海外で入院する際はクレジットカードがマスト/六川亨の日本サッカーの歩み
2020.03.30 21:30 Mon
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東京都などは先週末に「外出自粛」を要請した。29日は関東地方で降雪もあり、繁華街の人通りは少なかったものの、都内の感染者は過去最多の68人を記録した。これまでは海外からの帰国者の感染が多かったが、病院や福祉施設での感染が拡大している。そしてタレントの志村けん氏も新型コロナウイルスに感染し、闘病の末、昨夜逝去した。
一方、海外に目を向ければ、イタリアやスペインを始めヨーロッパの主要リーグはストップしたままで、6月までに再開できなければ打ち切りという非常事態も懸念されている。南米ペルーでは国境封鎖となり、空港も封鎖されたことで、現地に足止めされている日本人260人が出国できずに困っているという報道もあった。幸い、チャーター機で少しずつではあるが帰国の途についているという。無事に帰国できることを願うばかりだ。
今回の新型コロナウイルスではないが、海外で取材中に知人が緊急入院したことがあった。2003年にフランスで開催されたコンフェデレーションズカップでのことだ。この年のヨーロッパは酷暑に見舞われた。それが影響したのかどうかは不明だが、94年のアメリカW杯と02年の日韓W杯に出場したカメルーン代表のフォエが、準決勝のコロンビア戦の72分に心臓発作を起こし、45分後に搬送されたメディカルセンターで死亡した。享年28歳の若さだった。
知人はというと、試合のない日にテニスをしていて熱中症になり、病院に搬送された。2週間ほどの入院だったが、彼いわく「入院中は毎日、入れ替わり立ち替わり看護婦からクレジットカードは何枚持っているか聞かれた」そうだ。
というのも、海外での治療は日本のように保険はきかない。実費で支払う必要がある。知人が2週間の入院で請求された総額は約200万円。もちろん、そんな高額な現金を持っているわけはない。そして1枚のクレジットカードで使える上限も決められている。だから看護婦らは何度も「クレジットカードを何枚持っているか」確認していたのだった。
このため、帰国後は複数のクレジットカードを申し込み、海外で使える金額も上限を申し込んだものだ。幸い、これまで海外取材で入院したことはないが、「備えあれば憂いなし」と言うように、海外取材の際は国内取材にも増して複数のクレジットカードを持参するようにしている。
今回の新型コロナウイルスで、ペルーから帰国するチャーター便は自己負担になるそうだ。その額がどのくらいかは分からないが、当然前払いとなるだろう。やはりクレジットカードは、年会費が負担になるものの、海外へ行く際は「万が一の保険」と思って複数枚を持って行くことをお勧めする。
一方、海外に目を向ければ、イタリアやスペインを始めヨーロッパの主要リーグはストップしたままで、6月までに再開できなければ打ち切りという非常事態も懸念されている。南米ペルーでは国境封鎖となり、空港も封鎖されたことで、現地に足止めされている日本人260人が出国できずに困っているという報道もあった。幸い、チャーター機で少しずつではあるが帰国の途についているという。無事に帰国できることを願うばかりだ。
今回の新型コロナウイルスではないが、海外で取材中に知人が緊急入院したことがあった。2003年にフランスで開催されたコンフェデレーションズカップでのことだ。この年のヨーロッパは酷暑に見舞われた。それが影響したのかどうかは不明だが、94年のアメリカW杯と02年の日韓W杯に出場したカメルーン代表のフォエが、準決勝のコロンビア戦の72分に心臓発作を起こし、45分後に搬送されたメディカルセンターで死亡した。享年28歳の若さだった。
というのも、海外での治療は日本のように保険はきかない。実費で支払う必要がある。知人が2週間の入院で請求された総額は約200万円。もちろん、そんな高額な現金を持っているわけはない。そして1枚のクレジットカードで使える上限も決められている。だから看護婦らは何度も「クレジットカードを何枚持っているか」確認していたのだった。
帰国に際しても、ドクターからは「エコノミークラスではなくビジネスクラスかファーストクラスで」と言われたため、それだけで100万円近く使ったと言う。もちろん、帰国後はカード会社から補填してもらったが、海外で入院すると予想外の出費がつきまとうということを実体験した、03年のコンフェデレーションズカップだった。
このため、帰国後は複数のクレジットカードを申し込み、海外で使える金額も上限を申し込んだものだ。幸い、これまで海外取材で入院したことはないが、「備えあれば憂いなし」と言うように、海外取材の際は国内取材にも増して複数のクレジットカードを持参するようにしている。
今回の新型コロナウイルスで、ペルーから帰国するチャーター便は自己負担になるそうだ。その額がどのくらいかは分からないが、当然前払いとなるだろう。やはりクレジットカードは、年会費が負担になるものの、海外へ行く際は「万が一の保険」と思って複数枚を持って行くことをお勧めする。
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