ビジャレアル残留のパウ・トーレス、トッテナムのオファー拒否とその理由を明らかに

2021.09.03 17:15 Fri
Getty Images
ビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレス(24)が今夏、トッテナム行きを拒否した舞台裏とその理由を公にした。

昨季も主力DFとして公式戦44試合に出場したなか、クラブ史上初となるヨーロッパリーグ(EL)のタイトルに貢献したパウ・トーレス。守備者としてだけでなく、ビルドアップ能力にも秀でた左利きのセンターバックで、休む暇なく、ユーロと東京オリンピックにも参戦した今夏はビッグクラブの視線が集まり、なかでもトッテナムの強い関心が取り沙汰されたが、最終的にビジャレアルから動かなかった。

昨季からの働きっぱなしが考慮され、ビジャレアルから遅めの休暇をもらい、今週からようやくチームに合流したパウ・トーレスは「休暇が決まった日からコーチングスタッフとあらゆる話をした。20日間をかけて、さらに熱意を持って戻ってくることができたね」とリフレッシュできた様子をのぞかせると、トッテナムからのオファーに関する質問にも応じた。
「トッテナムからの関心を知らされてはいたが、最初から自分の望みがはっきりしていたから、冷静に決めた。自分にとって、最善の方法を考えた結果、ビジャレアルに残ることになったんだ。今季は僕が情熱的に取り組む多くの課題があって、すごく大きな目標がある。決めるのにさほど時間はかからなかった」

また、「選手がどんな決断を下そうと、尊重されるべきで、僕は自分の望みに一貫性を持たせることを選んだ。だから、今夏の成り行きとこれからのことに満足している。自分が望む場所にいるからね」と自らが下した決断の正当性とともに、ビジャレアルに対する愛着も口に。そして、代表ウィーク明けから始まる今季に向けた意気込みを語っている。
「"そこに辿り着くよりも、そこに留まる方が難しい"という言葉が相応しいね。課題は常にチームのために立ち上がり、重要なプレーヤーであり続けるということ。それと、監督から信頼を得続けるために任務を全うすることだね。ネーションズリーグもあり、厳しいシーズンになる。僕にとってはすべてが大事だから、これからも毎日、より良い選手になれるよう頑張る」

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