・ユナイテッド戦では0-2 2022.10.24 16:15 Mon

タイの関連記事

シンガポール代表の小倉勉監督は選手たちに確信を持つ。 2月にシンガポールへ赴いた小倉監督。 かつて日本代表コーチとして2010年南アフリカW杯を戦い、昨年は東京ヴェルディで城福浩監督の副官を務め、J1復帰へと導いた57歳だ。それでも、これまで監督業は大宮アルディージャでの2013年の約3カ月間に過ぎなかった 2024.04.07 20:00 Sun
タイ代表を指揮する石井正忠監督の姿勢がファンの心を掴んでいる。 鹿島アントラーズや大宮アルディージャで指揮を執った石井監督は、2019年1月に大宮の監督を退任。2019年12月にタイに渡り、サムットプラカーン・シティの監督に就任すると、その後指揮したブリーラム・ユナイテッドでは就任1年目にいきなり3冠を達成。2年 2024.03.27 17:30 Wed
韓国代表のファン・ソンホン暫定監督が、タイ代表戦を振り返った。韓国『聯合ニュース』が伝えた。 26日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で韓国はアウェイでタイと対戦した。 21日に行われたホームでの試合は、1-1のドロー。アウェイでの勝利を目指した中、チームは19分にイ・ジェソンのゴール 2024.03.27 16:50 Wed
タイ代表の石井正忠監督が、韓国代表戦を振り返った。タイ『Siamsport』が伝えた。 26日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でタイはホームに韓国を迎えた。21日のアウェイゲームでは1-1のドローに終わり、ホームゲームでの勝利が期待された。 しかし、試合は韓国のペースで進み19分に先 2024.03.27 16:10 Wed
完全な和解を印象付けた。 26日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループC第4節のタイ代表vs韓国代表が行われ、アウェイの韓国が0-3で勝利した。 準決勝敗退となったアジアカップ2023後にユルゲン・クリンスマン監督を解任し、ファン・ソンホン新体制で臨んでいる韓国。タイとの連戦となった中 2024.03.27 12:35 Wed

記事をさがす

タイの人気記事ランキング

1

タイ代表GKハタイラッタナクーン「全力を出して日本に立ち向かっていきたい」《ロシアW杯アジア最終予選》

▽日本代表は27日、28日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第7戦、タイ代表戦に向け、試合当日の会場となる埼玉スタジアム2002で最終調整を行った。 ▽埼玉スタジアム2002の一室で前日会見に出席したタイ代表のGKシンタウィーチャイ・ハタイラッタナクーン(スパンブリーFC)が、明日の試合に向けて以下のように意気込んだ。 <span style="font-weight:700;">◆GKシンタウィーチャイ・ハタイラッタナクーン</span>(スパンブリーFC) 「明日、私たちには大きな任務がある。ただ、我々は平均年齢20代前半の若いチーム。そのため、アジアのベストなチームの日本から学ぶことがたくさんある。自分たちがもっているものを全て出して、日本に立ち向かっていきたい」 2017.03.28 02:43 Tue
2

