白熱のカメルーンvsオーストラリアは痛み分け《コンフェデレーションズカップ2017》

2017.06.23 01:56 Fri
Getty Images
▽コンフェデレーションズカップ2017グループB第2節のカメルーン代表vsオーストラリア代表が22日に行われ、1-1で引き分けた。

▽4日前に行われた初戦のチリ代表戦を0-2と敗れたカメルーンは、その試合と同様のスタメンを送り出し、[4-3-3]を採用した。

▽一方、3日前に行われた初戦のドイツ代表戦を2-3と惜敗したオーストラリアは、その試合のスタメンから2選手を変更。ルオンゴとベヒッチに代えてクルーズとガーズバックを起用した。システムはドイツ戦同様、[3-4-3]の攻撃的な布陣を採用した。
▽自陣に引くカメルーンに対し、ボールを保持したオーストラリアは3分、クルーズが枠内シュートを浴びせる。対するカメルーンもバソゴグのスピードを活かしたカウンターでけん制すると、7分にセットプレーの流れからアブバカルが際どいボレーシュートを放った。

▽引き続きオーストラリアがボランチのミリガンとムーイを軸にボールを丁寧につないでカメルーンを押し込むも、アタッキングサードで違いを生み出せず決定的なシュートを浴びせることはできない。一方のカメルーンは38分、縦に早い攻撃を仕掛けるとムカンジョがアブバカルとのワンツーから枠内シュートを放った。
▽ハーフタイムにかけてもオーストラリアがボールを持ったものの、カメルーンが追加タイム1分に一瞬の隙を突いて先制する。ロングフィードに反応したアングイッサがデゲネクとの競り合いを制してボックス右に侵入し、飛び出したGKライアンの鼻先で足を伸ばしてボールに触り、ゴールに流し込んだ。

▽迎えた後半開始2分に右クロスを受けたユリッチが決定的なシュートを浴びせたオーストラリアが前がかっていくと、サイド攻撃を起点にカメルーンを揺さぶっていく。

▽しかし57分、カウンターを狙うカメルーンに決定機。スルーパスに抜け出したバソゴグがボックス右へ侵入。DFをかわしてラストパスを送り、アブバカルがシュートに持ち込むも枠を捉えきれなかった。

▽すると59分、オーストラリアに同点のチャンス。ボックス左で仕掛けたガーズバックがマブカに倒されてPKを獲得。これをミリガンがゴール左へ決めてオーストラリアが試合を振り出しに戻した。

▽勢いに乗るオーストラリアはクルーズに代えてトロイージ、ユリッチに代えてケイヒルを投入し、攻撃に変化を付ける。

▽対するカメルーンはムカンジョに代えてエカンビを投入すると、78分にアブバカルが決定的なヘディングシュートを放った。そのカメルーンが終盤にかけて攻勢に出ると、85分にもアブバカルがボレーシュートで勝ち越しゴールに迫るも、やはり枠を捉えきれない。そのまま3分の追加タイムでもゴールは生まれず1-1で終了し、痛み分けに終わった。

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