ベン・アルファがPSGを訴訟! 約1年半のハラスメントに関して

2019.02.05 09:50 Tue
Getty Images
スタッド・レンヌに所属する元フランス代表FWハテム・ベン・アルファが、パリ・サンジェルマン(PSG)を相手に訴訟を起こした。スペイン『アス』が報じている。
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フランス屈指のドリブラーとして知られるベン・アルファは、2015-16シーズンにニースでリーグ・アン34試合17ゴール6アシストの成績を残し、翌シーズンにPSGに加入。しかし、移籍後に期待された活躍を披露することはなく、昨年夏の移籍市場でレンヌに活路を求めた。PSGでは、2017-18シーズンに当時のウナイ・エメリ前監督(現アーセナル監督)との確執も囁かれ、完全に構想外に。2017年4月5日のクープ・ドゥ・フランス準々決勝のアブランシュ戦から一切のプレー機会を与えられず、約1年半に渡りプレーヤーとして最大の屈辱を味わうこととなった。
『アス』によると、ベン・アルファは長期に渡りファーストチームから除外されたことで、700万~800万ユーロ(約8億8000万~10億1000万円)の損害を被ったと主張。当時のPSGの対応を「職場での差別やハラスメント」だったと糾弾し、弁護士は「スポーツ上の理由に限りプロを一時的にトップチームから除外できる」としながらも、ベン・アルファの件は法律的に問題があるとリーグ・デ・フットボール・プロフェッショナル(LFP)に訴えかけている。

実質的には、ベン・アルファはボーナスや業務目標の面で損害を被っているとのこと。具体的な一例では、2017年12月にカタールでのフレンドリーマッチを病気により欠場した際、同選手に有効だったはずの10万ユーロ(約1300万円)のボーナス受け取り権をPSGが認めず。その不正を証明するため、診断書も提出されている。
なお、PSGはベン・アルファを純粋にスポーツ的な理由でトップチームに参加させなかったと反論。この一件は年末に審理される予定であり、同選手が実際には名誉の回復を意味する1ユーロで訴訟を行っていることも伝えられている。

なお、レンヌでのベン・アルファは、今シーズンここまで公式戦23試合5ゴール3アシストを記録。決して万全ではなかった状態から、実力を発揮し始めている。

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