勢いに乗り切れないユナイテッド…OBのネビル氏はトップ4に冷ややか「この調子だと、残り8試合も大変になる」

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるギャリー・ネビル氏が、古巣のトップ4入りは難しいだろうという見解を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。ユナイテッドはホームで2日に行われたプレミアリーグ第31節でレスター・シティと対戦。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できるトップ4入りのためにも勝利が必要な一戦だったが、体調不良のFWクリスティアーノ・ロナウドやケガのFWエディンソン・カバーニを欠くチームは決定力不足に苦しみ、1-1のドローで試合終了。この結果、ユナイテッドは4位トッテナムや2試合消化試合が少ない5位アーセナルとの勝ち点差が「3」の7位となっており、トップ4が徐々に遠ざかり始めている。レスター戦後、『スカイ・スポーツ』に出演したネビル氏も、ユナイテッドのトップ4入りは難しいだろうとコメント。クラブには不透明な状況が多く、これからも厳しい戦いが続くという見方を示した。
「(ユナイテッドの4位以内は難しくなったかという質問に対して)そう思うよ。代表ウィークを経て、今日からチームはまた本格的に始動した。彼らは勝利でスタートする必要があったんだ。だが、それはできなかった。試合の引き分け方も良くないね。今日は本当に酷かった」

「時々、チームは代表から戻ってきたとき、少し錆びついたように見えることがある。それでも、私はこの休暇がユナイテッドにとって有効だと思っていた。選手にとってはクラブからいったん離れ、戻って来てから力を発揮する良いタイミングだと思ったからだ」「ユナイテッドの選手やファンにとって、この残り2カ月は長いものになるだろうね。この調子でいけば、残り8試合も大変になるだろう。それくらい、今日はとても平坦なパフォーマンスだった」

「クリスティアーノ・ロナウドの代わりにポール・ポグバが入った。ユナイテッドがストレートな入れ替えではなく、プレーのシステムを変更したことは驚きだったよ。そして現在、このクラブを取り巻く多くの状況が不確かになっている」

「ハリー・マグワイア、(マーカス・)ラッシュフォード、ロナウド、カバーニ、新監督、ラングニックの将来…彼はコンサルタントになるのかならないのか、などだ。彼らはシーズン終盤を迎えるが、エバートンとのアウェイ戦、リバプールとのアウェイ戦、チェルシーのホーム戦、アーセナルとのアウェイ戦があり、簡単ではない」

「皆が見ており、身を潜めるようなことはできない。彼らはマンチェスター・ユナイテッドなのだから。隠れる場所はなく、選手たちは自分自身を奮い立たせなければならないだろう」