川島PKストップ&躍動の久保1G2A! 日本がタイに4発快勝《ロシアW杯アジア最終予選》

▽日本代表は28日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節のタイ代表戦を埼玉スタジアム2002で行い、4-0で勝利した。 ▽日本は、23日にアウェイで行われた第6節のUAE代表戦を2-0で勝利。現在、勝ち点13でグループ首位のサウジアラビア代表と同勝ち点の2位に位置している。勝ち点1でグループ最下位のタイを相手に予選3連勝を狙う今回は、UAE代表戦から先発2選手を変更。ケガで離脱したMF今野の代わりに起用されたDF酒井高が中盤の底でMF山口とコンビを組み、同じく離脱したFW大迫に代わってFW岡崎が前線に入った。 ▽試合は、立ち上がりからボール支配率を高めた日本が早い時間帯に先行する。8分、森重のフィードを右サイドで受けた久保が仕掛けて、グラウンダーのクロス。これを正面で受けた香川が冷静にDFのマークを外し、コントロールシュートをゴール左に流し込んだ。 ▽幸先よく先行した日本は、攻勢に出続ける。18分には、右サイドで原口を起点に香川がボールをつなぎ、最後はボックス右の山口がシュート。ゴール左を捉えたコントロールシュートだったが、これはタイGKのファインセーブに遭う。 ▽それでも、日本は次のチャンスを逃さない。19分、右サイドの久保が入れた好クロスに、正面で飛び込んだ岡崎がヘディングシュート。これがニアサイドに決まり、岡崎の日本代表通算50得点目で、日本がリードを広げた。 ▽ハーフタイムにかけても日本ペースで試合が進んだが、ビルドアップの場面でミスが増え始め、タイに反撃を許す場面も。前半終了間際には、自陣ゴール前での混戦からティーラシンに枠内シュートを放たれたが、これはGK川島がビッグセーブ。2点のリードを維持したま前半を終えた。 ▽迎えた後半序盤、日本は前半よりも攻撃の比重を強めてきたタイを前に、やや押し込まれる。すると52分、正面からソングラシンに際どいシュートを放たれたが、ここもGK川島がファインセーブを見せて得点を許さない。 ▽すると、日本が絶好調男のゴールで加点する。ボックス右の手前でボールを受けた久保が、カットインして左足でミドルシュート。これがゴール右上の隅に突き刺さり、久保のUAE戦に続く得点でスコアを3-0とした。 ▽ハリルホジッチ監督は、66分に原口を下げて本田をそのまま左サイドに投入。69分には、その本田がボックス左から左足を振る。この力強いシュートが枠を捉えたが、これはタイGKにセーブされる。 ▽さらに、ハリルホジッチ監督は、74分に香川に代えて清武を送り出す。すると83分、その清武が蹴った左CKに正面の吉田がヘッド。これが決まり、日本が4-0とする。 ▽その後、この日1ゴール2アシストと躍動した久保に代わって宇佐美が出場した日本だったが、84分には長友がティーラシンをゴール前で倒してしまい、PKを献上。しかし、ティーラシンが蹴ったPKは、GK川島が完璧にコースを読んでストップする。 ▽UAE戦に続いてGK川島と久保が活躍した日本は、そのままタイをシャットアウト。W杯予選3連勝を記録した。日本は次節、6月13日に行われる試合でイラク代表とのアウェイ戦を迎える。 <span style="color:#cc3300;font-weight:700;">日本代表 4</span>-0 タイ代表 【日本】 香川真司(前8) 岡崎慎司(前19) 久保裕也(後12) 吉田麻也(後38) 2017.03.28 21:36 Tue
3

タイ代表が西野朗監督を解任!アジア2次予選敗退が引き金に

タイサッカー協会(FAT)は29日、同国代表の指揮を執る西野朗監督(66)との契約を解除したことを発表した。 西野監督は過去、柏レイソルやガンバ大阪、ヴィッセル神戸、名古屋グランパス、日本代表の監督を歴任。昨年7月からA代表とU-23の兼任指揮官としてタイを率いると、2020年1月に行われたU-23アジア選手権で同国史上初のベスト8に導いた。 この手腕が評価され、同年に契約期間を2022年までの延長をしたが、今年6月に集中開催で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選では、グループGで最下位のインドネシア代表に痛恨のドロー。続くUAE代表とマレーシア代表に連敗を喫し、グループ4位で2次予選敗退となっていた。 FATの発表によれば、西野監督や代表のコーチングスタッフを交えた総括を行った上で、タイ代表の成績が協会の定めた目標を達成されなかったため、契約解除を決断したとのことだ。 なお、後任監督に関しては近いうちに発表するとのことだ。 2021.07.29 23:35 Thu
4

