クラブへの忍耐を求めるポチェッティーノ「嵐が来ようとも我々が道から外れることはない」

2021.12.07 16:50 Tue
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、チームはまだ成長段階にあることを強調した。クラブ公式サイトが伝えている。

PSGは今シーズンここまでのリーグ・アンで17試合を消化して13試合3分け1敗の成績を収め、2位に11ポイント差をつけて首位を独走。一方で、直近2試合はいずれもドローに終わっており、勢いはやや減退気味だ。
また、ビッグイヤー獲得をクラブ最大の目標に掲げているチャンピオンズリーグ(CL)においても、決勝トーナメント進出自体は決めているものの、11月24日に行われたグループA第5節でマンチェスター・シティに敗れ、首位通過を逃している。

こうした結果だけでなく、今夏にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムら即戦力を多く補強しながら内容の乏しい試合が目立つこともあり、チームに向けられる批判も決して少なくない。

しかし、7日に行われるCLグループA最終節クラブ・ブルージュ戦前の公式会見に出席したポチェッティーノ監督は、現在の状況に落ち着いているとコメント。クラブからのサポートに満足していると語りつつ、チームはまだ成長の段階であることを強調した。
「私は良い気分だよ。選手、クラブ、そして自分たちが何をしようとしているか理解している体制に支えられているからね。我々はチームのスタイルを含め、成長の過程にいる。そして、ドレッシングルームでのコミュニケーションや理解、絆といった内部的な側面も重要だ」

「正しいバランスを見つけるには時間がかかる。選手たちがお互いを理解し、チームが同じ目標に向かって戦うことが必要になるだろう。私が落ち着いているのは、このプロセスが正しい方向に向かっていると感じているからだ。浮き沈みはあり、アイデアをより発展させなければならず、対戦相手は我々の行く手を阻んでくる。それでも、気分は良い」

「我々はすでにCL決勝トーナメント進出への出場権も獲得しており、リーグ戦でも首位に立っているのだ。もちろん、改善すべき点はあり、多くの面でより良いプレーをしなければならないことには同意する。しかし、チーム作りのプロセスは正常に進んでいる」

「このような規模のクラブにいれば、チームの周辺が騒がしくなるのは当然さ。だが、我々は自分たちの考えを明確に持っている。自分たちがどこにいて、どこに行こうとしているのかを知り、嵐が来ようともその道から外れることはない。なぜなら、雨の後には太陽が来ることを知っているからだ」

「我々は、このクラブを愛するすべての人々に、我々が生み出すものから喜びを与えることができると信じている」
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