アンチェロッティ監督、今季公式戦を通じても初の足踏みも「次の流れを作りたい」
2022.10.03 11:57 Mon
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督がラ・リーガでの連勝ストップにも前向きな姿勢を示した。クラブ公式サイトが伝えている。
「今日は良い試合じゃなかったね。前半はボールを持つときも持たないときも、インテンシティが欠けていたと思う。プレスも十分ではなかったよ。後半、同点に追いつかれてからはインテンシティも改善されたが、それからは選手をリフレッシュさせるために交代させた」
「失点はピッチ中央からのパスが起点だった。我々はあまり激しいペースでプレーできなかったが、試合はコントロールしていたし、勝利に値したと思う。PKが決まっていれば、勝てたかもしれないね。この結果でとてもポジティブな流れは終わりを告げたが、我々はこれから次の流れを作りたいと思う」
また、アンチェロッティ監督は負傷から復帰もPK失敗のベンゼマに言及。これからも引き続きPKキッカーを務めるだろうと、信頼を示した。
「彼にとってベストゲームではなかったが、ここ数試合欠場していたのだから当然だ。彼はとてもハードなトレーニングを積んできたから、今日は十分な鋭さを出せなかったのだろう。これからの試合で頑張る必要があるね。カリムは昨シーズン、重要な2つのPKを取り、得点した。彼はチーム随一のPKキッカーであり、これからもPKを決め続けるだろう」
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ラ・リーガ開幕から6連勝のマドリーはホームで2日に行われた第7節でオサスナと対戦した。立ち上がりからボールを握るなか、ゴールまで迫れない時間帯が続いたが、42分にFWヴィニシウス・ジュニオールの放ったクロスがそのままゴールに吸い込まれる形で先制。しかし、後半開始早々に同点とされると、その後はFWカリム・ベンゼマのPK失敗もあり、1-1のドローに終わった。今季公式戦を通じても初のポイントロスゲームとなり、ラ・リーガ首位の座をバルセロナに明け渡してしまったアンチェロッティ監督だが、試合後の会見で再び良い流れに持っていけると強調。一方で、ラ・リーガ開幕から全試合で失点中の守備については改善の必要性を認めた。「失点はピッチ中央からのパスが起点だった。我々はあまり激しいペースでプレーできなかったが、試合はコントロールしていたし、勝利に値したと思う。PKが決まっていれば、勝てたかもしれないね。この結果でとてもポジティブな流れは終わりを告げたが、我々はこれから次の流れを作りたいと思う」
「このチームは勝てないと動揺する。ハッピーではなく、それがこのチームが去年たくさん勝った理由だ。このドローには満足していないし、すぐに対応したい。リーグ全試合失点については我々の改善部分だ。この点については改善すべきだが、(2試合無失点の)チャンピオンズリーグ(CL)ではある程度うまくいっている」
また、アンチェロッティ監督は負傷から復帰もPK失敗のベンゼマに言及。これからも引き続きPKキッカーを務めるだろうと、信頼を示した。
「彼にとってベストゲームではなかったが、ここ数試合欠場していたのだから当然だ。彼はとてもハードなトレーニングを積んできたから、今日は十分な鋭さを出せなかったのだろう。これからの試合で頑張る必要があるね。カリムは昨シーズン、重要な2つのPKを取り、得点した。彼はチーム随一のPKキッカーであり、これからもPKを決め続けるだろう」
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