ローマがポルトガル代表の守護神ルイ・パトリシオ獲得へ!

2021.06.25 07:30 Fri
Getty Images
ローマウォルバーハンプトンに所属するポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(33)の獲得に迫っているようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

ジョゼ・モウリーニョ新監督の下で新たなシーズンに臨むローマでは、スペイン代表GKパウ・ロペス、ブラジル人GKダニエル・フザートに加え、エバートンからレンタルバックしたスウェーデン代表GKロビン・オルセンと3人のGKが在籍している。

しかし、モウリーニョ監督は3選手共に自身が望む守護神と考えておらず、クラブに対して新守護神の獲得をリクエストしていた。
ここまではウディネーゼのアルゼンチン代表GKフアン・ムッソ(27)、アタランタのイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニ(26)らの名前が候補に挙がっていたが、指揮官の同胞GKの獲得に迫っているようだ。

すでに3年契約で個人間の合意に至っていたパトリシオに関して、ローマとウルブスの両クラブの間では移籍金に関して大きく隔たりがあり、一時ローマ側が交渉から手を引いたとの報道も出ていた。
しかし、『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えるところによれば、パトリシオの働きかけもあり、両クラブは最終的に600万ユーロ(約7億9000万円)+ボーナスという条件で合意に至ったという。

スポルティング・リスボン、ウルブス、ポルトガル代表で長らく正GKを務めてきたパトリシオは、クラブと代表キャリアを合わせると、公式戦700試合以上に出場してきた百戦錬磨のGK。

足元の技術や加齢によって守備範囲はやや狭くなっているものの、キャッチングやハイボール処理、ポジショニング、コーチングとGKとして必要なスキルをバランス良く兼ね備えた総合力の高い守護神。

新シーズンに向けて守備の立て直しが急務なローマにとっては最適な人材と言える。

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