ボルシアMGで躍動する仏代表FWプレアが決めた圧巻のゴールショー【ハットトリック・ヒーローズ】

2021.01.31 22:00 Sun
Getty Images
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ボルシアMGのフランス代表FWアラサン・プレアが決めたハットトリックだ。
◆ボルシアMGのエースが見せたハットトリック

名門リヨンで育ったプレアは、ニースでのプレーを経て、2018年夏にボルシアMGに加入。加入初シーズンから得点を量産し、一気にチームのエースへと成長した。

センターFWや左右のウイングを主戦場に最前線で攻撃を引っ張るプレアだが、2018年11月10日に行われたブンデスリーガ第11節のブレーメン戦では、圧巻のハットトリックを決めている。
まずはスコアレスで迎えた39分、ボックス内右で味方からのパスを収めたプレアは、相手からの厳しいマークを振り切ると左足でシュート。低めを狙ったシュートをゴール左に決め、先制点を挙げる。

続いて後半開始直後の48分、右サイドからMFトルガン・アザールが送った鋭いグラウンダーのクロスにプレアが合わせると、シュートはGKの股を抜き、相手を突き放す追加点を奪った。

そして直後の52分、味方のパスからボックス内左に抜け出したDFオスカー・ヴェントが折り返しのボールを中央に入れると、プレアが落ち着いてシュートをゴール左に決め、見事なハットトリックを達成した。

この後ブレーメンが1点を返したものの、プレアの3得点を挙げる大活躍により、ボルシアMGがアウェイでブレーメンを3-1で破っている。

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バイエルンがケインPK弾で新年白星スタート! ボルシアMGは板倉滉や守護神ニコラス奮闘も連勝ストップ【ブンデスリーガ】

ブンデスリーガ第16節、ボルシアMGvsバイエルンが11日にシュタディオン・イム・ボルシア・パルクで行われ、アウェイのバイエルンが0-1で勝利した。なお、ボルシアMGのDF板倉滉はフル出場、FW福田師王は93分から途中出場。バイエルンのDF伊藤洋輝は負傷欠場した。 2024年のブンデスリーガの戦いを首位で終えたバイエルン。2025年の初戦では直近2連勝で8位に浮上した難敵相手に連勝を狙った。 コンパニ監督は5-1で圧勝した前節のRBライプツィヒ戦から先発3人を変更。ペレツに代わって守護神ノイアーが復帰した一方、累積警告のウパメカノと体調不良でベンチ外のムシアラに代えてダイアー、ミュラーを起用した。対するホームチームでは板倉がスタメンで起用された。 立ち上がりから相手陣内でハーフコートゲームを展開するバイエルン。ケインとミュラーがディフェンスラインと積極的に駆け引きを繰り返すなか、浮いたオリーズや3列目の選手が攻撃にアクセントを加えていく。ただ、板倉とエルベディを中心に集中したホームチームの守備を揺さぶり切れない。 守るホームチーム、攻めるアウェイチームという構図の下で拮抗した展開が続くなか、23分にはバイエルンにビッグチャンス。ボックス付近でのパス交換からボックス手前右のキミッヒが精度の高いワンタッチクロスをゴール前のスペースへ流すと、これに抜け出したミュラーが左足シュート。だが、この至近距離からのシュートはGKニコラスの左手を使ったファインセーブに阻まれた。 この決定機を逃したバイエルンは引き続きボールを握り、ボルシアMGに1本のシュートも許さなかったものの、攻めあぐねる状況を打開できぬままハーフタイムを迎えた。 互いに修正を施して臨んだ後半は守勢のホームチームがアグレッシブな入りを見せる。前からボールを奪いに行く姿勢を示すと、49分にはライツの正確な右クロスにファーで反応したクラインディーストがヘディングシュート。ただ、このファーストシュートはクロスバーの上を越えた。 一方、面食らったバイエルンも52分にはロングカウンターの形からサネが強烈な左足シュートを枠の左隅へ飛ばす。だが、これはGKニコラスの再びの好守に阻まれた。この直後にコンパニ監督はミュラーを下げてコマンを投入。前線の配置に変化を加える。 すると、66分にはボックス内でウルリッヒに倒されたオリーズがPKを獲得。これを名手ケインがきっちりGKの逆を突いて先制点を挙げた。 守備陣の奮闘で耐えながらも先手を奪われたボルシアMGはここから交代カードを切りながらリスクを冒して前に出て行く。しかし、決定機まであと一歩という場面が目立つ。 これに対してオープンな展開のなかで前線の個の力を活かしたカウンターが機能し始めたバイエルンは、コマンの仕掛けを軸に再三2点目のチャンスが訪れる。しかし、ゴレツカ、アルフォンソ・デイビス、ニャブリの決定機はGKニコラスの驚異のセーブに阻まれ続けてトドメを刺せない。 守備陣の奮闘で勝ち点の可能性を残したホームチームは、後半アディショナルタイムに福田を最後の交代カードとして切ったが、バイエルンの集中した守備を前にゴールをこじ開けることはできず。 この結果、善戦のボルシアMGを振り切ったバイエルンが新年白星スタートを飾り、首位を堅持している。 ボルシアMG 0-1 バイエルン 【バイエルン】 ハリー・ケイン(後23[PK]) 2025.01.12 04:38 Sun

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