2018年発生のタイ洞窟遭難事故から救出された少年がイギリスで死去、サッカー留学中の悲劇

2018年にタイの洞窟に閉じ込められ、2週間以上を過ごした上に救助された少年サッカーチームのメンバーがイギリスで突然死したという。イギリス『BBC』が伝えた。 事件が起こったのは2018年6月23日。タイのチェンライ県のタムルアン森林公園内にあるタムルアン洞窟を、地元のサッカーチーム「ムーパ・アカデミー」のコーチ1人と少年12人の13人が探索。その最中に閉じ込められる遭難事故が発生した。 13名は2週間以上洞窟内に閉じ込められ、7月10日に全員が救出。しかし、救出活動中にダイバー1人が殉職。翌年にこの救助活動中にケガをし、感染症にかかった別のダイバーも翌年に他界していた。 当時チームのキャプテンを務めており、救助された少年の1人であるドゥアンペット・プロムテップさんは12日にレスターシャーの寮で意識不明の状態で発見。病院に運ばれたが、14日に死亡した。17歳だった。 プロムテップさんはブルックハウス・カレッジ・フットボールアカデミーに参加するための奨学金を獲得したことを昨年8月に地震のインスタグラムで報告。「今日、僕の夢が叶った」と投稿していた。 レスターシャー警察によれば、プロムテップさんがどのように亡くなったかは不明だとのこと。ただ、不審死としては扱われていないと発表。タイの報道では頭部に外傷を負っていたとされている。 在タイ英国大使館のデイブ・トーマス氏はイギリス留学をするプロムテップさんと過去に2ショットを撮影しており、在タイ英国大使館はツイートで追悼した。 「英国大使館は、英国でサッカーを学んでいたドゥアンペット・プロムテップさんが亡くなったことについて、ご遺族とご友人に哀悼の意を表します」 「昨年、大使館でドムを歓迎する機会がありました。我々がそのような才能のある人を失うことは大きな悲劇です」 <span class="paragraph-title">【写真】イギリス留学を前に大使と2ショットを撮ったプロムテップさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"> (@ukinthailand) <a href="https://twitter.com/ukinthailand/status/1625851298435457026?ref_src=twsrc%5Etfw">February 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.02.16 14:40 Thu
5

ベンチ前で殴る蹴るの大乱闘! 東南アジアNo.1を決める決勝はイエロー14枚、レッド4枚の大荒れ…インドネシアが32年ぶり金メダル

東南アジアNo.1を決めるSEA Games(東南アジア競技大会)の決勝が16日に行われた、とんでもない事態に発展してしまった。 16日、SEA Games決勝で、U-22インドネシア代表vsU-22タイ代表が対戦した。 近年力をつけているインドネシアとタイの一戦は、カンボジアの首都プノンペンのオリンピック・スタジアムで行われた。 グループステージではGM(ゼネラルマネージャー)の本田圭佑が率いるU-22カンボジアを下し、準決勝ではフィリップ・トルシエ監督率いるU-22ベトナム代表を下したインドネシア。東京ヴェルディのDFアルハンも今大会に出場し、ロングスローで得点に繋がるプレーを見せていた。 決勝はインドネシアが2点を先行するも、タイが1点を返すと、後半アディショナルタイム1分にタイが土壇場で同点に追いつく奇跡を見せる。 試合は2-2のまま延長戦へ。するとインドネシアは91分に勝ち越しゴールを決めると、土壇場の同点ゴール時にも揉めていた両軍が入り乱れ、取っ組み合いの乱闘騒ぎが勃発。警察が間に入るも、殴り合いや掴み合いが至ところで起き、収拾がつかない状態となり、騒然とする。 3-2のまま延長後半に入ると、インドネシアは2点を追加し勝負有り。5-2でインドネシアが32年ぶりの金メダルを獲得した。 ただ、この試合は序盤から激しい展開となり、インドネシアにイエローカード5枚、レッドカード1枚、タイにイエローカード9枚、レッドカード3枚が出る残念なものとなってしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】延長戦の勝ち越しゴールで乱闘勃発!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="nwrXGYlyp9E";var video_start = 461;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.17 17:10 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly