ローマはカップ戦準々決勝進出も…モウリーニョ監督は満足せず 「我々のチームには限界がある」

2022.01.21 12:05 Fri
Getty Images
ローマジョゼ・モウリーニョ監督がカップ戦で勝利したものの、パフォーマンスに不満を示した。クラブ公式サイトが伝えている。

ローマは20日に行われたコッパ・イタリア5回戦でレッチェと対戦した。立ち上がりから試合を支配しながらも先制を許したが、40分にDFマラシュ・クンブラのゴールで同点に。後半からMFニコロ・ザニオーロ、MFヘンリク・ムヒタリアンらを投入すると、FWタミー・エイブラハム、FWエルドル・ショムロドフにゴールが生まれ、3-1で勝利した。

この結果、ローマはコッパ・イタリア準々決勝進出を決めたが、試合後のインタビューに応じたモウリーニョ監督はチームがまだ成長段階であることを強調。準々決勝ではセリエA王者であるインテルとの対戦が決まったことに触れ、気を引き締めている。
「我々のチームには限界があり、それは承知している。(エインズリー・)メイトランド=ナイルズとセルジオ・オリベイラの獲得は我々を後押ししてくれた。彼らはより高いクオリティをもたらしており、より多くのオプションを提供してくれている。我々のプロジェクトは、少しずつ積み上げていくものなんだ」

「インテルはリーグ最高のチームであり、つまりはコッパ・イタリアでも最高のチームだ。だから、もっともタフな相手との組分けになったわけだが、アップセットを狙いに行くつもりだ。それが可能かどうか、見てみたいね」
「サッカー面を見てみると、4位から8位で終わる程度のプレーは、明らかに私の望むところではない。とはいえ、今はそういう時期なんだ。来シーズン、チームが今シーズンよりも良くなることは間違いないだろう」

「もちろん、今夜の前半に感じたフラストレーションから目をそらすつもりはない。というのも、技術的な観点から見ると、我々はひどい試合をしていたからだ。そして、こうした夜については、戦術について語る価値もあまりない」

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ベールを脱いだ特大のポテンシャル…18歳の195cm両利きCBハイセン、ユベントスは他クラブへの警戒が必要に

U-19オランダ代表DFディーン・ハイセン(18)への注目度が高まってきた。 5日、セリエA第23節のローマvsカリアリが行われ、ダニエレ・デ・ロッシ監督体制3試合目のローマが4-0と完勝。59分、途中出場からまもないローマの195cm両利きセンターバック・ハイセンが勝利を決定付ける4点目を決めた。 このハイセン、ユベントスから半年レンタルでローマに来たばかりの18歳だが、セリエA初得点となった前述のゴールだけでなく、デ・ロッシ新監督への関心の高さと相まり、いま非常に注目を集めているティーンエイジャーだ。 今季前半戦のユベントスでは、セリエAデビューの1試合12分間のみの出場にとどまったが、ハイセンを指導してきたユベントスの下部組織コーチ陣は口を揃えて「ユーベの未来」と称する大器中の大器。レンタルバック後の定位置奪取が期待される。 ただ、注目を集めているのは、ユベントスでの将来が期待されているからだけではない。ローマでファーストインパクトを与えることに成功したために、西欧のビッグクラブが続々と関心を高めているのだ。 イタリア『カルチョメルカート』によると、純粋な資金力だけには疑いの余地がないマンチェスター・ユナイテッド、また若手の登竜門として名高いドイツの両雄、ドルトムントとRBライプツィヒが、18歳ハイセンへの関心のギアを上げているという。3者は選手がユベントスへ復帰する2024年夏の獲得さえ見据える。 保有元ユベントスとしては、元ブラジル代表DFアレックス・サンドロ(33)と元イタリア代表DFダニエレ・ルガーニ(29)が2024年夏でいよいよ退団する可能性も指摘され、そうでなくとも経験を積んで帰ってくるハイセンは序列を上げる見通しだ。 逸材を易々と手放す可能性などもちろんないだろうが、ユナイテッドのような一部のメガクラブは、ポテンシャルこそあれど実績に乏しい若手タレントに3000万ユーロ(約48億1000万円)以上を積むことを苦にせず。 ハイセンとの契約を2027年6月まで残すユベントスも注意が必要だ。 2024.02.08 20:20 Thu
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34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」

元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。 淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。 しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。 今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。 「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」 「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」 「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」 「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」 「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」 「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」 “El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。 2024.03.22 18:10 Fri

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