「バルベルデの手腕には初めから疑問が」元バルサSDアビダル氏が告白「ポチェッティーノを推していた」
2021.03.23 16:55 Tue
2018年夏から2020年夏までの間、バルセロナでスポーツ・ディレクター(SD)を務めていたエリック・アビダル氏がイギリス『テレグラフ』の独占インタビューに応じ、かつてエルネスト・バルベルデ監督の解任を提言していたことを明かした。
バルベルデ氏は2017年5月から2020年1月までバルセロナの指揮官を務めた人物。その間、ラ・リーガを2度、コパ・デル・レイを1度制覇する結果を残したが、2019-20シーズンでは低調なパフォーマンスでファンからの支持も下がり、スーペルコパでアトレティコ・マドリーに敗れた直後に解任となった。
だが、実はアビダル氏はそのもっと前から、バルベルデ氏の手腕に懸念を抱いていたという。さらに、後任リストには、実際にバルベルデの後を継ぐことになったキケ・セティエン氏のほか、当時トッテナムの指揮官を務めていたマウリシオ・ポチェッティーノ氏の名前が並んでいたという。
「2018年の12月、監督やチームの分析を行った結果、私は監督を変えるべきだという結論に至った。すぐに会長にそのことを伝えたが、彼の答えはノーだった。私の提案に反対した2カ月後に契約を更新することを決めていたのだ。私はそれを受け入れたが、少しモヤモヤしていたよ」
「私のリストには、ポチェッティーノ、セティエン、(マクシミリアーノ・)アッレグリ、そしてチャビの名前が含まれていた。キケはその後就任したが、私のファーストチョイスはポチェッティーノだった」
「政治的な問題があることはわかっていたよ。役員会で私の主張を伝えたところ、答えは技術的な面ではなく、エスパニョールに関する問題にフォーカスしていたからね」
「彼がバルサの監督をするくらいなら、アルゼンチンに行った方がマシだと言ったことは、クラブを尊重していないと考える一部の人々が持つエゴだけの問題だったのだ」
バルベルデ氏は2017年5月から2020年1月までバルセロナの指揮官を務めた人物。その間、ラ・リーガを2度、コパ・デル・レイを1度制覇する結果を残したが、2019-20シーズンでは低調なパフォーマンスでファンからの支持も下がり、スーペルコパでアトレティコ・マドリーに敗れた直後に解任となった。
だが、実はアビダル氏はそのもっと前から、バルベルデ氏の手腕に懸念を抱いていたという。さらに、後任リストには、実際にバルベルデの後を継ぐことになったキケ・セティエン氏のほか、当時トッテナムの指揮官を務めていたマウリシオ・ポチェッティーノ氏の名前が並んでいたという。
「私のリストには、ポチェッティーノ、セティエン、(マクシミリアーノ・)アッレグリ、そしてチャビの名前が含まれていた。キケはその後就任したが、私のファーストチョイスはポチェッティーノだった」
「私は最高の監督を連れてくる必要があると提言した。彼が以前にエスパニョールを率いたという政治的な事は関係なく、私は最高の指揮官を望み、彼がその一人だった。我々の計画に合致するベストな一人だったのだ」
「政治的な問題があることはわかっていたよ。役員会で私の主張を伝えたところ、答えは技術的な面ではなく、エスパニョールに関する問題にフォーカスしていたからね」
「彼がバルサの監督をするくらいなら、アルゼンチンに行った方がマシだと言ったことは、クラブを尊重していないと考える一部の人々が持つエゴだけの問題だったのだ」
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