GKからボールが一度も地面に触れることなく…クラウチが豪快ボレーシュート【インクレディブル・ゴールズ】
2020.06.11 21:00 Thu
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回は元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏がストーク・シティ時代に決めたゴールだ。
現役時代2メートル超えの長身を武器にターゲットマンとしての地位を確立していたクラウチ氏は、プレミアリーグでは7クラブを渡り歩き通算468試合108ゴール58アシストを記録。自身の代名詞であるロボットダンスを用いたゴールセレブレーションなど記憶に残る名選手だった。
ヘディングでのゴールイメージが強いクラウチ氏だが、ストーク・シティ時代の2012年3月24日に行われたマンチェスター・シティ戦では、アクロバティックなゴールを決めている。
0-0で迎えた59分、GKアスミル・ベゴビッチの前線へのフィードがクラウチまで届くと、MFジャーメイン・ペナントへパス。ペナントが再びヘディングでクラウチに落とすと、クラウチは不格好な形で空中のボールをコントロールした。
このときクラウチはボックスかなり手前に位置し、ゴールに向かって真横を向いていたため、得点の匂いは全く感じられなかった。しかし次の瞬間、クラウチがノールックのまま右足一閃。美しい放物線を描いたボールは、元イングランド代表GKジョー・ハートが守るゴールネットに吸い込まれた。まさかのスーパーゴールにストークのホーム・ブリタニアスタジアムは大いに沸いた。
現役時代2メートル超えの長身を武器にターゲットマンとしての地位を確立していたクラウチ氏は、プレミアリーグでは7クラブを渡り歩き通算468試合108ゴール58アシストを記録。自身の代名詞であるロボットダンスを用いたゴールセレブレーションなど記憶に残る名選手だった。
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クラウチ本人のアクロバティックな動きもそうだが、注目すべきはその過程。GKベゴビッチのロングボールから、ボールは一度も地面に触れることなくゴールに吸い込まれ、ロングボール戦術で知られる当時のストーク監督、トニー・ピュリス氏のサッカーを象徴するようなゴールだった。
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