バレッラ流出のカリアリが積極補強! 実力者3人加入迫る

2019.07.23 17:15 Tue
Getty Images
今夏の移籍市場で若きバンディエラを失ったカリアリだが、その売却資金を元手に積極補強に打って出ているようだ。

カリアリは今月12日にイタリア代表MFニコロ・バレッラ(22)がインテルに完全移籍。9歳から在籍した生粋のサルデーニャっ子を失ったクラブだが、その穴を埋めるため実力者3人の獲得に近づいているようだ。

その3選手の中で獲得が決定的となっているのが、ナポリのクロアチア代表MFマルコ・ログ(24)だ。
バレッラと同じセントラルMFを主戦場とするログは、母国の名門ディナモ・ザグレブで台頭すると、2016年にナポリに加入。加入2年目に当時の指揮官マウリツィオ・サッリ監督の信頼を得て、セリエA28試合に出場するも、昨季はカルロ・アンチェロッティ監督の信頼を得られず、今年1月にはセビージャにレンタル移籍していた。

イタリア『スカイ・スポルト』が伝えるところによれば、すでにメディカルチェックを通過した同選手は、総額1500万ユーロ(約18億1000万)といわれる買い取り義務付きのレンタル移籍でカリアリに加入する見込みだ。
また、カリアリはログと共にバレッラの穴を埋める存在としてボカ・ジュニアーズに所属するウルグアイ代表MFナイタン・ナンデス(23)の獲得にも接近している。

より攻撃的なログに比べて、豊富な運動量、球際の強さ、リーダーシップ、推進力とバレッラと共通点が多いナンデスは、南米屈指の名門ボカとウルグアイ代表の主力を担う逸材だ。

『スカイ・スポルト』は、1780万ユーロ(約21億5000万円)の移籍金と、ナンデスが今後他クラブに移籍した際の移籍金10パーセントという条件でクラブ間合意に達したと主張。また、同選手は8月初旬にメディカルチェックを受けるため現地入りする模様だ。

さらに、イタリア版『Goal.com』は、バレッラの交渉時にローマから譲渡が提案されたフランス人FWグレゴワール・デフレル(28)のカリアリ移籍も迫っていると報じている。

昨夏、レンタル先のサンプドリアでリーグ戦11ゴールを記録したデフレルに関しては、先日に代理人がカリアリ行きに前向きなコメントをしており、且つローマとカリアリの良好な関係から、ローマが1300万ユーロ(約15億7000万円)の要求額を最終的に譲歩して移籍が成立する見込みだ。

マルコ・ログの関連記事

ディナモ・ザグレブは12日、カリアリから元クロアチア代表MFマルコ・ログ(28)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「14」に決定。契約期間は2025年1月までとなる。 18歳の時にクロアチア3部リーグでプロデビューを飾ったログは、2013-14シーズンに17ゴールを記録し、翌シーズンに1部のRNKス 2024.02.13 22:50 Tue
セリエBへ降格したカリアリは3日、クロアチア代表MFマルコ・ログ(27)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。 18歳の時にクロアチア3部リーグでデビューを飾ったログは、2013-14シーズンに17ゴールを記録し、翌シーズンに1部のRNKスプリトに移籍。さらに翌年には名門ディナモ・ザグレブに加 2022.08.04 06:50 Thu
フランクフルトが、カリアリのクロアチア代表MFマルコ・ログ(26)に関心を示しているようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏が報じている。 18歳の時にクロアチア3部リーグでデビューを飾ったログは、2013-14シーズンに17ゴールを記録し、翌シーズンに1部のRNKスプリトに移籍。さら 2022.06.29 18:03 Wed
カリアリは1日、クロアチア代表MFマルコ・ログが右ヒザの前十字じん帯(ACL)断裂の重傷を負ったことを発表した。 ログは昨年12月のセリエAローマ戦で右ヒザの前十字じん帯を断裂し、昨シーズンの後半戦を全休していた。 その後、今夏のプレシーズンにトレーニング復帰を果たし、7月31日に行われたアウグスブルクとの 2021.08.02 17:58 Mon
カリアリのクロアチア代表MFマルコ・ログがヒザの前十字靭帯を断裂して今季絶望となったようだ。イタリア『スカイ』が報じている。 ログは23日に行われたセリエA第14節ローマ戦で先発するも、16分にピッチを後にしていた。 昨季ナポリからレンタルで加入したログは主力としてセリエAで30試合に出場して1ゴール1 2020.12.29 23:30 Tue

