元浦和FWレオナルド所属の河北FCも破綻危機…不動産開発業者「華夏幸福基業」が母体、中国不動産バブルの煽りか
2021.09.28 12:40 Tue
中国サッカー界を揺るがしている財政難問題。No,1クラブに君臨していた広州FCが不動産大手「恒大集団」の経営破綻により、消滅の可能性が報じられている。
そんな中、新たに危機が報じられたクラブが河北FCだ。かつては河北華夏として活動していたクラブ。例に漏れず“爆買い”の波に乗っていたクラブであり、2016年にはコートジボワール代表FWジェルビーニョやアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシ、カメルーン代表MFステファン・エムビアを獲得していた。
さらに現在は中国代表を率いる李鉄監督を解任し、レアル・マドリーやマンチェスター・シティを率いたこともあるマヌエル・ペジェグリーニ監督(現レアル・ベティス監督)も招へいしていた。
その後も、ユベントスやインテルでプレーしたブラジル代表MFエルナネスやバルセロナでプレーしていたアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノらを獲得するなど、ヨーロッパでプレーしていた選手たちを次々と引き込んでいた。
しかし、この河北FCもとても深刻な財政危機に陥っているとのこと。選手への給与未払いが続いている状態であり、それを理由に外国籍選手がプレーを拒否する事態となっている。
河北FCを保有するのは大手不動産開発業者である「華夏幸福基業」。「恒大集団」と同じ中国不動産業を支える企業だが、不動産バブル崩壊のあおりを完全に受けている状況となる。
「華夏幸福基業」の経営不振は今に始まったことではなく、今年2月の時点で資金不足により52億6000万元(約906億円)の融資が延滞されているとされていた。
河北省と廊坊市は、クラブ経営に参加する国有資本の導入を促進しているものの、クラブ運営の現状を改善することは困難に。クラブとして成り立たない状況になってきている河北FCに関しては、河北サッカー協会の指導の下、廊坊スポーツ局が主導権を握り、廊坊サッカー協会と河北FCが改革計画を提出して承認されたようだ。
チームは若手を中心として再編成されているものの、チーム改革と賃金未払いの問題は別問題とされ、改革は簡単に行かないと見られている。
広州FCとともに、一時期の中国スーパーリーグを牽引し話題をさらった河北FC。中国不動産界で起きている問題は、深刻な影響を与えそうだ。
そんな中、新たに危機が報じられたクラブが河北FCだ。かつては河北華夏として活動していたクラブ。例に漏れず“爆買い”の波に乗っていたクラブであり、2016年にはコートジボワール代表FWジェルビーニョやアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシ、カメルーン代表MFステファン・エムビアを獲得していた。
さらに現在は中国代表を率いる李鉄監督を解任し、レアル・マドリーやマンチェスター・シティを率いたこともあるマヌエル・ペジェグリーニ監督(現レアル・ベティス監督)も招へいしていた。
しかし、この河北FCもとても深刻な財政危機に陥っているとのこと。選手への給与未払いが続いている状態であり、それを理由に外国籍選手がプレーを拒否する事態となっている。
なお、浦和レッズでプレーしていたブラジル人FWレオナルド、ノルウェー代表DFオレ・セルネス、元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFサミル・メミシェヴィッチ、ポルトガル人FWジョアン・シルバの4名が所属している。
河北FCを保有するのは大手不動産開発業者である「華夏幸福基業」。「恒大集団」と同じ中国不動産業を支える企業だが、不動産バブル崩壊のあおりを完全に受けている状況となる。
「華夏幸福基業」の経営不振は今に始まったことではなく、今年2月の時点で資金不足により52億6000万元(約906億円)の融資が延滞されているとされていた。
河北省と廊坊市は、クラブ経営に参加する国有資本の導入を促進しているものの、クラブ運営の現状を改善することは困難に。クラブとして成り立たない状況になってきている河北FCに関しては、河北サッカー協会の指導の下、廊坊スポーツ局が主導権を握り、廊坊サッカー協会と河北FCが改革計画を提出して承認されたようだ。
チームは若手を中心として再編成されているものの、チーム改革と賃金未払いの問題は別問題とされ、改革は簡単に行かないと見られている。
広州FCとともに、一時期の中国スーパーリーグを牽引し話題をさらった河北FC。中国不動産界で起きている問題は、深刻な影響を与えそうだ。
ジェルビーニョの関連記事
中国スーパーリーグの関連記事
記事をさがす
|
ジェルビーニョの人気記事ランキング
1
ジェルビーニョがかつて共演したバロンドール候補2選手に言及
▽パルマに所属するコートジボワール代表FWジェルビーニョがかつてクラブチームで共演したバロンドール候補2選手について言及した。同選手がイギリス『ガーディアン』のインタビューで語った。 ▽これまでリールやアーセナル、ローマとヨーロッパの強豪クラブを渡り歩いてきたジェルビーニョ。超高額のサラリーに惹かれて2016年1月に中国の河北華夏に移籍するも、今夏再びトップレベルでのプレーを求めてセリエA昇格組のパルマに加入。ここまではリーグ戦8試合出場で4ゴールを記録するなど、ブランクを感じさせない活躍ぶりを見せている。 ▽2年半ぶりにヨーロッパの舞台に戻ってきたジェルビーニョは、『ガーディアン』で自身のこれまでのキャリアの歩みや近況について語ると共に、かつてリールとローマで共演したベルギー代表MFエデン・アザール、エジプト代表FWモハメド・サラーという2人のバロンドール候補に関して言及した。 ▽リール時代にルディ・ガルシア監督の下で2年間共にプレーし、リーグ屈指の両翼として2010-11シーズンに57年ぶりのリーグ制覇を含む国内2冠を共に経験したアザールに関してジェルビーニョはその才能を絶賛した。 「アザールが世界的なスターになることはわかっていたよ。彼は特別な足、心、身体、才能とチャンピオンになるために必要なすべてを持っていた」 ▽一方、同じくルディ・ガルシア監督の下、ローマ時代に半年間共にプレーし、当時世界最速の両翼と評されたサラーに関しては、その練習への姿勢と努力を称賛している。 「サラーは本当にタフな男だよ。彼は常に落ち着いていて力強く、ハードワーカーとしてのメンタリティも持っていた。とりわけ、彼のトレーニングセッションでも振る舞いは忘れないよ。とても速いリズム、まるで狂人のような圧力。当時の彼を見たらみんなが驚くはずだよ。彼からはポジティブな影響を受けたんだ。彼を見ていると、自分もよりハードワークしないとダメだと思わされた。才能と犠牲心を持った素晴らしいプレーヤーだよ」 2018.11.23 16:12 Fri2