【J1ピックアッププレビュー】調子上向きの松本が下降気味の大分をホームに迎え撃つ昇格組対決《松本vs大分》
2019.08.31 12:30 Sat
明治安田生命J1リーグ第24節が30日から9月1日かけて開催。31日のサンプロ アルウィンでは、自動降格圏脱出を狙う17位の松本山雅FC(勝ち点23)と、再び上位争いに食い込みたい8位の大分トリニータ(勝ち点35)が激突する。
◆残留に向けて上昇気流に乗れるか〜松本山雅FC〜
前節、11試合ぶりに白星を飾った松本は、リーグ戦直近5試合で1勝3分け1敗と着実に勝ち点を積み上げている。前節の浦和レッズ戦(◯2-1)では早い時間帯に先制されたものの、追加点を与えなかったことで完全に流れを渡さず。MF町田也真人の投入が功を奏して今シーズン初の逆転勝利を掴み取った。これまで守備こそ大崩れしていないものの、3カ月も白星から遠ざかった理由は明確。反町康治監督が課題に挙げているとおり、ここまで「15」とリーグ最少の数字に留まる得点力だ。ただ、今夏の移籍ウィンドーでモンテディオ山形から加入したFW阪野豊史は、徐々にフィットしており、浦和戦では同点ゴールを奪取。さらに、ケガから復帰したMFセルジーニョも攻撃のスイッチを入れる好プレーを見せており、得点の匂いを感じさせている。その好材料をもとに乏しい攻撃力を改善したいところ。16位との勝ち点差は「1」。今節は結果次第で自動降格圏から脱出する可能性もある。目標であるJ1残留に向けて今シーズン初の連勝を成し遂げ、反撃の狼煙をあげたいところだ。
◆下降気流を打破できるか〜大分トリニータ〜
特殊なポゼッションサッカーで昇格1年目ながら台風の目となっていた大分だが、直近のリーグ戦5試合は3分け2敗と停滞気味。前節のサンフレッチェ広島戦(△0-0)では、圧倒的に攻め込まれる展開もGK高木駿が孤軍奮闘の活躍を見せて何とか勝ち点1を掴んだ。7試合ぶりにクリーンシートを達成した守備陣に対して、攻撃陣はシュートを3本に抑え込まれるなど、攻撃の形を見失っている印象。エースだったFW藤本憲明がヴィッセル神戸に電撃移籍したことで攻撃力が下火になりつつあるだけに、FWオナイウ阿道のさらなる奮起が求められる。とはいえ、チーム年齢も比較的若く、一つの勝利で再び勢いづく可能性がある。再び上位争いに食い込むためにも、この一戦が正念場となりそうだ。
【予想&フォーメーション】
◆松本山雅FC[3-4-2-1]
DF:橋内優也、飯田真輝、水本裕貴
MF:田中隼磨、藤田息吹、宮阪政樹、高橋諒、永井龍、セルジーニョ
FW:阪野豊史
監督:反町康治
出場停止のパウリーニョの代役は宮坂が濃厚か。そのほかの変更はないと予想するが、浦和戦で好パフォーマンスをみせた町田が移籍後初のスタメンに名を連ね、システムも変わる可能性も。
◆大分トリニータ[3-4-2-1]
DF:岩田智輝、鈴木義宜、三竿雄斗
MF:松本怜、前田凌佑、小林裕紀、田中達也、ティティパン、小塚和季
FW:オナイウ阿道
嶋田慎太郎に代わって、ティティパンが小塚と2シャドーの一角に入ると予想。また、今年3月に負傷したFW伊佐耕平のコンディションも上がっており、復帰戦となる可能性もありそうだ。
【注目選手】
永井龍(松本山雅FC)
オナイウ阿道(大分トリニータ)
◆調子が対照的な昇格組同士の一戦
ここまでの通算成績では4勝2分け3敗と大分が上回っている。ただ、松本は前回対戦で、ボールを保持されながらも、大分のシュートを1本に抑えるなど、らしさ全開で1-0の勝利。今回に関しても、日本屈指の策士である反町康治監督が、ショートカウンターとポゼッションからの疑似カウンターを使い分ける大分に対して、どんな秘策を用意しているかに注目したい。しかし、前回対戦で完敗を喫している大分は、サンプロ アルウィンでの戦いにおいて、目下3連勝中。昨シーズンはJ2リーグを舞台にシーズンダブルを達成している。今回の一戦はいかに…。松本と大分の一戦は31日19時キックオフだ。
◆残留に向けて上昇気流に乗れるか〜松本山雅FC〜
