財政難のバルサを悩ませる条項…クーマン監督解任で約8億円の支払いに

2021.09.20 23:05 Mon
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Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦での惨敗を受け、にわかに周囲が騒がしくなっているバルセロナのロナルド・クーマン監督だが、とある条項に守られているようだ。今夏の移籍市場ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがパリ・サンジェルマン(PSG)へ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがアトレティコ・マドリーへと移籍したバルセロナ。選手の放出以上に話題となったのが、多額の負債だった。

前会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ体制下での杜撰な管理も原因とされるバルセロナの負債。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による収入減もその一員だが、それ以上に負債額が驚きだった。

その結果、メッシを手放すことになった上、DFジェラール・ピケやMFセルヒオ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバ、DFセルジ・ロベルトなどキャプテン勢は、サラリー上限に抵触する結果選手登録ができないことを受けて、サラリーの減額に応じる始末。選手たちの協力によってなんとか保たれるという苦しい状況となっている。

そんな中、スタートした今シーズンだったが、14日に行われたCL初戦のバイエルン戦ではホームで0-3と完敗。結果以上に内容が全くなく、大きな非難を集めることとなってしまった。

また、この結果を受けてクーマン監督の手腕にも懐疑的な目を向けられることとなり、ケガなどで選手が大幅に不足していることもありながら、今後の試合の結果次第では解任という話まで出ている状況だ。

しかし、スペイン『Esport3』の情報をもとにスペイン『アス』がクーマン監督とクラブのある条項を報道。契約解除になった場合でも、バルセロナは金銭をクーマン監督に払わなければいけないようだ。

クーマン監督は2020年夏にバルセロナの監督に就任。それまではオランダ代表を率いていたが、バルセロナへ復帰するという条項を盛り込んでいたため、任期の途中で退任し、バルセロナの監督に就任していた。

しかし、その際にクーマン監督は、オランダサッカー連盟(KNVB)に補償金を支払っていたとのこと。クーマン監督の3シーズン目となる2022-23シーズンも継続して指揮ができなかった場合は、バルセロナが600万ユーロ(約7億7000万円)を支払うという契約がなされているという。

これはバルトメウ前会長がクーマン監督と2年契約を結んだ際に盛り込んだ条項とのこと。ジョアン・ラポルタ会長の体制下で契約を解除した場合にも発動してしまうということだ。

『Esport3』によれば、バルセロナはクーマン監督を解雇しても契約更新後に解雇しても、1300〜1400万ユーロ(約16億7000万〜18億円)を支払うことには変わりないという。

ただでさえ財政的に厳しいバルセロナ。思わぬところにも潜んでいた金銭が絡む契約問題だが、このままクーマン体制で結果が出ることが何よりも望ましいということになる。

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