マグワイアの相棒にヴァラン? ユナイテッド今度こそチャンスありか

2020.11.19 22:45 Thu
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドレアル・マドリーのフランス代表DFラファエル・ヴァラン(27)獲得のチャンスがあるようだ。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が報じている。

ユナイテッドは昨夏、ディフェンダー史上最高額の移籍金8000万ポンド(現レートで約109億8000万円)でイングランド代表DFハリー・マグワイアをレスター・シティから獲得。しかし、マグワイア自身の問題に加え、スウェーデン代表DFビクトル・リンデロフら相棒役の振るわないパフォーマンスもあって守備面は相変わらず安定感を欠いている。

そのため、新たなセンターバックの獲得を求める声が強く、RBライプツィヒのフランス代表DFダヨ・ウパメカノらが候補として挙がっている。
そういった中、地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』は過去に幾度となく獲得候補に挙がっていたヴァランの獲得を薦めている。

ユナイテッドとヴァランの関係はサー・アレックス・ファーガソン時代まで遡る。当時、ファーガソン監督はRCランスに在籍していた18歳の若手DFの獲得に迫っていたが、当時マドリーのリクルート部門で働いていたジネディーヌ・ジダン現監督の介入によって、寸前のところで取り逃すことに。代わって加入したのが元イングランド代表DFフィル・ジョーンズだった。
さらに、ジョゼ・モウリーニョ監督時代の2018年夏にもポルトガル人指揮官のリクエストを受けて獲得に乗り出したが、マドリーで充実した日々を送り1億ポンド(現レートで約137億3000万円)の値付けがされていた25歳のフランス代表DFの獲得はまたしても失敗に終わった。

しかし、27歳にしてチャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップなど、獲得可能な主要タイトルをほぼ手にしてきたヴァランに関してはモチベーションの低下が指摘されており、昨シーズンのCLではマンチェスター・シティ戦でベスト16敗退の戦犯となった他、ここ最近の試合でも失点に絡むミスが目立っている。

そのため、契約年数(2022年まで)の減少を含めてヴァランの市場価値は下落しており、ユナイテッドにとってより手が出しやすくなっている。さらに、同選手が9月に変更した新たなエージェンシーはユナイテッドと良好な関係を築いている『Base Soccer Agency』というところも追い風となっているようだ。

また、ジネディーヌ・ジダン監督は未だにヴァランに厚い信頼を示しているが、同時にフランス人指揮官はフランス代表MFポール・ポグバと同国代表FWキリアン・ムバッペの獲得を希望していると見られており、新型コロナウィルスの影響で財政面の問題を抱える中でヴァランの売却で費用の一部を賄うことも考慮しているようだ。

ここ最近、パフォーマンスを落としているものの、高い身体能力と守備センスに加え、20代にして百戦錬磨の経験を持つヴァランは、マグワイアの理想的な相棒と目される。加えて、幼少期からのユナイテッドファンで、憧れのプレーヤーにリオ・ファーディナンドの名前を挙げている点も獲得に向けた好材料と言えるだろう。

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今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon
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ユナイテッドを「史上最悪のチームかも」と評したアモリム監督…発言には疑問の声も「評論家のようだ」「誰もが弱いと知ってはいるが…」

元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が発したコメントを批判した。 今シーズン、中々不振から抜け出せずにいるユナイテッド。開幕から思うような結果を残せずにいると、3シーズン目を迎えていたエリク・テン・ハグ監督を昨年10月に解任した。 その後、クラブはスポルティングCPで辣腕を振るっていたアモリム監督を招へい。しかし、状況は厳しいままであり、先週末に行われたプレミアリーグ第22節ではブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に1-3の完敗。順位は13位に低迷しており、浮上のきっかけを掴めずにいる。 そのブライトン戦後、失望を露わにしたアモリム監督は「プレミアリーグ10試合で2勝。我々はマンチェスター・ユナイテッド史上最悪のチームかもしれない。(メディアが)見出しを欲しがっているのは知っているが、(最悪のチームと)認めて変える必要があるからこそ言うんだ。さあ、見出しをつけてくれ」とコメント。これが物議を醸すこととなった。 イギリス『スカイ・スポーツ』でキャラガー氏は、アモリム監督の発言を批判。確かに現在のユナイテッドは弱いとしつつ、他ならぬ指揮官が公の場でそれを認めるメリットはないと断じている。 「私はギャリー・ネビルほどマンチェスター・ユナイテッドの歴史に詳しいわけではないが、監督の発言としては最も奇妙で馬鹿げたものの一つだと言わざるを得ないだろう」 「なぜあんなコメントをしたのか…あれは私のような評論家の立場でするようなコメントだ。監督はそれに対して、擁護するべき立場だろう。彼があのコメントによって何を得るのか、どんな利益があるのか​​がわからない」 「我々は誰もが、マンチェスター・ユナイテッドは弱いチームだと知っている。彼らはホームでブライトンにまたも敗北した。厳しいシーズンであることも、弱いチームであることもわかっている。彼は気を緩めてしまったのだろう。そしてこのコメントは、残りのシーズン中ずっと彼の頭から離れないはずだ」 「彼は記者たちに『見出しをあげるよ』と言った。監督として、なぜそんなことをしたいのかが私にはわからない。チームが今後自信をつけるのには役立たないだろう」 「私が言いたいのは、監督は今からシーズン終了までロッカールームに入って、どこが相手でも勝つ自信を選手に与えられるよう鼓舞できるのかということだ。監督は、自分たちが史上最悪のチームの一つだと言ったのだからね。彼がそれで何を得られるのか、私にはまったくわからない」 2025.01.21 17:20 Tue

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