前節、11試合ぶりに白星を飾った松本は、リーグ戦直近5試合で1勝3分け1敗と着実に勝ち点を積み上げている。前節の浦和レッズ戦(◯2-1)では早い時間帯に先制されたものの、追加点を与えなかったことで完全に流れを渡さず。MF町田也真人の投入が功を奏して今シーズン初の逆転勝利を掴み取った。これまで守備こそ大崩れしていないものの、3カ月も白星から遠ざかった理由は明確。反町康治監督が課題に挙げているとおり、ここまで「15」とリーグ最少の数字に留まる得点力だ。ただ、今夏の移籍ウィンドーでモンテディオ山形から加入したFW阪野豊史は、徐々にフィットしており、浦和戦では同点ゴールを奪取。さらに、ケガから復帰したMFセルジーニョも攻撃のスイッチを入れる好プレーを見せており、得点の匂いを感じさせている。その好材料をもとに乏しい攻撃力を改善したいところ。16位との勝ち点差は「1」。今節は結果次第で自動降格圏から脱出する可能性もある。目標であるJ1残留に向けて今シーズン初の連勝を成し遂げ、反撃の狼煙をあげたいところだ。
◆下降気流を打破できるか〜大分トリニータ〜
特殊なポゼッションサッカーで昇格1年目ながら台風の目となっていた大分だが、直近のリーグ戦5試合は3分け2敗と停滞気味。前節のサンフレッチェ広島戦(△0-0)では、圧倒的に攻め込まれる展開もGK高木駿が孤軍奮闘の活躍を見せて何とか勝ち点1を掴んだ。7試合ぶりにクリーンシートを達成した守備陣に対して、攻撃陣はシュートを3本に抑え込まれるなど、攻撃の形を見失っている印象。エースだったFW藤本憲明がヴィッセル神戸に電撃移籍したことで攻撃力が下火になりつつあるだけに、FWオナイウ阿道のさらなる奮起が求められる。とはいえ、チーム年齢も比較的若く、一つの勝利で再び勢いづく可能性がある。再び上位争いに食い込むためにも、この一戦が正念場となりそうだ。
【予想&フォーメーション】
◆松本山雅FC[3-4-2-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:守田達弥DF:橋内優也、飯田真輝、水本裕貴
MF:田中隼磨、藤田息吹、宮阪政樹、高橋諒、永井龍、セルジーニョ
FW:阪野豊史
監督:反町康治
出場停止のパウリーニョの代役は宮坂が濃厚か。そのほかの変更はないと予想するが、浦和戦で好パフォーマンスをみせた町田が移籍後初のスタメンに名を連ね、システムも変わる可能性も。
◆大分トリニータ[3-4-2-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:高木駿DF:岩田智輝、鈴木義宜、三竿雄斗
MF:松本怜、前田凌佑、小林裕紀、田中達也、ティティパン、小塚和季
FW:オナイウ阿道
嶋田慎太郎に代わって、ティティパンが小塚と2シャドーの一角に入ると予想。また、今年3月に負傷したFW伊佐耕平のコンディションも上がっており、復帰戦となる可能性もありそうだ。
【注目選手】
永井龍(松本山雅FC)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
松本の注目選手は、前回対戦で決勝ゴールを決めているFW永井龍だ。ここまでジョーカー起用が多かった背番号「11」だが、第23節の名古屋グランパス戦で7試合ぶりにスタメンに名を連ねると躍動。攻撃面では背後を狙う動きで翻弄すると、守備面ではファーストディフェンダーとして貢献した。直近2試合で1ゴール1アシストと結果を出しているだけに、古巣相手にも2戦連続で恩返し弾を決めたいはずだ。オナイウ阿道(大分トリニータ)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
対する大分の注目選手はオナイウ阿道だ。覚醒を予感させる今シーズンはパワフルなフィニッシュでチーム最多の10得点をマーク。フィジカルを生かしたポストプレーは大分の攻撃を形作る上で欠かせない要素になっている。昨シーズンのレノファ山口FC時代では、松本相手にゴールを奪っており、今回も松本の堅守をこじ開けられるか注目だ。◆調子が対照的な昇格組同士の一戦
ここまでの通算成績では4勝2分け3敗と大分が上回っている。ただ、松本は前回対戦で、ボールを保持されながらも、大分のシュートを1本に抑えるなど、らしさ全開で1-0の勝利。今回に関しても、日本屈指の策士である反町康治監督が、ショートカウンターとポゼッションからの疑似カウンターを使い分ける大分に対して、どんな秘策を用意しているかに注目したい。しかし、前回対戦で完敗を喫している大分は、サンプロ アルウィンでの戦いにおいて、目下3連勝中。昨シーズンはJ2リーグを舞台にシーズンダブルを達成している。今回の一戦はいかに…。松本と大分の一戦は31日19時キックオフだ。
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