12年ぶりのJ1戦う京都、開幕戦の浦和戦に松田天馬「世界を驚かせるようなサッカーを」

2022.02.15 17:58 Tue
©超ワールドサッカー
18日に2022シーズンの開幕を迎える明治安田生命J1リーグ。開幕を前に、JリーグはJ1全18クラブの代表選手による「2022明治安田生命J1リーグ開幕対戦カードオンライン記者会見」を実施した。

昨年に続き、例年であれば、選手や監督が一堂に会して開幕前に「Jリーグキックオフカンファレンス」が行われる中、コロナ禍を受けて今年もオンラインでの取材対応となった。

開幕戦で激突する京都サンガF.C.vs浦和レッズの一戦。12年ぶりにJ1の舞台へと戻ってきた京都は、優勝候補にも挙げられる浦和をホームに迎える。
キャプテンを務める松田天馬は、浦和の点取り屋であるキャスパー・ユンカーとともに合同記者会見に出席。試合に向けてのポイントを語った。

「アグレッシブで攻撃的にいきたいですし、浦和は力もあるチームなので、どれだけ上回れるかが勝負の鍵だと思います」
曺貴裁監督が継続して率いる京都。キャンプでは「土台作り、基礎となる攻守の切り替え、ポジションの確認を基本的にやって来ました」とコメント。「プラスアルファ、新加入選手が多いので、そこのコミュニケーションやコンビネーションを合わせて来ました」と松田は語る。

また、チームのストロングポイントについては「攻撃の部分です。そこの早さ、アグレッシブさが京都サンガの特徴で、戻るスピードも他には負けないと思っています」と力強く語った。

松田は浦和の印象について「組織だったチームだなと思うのと、カウンターも早く、隙がなく、色々なパターンを持っていて、守備も組織だって堅いので、それをサンガらしく破壊していければと思います」とコメント。「手強いというのは誰もが思っていることなので、僕たちも120%出さないと勝てないと思っているので、素晴らしくリスペクトできるチームだと思います」と、レベルの高い相手だと警戒した。

今シーズンは優勝候補にも挙げられ、先の「FUJIFILM SUPER CUP2022」でも王者川崎フロンターレを相手に完封勝利した。

注目される相手との開幕戦となるが、松田は「良い相手と開幕戦をやれるなと、スーパーカップの決勝で思い知らせてくれました」と語り、「僕たちのモチベーションもすごく上がったので、とにかく自分たちの良さを発揮して、下馬評では浦和が勝つと思っていると思うので、それを覆せるように、Jリーグ全体に驚きを与えたいのと、魅了したいという思いがあります」と、開幕戦で驚く結果を残したいとした。

J1に臨むにあたり、京都は13名の新加入選手を迎えた。その中には、浦和に所属していたMF金子大毅、DF荻原拓也、FWマルティノスがいる。その点については「金子もオギ(荻原)もレンタルなので、試合に出られないのは凄く残念ですが、その部分も含めて僕たちのモチベーションは高まっています」とコメント。「曺さんも浦和にゆかりのある方ですが、その話はされていないです。34試合の1試合と捉えていて、開幕戦に向けて良いモチベーションではあります。特別気合が入るといことではく、いつも通りやれています」と、モチベーションは高まっているものの、いつも通りを心がけているとした。

改めて開幕戦に向けては「サンガらしくホームですし、来てくれたお客さんたちに楽しんでもらえるようなワクワクしたサッカーを展開します」とし、「Jリーグ全体、世界を驚かせるようなサッカーを展開できればと思います。頑張ります」と強く意気込んだ。

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ひと桁順位、ACLE権奪取…それぞれ目標を持つ京都vs鹿島は攻め合うもゴール生まれず【明治安田J1第29節】

