ボルドーのウクライナ人MF、キエフに残した家族が無事ボルドーに到着! オーナーが各方面で尽力

2022.03.11 00:08 Fri
Getty Images
ボルドーのウクライナ人MFダニーロ・イハナテンコの家族が無事ボルドーに到着したことが分かった。フランス『レキップ』が報じている。

イハナテンコは今冬の移籍市場でシャフタール・ドネツクからボルドーに加入。だが、単身でのボルドー入りとなっており、3月1日に渡仏予定だった家族は、戦火広がるキエフに残されたままとなっていた。

そして、先日にはボルドーを率いるダビド・ギヨン監督は、「ダニー(イハナテンコ)は泣きながらトレーニングにやってきた。我々は彼と話をしたが、とても精神的な影響を受けている」、「3月1日にボルドーで再会するはずだった家族がそこ(ウクライナ)にいる。残念ながら、彼らはここに来ることができない。その理由は想像がつくはずだ」と、同選手の窮状を明かしていた。
しかし、同インタビューの際に「ボルドー・ファミリーは彼を守るためにここにいる」と指揮官が語った通り、クラブサイドの積極的な働きかけによって、イハナテンコの家族と親戚は無事に戦火を逃れて同選手が待つボルドーに到着した。

ギヨン監督の説明によると、今回の家族のボルドー入りに際しては、オーナーを務めるルクセンブルク人実業家のジェラール・ロペス氏の全面的な支援が大きかったという。
世界中に多くのパイプを持つ同オーナーは、イハナテンコの家族のウクライナ出国をスムーズに進めるべく、政府に対してその窓口として尽力。さらに、家族が車でスロバキアの国境に到達した後は所有するプライベートジェットを提供していたとのことだ。

ウクライナの状況は未だ芳しくないが、愛する家族との再会はイハナテンコとボルドーにとって最高の知らせだ。

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