ルヴァンカップ、ベスト8に残った各クラブ選手が準々決勝へ意気込みを語る!

2020.08.13 18:20 Thu
©超ワールドサッカー
Jリーグは13日、YBCルヴァンカップのプライムステージ組み合わせ抽選会を実施した。例年とは異なりYouTubeのJリーグ公式チャンネル「JリーグTV」で開催。各クラブから代表選手も登場し、オープンドローを行なった。

組み合わせ決定後、対戦カードごとに原博実Jリーグ副理事長がインタビューしていった。
◆北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜F・マリノス

昨シーズンは決勝で川崎フロンターレ相手にPK戦の末に敗れた札幌のDF進藤亮佑は「良い試合ができてどっちに転んでもおかしくない展開で、最後はPKでした。僕が外して決まってしまったので、この大会に対する想いは人一倍強いです」とコメント。2019シーズンの決勝のリベンジを果たしたいと意気込んだ。
一方、今シーズンはSC相模原へ期限付き移籍していたものの、復帰した横浜FMのFW松田詠太郎は「どこと当たっても自分たちのサッカースタイルを貫いていきたいと思います」とコメントした。

原副理事長から決勝に行きたい想いについて聞かれた進藤は「まだタイトルを獲得したことがないので、そこに対する想いはあります」とコメント。「マリノス戦は得点がどちらも入るので、観ている方も楽しめると思います」と語り、攻撃的な両チームの対戦を楽しみにしてほしいと語った。

また、「PKの練習をしておくように」と言われると、「PKだけはならないように、全員で協力して、チームの力が必要なので、頑張っていきたいと思います」と返し、決勝でもPKにならない戦いをしたいと語った。

◆セレッソ大阪 vs 柏レイソル

原副理事長から「カップ戦は強そうな印象があるけど?」と聞かれたC大阪のFW都倉賢は「今年は昨年以上に各ポジションの競争が激しくなったと思います。昨日はルヴァンカップでメンバーをいじってもしっかり勝てたので、チームの成長を感じています」と語り、チーム力が向上しているとコメントした。

今シーズンガンバ大阪から柏レイソルに加入したFW呉屋大翔。J1に昇格した柏では新戦力の活躍も目立つ中、「やっとネルシーニョ監督のやりたいサッカーを徐々に表現できているかなと思います」と語り、チームとしての形ができてきたと手応えを語った。

◆ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ

抽選会前に各選手に当たりたくないチームを聞いたところ、最も多く名前を挙げられていた川崎F。Jリーグでは今季無敗を継続しており、現在は8連勝中の川崎Fだが、調子についてMF大島僚太は「チームの雰囲気は今までやってきたことと違ったことにチャレンジしているので、全選手が意欲的に取り組めていますし、そういった中での競争もチーム全体にあって、すごく良い雰囲気でできていると思います」と語り、チームとしても良い感触を持っていると明かした。

また、大島のプレースタイルについて「得点に絡もうとしている印象がある」と原副理事長が質問すると「監督からも言われていますし、ポジションも前になったので、関われる意識を持ちながらプレーはしています」と大島がコメント。今季はすでに過去2年に並ぶ2得点を記録している理由を明かした。

さらに、「誰が出てきてもみんな活躍する雰囲気で試合しているように感じる」と原副理事長が印象を語ると「そういう風な雰囲気でできていると思いますし、対戦相手や観ているお客さんにもそういったものが伝わればいいなと思っています」と雰囲気から勝てるものを作っていきたい意欲を語った。

対する神戸のFW古橋亨梧に対して原副理事長は「ここ最近は決定機を外している気がするけど?」と鋭い質問。古橋は「マークが厳しくなっている自覚もありますけど、そのあたりで決めなくてはいけない自覚もあるので、もっと成長できればと思います」と、自身の成長を誓った。

また、「イニエスタからここに出るかというパスがあるけど、あれはやっぱり気持ちいい?」と元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとのプレーについて聞かれた古橋は「そんなところ見てるの?というタイミングで出てきたり、そこに出すの?というタイミングで出してくれます。気持ちいいですけど、外している回数も多いので、もっと決め切れればチームの力になれるかなと思います」とゴール量産を誓った。

◆FC東京 vs 名古屋グランパス

原副理事長もかつて指揮を執ったFC東京、名古屋の参加選手が元FC東京のMF米本拓司ということもあり、和やかな雰囲気に。

ここまでJ1で4位につける好調の名古屋との対戦についてMF内田宅哉は「名古屋は米本選手とか太田選手とか丸山選手とか、結構一緒にやった選手が多いので、楽しみではあります」とコメント。元FC東京の選手が多くプレーする名古屋との対戦を楽しみだと語った。

また、今シーズンの名古屋の印象については「結構点を取るイメージがあって、この前も浦和戦でたくさん点を取っていました。僕としてはすごく点を取るイメージが大きいです」と語り、その攻撃力を警戒した。

一方で、古巣のFC東京と当たることとなった米本。FC東京について「去年は1回も勝てなかったので。監督も代わりましたし、色々な意味で変わりました。明後日はJリーグでFC東京と戦います」と語り、まずは15日に控える明治安田生命J1リーグ第10節での対戦で勝ちたいと語った。

しかし、現在米本は左第3腰椎横突起骨折で離脱中。「僕はケガで出られないので残念としか言えないですけど、ルヴァンカップでは出られたらと思います」とおよそ1カ月後に控えるルヴァンカップでの復帰を誓った。

◆プライムステージ組み合わせ結果
【準々決勝】
9月2日(水)
北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜F・マリノスー[1]
セレッソ大阪 vs 柏レイソルー[2]
ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレー[3]
FC東京 vs 名古屋グランパスー[4]