カリアリの関連記事

カリアリは24日、コロンビア代表DFジェリー・ミナが負傷したことを発表した。 ミナは23日に行われたセリエA第33節のフィオレンティーナ戦に先発出場したが、プレー中に右モモを負傷。41分にパロミーノとの交代を余儀なくされていた。 クラブの発表によれば、検査を受診したミナは右足大腿二頭筋にグレード1の筋損傷が 2025.04.25 12:00 Fri
レガ・セリエAは、21日に実施される予定だった全ての試合を延期することを発表した。 21日、バチカンはローマ教皇フランシスコの死去を発表。5週間に渡り感染症の治療を行っていた中、最近退院したものの、88歳で亡くなった。 アルゼンチンのブエノスアイレス出身で、史上初の南米出身者でもあり、史上初のイエズス会出身 2025.04.21 19:45 Mon
インテルのシモーネ・インザーギ監督が12日にホームで行われ、3-1で勝利したセリエA第32節カリアリ戦を振り返った。 4日前にバイエルンとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグを戦い、敵地で先勝としたインテルはカリアリ戦に向けて6選手を変更。 FWマルクス・テュラムに代わってFWマルコ・アルナウト 2025.04.13 12:30 Sun
インテルは12日、セリエA第32節でカリアリをホームに迎え、3-1で快勝した。 前節パルマに2点差を追いつかれて引き分けた首位インテル(勝ち点68)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルン相手に敵地で大きな先勝とした。そのバイエルン戦のスタメンから6選手を変更。テュラムやムヒタリアン、バスト 2025.04.13 04:19 Sun
ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが手術を受けるようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。 16日に行われたセリエA第29節カリアリ戦に63分から出場したディバラ。しかし、72分にダイレクトヒールパスをした際、左ヒザに違和感を感じた様子の素振りを見せ、3分後に交代すると、その後の検査で 2025.03.21 08:35 Fri

記事をさがす

カリアリの人気記事ランキング

1

ラニエリ監督が退任のカリアリ、残留請負人のダビデ・ニコラ氏を新監督に招へい

カリアリは5日、イタリア人指揮官のダビデ・ニコラ氏(51)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2026年6月30日までで、1年間の延長オプションが付随している。 2023-24シーズンを15位で終えたカリアリは、5月21日に2023年1月からチームを率いていたクラウディオ・ラニエリ監督との契約解除を発表していた。 その後任に選ばれたのは、過去にクロトーネやサレルニターナを降格の危機から救い出し、“残留請負人”としても知られるニコラ氏。直近では今年1月に降格圏の19位に沈んでいたエンポリの指揮官に就任。 就任後は6戦負けなし(3勝3分け)とチームを立て直すも、終盤にかけては黒星が先行。降格圏の18位で迎えた最終節のローマ戦では、後半アディショナルタイムの劇的弾で勝利を飾ると、最終的に残留圏の17位に浮上し、エンポリを奇跡の逆転残留に導いた。 2024.07.06 08:05 Sat
2

スーペルコッパ制覇のミラン、格下カリアリに勝ちきれず痛いドロー【セリエA】

ミランは11日、セリエA第20節でカリアリをホームに迎え、1-1で引き分けた。 セルジオ・コンセイソン新監督を迎えた8位ミラン(勝ち点27/2試合未消化)は、スーペル・コッパでユベントス、インテルを逆転で下して見事優勝を達成。新指揮官の下、最高のスタートを切った中、新年初戦となるリーグ戦に向けて5日前のインテル戦のスタメンからアレックス・ヒメネスと出場停止のエメルソンに代えてレオンとカラブリアを起用した。 17位カリアリ(勝ち点17)に対し、立ち上がりから押し込んだミランは、18分にプリシック、19分にラインデルスが枠内シュートで牽制。 いずれもGKカプリレにセーブされたミランが前半半ば以降も敵陣でのプレーを続けていたが、40分にロングカウンターからピンチ。しかしボックス手前左からフェリチの放ったコントロールシュートはGKメニャンが好守で凌いだ。 するとゴールレスで迎えた後半、開始6分にミランが先制。テオ・エルナンデスのフィードをボレーで合わせたプリシックのシュートはGKにセーブされてポストに直撃するも、ルーズボールをモラタが押し込んだ。 しかし55分、ゾルテアのミドルが枠を捉えると、GKメニャンは守備範囲だったが、セーブしきれず同点に追いつかれてしまった。 試合を振り出しに戻されたミランが引き続き押し込む中、61分には勝ち越しの絶好機も、レオンのパスをボックス右で受けたプリシックのシュートはGKカプリレに阻まれた。 その後、エイブラハムとアレックス・ヒメネスを投入したミランが引き続き敵陣でのプレーを続けると、80分には決定機。しかしモラタのフィードに抜け出したボックス左のエイブラハムのシュートはまたもカプリレに阻止される。 終盤にかけても攻め立てたミランはラストプレーの追加タイム6分にテオ・エルナンデスがFKからGK強襲のミドルを放つも、勝ち越しゴールは奪えず。 格下カリアリに引き分け、セルジオ・コンセイソン監督のセリエA初陣を勝利で飾ることはできなかった。 ミラン 1-1 カリアリ 【ミラン】 アルバロ・モラタ(後6) 【カリアリ】 ナディル・ゾルテア(後10) 2025.01.12 09:14 Sun
3

