ザニオーロ父が息子の親友・ケアンのローマ行きを推す「息子が成長の助けになる」
2020.05.13 18:05 Wed
ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの父が、エバートンのイタリア代表FWモイゼ・ケアン(20)のローマ移籍を勧めているようだ。
ユベントスで若くして頭角を現し、将来を嘱望されていたケアン。今シーズンからはエバートンに移籍しプレミアリーグに初挑戦も、ここまでリーグ戦23試合で1ゴール2アシストと鳴かず飛ばず。さらには、ロックダウン(都市封鎖)の渦中にイングランドでハウスパーティを行うなど規律を損なう態度にクラブが愛想を尽かし、放出を画策しているとの報道が出ている。
ケアンの移籍先有力候補としてローマの名が挙がっているが、ローマでエース級の活躍を見せているニコロ・ザニオーロの父・イゴール氏がケアンのローマ加入を推しているようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで考えを語った。
「ニコロは、ケアンが良いやつだと言っていた。時々ふざけ過ぎてしまうことがあったとしてもね」
「あのくらいの年頃の若者にとっては、少しふざけ過ぎてしまうことは自然なことだが、有り余るエネルギーを抑える必要がある」
「ニコロは、自分が間違っていたことを理解したし、ユーロでの過ちから学んでいるようだ。もしケアンがローマに来るならば、息子が彼の成長の手助けになればと思う」
「ニコロは、U-21ユーロ参加当時のような少年に逆戻りしたくはないと考えている。彼はステップアップすることができたし、モイゼが同じことをすることを助けてやってほしい」
ザニオーロとケアンは2019年のU-21ユーロで、大会中ルームメイトとして同部屋で生活していたが、揃ってチームミーティングに遅刻したことにより、試合から外されるなど、共に規律を欠く行動を咎められていた。
イゴール氏は、息子はこの過ちから学習し、成長したとし、ケアンがローマに来た場合、息子がケアンの成長を手助けできるのではないかと考えているようだ。
ユベントスで若くして頭角を現し、将来を嘱望されていたケアン。今シーズンからはエバートンに移籍しプレミアリーグに初挑戦も、ここまでリーグ戦23試合で1ゴール2アシストと鳴かず飛ばず。さらには、ロックダウン(都市封鎖)の渦中にイングランドでハウスパーティを行うなど規律を損なう態度にクラブが愛想を尽かし、放出を画策しているとの報道が出ている。
ケアンの移籍先有力候補としてローマの名が挙がっているが、ローマでエース級の活躍を見せているニコロ・ザニオーロの父・イゴール氏がケアンのローマ加入を推しているようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで考えを語った。
「ニコロは、ケアンが良いやつだと言っていた。時々ふざけ過ぎてしまうことがあったとしてもね」
「ニコロは、自分が間違っていたことを理解したし、ユーロでの過ちから学んでいるようだ。もしケアンがローマに来るならば、息子が彼の成長の手助けになればと思う」
「ケアンが考え方を直すことができれば、ヨーロッパでも最高のストライカーの1人になれる」
「ニコロは、U-21ユーロ参加当時のような少年に逆戻りしたくはないと考えている。彼はステップアップすることができたし、モイゼが同じことをすることを助けてやってほしい」
ザニオーロとケアンは2019年のU-21ユーロで、大会中ルームメイトとして同部屋で生活していたが、揃ってチームミーティングに遅刻したことにより、試合から外されるなど、共に規律を欠く行動を咎められていた。
イゴール氏は、息子はこの過ちから学習し、成長したとし、ケアンがローマに来た場合、息子がケアンの成長を手助けできるのではないかと考えているようだ。
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ローマが新スタジアムの計画を発表した。 ローマは1953年の開場以来、ラツィオと共にスタディオ・オリンピコを本拠地として使用してきた。しかし、幾度か修繕や改修は行っているものの、老朽化が否めないこともあり、クラブは以前から新スタジアム建設への動きを進めていた。 ただ、“地面を掘れば遺跡にあたる”とも言われる「永遠の都」特有の事情もあり、その計画はなかなか進まずにいたが、ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOとローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏ら市議会の代表者との会談を経て、新スタジアムの計画を発表した。 『YouTube』での新スタジアムのイメージ動画と共にクラブは今回の計画を以下のように説明している。 「ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOを代表とするASローマのトップマネジメントは、本日、ローマ市長ロベルト・グアルティエリ氏と会談し、クラブの新スタジアムのエキサイティングな計画について話し合いました」 「会議では、プロジェクトの革新性と、フットボールファンと地域社会の両方に約束される数多くのメリットに対する共通の熱意が示されました」 「プロジェクトのビデオプレゼンテーションのリリースは、新しいスタジアムのユニークなビジョンとモダンなデザインを紹介し、熱狂的な反響を呼びました。このビジョンの鍵となるのは、ヨーロッパ最大となる予定の新しいクルヴァ・スッドです。このクルヴァ・スッドは、ASローマのサポーターの揺るぎない情熱の証となるでしょう」 また、フリードキン副会長は、このプロジェクトがクラブだけでなくローマという都市、地域社会においても新たな価値を創造するものになると確信している。 