
「カッコ良すぎる」「爽やかだな」クラブ創設60周年の松本がスペシャルユニフォームを発表! 襟付きで「エメラルド」のカラーに
2025.05.02 20:35 Fri
松本山雅FCは2日、「2025 クラブ創設60周年記念スペシャルユニフォーム」のデザインを発表した。1965年に創設された「山雅サッカークラブ」が母体となっている松本。2025年はクラブ創設60周年となり、スペシャルユニフォームが制作された。
「60 th Anniversary ~EMERALD~ 」のコンセプトを掲げ、カラーは「エメラルド」となる。
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地下深く、長い時をかけて育まれる宝石――エメラルド。
鉱物のエメラルドは地下深くの「熱」が岩石の間に流れ込み、特別な地質条件のもとで生成されます。地中で長い時をかけて育まれた鉱脈は、何百万年もの時をかけて地表に押し上げられたのちに、ようやくその輝きが発見される。
そんなエメラルドはまさに、1965年の創設から地域、ファン・サポーターの皆様からの応援という「熱」を受けて成長を遂げ、まさに今、これからの輝かしい時を過ごすための未来を表現しています。
絶え間ない情熱の中で育まれ、時とともに深まる輝き。
そして今年こそ青空のもと光り輝き、シーズン終了時には「熱晴」とみんなが言えるシーズンにする。
そんな決意の表れが「エメラルド」には込められています。
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クラブ設立時を彷彿とさせる「襟」付きユニフォームとなっており、60周年のタイミングで襟付きを採用することで、クラブの歴史を濃く表現したデザインに。また、胸のエンブレムはアニバーサリーバージョンとしてゴールドカラーの3Dデザイン立体エンブレムを採用している。
肩を走るスリーストライプス、袖口のライン、ボディ両側面の軽やかな線を「フットボールゴールド」で繊細に輝かせることで、アニバーサリーモデルに相応しいデザインに。ボディ正面にはピンストライプのデボス加工が施され、繊細なデザインが高級感を表現している。
このスペシャルユニフォームは、8月16日(土)の明治安田J3リーグ第23節のFC琉球戦、同30日(土)の第25節のヴァンラーレ八戸戦、9月13日(土)の第27節のアスルクラロ沼津戦で着用される。
ファンは「シンプルなのきた!」、「これはカッコいい」、「襟付ききた」、「ゴールドが映える」、「ついに来た!」、「カッコ良すぎる」、「爽やかだな」とコメントが寄せられている。
「60 th Anniversary ~EMERALD~ 」のコンセプトを掲げ、カラーは「エメラルド」となる。
地下深く、長い時をかけて育まれる宝石――エメラルド。
鉱物のエメラルドは地下深くの「熱」が岩石の間に流れ込み、特別な地質条件のもとで生成されます。地中で長い時をかけて育まれた鉱脈は、何百万年もの時をかけて地表に押し上げられたのちに、ようやくその輝きが発見される。
そんなエメラルドはまさに、1965年の創設から地域、ファン・サポーターの皆様からの応援という「熱」を受けて成長を遂げ、まさに今、これからの輝かしい時を過ごすための未来を表現しています。
絶え間ない情熱の中で育まれ、時とともに深まる輝き。
そして今年こそ青空のもと光り輝き、シーズン終了時には「熱晴」とみんなが言えるシーズンにする。
そんな決意の表れが「エメラルド」には込められています。
J2優勝・昇格へ向けた勝負の夏、60年分の熱い想いを身にまとい、選手へ熱いご声援をよろしくお願いいたします!
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クラブ設立時を彷彿とさせる「襟」付きユニフォームとなっており、60周年のタイミングで襟付きを採用することで、クラブの歴史を濃く表現したデザインに。また、胸のエンブレムはアニバーサリーバージョンとしてゴールドカラーの3Dデザイン立体エンブレムを採用している。
肩を走るスリーストライプス、袖口のライン、ボディ両側面の軽やかな線を「フットボールゴールド」で繊細に輝かせることで、アニバーサリーモデルに相応しいデザインに。ボディ正面にはピンストライプのデボス加工が施され、繊細なデザインが高級感を表現している。
このスペシャルユニフォームは、8月16日(土)の明治安田J3リーグ第23節のFC琉球戦、同30日(土)の第25節のヴァンラーレ八戸戦、9月13日(土)の第27節のアスルクラロ沼津戦で着用される。
ファンは「シンプルなのきた!」、「これはカッコいい」、「襟付ききた」、「ゴールドが映える」、「ついに来た!」、「カッコ良すぎる」、「爽やかだな」とコメントが寄せられている。
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元日本代表DF水本裕貴が現役引退を表明…広島の3度のリーグ優勝に貢献「指導者の道にチャレンジしたい」
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▽松本山雅FCは28日、MFセルジーニョ、DF星原健太の負傷を発表した。 ▽セルジーニョは、20日に行われた明治安田生命J2リーグ第29節のファジアーノ岡山戦で負傷。松本市内の病院で検査を受けた結果、右腓腹筋筋損傷と診断。全治は約6週間とのことだ。 ▽右足を負傷していた星原は、24日に松本市内の病院で手術を実施。右近位脛腓関節障害と診断され、全治は約4週間とのことだ。 ▽セルジーニョは今シーズンのJ2で24試合に出場し3得点、星原は1試合に途中出場していた。 2017.08.28 13:36 Mon4
