PO参戦の大分、1回戦は熊本との九州ダービー 下平隆宏監督「胸を借りるのはこちら側の方」
2022.10.28 18:50 Fri
週末から始まるJ1参入プレーオフに先立って、レギュラーシーズン5位チームとして参戦する大分トリニータの下平隆宏監督、MF下田北斗がオンライン会見に出席した。
1年でのJ1返り咲きを期した今季、自動昇格こそ叶わなかったが、プレーオフ出場権を掴んだ大分。最後はJ1の16位チーム相手に敵地で勝利必須という険しいレギュレーションだが、30日の1回戦ではレギュラーシーズン4位フィニッシュの熊本と対戦する。
レギュラーシーズンの順位から下位として挑む格好で、敵地戦となる大分だが、今季は2試合で1勝1敗。しかも、6月下旬に行われた敵地での一戦では勝利しており、レギュレーション上、勝つしか次がない大分としてはその再現を目指す戦いとなる。
シーズン折り返しの第22節からわずか3敗の歩みでチームの調子を上向かせ、このプレーオフに食い込ませた下平監督は冒頭、敵将の大木武監督が熊本に落とし込むスタイルに敬意を示しつつ、意気込みを語った。
「大木さんは『胸を借りるつもり』と仰っていましたが、借りるのはこちら側の方。私は大木さんのサッカーが大好きだし、ロアッソのサッカーも面白いなと思いながらいつも見ている」
また、下田は「九州ダービーだし、本当に多くのサポーターの方が大分から応援に駆けつけて一緒に戦ってくれると思う。そのサポーターのみんなからのパワーも借りて必ず勝利できるように頑張っていきたい」と指揮官に続いて力を込めた。
そのなか、相手の警戒すべきスタイル、選手を尋ねられた下平監督は普段、情報を公開したい派としながら、敵チームの監督と選手も同席とあって「喋りづらい(笑) 警戒すべき選手は河原創です(笑)」と言葉少なに。ただ、相手の印象に対しては熱弁した。
「まず僕が色々なサッカーを見てきたなかで、熊本の、大木さんのスタイルは正直、見たことがないというか、特殊というか、面白いサッカーだと思う。それは本当にお世辞抜きで、感銘を受けている」
「1戦目に向けたトレーニング時に対熊本用でBチームに熊本のシステムを即席でやってもらって11対11の紅白戦をしたら、ボールが取れなかった。『なんだこのシステムは』と。自分たちでやってみたら、すごく難しかった」
「相手にしたら、難しいシステムをやっているんだなと。だから、非常にやりづらい印象があるし、あとはここまで大木監督が積み上げたものを選手たちがしっかりと体現している」
「チームとして輝くなかで、個々の選手もすごく輝くような活躍しているし、1人ひとりの個性が立つスタイル。非常に面白いチームで、面白い選手もいるし、相手にするのは手強く、単純に良いチームという印象がある」
一方、下田も下平監督の印象に同調しつつ、「非常にアグレッシブで、攻守において人をかけてくる。ボールも人も動くようなサッカーだし、すごく捕まえづらい印象がある。やっていてもやりづらさを感じるけど、見ていて、楽しいサッカーをしている」と話した。
そんな大分陣営だが、このプレーオフ1戦ではレギュレーション上、勝ち上がるのは勝利が絶対条件。下平監督は戦い方の変化を問われると、「これも答えづらい」と切り出しつつ、「リーグ戦と違う戦い方、違うものになるを考えないといけない」と述べている。
ただ、「やはり引き分けだと勝ち上がれないというのは我々にとって大きなハンデだが、それを乗り越えるためにしっかりと準備をしていきたい」とも。90分での戦いで次の扉を開く唯一の鍵となる勝利を掴む覚悟を示した。
1年でのJ1返り咲きを期した今季、自動昇格こそ叶わなかったが、プレーオフ出場権を掴んだ大分。最後はJ1の16位チーム相手に敵地で勝利必須という険しいレギュレーションだが、30日の1回戦ではレギュラーシーズン4位フィニッシュの熊本と対戦する。
シーズン折り返しの第22節からわずか3敗の歩みでチームの調子を上向かせ、このプレーオフに食い込ませた下平監督は冒頭、敵将の大木武監督が熊本に落とし込むスタイルに敬意を示しつつ、意気込みを語った。
「大木さんは『胸を借りるつもり』と仰っていましたが、借りるのはこちら側の方。私は大木さんのサッカーが大好きだし、ロアッソのサッカーも面白いなと思いながらいつも見ている」
「こればかりは決戦だから、互いに覚悟を持って戦うゲームになってくる。選手ともできる準備をして、最後は本当に気持ちの部分を思い切り出しながら戦っていきたいと思っている」
また、下田は「九州ダービーだし、本当に多くのサポーターの方が大分から応援に駆けつけて一緒に戦ってくれると思う。そのサポーターのみんなからのパワーも借りて必ず勝利できるように頑張っていきたい」と指揮官に続いて力を込めた。
そのなか、相手の警戒すべきスタイル、選手を尋ねられた下平監督は普段、情報を公開したい派としながら、敵チームの監督と選手も同席とあって「喋りづらい(笑) 警戒すべき選手は河原創です(笑)」と言葉少なに。ただ、相手の印象に対しては熱弁した。
「まず僕が色々なサッカーを見てきたなかで、熊本の、大木さんのスタイルは正直、見たことがないというか、特殊というか、面白いサッカーだと思う。それは本当にお世辞抜きで、感銘を受けている」
「1戦目に向けたトレーニング時に対熊本用でBチームに熊本のシステムを即席でやってもらって11対11の紅白戦をしたら、ボールが取れなかった。『なんだこのシステムは』と。自分たちでやってみたら、すごく難しかった」
「相手にしたら、難しいシステムをやっているんだなと。だから、非常にやりづらい印象があるし、あとはここまで大木監督が積み上げたものを選手たちがしっかりと体現している」
「チームとして輝くなかで、個々の選手もすごく輝くような活躍しているし、1人ひとりの個性が立つスタイル。非常に面白いチームで、面白い選手もいるし、相手にするのは手強く、単純に良いチームという印象がある」
一方、下田も下平監督の印象に同調しつつ、「非常にアグレッシブで、攻守において人をかけてくる。ボールも人も動くようなサッカーだし、すごく捕まえづらい印象がある。やっていてもやりづらさを感じるけど、見ていて、楽しいサッカーをしている」と話した。
そんな大分陣営だが、このプレーオフ1戦ではレギュレーション上、勝ち上がるのは勝利が絶対条件。下平監督は戦い方の変化を問われると、「これも答えづらい」と切り出しつつ、「リーグ戦と違う戦い方、違うものになるを考えないといけない」と述べている。
ただ、「やはり引き分けだと勝ち上がれないというのは我々にとって大きなハンデだが、それを乗り越えるためにしっかりと準備をしていきたい」とも。90分での戦いで次の扉を開く唯一の鍵となる勝利を掴む覚悟を示した。
|
関連ニュース