ローマが野戦病院化…クリスタンテ&カリニッチが共に2カ月以上の離脱へ…

2019.10.21 18:50 Mon
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今シーズン、多くの負傷者に悩まされているローマに新たな2人の負傷者が出てしまった。イタリア『Teleradiostereo』がサンプドリア戦で負傷した2選手の状態に関して伝えている。
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ローマは20日にアウェイで行われたセリエA第8節のサンプドリア戦を0-0のドローで終えた。最下位相手のドローという結果以上に痛恨だったのは、同試合でMFブライアン・クリスタンテとFWニコラ・カリニッチの2選手が負傷したことだった。立ち上がりの8分に負傷交代したクリスタンテに関しては、そ径部を痛めており手術が必要となる模様だ。その場合、離脱期間は3カ月程度になるという。
一方、前半終盤に負傷したカリニッチは、左ヒザ内側側副じん帯を損傷した可能性があり、離脱期間は2カ月程度が見込まれる。

今シーズンに入って負傷者に悩まされるローマでは、DFダビデ・ザッパコスタ、DFユルドゥム・メルト・チェティン、MFロレンツォ・ペッレグリーニ、MFアマドゥ・ディワラ、MFヘンリク・ムヒタリアン、FWジェンギズ・ウンデルが戦線離脱中だ。
また、次節に控えるミラン戦に向けてはサンプドリア戦で退場したFWユスティン・クライファートを出場停止で欠くことになる。

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ローマが会心ウノゼロでCL出場権獲得に臨み繋ぐ! 公式戦3連敗のインテルは首位陥落危機とともにCLバルサ戦へ…【セリエA】

セリエA第34節、インテルvsローマが27日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、アウェイのローマが0-1で勝利した。 前節、ボローニャにウノゼロ負けを喫し、2位ナポリに勝ち点で並ばれた首位のインテル。さらに、ミッドウィークのコッパ・イタリア準決勝では宿敵ミランとのデルビーに0-3で完敗。2戦合計1-4でベスト4敗退となり、シーズン3冠の夢が潰えた。 週明けにチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのバルセロナ戦を控えるなか、今節は難敵相手に公式戦4試合ぶりの白星を狙った。インザーギ監督はデルビーから先発7人を変更。守護神ゾマー、チャルハノール、アチェルビら主力が復帰。2トップはラウタロ・マルティネスとアルナウトビッチのコンビに。 一方、7位のローマは前節、エラス・ヴェローナ相手にウノゼロ勝利。リーグ3戦ぶりの白星とともに無敗を17試合に更新した。逆転でのCL出場権獲得へ首位相手の勝ち点3を狙った一戦では先発2人を変更。バルダンツィ、サーレマーケルスに代えてペッレグリーニ、ドフビクを起用した。 立ち上がりからホームのインテルが押し込むと、ボックス手前で得たFKの場面でキッカーのディマルコが枠を捉えたファーストシュートを放つ。 だが、この直後にはインテルにアクシデント。足首を痛めたパヴァールが一度はプレーに復帰したが、自らピッチに座り込んでしまい、15分にビセックがスクランブル投入された。 接触プレーを中心にインテルの選手が痛めてプレーが止まる場面が多く、互いにリズムを掴み切れない。それでも、徐々にコンディションで勝るアウェイチームが主導権を握る。 20分にペナルティアークでマヌ・コネが放ったミドルシュートは枠を捉え切れずも、直後のチャンスを活かし切る。22分、ボックス右角で仕掛けたスーレが中央のペッレグリーニへ丁寧なマイナスパス。ペッレグリーニのダイレクトシュートはゴール前でDFのブロックに遭うが、その撥ね返りをショムロドフが足を出してゴール右のスペースへ流すと、これに反応したスーレが右足シュートをゴールネットに流し込んだ。 敵地で先制に成功して勢いづくローマ。直後にはアルナウトビッチを高い位置で潰したカウンターからペッレグリーニの折り返しをゴール前のクリスタンテがボレーで合わすも、枠を捉え切れず。さらに、27分にはスムーズなパス交換からアンヘリーニョが左サイド深くに抜け出して完璧なグラウンダーのクロス。だが、ファーに走り込んだショムロドフのシュートはDFの身体を張ったブロックに阻まれ、畳みかける2点目には至らず。 以降はコネやクリスタンテの中盤で前向きなボールハントを見せるローマのカウンターが引き続き脅威を与える一方、徐々にギアを上げたインテルも前線のラウタロにボールを集めながら2トップやチャルハノールが積極的に足を振っていく。さらに、左のディマルコから際どいクロスも供給されるが、要所を締めるローマの守備に苦戦。決定機まであと一歩という場面が目立った。 アウェイチームの1点リードで折り返した後半。ビハインドのインテルが押し込む状況が続くも、前半同様にローマがボックス付近で繊細かつ大胆な守備で撥ね返していく。 60分を過ぎてともに疲れが出始めると、インテルはディマルコとダルミアンの両ウイングバックを下げて負傷明けのダンフリース、保有元との対戦となるザレフスキを同時投入。これに対してローマはショムロドフ、ペッレグリーニ、コネを下げてバルダンツィ、グルナ=ドゥアト、ピジッリとバイタリティに溢れる若手をピッチに送り込む。 後半半ばから終盤にかけてはボールを握って人数をかけた攻勢を仕掛けるインテル、後ろ重心でロングカウンターから一発を狙うローマという構図が明確に。その流れでインテルは右のポケットを取ったバレッラの右足シュート。ローマは数的同数のカウンターからドフビクやピジッリらに仕留めるチャンスが訪れるが、両チームともに最後の精度を欠く。 その後、インテルはジエリンスキ、ホアキン・コレアの投入で前がかると、試合終盤にはビセックを前線に上げたパワープレー気味の仕掛けでゴールをこじ開けにかかる。しかし、最後まで身体を張った対応を見せたジャッロロッシの壁は厚くゴールをこじ開けることはできなかった。 この結果、苦手インテル相手に会心のウノゼロ勝利を収めたローマがリーグ連勝で4位ボローニャと勝ち点で並んだ。一方、心身ともにダメージが残る公式戦3連敗となったインテルは首位陥落の危機を迎えながら、CLバルセロナ戦に臨むことになった。 インテル 0-1 ローマ 【ローマ】 マティアス・スーレ(前22) 2025.04.28 00:08 Mon
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プレミアで躍進するフォレストが新CEOを任命、デ・ロッシ解任に関与の元ローマCEO

ノッティンガム・フォレストは23日、リナ・スロウコウ氏(40)を最高経営責任者(CEO)に任命したことを発表した。任期は1月5日からとなる。 ギリシャ出身のスポーツ法を専門とする法学博士であるスロウコウ氏は、2018年から2022年にかけてはオリンピアコスでCEOを、そして2023年からローマのCEOを務めていた。 しかしダニエレ・デ・ロッシ元監督の解任を主導したとしてロマニスタの反感を買い、9月に辞任していた。 現在、プレミアリーグで4位と躍進するフォレスト。オリンピアコスでもスロウコウ氏とタッグを組んでいた会長のギリシャ人実業家であるエヴァンゲロス・マリナキス氏は「彼女のサッカーマネジメントにおける実績と情熱、そして献身的な姿勢は我々がさらなる成功を目指し続ける中で、完全にビジョンが一致する」と招へいの理由を語った。 一方でスロウコウ氏も「またマリナキス氏のサッカーファミリーに加わることができて光栄です。フォレストが成功を収めることに貢献できる機会を与えられたのは刺激的な挑戦です」と新たな挑戦を喜んだ。 2024.12.24 10:15 Tue

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