【2022年カタールへ期待の選手④】アジア大会で判断力と冷静さを身に着けつつある韋駄天。優勝を手土産にJ1昇格を!/前田大然(松本山雅FC)
▽森保一監督がA代表とU-21日本代表を兼務して最初の国際大会ということで、注目された2018年アジア大会(インドネシア)。指揮官が戦前に掲げた「ベスト4」の目標を突破するためにも、27日の準々決勝・サウジアラビア戦は絶対に負けられない一戦だった。 ▽そこでひと際まばゆい輝きを放ったのが、2得点に絡んだ岩崎悠人(京都サンガF.C.)と前田大然(松本山雅FC)のJ2コンビだった。前半31分の先制点は左を駆け上がった杉岡大暉(湘南ベルマーレ)のクロスを前田が落とし、ペナルティエリア外側から岩崎が右足で蹴り込む形だった。そして1-1の終盤、残り15分を切ったところで奪った2点目は右の遠藤渓太(横浜F・マリノス)のサイドチェンジを受けた前田が左からスピードあるドリブルで中へ侵入。マイナスの折り返しを岩崎が仕留める理想的なゴールだった。 ▽「1点目のアシストのところは自分のところにうまくこぼれてきて、悠人が見えたんで、落とすだけという感じ。あいつ狙ってるんですかね…。分かんないけど、入ってよかったんじゃないですか。2点目は渓太からいいボールが来たので仕掛けるだけだった。ファーに打とうとしたけど、どうしても悠人が見えてしまった。よりいい方を選んだって感じです」と坊主頭の1トップはお膳立てした2つゴールをしっかりと分析してみせた。 ▽わずか3週間前、4日のジェフユナイテッド千葉戦では、自ら奪った1点目の場面でゴール前にいた永井龍が見えず、「冷静さが足りなかった。もっときちんと周りが見えるようになりたい」と反省しきりだった前田が、重圧のかかるアジア大会でこれだけの判断力を見せるとは…。短期間の成長ぶりに森保監督も驚いていることだろう。 ▽そもそもこの男は1トップの選手ではない。50mを5秒7で走る爆発的スピードを買われ、松本では2シャドウの一角に入っている。高崎寛之や永井龍ら最前線が収めたボールに反応して背後に抜けたり、ドリブル突破からチャンスを作ったりという前向きな仕事がメインである。その韋駄天を森保監督はあえて1トップで起用。DFを背負いながらタメを作ったり、ターゲットマンになるような新たな役割を課しているのだ。 「全然やったことのないポジションなので、難しい部分はありますけど、試合をやるにつれてよくはなってきていると思う。もっと試合を重ねていけば、自分もシャドウだけじゃなく、FWでもやれると思う。僕は監督から言われたことを真面目になるのが持ち味。ここ(五輪代表)でもそういうことをしっかりやっていきたい」と本人はプレーの幅を広げようとガムシャラに取り組んでいる。 ▽8年前の2010年南アフリカワールドカップでも、本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)が経験のない最前線で起用されながら、結果を出してブレイクしたことがあった。あの時の本田は「見える景色が違う」とコメントしたが、前田大然の現在の心境はまさにそんな感じだろう。確かにハードルは高いかもしれないが、当時の本田のように、1段階上のステージに飛躍する絶好のチャンスでもある。 ▽ただ単に速さだけを前面に押し出すだけでは、いつか限界が来る。そこで壁を乗り越えるためにも、臨機応変にプレーを変化させていく力は必要だ。ひいてはそれが武器のスピードを輝かせることにもつながる…。森保監督はかつてサンフレッチェ広島で指導した同タイプの浅野拓磨(ハノーファー)をイメージしながら、前田にアプローチしている可能性が少なからずある。五輪代表で生き残り、A代表へステップアップしようと思うなら、彼は指揮官の厳しい要求に応えていく必要がある。 ▽そのうえで、もっと得点という結果を残すべき。それは本人が一番痛感している点だ。 「やっぱりゴールを取って勝負を決めたいなっていうのは一番ありますね。チームとして勝つことは大事ですけど、個人としてゴールを取らないと正直、喜べないというのは素直にある。悠人が2点取ったんでなおさらですね」と20歳の点取り屋は悔しさをストレートに口にした。 ▽この負けん気の強さこそ、彼の大きな魅力に他ならない。山梨学院大学付属高校から松本山雅入りした時点ではまだ無名だっただけに、雑草魂がなければ日の丸をつけるレベルまで這い上がることはできなかったはず。東京五輪世代は板倉滉(ベガルタ仙台)や三好康児(北海道コンサドーレ札幌)のようにJリーグアカデミー出身者が主流だが、前田のような回り道してきた人間がいることは森保監督も心強いだろう。泥臭く戦うFWが技術と戦術眼、多彩なプレーを身に着けていけば、チームにとっても間違いなくプラスと言っていい。 ▽それはU-21日本代表のみならず、松本山雅にとってもいいことだ。前田が離脱して以降、FC町田ゼルビアと横浜FCに連敗した彼らはまさかのJ2首位陥落を余儀なくされた。ここから再び右肩上がりの軌跡を描くためにも、アジア大会で頂点に立って、自信をつけて戻ってきた韋駄天がチームを活性化することが重要だ。彼自身にとっても、J1昇格請負人としてインパクトを残すことで、新たな道も開けてくる。この夏には海外移籍の噂もちらほら出たが、それも近い将来現実になるかもしれない。 ▽今大会をそんな輝かしいキャリアの布石にすべく、まずは29日の準決勝・UAE代表戦でゴールという結果を残すこと。そこに集中してほしいものだ。 2018.08.29 13:00 Wed5