「絶対負けたくない」韓国代表に勝利、吉田麻也が「こんなにホッとするのは久しぶり」と語った理由は?
2021.03.25 23:16 Thu
キャプテンとしてチームを統率し、10年ぶりの日韓戦で勝利を収めたサンプドリアのDF吉田麻也が、試合後に喜びを語った。
日本代表は25日、国際親善試合で韓国代表と対戦。10年ぶりとなる国際親善試合での対戦となったが、前半17分に前線に抜け出ていた山根視来が大迫勇也からのヒールパスに反応し、豪快にゴール。史上34人目の快挙を成し遂げた。
試合は27分に鎌田大地が追加点を奪うと、後半にはCKから遠藤航がヘディングでゴールを奪い、日本が3-0で勝利した。
試合前日のメディア対応で、韓国戦に対して並々ならぬ想いを明かしていた吉田。しっかりと勝利して終えた感想は「久しぶりに、試合が終わってこんなにホッとするのは久しぶりかというぐらいホッとしています」と安堵を口に。また「もちろんいつもそうですが、代表戦は普段と違うプレッシャーもありますし、キャプテンマークを巻く重圧もありますし、今回は韓国戦ということもあってプレッシャーは大きかったです」と語り、「前回の日韓戦からやっている選手は僕しかいなかったので、見えないプレッシャーはいつも以上に大きかったです」と、やはり大きなプレッシャーがありながらのプレーだったと明かした。
3-0という結果だけでなく、内容としても圧倒していた日本。吉田は「向こうは国内組が多くて、こっちはスタメンには海外組が多くて、各々コンディションは良くなかったと思いますが、意識して準備して質の良いパフォーマンスを出せたと思います」とし、選手個々がしっかりと意識できたとコメント。「新しい選手も結果を出したし、いつもいるメンバーが安定したパフォーマンスを出したし、これからこういった韓国とやった試合のような一進一退の試合は最終予選が始まると出てくると思うので、凄く良い準備になったんじゃないかなと思います。次のモンゴル戦に勝って予選突破が必要ですが、先を見据えてプレーできたことは良かったです」と、この先に待っているカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の前のテストとして良かったとコメント。
また「協力してくださった協会の皆さん、夜遅かったんですが11時半にギリギリ羽田に入って、僕ら以外の飛行機は飛んでいなかったので、空港の職員の皆さんが待っていて働いてくれていたので、そういったものも含めてなんとか結果を出さないといけないなと」と、多くの人のサポートがあったことを身に染みて感じていた吉田。「ホテルの皆さんも難しい状況で助けてくださって、
韓国もこの難しい状況、賛否両論ある中で日本に来てプレーしてくれたので、日本で試合を開催できたことが良かったですし、そこで結果を出せたことはなんとか面目を保ったかなと思います」と語った。
なお、同じチャーター機には守田英正も乗っていたと言い「選手は僕と守田で、守田もプレッシャーがあったと思います笑」と、後輩をねぎらっていた。
試合にスムーズに入れた日本だったが、「ボールが走るピッチなので、テンポが練習でも上がっていました」と語り、「より大きなピッチでプレーすることでより余裕を持ってできていたので、準備が良かったかなと思います。その中で質が保てたのも良かったと思います」と、トレーニングで会場の感覚を掴めたことが大きかったとコメント。「良い時間帯に点が取れたと思いますし、そういう意味では良い試合ができましたが、3点目、4点目をもっと早く決めてゲームを決めきることが大事だと思います」と、勝利の中にも反省を口にした。また「メキシコ戦はチャンスがあって決めきれずに後半持って行かれたので、もっともっと突き詰めないといけないと思います」とし、しっかりと精度を上げていきたいと反省した。
韓国は前半はゼロトップを採用し、日本を困らせに行ったとパウロ・ベント監督が会見で語っていたが、吉田は「相手が3枚で来るのか4枚で来るのかがあってウォーミングアップを見て4枚だなと。でも、FWは予想とは違いました」と語り、試合前の予想とは違ったとコメント。「試合をやり始めてすぐに20番の選手(イ・ガンイン)が張るわけでも落ちるわけでもない中途半端な位置だなと思っていて、そういうことを狙っているかなと感じました」と韓国の狙いを察知していたと明かした。
また「前半はうまくできましたし、ハーフタイムを2-0で折り返したことで韓国は何かしらを変えてくるだろうと話していて、後半もうまく3バックに変えた時も、FWを変えてもうまく対応できたのは良かったと思います」とし、しっかりとピッチ内で状況判断ができたことを評価した。
さらに球際の部分については「話はしていました。球際はかなりくるだろうと。思ったよりは来なかった気がしますが、前線の選手も(遠藤)航も守田も中盤かなりチェイスしていて、5番(チョン・ウヨン)は嫌そうでした」と語り、しっかりとできたとコメント。「相手にリズムを作らせなかったのが良かったと思います」と、韓国にペースをにぎらせないことに成功したと語った。
日本はカタールW杯の最終予選に進んだ場合は韓国と対戦する可能性がある。今回の勝利が有利に働くのでは?という見解には「そんな甘くないんじゃないですかね。韓国も意地があると思います」と警戒。「韓国も海外組が多く来ると思いますし、ソン・フンミンが来たら全く違うチームになると思います」とし、ベストメンバーの韓国相手では勝手が違うだろうと分析した。
日本代表は25日、国際親善試合で韓国代表と対戦。10年ぶりとなる国際親善試合での対戦となったが、前半17分に前線に抜け出ていた山根視来が大迫勇也からのヒールパスに反応し、豪快にゴール。史上34人目の快挙を成し遂げた。