ユベントスのMFパドインが3年契約でカリアリへ

▽来シーズンからセリエAに復帰するカリアリは4日、ユベントスからイタリア人MFシモーネ・パドイン(32)を3年契約で獲得したことを発表した。 ▽パドインは、2012年にアタランタからユベントスに加入。貴重なバックアッパーとして活躍し、公式戦106試合3得点という成績を残した。 2016.07.05 08:10 Tue
4

カリアリを劇的セリエA復帰に導いたラニエリが感極まる…「サルデーニャの人々の勝利と昇格」

カリアリを1年でのセリエA復帰に導いたクラウディオ・ラニエリ監督(71)が、偉業達成の喜びを噛みしめた。 ラニエリ監督はこれまでナポリやバレンシア、アトレティコ・マドリー、チェルシーにパルマ、ユベントスにローマ、インテルと名門クラブを指揮。2015-16シーズンにはレスター・シティを率い、歴史的なプレミアリーグ優勝に導いていた。 その名将は昨年12月末に、1年でのセリエA復帰を目指しながらもファビオ・リベラーニ前監督の下、セリエBで14位に低迷していたカリアリの新指揮官に就任。 1988年に監督を務め、セリエC1からセリエAまで引き上げ、監督として自身の名をあげた古巣復権を託された中、レギュラーシーズンで9勝8分け2敗の見事な戦績を残し、昇格プレーオフ圏内の5位でフィニッシュ。 プレーオフでは準決勝でパルマとの接戦を連勝で制し、決勝ではレギュラーシーズンを3位で終えたバーリと対戦した。 ホームでの1stレグでは主砲ジャンルカ・ラパドゥーラのゴールで先制に成功も、試合終了間際にPKを決められて1-1のドロー。11日に行われたアウェイでの2ndレグではタイスコアの場合、レギュラーシーズンの上位が昇格となるレギュレーションにより勝利が必須だった。 しかし、堅い展開の中で大きなチャンスを作れぬまま、試合は後半アディショナルタイムに突入。引き分けでの敗退が濃厚と思われたが、途中出場のFWレオナルド・パヴォレッティが94分に決めた土壇場の先制ゴールによって1-0で勝利。2戦合計2-1のスコアで劇的過ぎるセリエA復帰を決めた。 試合終了直後に一目はばからず涙を流し、選手やスタッフと抱擁する姿を見せていた老将は、その後にイタリア『スカイ・スポルト』のインタビューに応対。偉業達成の喜びを噛みしめた。 「サルデーニャの人々の勝利と昇格だ」 「ここに戻ってきて昇格させられなければ、それは大きな敗北だった。私はカリアリのおかげで、監督キャリアにおいて、イタリアでもヨーロッパでも羽ばたくことができた。このチームには大きな心を持ったプレーヤーたちがいる。そして、我々の後ろには、全力を尽くしてくれるサルデーニャの人々がいる」 「我々は非常に良い試合をした。チャンスを許したが、それを許さないことは不可能だった。私はプレーヤーたちに、バーリには6万人が押し寄せるだろうが、我々の後ろにも多くの人々がいると話していた」 監督キャリアを通じて多くの歓喜、失望を味わってきた百戦錬磨のイタリア人指揮官は、今回のカリアリでのセリエA昇格の意味について改めて言及。 「私はローマのファンで、ローマでスクデットを獲得することはできなかったが、レスターでプレミアリーグを制したとき、自分の夢はカリアリだと言ったんだ。ただ、そのイメージを汚してしまうのが怖かった。しかし、カリアリは困っていて、彼らは私を求めてくれた。そんなときに、自分のわがままを言えるはずはないと思っていたよ」 また、同試合後にはアウェイの地へ駆けつけたカリアリのティフォージの元に向かった際、いさめるようなジェスチャーを見せていたラニエリ監督。このジェスチャーに関しては、対戦相手のリスペクトを重んじる人格者らしい意図があった。 「なぜ我々のサポーターがバーリをからかう必要があったのかを理解できなかった。彼らは我々のチームを応援しなければならない」 「バーリは素晴らしいライバルであり、我々は握手をしなければならない。(バーリ監督のミケーレ・)ミニャーニを祝福するし、今度は直接彼に祝福したい。なぜなら彼はチームをとても良いプレーに導いているからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】劇的セリエA昇格に涙、対戦相手への敬意も忘れず</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Emozioni <a href="https://twitter.com/hashtag/Ranieri?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Ranieri</a> <a href="https://t.co/LhTcz2cCQQ">pic.twitter.com/LhTcz2cCQQ</a></p>&mdash; Giuseppe Falcão (@GiuseppeFalcao) <a href="https://twitter.com/GiuseppeFalcao/status/1668006099335741440?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">️ Dopo la promozione in A i tifosi del <a href="https://twitter.com/hashtag/Cagliari?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Cagliari</a> urlano “Serie B” alla curva del <a href="https://twitter.com/hashtag/Bari?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Bari</a>. Guardate la reazione di Claudio <a href="https://twitter.com/hashtag/Ranieri?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Ranieri</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/BariCagliari?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BariCagliari</a> <a href="https://t.co/G70hRPCqSA">pic.twitter.com/G70hRPCqSA</a></p>&mdash; Sport del Sud (@SportdelSud) <a href="https://twitter.com/SportdelSud/status/1667999061658435587?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2023.06.12 14:46 Mon
5

