頭蓋骨骨折ヒメネスのシーズン中の復帰は? ウルブス監督が慎重な姿勢も期待「前向きに考えている」

2021.01.27 13:55 Wed
Getty Images
ウォルバーハンプトンヌーノ・エスピリト・サント監督が、メキシコ代表FWラウール・ヒメネスの今シーズン中の復帰について語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

ヒメネスは昨年11月29日に行われたプレミアリーグ第10節アーセナル戦で、DFダビド・ルイスと競り合いの際に接触。ピッチ上で一時意識不明となり、病院に緊急搬送。頭蓋骨を骨折しており、手術を受ける重傷を負っていた。

その後12月前半には退院しており、現在はリハビリに励んでいる状況。チームの練習場を訪問したり、試合観戦をする姿もたびたび目撃されている。
そんなヒメネスの今シーズン中の復帰について、記者会見で尋ねられたヌーノ監督は、「そうなることを前向きに考えている」と回答。ヒメネスが順調な回復を見せていることを報告した。

「彼が日に日に良くなっているのは素晴らしいニュースだ。彼は脳震とうの検査を受け、負傷前のような結果を出した。これには私だけではなく、医療スタッフ全員も驚いている。彼は非常によく頑張っている」
「彼が走ったり、ウェイトを持ち上げたり、強度の高いトレーニングをしているのを見ただけで、みんなのテンションが上がる。なぜならチーム全員が彼を第一に考えているからだ。ラウールが健康でいてくれることを望んでいるし、そうすればチームにとって重要な選手であるラウールを取り戻すことができるだろう。我々にとって最大の喜びは、彼がそばにいることだよ」

ここまで希望の持てる経過を話していたヌーノ監督だったが、一方でヒメネス復帰のためには慎重にならなくてはいけないということを強調。正しい状況判断とプロセスが重要だと語った。

「本当に忍耐強く、正しい判断をしなければならない。そのためには外科医の判断や、頭蓋骨のスキャンが必要になってくるだろう。我々は急いだり、リスクを取ることはない」
「彼の顔は常に笑顔で、経験したプロセスを認識している。そしてより強くなって復帰したいと確信している」

「ヘディングにどう対処するか。加速や減速、ジャンプ、衝撃に脳がどう反応するかは、また別の問題だ。それは時間が経てばわかることだろう」

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ルベン・ネヴェス、夢のバルセロナ行きは叶う? チャビ監督は違う選手を求めるも、資金調達次第で実現か

バルセロナでのプレーを夢見るウォルバーハンプトンのポルトガル代表MFルベン・ネヴェス(26)だが、ハードルはいくつか残されているようだ。 ポルトの下部組織育ちのルベン・ネヴェスは、2014年7月にファーストチームに昇格。2017年7月にウォルバーハンプトンへと完全移籍で加入した。 当時もビッグクラブが関心を寄せていたルベン・ネヴェスだったが、代理人のジョルジュ・メンデス氏との繋がりが深いウォルバーハンプトンへの移籍が決定。チャンピオンシップ(イングランド2部)での戦いも経験しながら、ここまで公式戦252試合に出場し30ゴール13アシストを記録している。 今シーズンもプレミアリーグで34試合に出場し6ゴール1アシスト。ポルトガル代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)も経験した中で、ウォルバーハンプトンとの契約が残り1年となる今夏の退団が噂されている。 予てからバルセロナでのプレーを夢見ていたルベン・ネヴェスだが、バルセロナも獲得を希望。しかし、周知に事実でもある財政的な問題が大きくのしかかり、獲得のためにはそれ相応の選手の放出が条件となってしまう。 昨夏もルベン・ネヴェスの獲得に動いていたバルセロナだが、資金が足りずに断念。メンデス氏との話し合いは長きにわたって続けられている。 今夏退団が決定しているスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの後継者とも見られるルベン・ネヴェスだが、チャビ・エルナンデス監督は確信を持っていないとされ、レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの方が欲しいと考えているようだ。 また、メンデス氏はバルセロナにも顧客を抱えており、スペイン代表FWアンス・ファティを高値で売却する可能性がある状況。そうなれば、ルベン・ネヴェス獲得の資金を手にすることが十分でき、ウォルバーハンプトンとの繋がりから、安く抑えることも可能と見られている。 模範的なプレーヤーであり、実力は十分。ただ、ウォルバーハンプトンでは夢であるチャンピオンズリーグ(CL)出場を叶えるのはかなり厳しい状況。チャビ監督のゴーサインも必要だが、夢を叶えることは可能だろうか。 2023.05.23 18:27 Tue
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東京生まれの17歳MFがウォルバーハンプトンとプロ契約! U-17イングランド代表としてもプレー

ウォルバーハンプトンは23日、アカデミー育ちのU-17イングランド代表MFルーク・ローリングス(17)とプロ契約を締結した。 U-18チームでレギュラーとしてプレーするローリングスだが、実は東京生まれ。その後イングランドへと渡り、ウォルバーハンプトンのアカデミーに13歳で入団した。 アンダー世代のイングランド代表としてもプレーしてきたローリングスは、ボランチを主戦場としており、インサイドハーフやセンターバックでもプレーする。 すでにファーストチームのトレーニングにも参加し、昨夏はアメリカ遠征にも帯同するなど、将来が期待されている1人だ。 U-21チームでもプレーするローリングスは初のプロ契約を締結。アカデミーのマネージャーを務めるジョン・ハンター・バレット氏がローリングスについてコメントしている。 「ルークのこれまでの努力とクラブへの貢献に報いるため、初の契約オファーを出すことができて嬉しく思う」 「ルークがこれまで見せてきたことは、我々を驚かせたものではありません。我々は常に、彼のポテンシャルと期待に基づいて行動し、決断を下している。しかし今、彼が設定した基準によって、彼はプレーとともに成長していることを示してくれた」 2025.04.24 23:55 Thu

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