「本日、ローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏とお会いし、新しいスタジアムのビジョンを発表できたことを光栄に思います。この素晴らしいスタジアムは、ASローマとそのファンの新しいホームであるだけでなく、ローマ市民全員にとってのランドマークでもあります。ヨーロッパ最大のクルヴァとなる予定の新しいクルヴァ・スッドは、サポーターの情熱とエネルギーを体現する強力な焦点となるでしょう。古典的なローマ建築にインスピレーションを得た象徴的なデザインと最先端の設備を備えたこのスタジアムは、フットボールファンから地元のコミュニティまで、すべての人に世界クラスの体験を提供します」 「ASローマの誇りある管理者として、私たちは、クラブの精神と伝統を体現する空間を創り出すとともに、革新と卓越性の世界的なシンボル、そして環境責任のモデルとなることに尽力しています」 「新スタジアムを環境責任のモデルにするという取り組みは、ローマ市長が指摘したように、クラブの価値観やローマ市のより広範な目標と一致しています」 「両者は、開発のさまざまな側面に焦点を当てる作業グループの設立を含む、プロジェクトを進めるためのロードマップについて話し合い、合意しました。これらのグループは、環境基準とコミュニティの関与に細心の注意を払いながら、プロジェクトがスムーズに進むようにします」 「ASローマとそのリーダーシップは、ファンの体験を向上させるだけでなく、コミュニティと環境にプラスの影響を与えるランドマークを作成することに専念しています。新しいスタジアムプロジェクトは、クラブ、ファン、そしてローマ市の誇りのシンボルとなるでしょう」 <span class="paragraph-title">【動画】ローマの新スタジアム構想が発表!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/RE0m08zRgBo" title=" Towards our new stadium " frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.07.25 06:30 Thu4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.18“カペッロ・ローマ”スクデットに貢献した中田/ローマ[2000-2001]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.18</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2000-2001シーズン/ローマ 〜カペッロ・ローマ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2000-01roma.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(54) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">常勝のカペッロ・ローマ</div> 1999-00シーズン、同じ街のライバル・ラツィオにスクデットを獲得され、ローマは屈辱のシーズンに終わった。迎えた2000-01シーズン、チームはフィオレンティーナから“ヴィオラの英雄”バティストゥータを獲得。その他、エメルソンやサムエルといった実力者を手に入れて、スクデットを獲得するために十分な戦力を整えた。 リーグが開幕すると、ローマはトッティの創造性溢れるプレーとバティストゥータらストライカーの決定力で破壊的な攻撃を見せつけた。さらに、就任2年目のカペッロ監督が採用する堅い守備戦術も機能し、着実に勝ち点を積み重ねていく。結局、序盤戦からほぼ独走状態を続けたチームは22勝9分3敗、68得点という成績で18年ぶり3回目のスクデットを戴冠した。 2年目のシーズンとなった当時の日本代表MF中田は、あくまでトッティの控えという位置付けだった。それでも腐らなかった中田は終盤戦の第29節、2位ユベントスとの天王山で大仕事をやってのける。2点ビハインドの中、トッティに代わって投入された中田は、見事なミドルシュートでゴールを奪取。さらに、再び自身のシュートからモンテッラの同点弾を演出した。この大一番での活躍が、ローマのスクデット獲得をより確実なものにしたといっても過言ではないだろう。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">前線のトライアングル</div> カペッロ監督の下、チーム内に規律と結果へのこだわりを植え付けられたローマ。守備面では、3バックの中央に入ったサムエルを中心に堅守を披露。ウイングバックに入ったカフーとカンデラは豊富な運動量で上下動を繰り返した。また、ボランチのエメルソンとトンマージが中盤で相手から自由を奪う。 そして、主に攻撃を担当したのが前線の3枚。トップ下に入るトッティを中心としたトライアングルで高速カウンターを仕掛けて得点を重ねた。中田がこの当時、ローマの攻撃がボールを縦に運ぶのが速すぎると漏らしたほど、彼らはボールを縦へ縦へと繋いで相手ゴールを目指した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランチェスコ・トッティ(23)</span> ローマの“プリンチペ(王子)”が自身の愛する街に栄冠をもたらした。豪快なシュートに加え、柔らかなタッチのトラップやパスなど、ファンタジー溢れるプレーで攻撃陣を操った。13ゴール挙げるなど得点力を発揮したトッティは、ローマのバンディエラとして現役生活を終えた。 2019.04.12 12:00 Fri5