首位ナポリがカリアリからGKスクフェットをレンタル! 控えGKカプリレを貸し出し守護神入れ替えに

ナポリは7日、カリアリの元イタリア代表GKシモーネ・スクフェット(28)のレンタル移籍加入を発表。また、カリアリはナポリからイタリア人GKエリア・カプリレ(23)の買い取りオプション付きレンタル移籍加入を発表した。 なお、移籍期間は両選手とも2025年6月までとなっている。 スクフェットはウディネーゼのユース出身で、2013-14シーズンに17歳でファーストチームデビュー。ユベントスなどで活躍した元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの後継者として期待されたが、アトレティコ・マドリー移籍破談によるウディネーゼとの関係悪化からキャリアが暗転した。 2015年夏にコモへレンタル移籍し、その後はトルコのカスムパシャやイタリア国内のスペツィア、キプロスのAPOEL、ルーマニアのクルージュとクラブを転々。2023年7月にセリエA復帰を果たしたカリアリに完全移籍し、2年ぶりの母国帰還となった。 カリアリ1年目の2023-24シーズンは序盤でポジションを勝ち取り、セリエAで31試合プレー。2024-25シーズンはここまでセリエAで13試合、コッパ・イタリアで2試合ゴールを守っている。 カプリレはキエーボのユースで育ち、2020年1月にイングランドのリーズ・ユナイテッドへ完全移籍。リザーブチームで正守護神を務めるも、ファーストチームデビューはないまま2021年8月にイタリアのプロ・パトリアへレンタル移籍した。 2021-22シーズンはセリエCで36試合プレーし、続く2022-23シーズンはセリエBのバーリへ完全移籍。公式戦43試合で16度のクリーンシートを達成し、2023年7月にナポリへ完全移籍した。 ナポリ加入初年度はエンポリへ貸し出され、念願のセリエAデビュー。リーグ戦23試合でゴールマウスに立ち、チームの残留に貢献した。 2024-25シーズンはナポリにレンタルバックし、イタリア代表GKアレックス・メレトの負傷交代があった2024年9月に初出場。正守護神の復帰までセリエAで4試合プレーし、コッパ・イタリアでも2試合出場した。 2025.01.08 19:27 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly