マジョラルが新天地ローマで意気込み! 移籍の経緯も説明「ジダンは僕を引き留めたかった」

2020.10.15 17:39 Thu
Getty Images
ローマに加入したスペイン人FWボルハ・マジョラル(23)が新天地での意気込みを語っている。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

レアル・マドリーの下部組織出身のマジョラルは、ヴォルフスブルクやレバンテでの武者修行を経て今夏にマドリーに復帰。しかし、出場機会を求めて今月2日に買い取りオプション付きのレンタルでローマに新天地を求めた。

14日にメディア向けのお披露目会見に出席した23歳のスペイン人FWは、まず移籍の経緯について改めて説明している。
「僕は本当にローマに入りたかったんだ。移籍が遅れてしまったのは事実だけど、重要なのは僕がここにいるということさ」

「この夏の間、代理人はローマや他の多くのクラブが僕に興味を持っていると言っていたけど、個人的にはローマに興味を持っていたんだ。レアルは僕の残留を望んでいたけど、最終的には移籍させてくれた。望んでいたクラブへの加入を許してくれたレアル・マドリーに感謝したいよ」
「個人的に疑うことなく、ローマを自分の目的地と見ているよ。ここに来てまだ10日しか経っていないけど、自分が選んだ選択に満足しているんだ。クラブにもチームメイトにもね。今の僕はレアル・マドリーのプレーヤーというよりも、間違いなくローマのプレーヤーだよ」

ローマ加入が移籍市場閉幕直前までずれ込んだのは、マドリー側がマジョラルとセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(22)のいずれを放出するか迷っていたことが理由のひとつに挙げられる。マドリー生え抜きのストライカーは、ジネディーヌ・ジダン監督との会話を含め、その詳細を明かしている。

「プレシーズンの時期に、できるだけ早く退団したいとクラブに伝えたんだ。その後、ジダンとの話し合いがあり、ジダンは僕を引き留めたいと言っていたんだ。だから、結果的に長く残ることになったんだ」

「クラブはジダンの要求に耳を傾け、僕を引き留めようとしていたと思う。たぶん、彼らはヨビッチを僕の代わりに去らせるつもりだったけど、最終的に僕にとって良い結果になった」

「ジダンのオフィスで彼と話をして、このオファーを受け入れることが自分にとっていかに重要であるか、列車に乗り遅れないことがいかに重要であるかを説明したんだ」

最後に、マジョラルは自身の強み、ポジションを争うボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコについても言及している。

「僕は若いストライカーで、成功したいという強い願望を持っている。同時にすでにトップリーグでかなりの経験を積んでいると思っているよ。ゴールを決めることもできるし、ボックス内では鋭く、ボックスの外では他のプレーヤーをプレーに引き込むために適切な動きをするのも得意だ。アシストもできるし、周りのプレーヤーを助けることもできる。それらすべてはモダンプレーヤーにとって必要な典型的な資質だと思うよ」

「(ジェコとの共存は可能か?)もちろんさ。ジェコがどんなフットボーラーかを知っているし、彼は僕とは別のプレーヤーだ。なぜ僕らが前線で共存できないって思うんだい? それに異なるスキルを持つ2人のストライカーがいることはチームにとって有用さ。僕らは互いを補完し合えると思うよ」

「自分自身を彼の後釜やバックアップだと思っていない。もちろん、偉大なプレーヤーであるジェコから多くのことを学びたいと思っているよ」

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そして今週はイギリスでキャンプしていたレガネスはバーンリー(イングランド2部)戦に続き、土曜のシェフィールド・ウェンズデー(同)戦もスコアレスドローで終わり、日曜に1部再昇格の功労者であるイラオラ監督率いるボーンマスと対戦したラージョは1-0の敗戦。マドリッドの弟分たち全員がまだ、このプレシーズンで白星を挙げていないのは気になるところなんですが、いや、ホント、勝っているのはアトレティコだけなんですって。というのも土曜深夜にニュージャージーでアメリカツアー2試合目のクラシコ(伝統の一戦)を迎えたお隣さんも…。 そう、開始11分には落雷警報で選手にも観客にも避難命令が出て、試合が一時中断。1時間半後に再開されるという、ハプニングがあったバルサ戦でもマドリーはミラン戦に続いて、負けちゃったんですよお。前半22分にはギュレルがゴールを決めながら、オフサイドで認められなかった不運もあったものの、42分にはカンテラーノ(バルサBの選手)満載の相手にアレクス・バジェのクロスから、レバンドフスキが撃ち損じたシュートをパウ・ビクトルにヘッドされ、先制点を奪われると、後半9分にも再び、パウ・ビクトルがGKクルトワを破って、doblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成。 その当人も昨季はジローナからのレンタルでBチームでプレーして、チーム内得点王になったことから、300万ユーロ(約5億円)で買い取られたFWとなると、筋肉痛のバジェホに代わって、現地でチームに合流したばかりのミリトンが先発していたとて、ちょっと不安にならない?この日もエンドリックはゴールデビューできず、後半途中から入ったビニシウスももちろん、ミリトンと同じ状況とあって、結局、37分にギュレルのCKをニコ・パスがヘッドして、1点を返すだけに留まることに(最終結果1-2)。 いえまあ、これで夏のアメリカツアークラシコでは4連敗とはいえ、「バルサに負けるのはプレシーズンでも嫌だけど、cuando cuenta es durante la temporada/クアンドー・クエンテ・エス・ドゥランテ・ラ・テンポラーダ(大事なのはシーズン中だからね)」(クルトワ)というのは事実ですからね。アンチェロッティ監督も「慌てることはない。ウチは多くの選手がまだいないし、esto es para coger la forma/エスト・エス・パラ・コヘール・ラ・フォルマ(これはフォームを整えるための試合だから)」と落ち着いたもんでしたが、せめて水曜午前1時(日本時間午前8時)からのチェルシー戦ぐらいは勝っておかないと。エムバペ、ベリンガム、カルバハル、カマビンガ、チュアメニ、メンディが戻るのは帰国後になりますし、実質、今季初公式戦となるUEFAスーパーカップ、アタラタンタ戦は現メンバーで戦うとなれば、勝ち癖をつけるのも必要なんじゃないでしょうか。 2024.08.05 19:00 Mon

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max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CwLE-mOoUm4/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; 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ローマ保有の『フリードキン』が仏4部のASカンヌを買収…かつてジダンら輩出も長らく低迷

ローマのオーナーを務めるアメリカのコンソーシアム『フリードキン・グループ』が、フランス4部のASカンヌを買収した。 『フリードキン・グループ』はアメリカにおける『トヨタ自動車』のメジャーディーラーの1つ、『Gulf States Toyota Distributors』を経営するコンソーシアム。 2020年8月にはセリエAのローマを買収し、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ制覇など、名門復活に向けてクラブの立て直しを図っている。 その『フリードキン・グループ』は、昨年からアメリカ『ゴールドマン・サックス』からの打診を受けてカンヌ買収交渉を開始していた。 そして、26日にすべての手続きが完了し、ローマの現副会長であるライアン・フリードキン氏がクラブの新会長に任命された。 フリードキン氏はプレスリリースを通じて、歴史あるクラブの新会長に就任した喜びを語っている。 「このような伝説的なフットボールクラブに加入でき、エキサイティングな時を過ごしている」 「カンヌとフランスのこの地域は常に私たちの心の中で特別な場所を占めてきました。私の家族にドラゴンズの伝統を継承する機会を与えてくれたダビド・リナール市長と(前会長である)アニー・コートデに感謝したい」 「クラブがさらなるリーグ昇格に向けて競争力を発揮できるように、そしてサポーターと街に誇りを持ってもらえるよう、できる限りのことをしていきたいと思っている」 カンヌは1902年に創設された歴史のあるクラブで、ジネディーヌ・ジダンやパトリック・ヴィエラというフランス代表のレジェンドを輩出。 しかし、近年は財政難の影響もあって低迷が続き、2014年には慢性的な負債を理由に7部へ強制降格。現在はフランス4部にあたるナシオナル2に所属している。 一方、『フリードキン・グループ』にとってはローマに続く2クラブ目の保有クラブとなる。 2023.06.27 21:41 Tue
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モウリーニョ解任のローマに“レジェンド”デ・ロッシが帰還! 監督就任に「この感動は言葉では言い表せない」

ローマは16日、新監督にダニエレ・デ・ロッシ氏(40)が就任することを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの残りシーズンとなる。 デ・ロッシ新監督は、ローマ育ちでアカデミー出身者。2002年にファーストチームに昇格すると、2019年7月にボカ・ジュニアーズに移籍するまでプレー。ローマ時代には2007年、2008年にはコッパ・イタリアで優勝。2007年にはスーペル・コパも制し、フランチェスコ・トッティ氏が引退してからはキャプテンとしてチームを支えた。 引退後はイタリア代表のテクニカルコーチを務め、2021年のユーロ優勝に貢献。2022年10月から2023年2月まではSPALで指揮を執っていたが、半年でわずか3勝に終わり解任されていた。 ローマでは公式戦通算616試合に出場し63ゴール。18年間プレーしたクラブに監督として復帰することとなったデ・ロッシ新監督は、クラブを通じてコメントしている。 「ローマのテクニカル面でのリーダーシップの責任を私に託してくれたフリードキンファミリーに感謝したい。私としては、今からシーズン終了までの間に待ち受ける試練に立ち向かうため、日々の犠牲を払い、自分の中にある全てを捧げる必要があると思っている」 「ベンチに座ることができる感動は言葉では言い表せない。私にとってローマがどんな存在であるかは、誰もが知っているが、我々全員を待っている仕事は既に引き受けた」 「我々には時間がなく、選択肢もない。競争力を持ち、目標のために戦い、達成しようとすることがスタッフと私が自分たちに与える唯一の優先事項だ」 ローマは16日、4シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。就任1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグで優勝。2022-23シーズンはヨーロッパリーグで決勝に進むも、セビージャにPK戦の末に敗れて準優勝。今シーズンはリーグ戦で序盤から調子が上がらず、14日に行われたセリエA第20節でミランに敗れ、3戦未勝利となっており、9位と苦しんでいた。 2024.01.16 22:15 Tue

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