【準決勝】
10月7日(水)
[1]の勝者 vs [2]の勝者
[3]の勝者 vs [4]の勝者

【決勝】
11月7日(土)


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宮本新会長誕生で『会長の決断』とは/六川亨の日本サッカー見聞録

JFA(日本サッカー協会)は3月23日、新会長に「内定」していた宮本恒靖氏を新たな理事による第5回理事会で、互選を経て第15代の会長に正式に就任したことを発表した。 この会見には22日に亀岡でのU-23日本対U-23マリを取材し、その足で24日のJ2リーグ山口対愛媛、25日に小倉でU-23日本対U-23ウクライナの取材を予定していて移動中だったため参加することができなかった。 ところが仕事仲間が当日、宮本会長の会見を取材した折り、机の上に昨年の会長選の際に作成した“マニュフェスト”があったため、余分に確保して親切にも郵送してくれた。 初めて目にしたマニュフェストの冒頭には「会長選の流れを決定づけた」と言われた岡田武史JFA副会長との対談が6ページにわたってあった。 対談の冒頭、岡田副会長は「代表監督選びについては技術委員会で候補者を選出して、最終的には会長と技術委員長を含めた数名で決めるんだけど、俺は最終的には会長がリーダーシップを発揮して決めなくてはいけないと考えている」と断言した。 その理由として「俺も代表監督時代から言ってはきたけど、技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきことなんだよね」 「自分のサッカー観を持ったうえで決断するわけだから、(会長は)サッカーをしっかりと知っている人のほうが望ましいし、ツネなら言うまでもない」 元日本代表監督で現職の副会長にここまで言われては、会長選に立候補した鈴木徳昭氏の出番はないだろうと思った。鈴木氏は日本代表でもなければ、日産自動車に所属していた時でもJSLでのプレー経験はない。JFAとJリーグ、さらにW杯招致委員会、AFC、東京五輪招致委員会などで実務を担当してきた“裏方”だったからだ。 そして岡田副会長の「代表監督人事は会長」にも納得してしまった。 岡田監督は加茂周前監督からバトンタッチされ、“ジョホールバルの歓喜”で日本を初のW杯へ導いた。しかしフランスでは3連敗を喫したため、岡田監督の続投を求める声は皆無だった。99年にJ2札幌の監督に就任すると、2000年にはJ2優勝とJ1復帰を果たす。さらに03年からは横浜F・マリノスを率いてJ1リーグ連覇を達成するなど黄金時代を築いた。 そんな同氏が再び代表監督に就任したのが07年12月、イビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れたからだった。小野剛JFA技術委員長からの打診だったが、小野はフランスW杯でコーチに抜擢した旧知の仲だけに断ることはできなかっただろう。 こうして臨んだ南アW杯だったが、大会前にちょっとした“事件”があった。JFA会長に犬飼基昭が就任すると、技術委員長の強化担当に原博実を招聘。小野は「育成」の技術委員長と役職が変更になった。それでも小野は南アW杯前のスイス・オーストリアキャンプから岡田ジャパンを陰ながらサポートした。 南アW杯で岡田は日本人監督として初めてグループリーグを突破した。しかしラウンド16でパラグアイにPK戦の末に敗れた。中村俊輔の負傷が長引き、本田圭佑の0トップという大胆な発想も、岡田監督の評価にはつながらなかった。当時のサッカー界に、「監督は4年で代わるもの」という固定観念も少なくなかった。 岡田監督にしてみれば、早稲田大学の後輩であり、Jリーグでは監督としてこれといった実績のない原技術委員長に出処進退を決められるのは納得のできないことだったのではないだろうか。だから監督人事は「技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきこと」と断言したと思えてならない。 この「会長が決断する」流れは田嶋幸三・前会長に受け継がれた。 JSLでのプレー経験こそあれ、Jリーグと代表での経験はないもののその実務手腕を見込んで原技術委員長が招いた霜田正浩(現松本監督)は、原がJFA専務理事に転出すると技術委員長に就任。しかし初めての会長選で原を破って会長に就任した田嶋は、原を2階級降格の理事にすることでJFAでの立場を失脚させる。 田嶋会長はロシアW杯を前に技術委員会を再編し、西野朗を技術委員長に招聘し、霜田をNTD(ナショナル・チーム・ダイレクター)に降格。霜田も自ら身を引くことになった。そしてW杯直前にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野を代表監督に据える人事を強行した。 22年カタールW杯で森保ジャパンはグループリーグでドイツとスペインを倒すジャイアントキリングを演じながらもベスト16でPK戦により散った。反町技術委員長は、一説には元チリ代表のビエルサ監督の招聘に乗り気だったという。しかし田嶋会長は大会直後にも森保続投を支持。森保監督と反町技術委員長との関係に配慮して、山本昌邦NTDを招聘したとの噂もある。そして反町技術委員長は3月を持って退任する予定だ。 代表監督人事は、最終的な決断は会長が下すのはどこの国も同じだろう。では技術委員会の役割は何なのか。これはこれで、はっきりさせておく必要がある。会長が「こう言ったから右に倣え」では、“忖度”であり技術委員会の存在意義そのものが問われかねない。 影山雅永技術委員長(男子)や佐々木則夫技術委員長(女子)などを理事職から外し、理事会のスリム化と女性理事の登用に積極的な宮本新会長。男女の代表戦の放映権の高騰により地上波で試合が見られないなど厳しい船出が待ち受けているかも知れないが、まずはパリ五輪男子の出場権獲得に万全の態勢で臨んで欲しい。 2024.03.30 11:00 Sat

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