サッリの使い方はもったいない? ヴェンゲル、カンテの役割を語る
2019.02.19 14:40 Tue
アーセン・ヴェンゲル氏が、チェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテの役割について語った。イギリス『メトロ』が伝えている。
2015-16シーズンのレスターで守備の要として“奇跡の優勝”を成し遂げ、翌シーズンからチェルシーに移籍したカンテ。すると、新天地でもその守備能力の高さを見せ付け、個人でのプレミアリーグ連覇を果たした。世界屈指のアンカーとして、その年の国内での個人賞を総なめしている。
しかし、マウリツィオ・サッリ監督が就任した今シーズンからは状況が激変。同監督は愛弟子のMFジョルジーニョをアンカーに据え、カンテをインサイドハーフに固定している。
この配置転換に「カンテの能力に蓋をしている」として様々な解説者からも疑問の声が上がる中、チェルシーは第26節終了時点でプレミア6位。第26節マンチェスター・シティ戦では0-6の大敗を喫しており、サッリ監督の頑なな戦術はファンから大きな批判を集めている。
そんな中、カンテについて問われたヴェンゲル氏は、同選手があくまで守備で生きる選手であるとの見解を示した。
「選手が前でボールをロストした時、彼(カンテ)が取り返すように動いて、適切な方法で奪い返す。エゴが小さく犠牲の精神を持っている人々は大抵違いを生む」
「ブラジルについて話そう。私が獲得した選手で、2002年(W杯)の日本で成功したブラジル代表にも似た役割を果たした選手がいた。それはジウベウト・シウバだ」
なお、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)優勝国、ブラジルの中でジウベウト・シウバ氏は2ボランチの一角として守備に専念。ロナウド氏、リバウド氏、ロナウジーニョ氏ら強力な攻撃陣を支えていた。
2015-16シーズンのレスターで守備の要として“奇跡の優勝”を成し遂げ、翌シーズンからチェルシーに移籍したカンテ。すると、新天地でもその守備能力の高さを見せ付け、個人でのプレミアリーグ連覇を果たした。世界屈指のアンカーとして、その年の国内での個人賞を総なめしている。
しかし、マウリツィオ・サッリ監督が就任した今シーズンからは状況が激変。同監督は愛弟子のMFジョルジーニョをアンカーに据え、カンテをインサイドハーフに固定している。
そんな中、カンテについて問われたヴェンゲル氏は、同選手があくまで守備で生きる選手であるとの見解を示した。
「(カンテは)驚異的だ。チームを成功させるには、犠牲になる人物、または何人かの選手たちが必要になる。喋らず、やるんだ」
「選手が前でボールをロストした時、彼(カンテ)が取り返すように動いて、適切な方法で奪い返す。エゴが小さく犠牲の精神を持っている人々は大抵違いを生む」
「ブラジルについて話そう。私が獲得した選手で、2002年(W杯)の日本で成功したブラジル代表にも似た役割を果たした選手がいた。それはジウベウト・シウバだ」
なお、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)優勝国、ブラジルの中でジウベウト・シウバ氏は2ボランチの一角として守備に専念。ロナウド氏、リバウド氏、ロナウジーニョ氏ら強力な攻撃陣を支えていた。
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