クラブが昇格の申請をしていなかったウォルバーハンプトン、女子チームへの支援を約束「今後は毎年申請する」
2025.05.12 22:35 Mon
ウォルバーハンプトンは女子チームに誠意を見せる
クラブに昇格の意思が全くなかったことが大きな話題を呼んでいるウォルバーハンプトン。クラブは選手たちから大きな批判を受けたことを受け、今後は適切なサポートをしっかりとしていくことを約束したようだ。『The Athletic』が伝えた。
ウォルバーハンプトン・ウィメンは女子3部リーグに当たるFA女子プレミアリーグ・ノーザンディヴィジョンを戦っていた。
今シーズンは最終戦でリバプール・フェデラーに6-0と圧勝。首位のノッティンガム・フォレストとは勝ち点差3の2位に終わっていた。
優勝チームののみがウィメンズ・チャンピオンシップ(イングランド女子2部)に昇格できるため、ウォルバーハンプトンは成績で足りなかったが、結果次第では優勝の可能性もあった状況。しかし、なんとクラブは2部昇格に必要な申請書を提出すらしていなかったことが発覚した。
チームの躍進とは裏腹に、クラブの不手際が発覚。試合後には選手たちにこのことが通達され、号泣する選手も多くいたという。
「ウルブズ女子チームは我々のサッカーファミリーにとって重要な一員であり続け、我々はチームの持続可能で競争力のある未来を築くことに尽力しています」
「女子チームの体制強化が必要であることは認識しており、すでにその取り組みを開始しています。我々の計画には、商業、財務、マーケティング、スポーツ運営といった主要分野における基盤強化が含まれており、ウルブズ女子チームが繁栄するために必要なインフラを確実に整えることを目指しています」
「今後、我々はスポーツでの実績に応じて毎年2部へのライセンスを申請し、ピッチ上でのあらゆる実績が適切な手順と文書によって裏付けられることを保証します」
「ウルブズ・ウィメンは今後も前進を続けられると信じています。そして、その信念は、組織、サポート、コミュニケーション、そしてリーダーシップの向上によって支えられるでしょう。我々は、まさにその実現に尽力しています」
選手たちを落胆させたクラブの判断。昇格を申請するためには、推定で150万ポンド(約3億円)がかかるインフラ整備などの費用がかかるとのこと。そのため、クラブはこれを渋って申請をしていなかった。
一方で、男子チームには多額の投資を行い、積極的に選手も補強。男女格差が大きく浮き彫りとなり、クラブとしての姿勢に多くの批判的な声も集まっていた。
また、プロ契約選手が1人もチームにいない状況だが、その方針を変えるつもりはないとのこと。インフラ整備などは行うものの、やはり女子チームに多くの投資をする気はないようで、サポーターを完全に納得させることはできていないようだ。
ウォルバーハンプトン・ウィメンは女子3部リーグに当たるFA女子プレミアリーグ・ノーザンディヴィジョンを戦っていた。
今シーズンは最終戦でリバプール・フェデラーに6-0と圧勝。首位のノッティンガム・フォレストとは勝ち点差3の2位に終わっていた。
チームの躍進とは裏腹に、クラブの不手際が発覚。試合後には選手たちにこのことが通達され、号泣する選手も多くいたという。
チームは選手たちと会談を行い12日に声明を発表。女子チームへの支援をしっかりと約束を果たし、今後は毎シーズン昇格を申請することを約束した。
「ウルブズ女子チームは我々のサッカーファミリーにとって重要な一員であり続け、我々はチームの持続可能で競争力のある未来を築くことに尽力しています」
「女子チームの体制強化が必要であることは認識しており、すでにその取り組みを開始しています。我々の計画には、商業、財務、マーケティング、スポーツ運営といった主要分野における基盤強化が含まれており、ウルブズ女子チームが繁栄するために必要なインフラを確実に整えることを目指しています」
「今後、我々はスポーツでの実績に応じて毎年2部へのライセンスを申請し、ピッチ上でのあらゆる実績が適切な手順と文書によって裏付けられることを保証します」
「ウルブズ・ウィメンは今後も前進を続けられると信じています。そして、その信念は、組織、サポート、コミュニケーション、そしてリーダーシップの向上によって支えられるでしょう。我々は、まさにその実現に尽力しています」
選手たちを落胆させたクラブの判断。昇格を申請するためには、推定で150万ポンド(約3億円)がかかるインフラ整備などの費用がかかるとのこと。そのため、クラブはこれを渋って申請をしていなかった。
一方で、男子チームには多額の投資を行い、積極的に選手も補強。男女格差が大きく浮き彫りとなり、クラブとしての姿勢に多くの批判的な声も集まっていた。
また、プロ契約選手が1人もチームにいない状況だが、その方針を変えるつもりはないとのこと。インフラ整備などは行うものの、やはり女子チームに多くの投資をする気はないようで、サポーターを完全に納得させることはできていないようだ。
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