試合前日のメディア対応で、韓国戦に対して並々ならぬ想いを明かしていた吉田。しっかりと勝利して終えた感想は「久しぶりに、試合が終わってこんなにホッとするのは久しぶりかというぐらいホッとしています」と安堵を口に。また「もちろんいつもそうですが、代表戦は普段と違うプレッシャーもありますし、キャプテンマークを巻く重圧もありますし、今回は韓国戦ということもあってプレッシャーは大きかったです」と語り、「前回の日韓戦からやっている選手は僕しかいなかったので、見えないプレッシャーはいつも以上に大きかったです」と、やはり大きなプレッシャーがありながらのプレーだったと明かした。
3-0という結果だけでなく、内容としても圧倒していた日本。吉田は「向こうは国内組が多くて、こっちはスタメンには海外組が多くて、各々コンディションは良くなかったと思いますが、意識して準備して質の良いパフォーマンスを出せたと思います」とし、選手個々がしっかりと意識できたとコメント。「新しい選手も結果を出したし、いつもいるメンバーが安定したパフォーマンスを出したし、これからこういった韓国とやった試合のような一進一退の試合は最終予選が始まると出てくると思うので、凄く良い準備になったんじゃないかなと思います。次のモンゴル戦に勝って予選突破が必要ですが、先を見据えてプレーできたことは良かったです」と、この先に待っているカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の前のテストとして良かったとコメント。
その吉田だが、サンプドリアの試合が終わってからかなりギリギリのタイミングでの来日となり、その内容が明かされていなかったが、試合に勝利したことで内情を告白。「チャーター機で帰ってきました」と、試合に間に合うように準備された移動手段があったとし、「それもあって、ここで結果を出せなかったら漢じゃないというプレッシャーがいつも以上にありました」とコメント。「だからこそホッとしたという部分もありましたし、次の予選にも勝たなきゃいけないプレッシャーはありますが、1つ結果が出せて良かったです」と、しっかりと期待に応えられて安心したと明かした。
また「協力してくださった協会の皆さん、夜遅かったんですが11時半にギリギリ羽田に入って、僕ら以外の飛行機は飛んでいなかったので、空港の職員の皆さんが待っていて働いてくれていたので、そういったものも含めてなんとか結果を出さないといけないなと」と、多くの人のサポートがあったことを身に染みて感じていた吉田。「ホテルの皆さんも難しい状況で助けてくださって、
韓国もこの難しい状況、賛否両論ある中で日本に来てプレーしてくれたので、日本で試合を開催できたことが良かったですし、そこで結果を出せたことはなんとか面目を保ったかなと思います」と語った。
なお、同じチャーター機には守田英正も乗っていたと言い「選手は僕と守田で、守田もプレッシャーがあったと思います笑」と、後輩をねぎらっていた。
試合にスムーズに入れた日本だったが、「ボールが走るピッチなので、テンポが練習でも上がっていました」と語り、「より大きなピッチでプレーすることでより余裕を持ってできていたので、準備が良かったかなと思います。その中で質が保てたのも良かったと思います」と、トレーニングで会場の感覚を掴めたことが大きかったとコメント。「良い時間帯に点が取れたと思いますし、そういう意味では良い試合ができましたが、3点目、4点目をもっと早く決めてゲームを決めきることが大事だと思います」と、勝利の中にも反省を口にした。また「メキシコ戦はチャンスがあって決めきれずに後半持って行かれたので、もっともっと突き詰めないといけないと思います」とし、しっかりと精度を上げていきたいと反省した。
韓国は前半はゼロトップを採用し、日本を困らせに行ったとパウロ・ベント監督が会見で語っていたが、吉田は「相手が3枚で来るのか4枚で来るのかがあってウォーミングアップを見て4枚だなと。でも、FWは予想とは違いました」と語り、試合前の予想とは違ったとコメント。「試合をやり始めてすぐに20番の選手(イ・ガンイン)が張るわけでも落ちるわけでもない中途半端な位置だなと思っていて、そういうことを狙っているかなと感じました」と韓国の狙いを察知していたと明かした。
また「前半はうまくできましたし、ハーフタイムを2-0で折り返したことで韓国は何かしらを変えてくるだろうと話していて、後半もうまく3バックに変えた時も、FWを変えてもうまく対応できたのは良かったと思います」とし、しっかりとピッチ内で状況判断ができたことを評価した。
さらに球際の部分については「話はしていました。球際はかなりくるだろうと。思ったよりは来なかった気がしますが、前線の選手も(遠藤)航も守田も中盤かなりチェイスしていて、5番(チョン・ウヨン)は嫌そうでした」と語り、しっかりとできたとコメント。「相手にリズムを作らせなかったのが良かったと思います」と、韓国にペースをにぎらせないことに成功したと語った。
日本はカタールW杯の最終予選に進んだ場合は韓国と対戦する可能性がある。今回の勝利が有利に働くのでは?という見解には「そんな甘くないんじゃないですかね。韓国も意地があると思います」と警戒。「韓国も海外組が多く来ると思いますし、ソン・フンミンが来たら全く違うチームになると思います」とし、ベストメンバーの韓国相手では勝手が違うだろうと分析した。
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