明治安田J1リーグ第29節延期分の1試合が17日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、京都サンガF.C.vs鹿島アントラーズは0-0に終わった。 残留が決まった15位京都がACLE出場争いを演じる5位鹿島を迎え撃った一戦。京都は今夏加入で13戦11発と残留の導き手と言っていい活躍ぶりが光るラファエル・エリアスが今節もスタートから出場し、鈴木優磨が出場停止の鹿島は注目の1トップに師岡柊生を抜擢した。 立ち上がりこそ鹿島が押し込む形を作るが、残留が決まった今、22年ぶりのJ1ひと桁順位フィニッシュを目指す京都も徐々に押し返し、9分にまずチャンス。高い位置でのボール奪取をカウンターにつなげ、川崎颯太が右足フィニッシュを放つが、相手GKの正面を突く。 続く19分にも平戸太貴とマルコ・トゥーリオが立て続けにフィニッシュに持ち込み、攻めに転じる京都は20分に敵陣左でのボール回収から佐藤響が折り返し、ラファエル・エリアスが足を振るシーンも。その後もラファエル・エリアスがミドルを狙ったりと前がかる。 鹿島も前半の終盤にかけて師岡が起点作りに徹するなどで攻め返すが、0-0でハーフタイムに。後半から田川亨介を送り込み、こじ開けにかかった鹿島だが、京都が強力3トップを起点に素早い仕掛けで効率よくゴールに向かっていき、なかなかチャンスを作れない。 そのなかで、攻め込む時間を作る鹿島は69分にバイタルエリア右からのクロスに安西が右足で合わせるが、GK太田岳志が好守。今度は78分の京都にチャンスが巡り、川崎の縦パスで前を向いたラファエル・エリアスがバイタルエリア中央から左足を振るも左に外れる。 82分にもラファエル・エリアスが左からの折り返しに徹すると、福岡慎平がワンタッチで合わせるが、ここも相手GKの正面。続く86に左からの折り返しにボックス中央に差しかかったところで反応した知念が振り向きざまのフィニッシュに持ち込むが、これもネットを揺らせず。 その後も鹿島にターレス・ブレーネルの決定機があったりと最後まで攻めの姿勢を貫いた両者だが、互いに2試合連続のドローに。京都は暫定13位に浮上した一方で、5位で変わらずの鹿島は1ポイント差の4位ガンバ大阪を抜けず、3位FC町田ゼルビアに4ポイント差となった。 京都サンガF.C. 0-0 鹿島アントラーズ <span class="paragraph-title">【動画】鹿島の攻撃に太田岳志が立ちはだかる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">試合終盤、太田岳志がチームを救うビッグセーブ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E5%B2%B3%E5%BF%97?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#太田岳志</a> <a href="https://t.co/XE036iyhAQ">pic.twitter.com/XE036iyhAQ</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1858047850770477452?ref_src=twsrc%5Etfw">November 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.17 16:13 Sun
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両主砲ゴールの京都vs川崎F、 勝った方が残留確定もドロー決着【明治安田J1第36節】

明治安田J1リーグ第36節の1試合が9日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、京都サンガF.C.vs川崎フロンターレは1-1のドローに終わった。 ともにここまで勝ち点44を稼ぎ、J1残留がかかる一戦。13位の京都が今節もGK太田岳志を最後の砦に抜擢した一方で、11位の川崎Fは先のACLEに続いて瀬川祐輔とエリソンの2トップでスタートした。 立ち上がりからそれぞれの仕掛けを潰し合い、なかなかフィニッシュで終われない流れに。京都は少しずつシュートに持っていく形を作りだすが、川崎Fはボールを握りながらも攻め切れない展開が続く。 そのなかで、35分にボックス右に抜け出した遠野大弥が左足を振り抜き、ようやくゴールに迫った川崎Fだが、アピアタウィア久がブロック。その後も押し込む形まで作るが、大きなチャンスに至らず。 縦に素早い仕掛けから一気に押し返した京都も45+1分に左サイドからのクロスマルコ・トゥーリオがヘッド。決定的なシーンだったが、GKチョン・ソンリョンの正面を突いてしまう。 逆に川崎Fも45+4分にマルシーニョが左サイドからの折り返しを押し込みにかかるシーンを作りだしたが、京都守備陣の粘りを上回れず。後半から一挙に大島僚太、家長昭博、山田新を投入する。 その後半は立ち上がりから京都が攻めるが、川崎Fが凌いで凌いで先手を奪う。59分、自陣でボールを奪った流れ一気のフィードでカウンターに持ち込み、裏を抜け出した山田が左足で先制弾を記録する。 だが、京都は70分にマルコ・トゥーリオのシュートが橘田健人の手に当たってVARチェックとなり、OFRの末にPKジャッジ。だが、キッカーのマルコ・トゥーリオはGKチョン・ソンリョンに止められる。 ところが、VARで相手GKの動き出しが早かったため、やり直しになると、キッカーがラファエル・エリアスに。そのラファエル・エリアスは相手GKの逆を突いてみせ、京都が試合を振り出しに戻す。 京都が畳みかけるかのように攻勢を強めるが、川崎Fも残るカードで小林悠、ジェジエウを送り込み、突き放しにかかりに。京都も松田天馬、ルーカス・オリヴェイラ、平賀大空を送り出す。 それぞれ最後まで次のゴールを目指すが、両チームの主砲がともにゴールを決めた試合は引き分けでタイムアップ。京都は2連勝ストップ、川崎Fは3戦未勝利となり、それぞれ勝ち点45とした。 京都サンガF.C. 1-1 川崎フロンターレ 【京都】 ラファエル・エリアス(後34) 【川崎F】 山田新(後14) 2024.11.09 16:11 Sat

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